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チランジア(エアプランツ)の種類!代表種や特徴別一覧表

チランジア(ティランジア、エアプランツ)の種類を詳しく解説、代表種や人気種を特徴別に一覧にしています。それぞれの学名や育て方も紹介しています。

銀葉種の代表種10選

表の見方
  • 【タイプ】原種、交配種、銀葉種、緑葉種、タンクタイプ、有茎種、壺型種など
  • 【レア度】普及種、レア、激レア
  • 【難易度簡単】、普通、難しい
  • 【水やり】好む、普通、少なめ
  • 【開花サイズ】概ね開花する株のサイズ(大型、中型、小型)
  • 【花の色】花弁(花びら)と花苞(花弁を包む部分)の色

ハリシー

ハリシー
チランジア ハリシー
学名 Tillandsia harrisii
タイプ 原種、銀葉種
レア度 普及種
難易度 普通
水やり 普通
開花サイズ 直径15cm以上(大型)
花の色 花苞(赤)、花弁(紫色)
特徴と育て方
特徴
ハリシーは銀葉種の代表種のひとつで、トリコームを纏った白銀色の美しい葉をつけるティランジアです。ティランジアは量に違いはあるもののトリコームを持ちますが、ハリシーは分厚いトリコームを持ち、乾燥や強めの日光にも強い特徴を持ちます。基本的に丈夫な種類ですが、雨に当てるとトリコームがはげてしまうので、雨ざらしにはしないほうがきれいに育ちます。大型種で直径10~15cm以上にならないと花が咲きません。
育て方
水やりは生育期、週に2回程度と普通の量です。春から秋は直射日光は強すぎるため半日陰(40~50%程度の遮光)に置きます。冬は10℃を切ったら室内に取り込みましょう。

テクトラム(テクトルム)

テクトラム(テクトルム)
チランジア テクトラム
学名 Tillandsia tectorum
タイプ 原種、銀葉種
レア度 普及種
難易度 簡単
水やり 少なめ
開花サイズ 直径10cm以上(大型種、小型種など複数種類がある)
花の色 花苞(ピンク)、花弁(薄紫)
特徴と育て方
特徴
言わずと知れたティランジアの代表種です。テクトラムは最大50cmにもなる大型種(gigantea)から中型種、大きくなっても15cm程度の小型種(Small Form)など複数のバリエーションがあります。よく見る球のような形のもの以外に茎が長くなる有茎種や、子吹きが多い種類もあります。長い毛のようなトリコームをもつ種類で、全体が白っぽく輝きます。チランジアの中では乾燥に強く水やりは少なめです。比較的耐暑性もあります。美しく育てるには雨ざらしは厳禁で水分が多いとトリコームが退化し短く見応えがなくなってしまいます。
育て方
トリコームの美しさに惹かれて水やりを極端に減らすと、葉先が枯れ込み成長速度も遅くなります。週に2回程度夜に、中央に水が溜まらないように霧吹きして水を与えます。日当たりは求めるほうで、遮光率も若干弱めです。

キセログラフィカ

キセログラフィカ
チランジア キセログラフィカ
学名 Tillandsia xerographica
タイプ 原種、銀葉種
レア度 普及種
難易度 普通
水やり 普通
開花サイズ 直径20cm以上(大型種)
花の色 花苞(黄緑色)、花弁(薄紫色)
特徴と育て方
特徴
キセログラフィカはチランジアの王様ともいわれる代表種です。白銀色の平たい葉をカールさせるように出し直径40cm以上になり高さ1メートルにもなる大型種です。成長速度はゆっくりで直径20cm以上ともいわれる開花サイズになるまで長い時間がかかります。(種まきからなら12年以上、薬剤を用いた繁殖では数年で成熟)。生息地の気温は22~28℃程度、湿度60~70%程度で樹木の日の良く当たる所に着生して生活します。
育て方
難易度は普通で、室内で育てる場合は葉の中央に水が溜まり腐って芯が抜ける場合があります。水やり後は逆さにするなどして乾燥させます。夏を中心に春から秋にかけては半日陰よりやや明るい30~40%程度の遮光ネットを張るとよいです。冬は5℃以下にしないようにしましょう。

イオナンタ

イオナンタ
チランジア イオナンタ
学名 Tillandsia ionantha
タイプ 原種、銀葉種
レア度 普及種
難易度 簡単
水やり 普通
開花サイズ 直径3cm以上(小型種、中型種など複数あり)
花の色 紫だが、白のもの(ドルイド)がある
特徴と育て方
特徴
ティランジアの代表種中の代表種であり、人気種でもあります。一口にイオナンタといいますが、実際には複数の変種や地域差があり、メキシコ(Mexican form)、グアテマラ(Guatemala)、ピーチ(Peach)、ドルイド(Druid)、フエゴ(Fuego)、マキシマ(maxima)、ルブラ(Rubra)など特徴や見た目が様々です。いずれも葉先までトリコームをまとい、普段は銀色を帯びた緑色ですが開花時には姿を変え、赤や黄色に発色し主に紫色の花を咲かせます。花は1株に1回しか咲きませんが、開花後は子株を出し群生して着生材を覆い尽くしていきます。
育て方
比較的明るい場所を好むため、夏の直射日光でも40%程度遮る程度です。乾燥にも強いですが、水やりは生育期で週に2回ほど行います。水やり直後に日に当てると蒸れて腐るので、しっかり乾かしてから日に当てましょう。

コットンキャンディー

コットンキャンディー
コットンキャンディー
学名 Tillandsia ‘Cotton Candy’
Tillandsia stricta x recurvifolia
タイプ 交配種、銀葉種
レア度 普及種
難易度 簡単
水やり 普通~好む
開花サイズ 直径10cm以上(中型種)
花の色 花苞(ピンク)、花弁(白)
特徴と育て方
特徴
ストリクタ×レクルヴィフォリアの交配種であるコットンキャンディーは、ピンク色の花が美しいことでよく知られています。成長するまで子株がよく出てきますが、開花サイズになると突然ピンク色の花を咲かるようになります。ただしティランジアは一回結実性植物の植物なので、1回開花すると二度目は咲きません。(次回は子株が花を咲かせます)ストリクタの強健さとレクルヴィフォリアの花の美しさを併せ持ち、育てやすいことから入門種にもおすすめです。
育て方
水やりは生育期で週2~3回程度とやや水を好みます。真夏の直射日光は強すぎるので40%~50%遮光ネットを張るか半日陰に置きます。

ウスネオイデス

ウスネオイデス
ウスネオイデス スパニッシュモス
学名 Tillandsia usneoides
タイプ 原種、銀葉種
レア度 普及種
難易度 普通~難しい
水やり 好む
開花サイズ 直径2cm以上(小型種)
花の色 花苞()、花弁(緑)
特徴と育て方
特徴
ウスネオイデスはスパニッシュモス、サルオガセモドキともいわれる、垂れ下がるタイプのエアプランツで、葉の細いもの・中くらい・太いもの、葉がカールするものなどさまざまなタイプがあります。細いものほど乾燥に弱く栽培がやや難しいです。初めて栽培する方は太葉のものが比較的育てやすいです。花は緑色と珍しくよい香りを放ちます。自生地では枯れ木や樹木などに着生して生活しており、強風が吹くとちぎれてしまいますが、生長点を含んだ切れ端は飛んだ先で生育することができます。
育て方
夏を中心に春から秋は直射日光には当てず、40%程度の遮光か半日陰の環境に置いて、生育期は週に3回は霧吹きなどで水を与えます。このとき、葉が濡れる程度ではなく、葉から水が滴り落ちるまでしっかり与えます。高い湿度を好むため、乾燥が強い環境ではもっと頻度を増やす必要があります。

