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多肉植物とはどんな植物か?育てるのは難しいのか

多肉植物とは

多肉植物は乾燥した厳しい環境で生きるために、根や葉、茎に水分を蓄える機能を持つように進化した植物のことをいう。多肉植物は世界中の乾燥した地域で15,000種ほど見つかっていて、必ずしも砂漠のようなアフリカ地域だけではない。ヨーロッパの南部やアメリカ大陸、ユーラシア大陸、日本にも自生している。

実は多肉植物は多肉植物「科」ではなく、色々な科や属の植物にまたがっていて、たとえばキク科やベンケイソウ科、キョウチクトウ科など多数の科がある。キク科が全て多肉植物ではなく、水を蓄えられるようになった種類だけが「多肉植物」に分類される。

水が少なくても生きられる秘密

なぜほとんど水がなくても生きられるのか?それは多肉植物の体の仕組みにあった。まず多肉植物は太い根や葉や茎に水分をため込めるようになっている。また夏の暑い季節や冬の寒さが激しいときはダメージから避けるために「休眠」してしまう。そして水分を余計に失わないように、「気孔」の数が普通の植物の何十分の一しかない。さらに葉の表面を覆っている「クチクラ層」が分厚く水分の蒸発を防いでいる。もうひとつ面白い仕組みがある。それは夜に光合成することだ。多肉植物の多くは「CAM型光合成」という夜に気孔を開け閉めして光合成する方法で水の蒸発を防いでいる。

好みの育て方ができる

乾燥地で育つ多肉植物だが、決して水やりするとすぐ腐ったり、肥料をやっただけで枯れてしまう、ということはない。実は多肉は好みの育て方をすることができる。大きく早く成長させたいと思ったら、水や肥料を多めにして保肥性のある土で育てると生育が良くなり、自生地で10年かかるところ3年で成長させることもできる。また葉が大きくなったり、葉の数が増えてみごたえもする。一方こじんまりと小さく育てたい場合は、水や肥料を控え、水はけのよい土に植えるときゅっと締まった育ち方をする。このように自分の育てたい形に育てられるという楽しみがある。

多肉植物を育てることは難しい?

多肉植物は水やりのコツをつかむのが大変だから難しいという人もいる。一方、ちょっと水やりを忘れるくらいでは枯れないし、ほったらかしでもある程度は育つので簡単だという人もいる。実際雨よけのために鉢を出し入れしたり、冬は寒さで室内に取り込んだり、他の植物栽培にはない苦労があるのは事実だが・・手をかければかけるほど、図鑑のような形に近づくが、多肉植物の育ち方にこれといった正解はない。だから自分の手入れの出来る範囲で楽しみながら育てればよいのではないか?

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