照度計の多肉植物栽培での活用事例
多肉植物を栽培するためには、その種類に応じた光を当てる必要があります。
外では太陽光下で明るさを測ったり、必要に応じて日光を遮る「遮光」をする場合、また室内では植物育成ライトで足りない日光を補う場合があります。そのときに必要になるのが、照度計(ルクスメーター)です。
- 真夏は直射日光が強すぎる
- 室内は暗すぎて多肉植物が育つか分からない
- 戸外ではどの程度遮光してよいか分からない
そのような場合に、明るさを計れる「照度計」が便利です。
既にご存じかもしれませんが、照度はスマホのアプリでも計測することができます。しかしこの値は端末の種類により大幅に数値が変わるので、精度がとても悪いです。同じ照明下でも2,000lxが3,000lxと表示されたり、逆に少なく出たりします。
3台のスマホを並べて測った様子
そのため正確な値を知るためには、ルクスメーターが必要になってきます。
以下ではAmazonで購入できるDigital Lux Meter(AS803)を紹介します。
AS803のスペックと精度
AS803のスペック(機能)と精度は以下のようになっています。
AS803の機能と精度 | |
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測定範囲(lx) | 0~200,000 lx |
測定範囲(℃) | 0~40℃ |
測定精度 | ±4%(10,000 lx以下) ±5%(10,000 lx以上) |
測定単位 | lx / FC |
機能 | 最大・最小・固定表示・バックライトオンオフ |
サイズ | W45×D25×H160mm |
重さ | 100g |
電源 | 単4電池×3本 |
実勢価格 | 1,999円 |
購入 | Amazon |
※誤差は1万ルクス以下ではプラスマイナス4%、1万ルクス以上ではプラスマイナス5%です。
本体のレビューと操作方法
LxとFCを切り替えるには右のボタン、最大ルクス・最小ルクス表示・ホールド(固定)を切り替えるには左のボタンを押します。なお、起動時は現在の明るさを表示するモードになっています。また、温度計の℃/Fを切り替えるには下のボタンを押します。
表示について注意が必要です。桁数は4桁で表され、9999lxまではそのまま値を表示します。10,000lxを越えるとx10倍の表示が出て、100,000lxを越えるとx100倍の表示が出ます。
これを読み落とすと一桁、二桁間違えますので、ご注意ください。
晴天時(127,000ルクス) | 曇りの日(24,600ルクス) | 室内のデスク周り(526ルクス) |
AS803で計ったところ、室内(デスク)が500lx、5月の快晴時の12:00頃が13万ルクス、曇りの日が2.4万ルクス程度出ましたので、まあまあの精度だと思います。
他にも2,000円台で買えるルクスメーターがあったのですが、それは9Vの電池のタイプだったため、普通の単3電池や単4電池、できればエネループが使えるものがよいと思って選びました。