フックシー(フクシー)

フックシー(グラシリス)
チランジア フックシー
学名 Tillandsia fuchsii var. fuchsii forma gracilis
タイプ 変種、銀葉種
レア度 普及種
難易度 普通
水やり 好む
開花サイズ 直径8cm以上(小型種)
花の色 花苞(赤)、花弁(紫)
特徴と育て方
特徴
フックシーは葉が細く普及種であるフックシー・グラシリスと葉がやや太めでややレアなフクシー・フクシーの2種類があります。ここでは一般に流通しているグラシリスを紹介します。小型種で乾燥に弱く、乾かしすぎると葉先が枯れ込みます。直射日光にも弱いため、春から秋にかけて半日陰で育てます。葉が先までしっかり伸びているのが適切に育てている証ですが、肉厚なほかの種類に比べると栽培難易度がやや高いです。
育て方
生育期は霧吹きで週3回以上水やりします。冬も室内でエアコンをつけて乾燥している場合は、他の種類より低湿度に気をつけ、高頻度の霧吹きが必要です。葉先が枯れてしまったら、ハサミでトリミングするとよいです。直射日光に弱いので半日陰に置きます。

マグヌシアーナ

マグヌシアーナ
チランジア マグヌシアーナ
上記写真はInstagramより引用させていただいています。
学名 Tillandsia magnusiana
タイプ 原種、銀葉種
レア度 普及種
難易度 普通
水やり 普通
開花サイズ 直径15cm以上(中型)
花の色 花苞(ピンク)、花弁(紫)
特徴と育て方
特徴
マグヌシアーナはフックシーと似ており、細い葉を球状に生やします。特徴も似ており、乾燥に弱く日差しにも弱く、きれいに育てるにはそれなりの気遣いが必要です。フクシーやマグヌシアーナは自身のチランジア生育環境の指標にもなり、これらが健康であれば、チランジアにとって良い環境が作れている証になります。
育て方
やや暑さに弱く、夏場は日よけで熱と日光の両方を調節してやります。日よけは50%遮光ネットを張るか、明るい日陰(半日陰)に置きます。葉先が乾燥して枯れているようであれば湿度を上げるか、霧吹きの頻度を上げます。

ガルドネリー

ガルドネリー
チランジア ガルドネリー
上記写真はInstagramより引用させていただいています。
学名 Tillandsia gardneri
タイプ 原種、銀葉種
レア度 レア
難易度 普通
水やり 普通
開花サイズ 直径12cm以上(中型種)
花の色 花苞(うすピンク)、花弁(濃いピンク)
特徴と育て方
特徴
ガルドネリーは銀葉が美しく花もきれいなティランジアですが、流通数が少なく高価でレアな種類です。ルピコラ(rupicola)という変種もありこちらは激レアな種類です。原種のガルドネリーは葉が薄くやわらかく、高湿度で明るい所を好みます。成長をよくするにはなんらかの着生材に着生させることがすすめられます。
育て方
海岸地帯から標高1800mの間に樹木や岩に着生する形で自生しており、日本では真夏は半日陰か40%~50%程度遮光した環境に置きます。水やりは一般的なチランジアと同じく生育期で週2~3回スプレーで行います。できればバークチップやカクタススケルトンなどに着生させて育てましょう。

ジュンセア

ジュンセア
チランジア ジュンセア
上記写真はInstagramより引用させていただいています。
学名 Tillandsia juncea
タイプ 原種、銀葉種
レア度 普及種
難易度 簡単
水やり 普通
開花サイズ 直径15cm以上(中~大型種)
花の色 花苞(緑)、花弁(紫)
特徴と育て方
特徴
非常に強健で子株が増えやすいジュンセアは育てやすく初心者にもおすすめです。似た種類にジュンシフォリア(juncifolia)というチランジアがありますが、同一種(シノニム)であるという意見や異なるという意見もあり、結論を出せませんでした。他にも白い花を咲かせるタイプや短くても花が咲く種類など複数のバリエーションがあるようです。ジュンセアは葉が長いですが、花茎は更に長く伸ばします。開花株になるまでは時間がかかるようです。
育て方
育て方は他のエアプランツと同じで、生育期には週2~3回の水やりを行い夏は半日陰に置きます。冬に水をやりすぎると芯が抜けてバラバラになってしまうことがあるので、冬は水やり回数を控えます。

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緑葉種の代表種5選

ストリクタ

ストリクタ
ストリクタ
学名 Tillandsia stricta
タイプ 緑葉種
レア度 普及種
難易度 簡単
水やり 好む
開花サイズ 直径10cm以上(中型種)
花の色 花苞(濃いピンク)、花弁(薄紫)
特徴と育て方
特徴
丈夫で育て方も簡単なストリクタは初心者の方にも育てやすいです。開花難易度も低く花付きがよく、開花後子株が出てどんどん増えていきます。緑の葉に赤の花苞と薄紫の花びらのコントラストが美しく、株はすぐ増えてクランプになり見応えがあります。ストリクタは複数の変種があり、原種はソフトリーフとも呼ばれ、他にハードリーフやシルバー、ミッドナイト、アルビフォリアなどがあります。また交配親になることも多く、コットンキャンディーなどの人気な交配種を生んでいます。
育て方
緑葉種のストリクタは水を好みます。生育期は週に3回以上霧吹きなどで水をやる必要があります。ヘゴ材に着生させるほか、素焼き鉢に植えて水分を多めにしてもよいです。日よけは銀葉種と比較して強めに行います。夏は半日陰に置くか40%程度の遮光をします。耐寒性はチランジアの中ではやや強く5℃です。5℃を下回る前に室内に取り込みましょう。

カピタータ

カピタータ
チランジア カピタータ
学名 Tillandsia capitata
タイプ 原種、緑葉種
レア度 普及種~レア
難易度 簡単
水やり 好む
開花サイズ 複数のバリエーションあり
花の色 花苞(ピンク~赤)、花弁(紫)
特徴と育て方
特徴
カピタータは広い範囲(キューバ、ドミニカ、メキシコ、ホンジュラス、グアテマラなど)に自生しており、地域差や変種のバリエーションが多く、小型のものから大型のものまで、サイズやカラーなどの特徴もさまざまあります。そのため一概にいうことはできませんが、開花時に全身が赤っぽい色や黄色っぽい色に発色する特徴があり、銀・白・緑のティランジアが多い中でひときわ目立ちます。具体的な種類としては「イエロー、ピーチ、レッド、ルブラ」などがあるようです。普段緑色をしていて赤に発色するタイプはダイソーやホームセンターで簡単に入手できます。
育て方
緑葉種で水を好み、生育期には週3回以上たっぷりの水を与えます。冬でも室内が乾燥している場合は、それぐらい与えないといけないケースもあります。遮光は夏を中心に春から秋は40%程度遮光~半日陰程度にします。

