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多肉植物を日本で栽培するためには?

日本にも自生している

多肉植物はアフリカやメキシコなど遠い国にしか生えていないと思われがちですが、実は日本にも一部の多肉植物が自生しています。例えば「セダム」は多肉植物には見えない普通の草のような姿で、道ばたや古い民家にひっそり生えていたりします。マンネングサ、だと聞いたことがある方も多いと思います。

その他では子持ち蓮華で有名な「オロスタキス」も日本に自生しています。オロスタキスのイワレンゲのたぐいは野生のものが激減しており絶滅危惧種にも指定されています。「アエオニウム」の黒法師もかやぶき屋根の古い家などで見かけることがあるかもしれません。ミセバヤ(ヒロテレフィウム属)も立派な日本原産の多肉植物です。

日本に原生している多肉植物

  • セダム属
  • オロスタキス属
  • アエオニウム属
  • ヒロテレフィウム属

など

育てられる条件

高温多湿で水の嫌いな多肉植物がなぜ日本でも育つのでしょうか?それは日本にも多肉植物が好む環境があるからです。たとえば

①川べりの石がゴロゴロしたところ・・・雨が降ってもすぐに下に流れたり蒸発したりして土が乾燥する
②かやぶき屋根の北側・・・風がよく吹き降った雨もすぐ乾く。雨は屋根の傾斜ですぐに流れてしまう

このような場所はすぐに乾燥してしまい、他の草花や雑草さえも育つことが出来ません。そここそが多肉植物が生育するのにちょうど良い場所だったのです。

日本で多肉植物が自生しているところには特徴があります。それは

  • 水はけが良いこと
  • 風がよく当たること
  • 日がよく当たること
  • 暑すぎないこと

この条件を揃えることが出来れば、アフリカやマダガスカル、南北アメリカなど他国の異なる環境で自生する色々な多肉植物を育てることが出来ます。

生育型という考え方

日本で他国の異なる環境で育つ多肉植物を育てるにはどうしたらよいでしょうか?

そのために考え出された栽培方法が「生育型」(生育パターン)です。生育型とは、自生地の環境を日本の四季に合わせて上手に育てるための便宜上の分類です。

多肉植物は気温の高いところで育つものや、氷点下のもとで育つものなど種類ごとに生育環境が異なります。それを日本で育てた場合に春と秋によく生育ものを「春秋型」、冬によく生育するものを「冬型」、夏によく生育するものを「夏型」と分けています。

多肉植物を一つ一つ原産地を覚えて、特徴を覚えて、・・などはとても大変です。しかし生育型を3つに分けることで、「アエオニウム属は冬型だから夏が近づいたら水やりを減らそう」というふうに栽培や管理がしやすくなります。

生育型ごとの特徴

  • 春秋型・・・生育温度10℃~25℃、春と秋に生育し、夏と冬は生育が緩慢になったり休眠したりする
  • 夏型・・・生育温度20~35℃、夏にかけて生育し、春と秋は生育が緩慢になり冬は休眠する
  • 冬型・・・生育温度5℃~20℃、秋から冬にかけて生育し、春は生育が緩慢に、夏は休眠する
多肉植物とは
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