ブラキカウロス

ブラキカウロス
チランジア ブラキカウロス
学名 Tillandsia brachycaulos
タイプ 原種、緑葉種
レア度 普及種
難易度 簡単
水やり 好む
開花サイズ 直径15cm以上(中型種~大型種)
花の色 花苞(不明)、花弁(紫)
特徴と育て方
特徴
メキシコから中米の低い標高に棲息するティランジアです。カピタータによく似ている種類でしばしば混同されます。ベルティナの名前で流通していることもありますが、本当のブラキカウロスはトリコームがとても少なく葉がつるっとしていて艶があり、開花時には真っ赤に発色します。ダイソーにも出現するほどよく出回っているため入手しやすく、また成長が早くて栽培も簡単なため、ティランジアの初心者の方にもおすすめできます。
育て方
緑葉種で高湿度を好み、水やりも頻繁に行います。生育期は週に3回以上霧吹きやジョウロで水をかけるか、水不足にならないよう、鉢に植えて管理するようにします。夏は遮光ネットを張って日よけと熱の遮断をしてやることが大切で、50%遮光ネットなどを使います。

トリコロール

トリコロール(メラノクラテル)
トリコロール メラノクラテル
学名 Tillandsia tricolor
タイプ 原種、緑葉種
レア度 普及種
難易度 簡単
水やり 普通
開花サイズ 直径10cm以上(中~大型種)
花の色 花苞(赤と黄色)、花弁(紫)
特徴と育て方
特徴
トリコロール(綴りtricolor)は三色を意味する名前で、開花時花茎が赤色、花苞が黄色、花びらが紫色の3色に輝くことにちなんでいます。葉は通常の緑色ですが、痛いくらい硬いのが特徴です。通常のエアプランツですが、ややタンクタイプの特徴を持ちます。自生地は中米で標高1500メートル以下の森林内に着生しています。一般に流通しているトリコロールはvar.melanocrater(メラノクラテル)のことが多いので購入時はよく確認しましょう。
育て方
タンクタイプの特徴も併せ持つため、株元に水をためる方法もありますが、風通しの悪い室内では腐ることがあり、あまり水をためないほうがよいです。トリコームが少ない緑葉種ですが、他の緑葉種よりは水やりを少なめで生育期は週に2回~3回程度霧吹きなどで水を与えます。夏は遮光が必要で、40%程度遮光ネットを張るか、半日陰の涼しい所で管理します。

キアネア

キアネア
チランジア キアネア
上記写真はInstagramより引用させていただいています。
学名 Tillandsia cyanea
タイプ 原種、緑葉種
レア度 ややレア
難易度 簡単
水やり 好む
開花サイズ 直径20cm以上(大型種)
花の色 花苞(ピンク)、花弁(紫)
特徴と育て方
特徴
キアネア(シアネア)はハナアナナスの和名があり、チランドシアとも呼ばれ、エアプランツ・観葉植物として出回っています。2022年現在の流通量は少なくネット通販でも入手しにくくややレアな種類となっています。直径20cm以上にならないと花をつけない大型種で、斑入り種もあります。濃い緑色の葉で、ピンクの花苞に大きな3枚の紫色の花びらをつける豪華なチランジアです。通常は紫色の花ですが、白い花を咲かせるタイプもあります。
育て方
観葉植物としての扱いをしてもよいぐらいで水を好み、水苔などで鉢植えにして育てるとうまくいきます。日差しには弱いほうで、夏は必ず半日陰程度に遮光します。チランジアの中では寒さにはやや強く5℃以上を保てれば冬越し可能ですが、生育温度は15~30℃なので10℃程度は保った方がよりよいです。

有茎種の代表種

パレアセア

パレアセア
チランジア パレアセア
上記写真はInstagramより引用させていただいています。
学名 Tillandsia paleacea
タイプ 原種、銀葉種、有茎種
レア度 普及種
難易度 簡単
水やり 少なめ
開花サイズ 直径3~20cm(複数種類があり)
花の色 花苞(白~緑)、花弁(うすピンク)
特徴と育て方
特徴
茎を伸ばすチランジアで、長いトリコームをもち真っ白にみえる銀葉種の代表の有茎種です。パレアセアは様々な変種があり、小さなものから大型化するもの、開花しなくても子株を増やすもの、枝分かれしにくいものなどさまざまです。原生地は中南米の海岸地帯から3000mを超す高山の乾燥地帯で、ティランジアの中でも乾燥に強い種類です。丈夫ですが成長はゆっくりです。長く伸ばした花茎の先に、薄紫色の花びらの花をつけます。
育て方
水やりは少なめで大抵のチランジアは生育期に週2回以上与えますが、パレアセアは1回程度にします。水やり回数を減らすことで白さ美しさを保つことができます。トリコームが多く日差しにも強めで、遮光は少なめにします。通常は40%~50%の半日陰ですが、白い遮光ネットを重ねるなどして30%程度の遮光で大丈夫です。

フンキアナ

フンキアナ
フンキアナ
学名 Tillandsia funckiana
タイプ 原種、銀葉種、有茎種
レア度 普及種
難易度 普通
水やり 普通
開花サイズ 直径数センチ(小型種)
花の色 花苞(不明)、花弁(赤)
特徴と育て方
特徴
有茎種の代表種で、ベネズエラのみに自生します。小型種で直径は数センチ、成長するにつれ茎が伸びていき、長さは15cm以上になります。フンキアナの特徴は1つの茎に1つだけの花を付けることで、真紅の大きな花を咲かせます。開花時は茎先の葉を赤く染めます。花が咲かなくても子株が出やすく、クランプになりやすいです。
育て方
フンキアナはチランジアの中でも寒さに弱く耐寒温度は10℃とされています。地域により10~11月頃最低気温が10℃を下回らないように室内に取り込みます。

アエラントス

アエラントス
バージンコルクにエアプランツを着生させる方法
学名 Tillandsia aeranthos
タイプ 原種、銀葉種、有茎種
レア度 普及種
難易度 簡単
水やり 普通
開花サイズ 複数の変種があり数センチから10cm程度
花の色 花苞(ピンク)、花弁(紫)、白色もあり
特徴と育て方
特徴
有茎種ですが、それ以前にチランジアの代表的な種類で、丈夫で育てやすく入手もしやすい(希少で入手しにくい種類もあります)です。種類が多数あり、基本種に加えミニパープル(ニグラ)、マージナータ、アルバなどが知られています。いずれにしても緑白~白銀色の美しい葉をもち、花はピンクの花苞に紫の花びら、また緑の花苞に白の花びらのものもみられます。花付きがよくチランジアの中では耐寒性が強いため、初心者でも冬越しが楽に行えます。自生地はブラジル、アルゼンチンなどで標高の低い林内に着生しています。
育て方
水分が少ないと葉を丸めてしまうため、生育期は週に2回以上と適度に水やりを行います。夏は直射日光に当てないよう、半日陰か40~50%程度の遮光ネットを張った環境に置きます。

ベルゲリ

ベルゲリ
チランジア ベルゲリー
学名 Tillandsia bergeri
タイプ 原種、銀葉種、有茎種
レア度 出回っているものはベルゲリ×アエラントスなどの交雑種が多い
難易度 簡単
水やり 好む
開花サイズ 直径8cm以上(小~中型種)
花の色 花苞(うすピンク)、花弁(うす紫)
特徴と育て方
特徴
ピュアなベルゲリはあまり見かけず、アエラントスなどとの交配種が多く出回っています。見極めのポイントは花で、花びらが長くよじれている特徴で判別できます。(ただ花を咲かせるのはやや難しいです。)また本物のベルゲリは花が咲かなくても子株が出て群生しやすい(クランプになりやすい)という特徴もあります。耐寒性が強く耐暑性もある程度あり、育てやすく丈夫でビギナーの方にもおすすめです。
育て方
水不足になると葉をくるっと閉じてしまいがちなので、そうなる前に適度な水(生育期では週2回以上)を与えます。やや明るめの所を好むので、半日陰(50%遮光)よりやや明るい、30%の遮光ネット環境に置きます。(白い遮光ネットを複数枚重ねるなど)

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壺型種の代表種

ストレプトフィラ

ストレプトフィラ
チランジア ストレプトフィラ
上記写真はメルカリより引用させていただいています。
学名 Tillandsia streptophylla
タイプ 原種、銀葉種
レア度 普及種
難易度 簡単
水やり 好む
開花サイズ 直径20cm以上(大型種)
花の色 花苞(うすピンク)、花弁(紫)
特徴と育て方
特徴
ティランジアの代表種で、壺型種の代表種でもあります。また外に置いているとアリが巣を作ってしまいます。ストレプトフィラにとってアリ自体は排泄物が栄養分になるなど害はないのですが、冬に室内に取り込む時困ります。乾燥させると葉がクルクルとカールし、通常の水やりで育てていると葉が伸び、水分量で形が激変します。流通しているのは直径10cmなど小さいですが、長年育てると40cm以上にもなる大型種で、株が成熟すると大きな花茎を伸ばして紫色の花を咲かせます。
育て方
葉をクルクルさせたい場合は乾燥気味に育てますが、あまりストイックにすると成長が遅れます。通常は生育期に週2~3回の水やりを行います。また夏は日よけが必要で、半日陰か50%遮光ネットを張った場所に置くなどします。

カプトメデューサエ(カプトメドゥーサエ)

カプトメデューサエ(カプトメドゥーサエ)
チランジア カプトメデューサエ
学名 Tillandsia caput-medusae
タイプ 原種、銀葉種、壺型種
レア度 普及種
難易度 簡単
水やり 普通
開花サイズ 直径10cm以上(中型種~大型種)
花の色 花苞(赤)、花弁(紫)
特徴と育て方
特徴
壺型種の代表種で、葉をくねらせるように伸ばします。百均にも登場するほど身近で流通量が多く、強健で育てやすいことから初心者の入門種としても最適です。メキシコから中南米の海抜0m~標高2000m程度に自生しています。花も美しく赤の花苞に紫色の花を咲かせます。日本で流通しているのは10cm程度の小さいものが多いですが、自生地では時に40cmを超えることがあります。野生ではアリが住み着くことがあります。
育て方
水はやや好むタイプで生育期は週2回以上霧吹きなどで水を与えます。特に株が小さいうちは保水力も弱いです。真夏は直射日光に当てず、遮光ネットで40%程度遮光環境を作るか、半日陰に置きます。室内で育てる場合は、株元に水が溜まらないように注意します。

ブッツィー

ブッツィー
チランジア ブッチー
学名 Tillandsia butzii
タイプ 原種、緑葉種、壺型種
レア度 普及種
難易度 普通
水やり 好む
開花サイズ 直径15cm以上(中~大型種)
花の色 花苞(うすピンク)、花弁(紫)
特徴と育て方
特徴
ブッツィーも壺型種の代表種ですが、カプトメデューサエとの違いに濃い色の模様が入る点があります。カプトメデューサエと同様、葉をうねらせ、開花しなくても子株を出し群生していきます(クランプ)。小苗で流通していることが多いですが、実は大型化する種類で高さと直径ともに25cmになることがあります。自生地ではやや高山(標高1000~2300m程度)に分布しており、日本の夏の暑さを苦手とします。しかし乾燥は好みではなく、水が好きなタイプでカラカラに乾かすと回復が遅れます。高湿度で暑くないという珍しい環境を得意とします。
育て方
水切れに弱いので他のチランジアより水やり頻度が多く、生育期では週3回霧吹きなどが必要です。暑さが苦手なので半日陰のなるべく涼しいところに置くようにします。吊り下げるというよりは鉢植えのほうが性に合っています。

セレリアナ

セレリアナ
チランジア セレリアナ
上記写真はInstagramより引用させていただいています。
学名 Tillandsia seleriana
タイプ 原種、銀葉種、壺型種
レア度 普及種
難易度 普通
水やり 普通
開花サイズ 直径8cm以上(大型種)
花の色 花苞(ピンク赤)、花弁(紫)
特徴と育て方
特徴
セレリアナも壺型種の代表で、株元の葉が分厚く重なり葉先は細くなりカールしています。屋外に置いているとアリが巣を作るアリ植物としても知られています。中米の標高300~2000mの松やブナの林に着生しています。鉢植えやヘゴ付けなどにしているとかなり大きくなり、高さ30cmを超えることもあります。
育て方
比較的水を好むタイプで、生育期は週に2回以上霧吹きなどをします。バークチップなどを使って鉢植えにしてもよいです。葉ヤケしやすいので夏は半日陰に、暑さも苦手なのでできるだけ涼しい風通しのよい所に置きます。

ブルボーサ

ブルボーサ
チランジア ブルボーサ
上記写真はInstagramより引用させていただいています。
学名 Tillandsia bulbosa
タイプ 原種、緑葉種、壺型種
レア度 普及種
難易度 普通
水やり 好む
開花サイズ 直径6cm以上(小型種)
花の色 花苞(赤ピンク)、花弁(紫)
特徴と育て方
特徴
メキシコ、ボリビア、ブラジルなどに自生している壺型種のティランジアで、株元が葉の重なりで膨らみ、葉先はうねりながら四方に伸びていきます。小型で長く育てていると群生し、赤の花苞に紫色の花を咲かせます。ダイソーなどでもみられる普及種ですが、育てやすさは簡単ではなく普通程度、少し難しいことの理由に乾燥に弱い、直射日光に弱いという点が挙げられます。基本種に加え、大型になる種類(giant)、白い花を咲かせるアルバ(alba)、常時赤みが強いレッドブル(Red Bull)なども知られています。
育て方
トリコームが少ない緑葉種のため水やり頻度は多めです。生育期は週に3回以上霧吹きするか、鉢に置いて管理します。戸外で育てる場合は特に乾燥しやすいので注意が必要です。直射日光に弱いので真夏で40%程度遮光するか、半日陰に置くようにします。

ダイソーでも売っている普及種チランジア一覧

  • イオナンタ
  • エスピノーサ
  • カピタータ
  • カプトメデューサエ
  • コットンキャンディー
  • コルビー
  • シーディアナ
  • ジュンセア
  • シルシナータ
  • ストリクタ
  • セルーレア
  • パウシフォリア
  • ハリシー
  • パレアセア
  • フックシー(フクシー)
  • プセドウベイレイ
  • ブッツィー
  • ブラキカウロス
  • ブルボーサ
  • ベリッキアーナ(ヴェリッキアーナ)
  • ベルゲリ
  • ベルティナ
  • マグヌシアーナ
  • メラノクラテル(トリコロール)
ダイソーでは330円商品で5種類がそれぞれ5個ずつ入荷するようです。(110円商品でもある場合がありますが、とても小さいです。)人気が高く商品の回転も速く、入荷日は担当者の裁量で運が良いと、5種類に出会うことができますが、逆に運が悪いと一つも残っていない場合があります。(棚ごと撤去されている場合があります。)こまめに覗くと欲しいチランジアに出会えそうです。

ティランジアの原種・変種・交配種名リスト

ア行

種類 学名と特徴
アエラントス T.aeranthos
丈夫で育てやすく入手も簡単で入門種に最適です。ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチン北部の低標高の地域が原産です。寒さに強く0℃程度を耐えるとされています。複数のバリエーションがあります。
上部で解説
アラウジェイ T.araujei
有茎のチランジアで開花できる株サイズが3~7cmと小型種で、真っ白の花を咲かせます。ブラジルに棲息します。
アルゲンティア(アルゼンチナ) T.argentina
こちらも小型種で名前の通りアルゼンチンに固有の種類です。開花サイズは直径3cm程度の小型種から7cmほどになる中型種もあります。ピンク色の三弁花(花びらが3枚)を咲かせます。
アルビダ T.albida

有茎種ですが、成長は遅いです。メキシコ原産で標高1,500mの辺りに自生しているとされています。
アルベルティアナ T.albertiana
小さく成長の遅いティランジアで、真っ赤な花を咲かせる種類ですが、開花させるのが難しい種類です。比較的群生株になりやすいです。アルゼンチン原産です。
アンドレアナ T.andreana
チランジア アンドレアナ
マグヌシアーナやフックシーと同じく細い葉を密につける種類です。水やりや湿度が足りないと葉先が枯れこむため、ティランジア栽培環境の目印となります。耐寒性が弱く10℃以下にしないほうがよいとされています。コロンビア原産です。
イオナンタ T.ionantha
ダイソーでも確認済みの普及種&人気種です。チランジア イオナンタ上部で解説
イオナンタ ドルイド T.ionantha ‘Druid’
メキシコで見つかっている白花種です。開花時には葉先が黄色になる特徴があります。
イオナンタ ピーチ T.ionantha ‘Peach’
花色は普通のイオナンタと同じですが、開花時に葉が桃色からオレンジ色に発色します。
イオナンタ フエゴ T.ionantha ‘Fuego’
イオナンタの中でも特に発色が良く、「火、炎」などの意味をもつフエゴの名前が付けられました。開花期以外も赤いのが特徴です。
イオナンタ ルブラ T.ionantha ‘Rubra’
グアテマラ産のイオナンタの品種で、花色は紫色と普通と変わらず葉色もピンク色に染まります。ルブラはラテン語で赤色を意味します。
インターメディア T.intermedia
ヴィヴィパラの代表種です。
ヴィクトリア T.’Victoria’
T.ionantha × T.brachycaulosの交配種です。
ヴィセンティナ T.vicentina
ヴィレッセンス T.capillaris var. virescens
ヴェリッキアーナ(ベリッキアーナ) T.velickiana
チランジア ベリッキアーナ
グアテマラ原産の種類で、やわらかく細い葉を生やし銀葉の美しい種類です。普及種でダイソーなどでも購入することができます。高山性で耐寒性は強いですが、その分夏の蒸れ、暑さに弱いためなるべく涼しい所に置きます。
ウォンガ T. ‘Wonga’
Mallemontii × Duratiiの交配種
ウスネオイデス(スパニッシュモス) T.usneoides
スパニッシュモス、サルオガセモドキともいわれる垂れ下がって増えていくチランジアで、太いもの、細いものさまざまなバリエーションがあります。細葉のタイプほど先が枯れやすく栽培難易度が高いため、初めての方は太葉のものが育てやすいです。耐寒性はそこそこあります。
上部で解説
ウトリクラータ T.utriculata
アメリカ、西インド諸島、ベネズエラの低標高の地域が原産の種類です。大型種で開花サイズは直径40cm以上に達し、2メートル近い高さまで伸びることがあります。プリングレイという小型種も知られており、開花せずとも子株を出しワサワサと群生します。
ウンベラータ T.umbellata
エクアドル原産の種類で株の開花サイズは直径20~40cmと大型です。また花も口径6cmになる大輪で紫色に白が入った三枚の花びらの美しい花を咲かせます。緑葉種でやや湿った状態を好み、水やりは週3回以上と多めです。2022年現在、入手はかなり困難と思われます。
エーレルシアナ T.ehlersiana
壺型種で時に50cmにも達するメキシコ原産の大型種です。真っ白のトリコームを纏い美しく希少種で、ネット通販でも高く取引されており、30cmを超えるものは10,000円以上で取引されています。
エクセルタ T.exserta
細い葉が緩やかにカールし、開花時は長い花茎を伸ばして赤の花苞に紫色の花を咲かせます。希少種でネット通販でもなかなか入手しにくいです。
エスピノーサ T.espinosae
ダイソーでも売っている場合がある普及種です。
エディシアエ T.edithiae
葉は肉厚で緑色の種類と銀色のトリコームの多い種類があり、茎立ちして真っ赤な花を咲かせます。ボリビア原産のチランジアで標高2700mの高標高地域に自生します。高山性のため暑さを苦手とします。希少種で入手はやや難しく高価です。
エリシー T.ericii
エリックノブロック T. ‘Eric Knobloch’
「Brachycaulos × Streptophylla」ブラキカウロスとストレプトフィラの交配種です。壺型の特徴とブラキカウロスの葉の赤みを引き継いでいます。
オッドボール T.’Oddball’
T. exserta x velutina エクセルタ × ベルティナの交配種です。

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カ行

種類 学名と特徴
カーリースリム T. ‘Curly Slim’
T. intermedia X T. streptophylla インターメディアとストレプトフィラの交配種です。
カウツキー T.kautskyi
開花サイズが直径3~5cmの小型チランジアで、体のサイズの割に大きなピンク色の花を咲かせます。ブラジル原産の希少なチランジアで入手は不可能ではないですが高額であり難易度高めです。湿度は高め、水やり多めで育てます。
カウレッセンス T.caulescens
ペルーからボリビアの標高500~3000メートルほどに自生するティランジアで、茎が長くなるためラテン語で茎が長いという意味の「カウレッセンス」という名前が付けられました。松葉のような姿をしています。
カクティコラ T.cacticola
ペルーの標高1800mの砂漠地帯に住むティランジアで、サボテンに生えるという意味の「カクティコラ」の名が付けられていますが、実際にはサボテン以外にも着生します。
ガテマレンシス(グアテマレンシス) T.guatemalensis
グアテマラ、メキシコ、ニカラグアなど中米に広く分布している種類で、地域変異も多い緑葉種のチランジアです。
カピタータ T.capitata
ダイソーでも売っている場合がある普及種です。キューバ、ドミニカ、メキシコ、ガテマラ、ホンジュラスに自生し、地域変異も多く、また古くから栽培されており園芸品種も複数あります。ブラキカウロスと混同されることがあります。
チランジア カピタータ上部で解説
カピラリス T.capillaris
ディアフォランテマ亜属の小型チランジアの一つです。チリ、ペルー、エクアドルなど広い地域に分布し、色々なタイプがあります。
カプトメデューサエ T.caput-medusae
ダイソーでもみかける普及種です。「メドゥーサの頭」の名前をもつ魅惑の壺型種です。メキシコから中南米にかけて分布し、2,000mを超える高山でもみかけることができます。
上部で解説
ガルドネリー T.gardneri
銀葉の美しい種類の一つで、繊細でやわらかい葉をもちます。コロンビアからブラジルに分布し、海岸地帯から標高1800mの地域に着生しています。基本種はピンクの花苞にピンク赤の花を咲かせますが、花色の違う変種も存在します。水はけのよい鉢に植えるか流木などに着生させるとよいです。
上部で解説
キアネア T.cyanea
ややレアな種類で入手が難しくなっています。ハナアナナスの和名を持ちます。
上部で解説
キセログラフィカ T.xerographica
チランジア キセログラフィカ
ティランジアの王様といわれる代表種で、白い葉がゆるくカールし美しい種類です。やや高価ですがホームセンターや園芸店、ネット通販などでも気軽に入手できる普及種です。そのまま眺めても見飽きませんが、花が咲くときは花茎が長く伸び、壮大な花を咲かせて見応えがあります。
上部で解説
ギリエシー T.gilliesii
トラデスカンティアの白絹姫のような交互の葉をつける種類で、開花サイズは3~6cmと小型種です。銀葉が美しくハリシーのような肉厚な葉を持ちます。1,800~2,800mの高山性の種類で暑さをやや苦手とします。残念ながら希少で入手は難しいです。
キルシュネキー T.kirschneki
キンバリー T.’Kimberly’
「Usneoides × Rrecurvata」ウスネオイデスとレクルバータの交配種です。
クシフィオイデス T.xiphioides
ボリビア、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンにかけて分布する、銀白色の爪のような形の小型チランジアです。直径が3cmもある三弁花(三枚の花びら)を咲かせ色は真っ白、薄紫(var. tafiensis)があり香りがあります。残念ながら入手はやや難しい種類です。
クスゴネンシス T.chusgonensis
グラオモゴレンシス T.graomogolensis
グラブリオール T.glabrior
多肉質で硬い葉を持ち、銀色の鋭い葉を伸ばします。花びらの色は変異が多く、赤・黄色・ピンクなどが知られています。流通少なめですがまだ入手可能です。
グランディスピカ T.grandispica
クロカータ T.crocata
黄色の花びらの花を咲かせ、香りがよい種類です。ブラジル、ボリビア、ウルグアイに分布します。希少で入手が難しくなっています。
グロボーサ T.globosa
ゲミニフローラと近縁の種類で、より葉が細くなっています。濃いピンク色の花を咲かせます。ベネズエラからブラジルに自生し、高湿度を好むため鉢苗にするとよいとされています。
ゲミニフローラ T.geminiflora
ゲミニフローラとは双子の花という意味で、一つの花苞から2つの花が咲く珍しい種類です。ピンクの花びらの美しい花を咲かせます。ブラジルからアルゼンチンの標高1400mまでの樹木に着生し高湿度な林に生えています。
ゲルジー T.guelzii
プカラエンシスと非常に似ており混同されることがあります。
ケルディッシュ T. ‘Keldysh’
T. fasciculata ‘Red Rover’ X T. xerographica (ファシクラータ×キセログラフィカ)の交配種です。
ゴードン T.’Gordon C’
T. aeranthos × T. tenuifolia(アエラントスとテヌイフォリア)の自然交配種です。
インカゴールド T. ‘Inca Gold’
自然交配種です。
ココエンシス T.cocoensis
コットンキャンディ T. ‘Cotton Candy’
ダイソーで確認済みの普及種&人気種です。コットンキャンディー上部で解説
コマラパエンシス T.comarapaensis
ボリビアのコマラパで発見され、それが名前となっています。希少種で入手困難に近いです。
ゴルゴン T. Gorgon
T. streptophylla × T. pseudobaileyi(ストレプトフィラとプセウドベイレイ)の交配種です。
コルビー T.kolbii
コルビーとして販売されているもののほとんどは、スカポーサだとされています。また以前はイオナンタの変種とされていますが、現在は別種に分類されています。スカポーサはダイソーでもみかけることができる普及種で、栽培も容易で入門種にもおすすめです。直径4~10cmで開花します。
チランジア スカポーサ(コルビー)

サ行

つぼ型の代表種です。乾燥させると葉をクルクルと丸めて、水をたっぷり与えると葉をピンと伸ばします。メキシコからホンジュラスにかけての低標高の所に自生します。ストレプトフィラは複数の品種の交配親にもなっています。

種類 学名と特徴
サカパネンシス T.zacapanensis
グアテマラ原産のチランジアでキセログラフィカのような草姿です。
サブセクンディフォリア T.recurvifolia var. subsecundifolia
サマンサ T. ‘Samantha’
Kalbacheri × Mooreana(カルバチェリとモーレアナ)の交配種です。
シーディアナ T.schiedeana
シーディアナ
メキシコ、西インド諸島、コロンビア、べネズエラなどに分布している種類で、細い葉を伸ばし開花、子株をよく作り群生します。花は花苞、花びらともに細く質素な感じです。流通量は減っているものの群生株でない小さな苗はまだ入手可能です。
ジュクンダ T.jucunda
アルゼンチン原産のティランジアでうすピンクの花苞に黄色の花を咲かせます。
シュスゴネンシス T.chusgonensis
ペルー原産で、テクトラムとパレアセアの特徴を併せ持つような草姿です。
ジュンシフォリア T.調査中
チランジア ジュンシフォリア
ジュンセア T.juncea
細い葉を密集させるグラス系の種類で、小型種~大型種、花色違いなど色々なタイプがあります。やや蒸れに弱い性質があるので、水やりのしすぎに注意が必要です。ネット通販やホームセンターでも簡単に入手できる普及種です。
上部で解説
ジョエル T. ‘Joel’
T.bulbosa × T.ionantha(ブルボーサとイオナンタ)の交配種です。
ショータイム T. ‘Showtime’
T. bulbosa × T. streptophylla(ブルボーサとストレプトフィラ)の交配種です。
ジョネシー T.jonesii
2000年に新種記載されたブラジル産のティランジアです。
シルシナータ T.paucifolia
スークレイ T.sucrei
ブラジル固有の種類で、海に近い所に分布し比較的湿度を好み、寒さを苦手とします。
スカポーサ(コルビー) T.scaposa
スカポーサはコルビーの名でも出回りますが、実際はほとんどがスカポーサとされています。また以前はイオナンタの変種とされていましたが、現在は別種に分類されています。スカポーサはダイソーでもみかけることができる普及種で、栽培も容易で入門種にもおすすめです。直径4~10cmで開花します。
チランジア スカポーサ(コルビー)
ストラミネア T.straminea
プルプレアと同種とも異なるともいわれる種類で、エクアドルからペルーにかけての低標高の地域に自生しています。淡い紫の縁取りにクリーム色の花びらの美しい花を咲かせます。葉が厚いタイプや白い花のタイプもあります。多少希少になっており、特に大型に育ったものは1万円以上の高値で取引されています。
ストリクタ T.stricta
ストリクタ
緑葉種の代表的存在です。いくつもの変種があり銀葉の種類もありますが、基本種はやわらかく成長が早く「ストリクタ・ソフトリーフ」ともいわれます。クランプになり毎年のように子株が紫の花を咲かせてくれます。
上部で解説
ストレプトカルパ T.streptocarpa
ストレプトカルパはドゥラティーと似た葉のカールを持つチランジアで、ボリビア、ブラジル、パラグアイなどに分布しています。紫色の三弁花(花びらが3枚)の花を咲かせよい香りを放ちます。
ストレプトフィラ T.streptophylla
上部で解説
セクンダ T.secunda
エクアドル原産で、標高2,000~3,500mの高標高地域に自生しています。また開花後に花茎の途中から子株を出すヴィヴィパラ種でもあります。
ゼチェリ T.zecheri
アルゼンチン原産のティランジアです。
セルーレア(カエルレア) T.caerulea
葉が細く茎のある有茎種で、エクアドルからペルーにかけてが原産です。
セレリアナ T.seleriana
壺型種の代表種で、ブッツィーなどと同様に割と水多めを好みます。室内では蒸れ防止のため、中に水をためて栽培しないほうが安全です。
上部で解説
セントレア スカイリーフ T. ‘Centrair Sky Leaf’
キセログラフィカ(T. xerographica)とフラベラータ(T. flabellata)の交配種です。
ソムニアンス T.somnians
ペルー原産のタンク型ティランジアで、開花後の花茎から子株を出すヴィヴィパラ種でもあります。

タ行

種類 学名と特徴
タイ T. ‘Ty’
T.ehlersiana × T.bulbosa(エーレルシアナ×ブルボーサ)の交配種です。エーレルシアナの白さとブルボーサのうねりを引き継いだ品種です。
ダイエリアナ T.dyeriana
エクアドル原産で、高湿度で暖かいジャングルのような場所で育つため耐寒性が弱いです。オレンジ色の花苞に白い小さな花を咲かせます。
チアペンシス T.chiapensis
銀白色の葉をもち日に当てると紫がかった色になり美しいティランジアです。薄ピンク色の花苞に紫色の花を咲かせます。
チャペウエンシス T.chapeuensis
ブラジル固有の種類です。
ツイステッドティム T. ‘Twisted Tim’
T.intermedia x T.capitata(インターメディアとカピタータ)の交配種です。
ディアギテンシス T.diaguitensis
パラグアイからアルゼンチンにかけて分布する有茎種です。
ディグエティ T.diguetii
メキシコに分布するティランジアで小型のストレプトフィラのような姿です。葉が乾燥するとクルクルするのも同じです。
ディスティカ T.disticha
壺型種で、花の付き方に特徴がある種類です。生息する地域が広いため地域によって変異があります。
ディディスティカ T.didisticha
レア種で在庫切れや相場1株5,000円~等入手しづらい種類になっています。花の付き方が特徴的でディディスティカ、ディスティカと似た名前が2つありますが、種類は全く異なります。
ティナパール T. ‘Tina Parr’
T.seleriana × T.ionantha(セレリアナ×イオナンタ)の交配種です。小型の壺型種です。
テクトラム T.tectorum
数あるティランジアの中でも特に有名な種類で、大きくなっても15cm程度の小型なものから50cmを超える大型になるもの、茎が長くなるものなど色々なタイプがあります。乾燥に強く水のやりすぎでトリコームがハゲたり短く退化してしまいます。水やりはパレアセアと同じくかなり控えめにします。たくさん流通しており入手は簡単ですが、大サイズのものほど高価になります。
上部で解説
テディベア T.aeranthos ‘Teddy Bear’
細かい株が球状に密集するかわいい種類です。まりものようなイメージです。
テヌイフォリア T.tenuifolia
テヌイフォリアは分布域が非常に広く、そのため多数の変種や栽培品種があります。(ブルーフラワー、アメジスト、シルバーコームなど)花色は白・青・ピンク・紫など、葉色も緑~茶色みがかった緑など種類により差が大きいです。乾燥させすぎると葉が丸まるので、水やりは多めに行います。通販、メルカリなど全体的に入手しづらくなっています。
テネブラ T.tenebra
アルゼンチン固有の小型のティランジアです。
デュラ T.dura
ブラジルの熱帯雨林で自生するティランジアで、ラテン語で「葉が硬い」という意味をもつ「デュラ」と名付けられました。
テワカーナ T.tehuacana
メキシコ原産のティランジアです。
ドゥラティ(ドゥラティー、デュラティー) T.duratii
葉がくるくると丸まっており、これを樹木にひっかけて着生する種類です。ボリビア、パラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチン北部の標高300~1300mの乾燥した林内に着生します。大きな紫色の花を咲かせます。高価ですがまだ流通しており入手可能です。
ドドソニー T.dodsonii
トマセリー T.tomasellii
キセログラフィカのシノニム(同一種)とされていますが、議論もあるようです。
トリコレピス T.tricholepis
ボリビア、パラグアイ、アルゼンチンに広く分布するディアフォランテマ亜属の小型の有茎種です。
トリコロール(メラノクラテル) T.tricolor
トリコロールは開花時、花苞と花びらが3色(赤・黄色・紫)に美しいtri-color(3つの色)の名前がつけられています。メキシコ南部から中央アメリカの森林内が原産地です。
上部で解説
ドロセアエ T.dorotheae
ネット通販でも流通がほとんどなく、入手至難の種類です。ピンクの3枚の花びらの花(三弁花)を咲かせます。

ナ行

種類 学名と特徴
ナナ T.nana
ペルー、ボリビア原産の有茎種の小型種です。
ニドゥス T.’Nidus’
T.fasciculate × T.ionantha(ファシクラータとイオナンタ)の自然交雑種です。
ネグレクタ T.neglecta
茎を伸ばす有茎種の一つで、直径はそれほど大きくならないブラジル固有の種類です。赤の花苞に紫色の花を咲かせますが、花を咲かせなくても子株を出すタイプです。やや流通が少ないですがまだ入手できます。
ノバキー T.novakii
メキシコ原産の大型化する有茎種です。

ハ行



種類 学名と特徴
バールマルクシー T.burle-marxii
ブラジル原産のディアフォランテマ亜属の希少種です。
パウシフォリア T.paucifolia
コスタリカ、ベネズエラ、メキシコなど広く分布するティランジアで、地域変異も多いです。銀葉の壺型種です。
パラエンシス T.paraensis
アマゾン川流域の熱帯雨林に自生しています。低温と乾燥に弱いティランジアで栽培難易度が高いです。
ハリシー T.harrisii
グアテマラ原産のトリコームの多い肉厚の銀葉をもつティランジアです。
チランジア ハリシー上部で解説
バルサセンシス T.balsasensis
バルビシアーナ T.balbisiana
バルビシアーナ
フロリダからメキシコ、西インド諸島、コロンビア、ベネズエラなど広い地域に自生しています。ホームセンターなどでみかけられる普及種です。
バルフシー T.barfussii
パラグアイ原産のトリコームが多く白銀色をした葉をもつティランジアです。
パレアセア T.paleacea
有茎種で茎が伸び、トリコームで銀白色になった葉を細く伸ばします。小型~大型のものなど一口にパレアセアといっても様々なタイプがあります。花を咲かせる前から子株が出て群生するチランジアで、コロンビア、ボリビア、チリに分布し高標高にもみられる乾燥に強い種類です。
上部で解説
バンデンシス T.bandensis
香りの良い紫色の三弁花を咲かせる種類で、開花サイズは直径5cm程度と小型です。ボリビアからパラグアイにかけて分布します。流通はやや少なめになっていますが、まだ入手困難ではありません。
ピアウイエンシス T.piauiensis
ビクトリア T.’Victoria’
T.ionantha × T.brachycaulosの交配種です。
ビフローラ T.biflora
タンクタイプのチランジアで、タンクタイプの中では小型のほうです。希少になっており、メルカリ等でも入手困難です。
ピンクキャンディ
ピンクベルベット T.’PinkVelvet’
T.capitata × T.harrisii(カピタータ×ハリシー)の交配種です。
ファシクラータ T.fasciculata
アメリカ、西インド諸島、ペールーまで広く自生する種類で、地域による変異も多いです。白銀色の細い葉に赤から黄色のグラデーションのある花序に紫色の花を咲かせます。
プエブレンシス T.pueblensis
メキシコ原産の主に高標高地域に自生しています。
フクシー(フックシー) T.fuchsii
フックシーには、基本変種のフクシー・フクシーと、一般に出回っているフクシー・グラシリスの2種があります。フックシーは乾燥に弱くすぐに葉先が枯れこむため、栽培環境・湿度の目安にされることがあります。メキシコ、グアテマラが原産地です。長い花茎を出し、ピンクの花苞に紫色の花を咲かせます。チランジア フックシー上部で解説
プセウドベイレイ T.pseudobaileyi
プセウドは偽のという意味をもち、名前の通りベイレイに似ています。(以前はベイレイと同一の種類とされていましたが、メキシコから中米北部に分布する大型のものをプセウドベイレイとして分けることになりました。)店頭などでベイレイとして売られている商品のほとんどはこちらのプセウドベイレイだそうです。開花サイズは直径15~20cmと大型化しており、葉は硬く生長も遅いです。
ブッツィー T.butzii
ブルボーサと同じく壺型種でダイソーなどにも並んでおり入手もしやすいです。水を多めに欲しがり大きくさせるのが難儀です。メキシコからニカラグアにかけてが原産地です。標高1,000mを超える地帯に生えるため、夏の暑さが苦手です。
チランジア ブッチー上部で解説
プラギオトロピカ T.
ブラキカウロス T.brachycaulos
緑葉種のティランジアでよく知られおりダイソーでもみかける種類です。カピタータと見分けがつきにくくごっちゃになってしまうこともありますが、無茎のものが基本種とされます。開花時期は全体が赤く染まります。
チランジア ブラキカウロス上部で解説
ブラキフィラ T.brachyphylla
ブリオイデス T.bryoides
直径が1cm以下で高さも4cm以下という極小のサイズで開花株になる小型種です。香りのある黄色い可憐な花を咲かせます。希少種で10cmでも2,000円以上の相場です。
プルイノーサ T.pruinosa
壺型で7~10cmで開花サイズに達する小型種です。見た目はカプトメデューサエと似ていますが、プルイノーサはトリコームが多めです。開花時期は株全体に赤紫みがかって紫色の花を咲かせます。フロリダ、メキシコ南部、キューバ、エクアドル、ブラジルに自生しています。
プルプレア T.
ストラミネアと同種とも異なるともいわれる種類で、エクアドルからペルーにかけての低標高の地域に自生しています。淡い紫の縁取りにクリーム色の花びらの美しい花を咲かせます。葉が厚いタイプや白い花のタイプもあります。多少希少になっており、特に大型に育ったものは1万円以上の高値で取引されています。
ブルボーサ T.bulbosa
緑葉種のつぼ型種の代表でもあります。ダイソーでも見かける一般的な種類で基本種は価格も安く入手しやすいです。トリコームが少なく乾燥に弱いため、水やり多めで育てます。
上部で解説
プルモーサ T.plumosa
羽毛状のという意味のプルモーサと名付けられたこのチランジアは、毛足の長いトリコームをもち真っ白な見た目です。ピンク色の花苞に黄緑色の花びらという珍しい花を咲かせます。メキシコの標高2,000~2,500mなどの高地に自生し、暑さをやや苦手とします。
フレクスオーサ T.flexuosa
フンキアナ T.funckiana
有茎種の代表種です。寒さに弱く10℃を保つ必要があります。開花する前でもよく子株を増やし群生します。ベネズエラの標高300~600m付近に炎天下の岸壁に着生しています。→上部で解説
プンクツラータ(プンクトゥラータ) T.punctulata
メキシコからパナマにかけて分布するチランジアで、トリコームが少なく(緑色が濃く)高湿度、水やり多めを好みます。タンクタイプのティランジアで鉢植えが推奨されているようです。林内に着生するので遮光はしっかり行います。
ペイラノイ T.peiranoi
アルゼンチン固有の小型ティランジアです。
ベイレイ T.baileyi
壺型種の一つで、株元に膨らみがあります。プセウドベイレイと間違いやすく、ベイレイとして販売されている株のほとんどがプセウドベイレイだとされています。テキサス南部からメキシコにかけての森林地帯・ブッシュに自生します。
ヘウベルゲリ T.heubergeri
ベストインクラス T.’Best In Class’
T.xerographica x T.rothiiの交配種です。
ペディセラータ T.pedicellata
ヘテロモルファ T.heteromorpha
ペルー原産でテクトラムに近縁なティランジアで、高標高地域に自生しています。
ペナスコエンシス T.penascoensis
メキシコ原産のティランジアです。
ベリッキアーナ T.velickiana
チランジア ベリッキアーナ
グアテマラ原産の種類で、やわらかく細い葉を生やし銀葉の美しい種類です。普及種でダイソーなどでも購入することができます。高山性で耐寒性は強いですが、その分夏の蒸れ、暑さに弱いためなるべく涼しい所に置きます。
ベルゲリ T.bergeri
マイナス温度にも耐える耐寒性の高い種類です。ダイソーでもみかけられる普及種ですが、実はアエラントスとの交配種だったりすることもあるので注意が必要です。
チランジア ベルゲリー上部で解説
ベルティナ T.velutina
チランジア ベルティナ
メキシコ南部からグアテマラに棲息するティランジアで、性質は強健です。
ベルニコーサ T.vernicosa
アルゼンチン、ボリビア、パラグアイに自生し多くのバリエーションがあります。
ベルメホエンシス T.bermejoensis
ボリビア原産のティランジアです。
ポーリアナ T.pohliana
ポリスタキア T.polystachia
ホワイトスター T. ‘White Star’
イキシオイデスとレクルビフォリアの交配種です。花弁はイキシオイデスの性質を引き継ぎ、花苞はレクルビフォリアの特徴を引き継いでいます。
ボンジュール T.’Bonjour’
T.ionantha × T.mitlaensisの交配種です。
ホンジュレンシス T.hondurensis
ホンジュラス原産の銀葉種です。

マ行

種類 学名と特徴
マグヌシアーナ T.magnusiana
柔らかく銀色の葉を密に生やす種類で見た目はアンドレアナに似ています。湿度が足りないと葉先が枯れてしまうので、フックシーやアンドレアナなどと並んで、水やりや湿度の目安になります。メキシコからブラジルの高標高(1,100~1,600m)に自生するため、日本の夏の暑さにはやや弱いです。
上部で解説
マジェスティック T.’Majestic’
T.chiapensis × T.concolorの交配種です。
マツダエ T.matudae
メキシコ固有のティランジアで、高標高地域に自生しています。高山性のため暑さにやや弱いです。
マナ T.stricta ‘Mana’
ストリクタの交配種です。
マレモンティ T.mallemontii
マレモンティ
可憐な紫色の花を咲かせ、香りもよいチランジアです。育てていると密に群生してきます。高い湿度を好むため、チランジアの中では水やりを多めに行います。ブラジルの比較的低標高の地域に自生します。
ミオスラ T.myosura
細くカールした葉を伸ばすチランジアで、小さく目立たない三弁花の花を咲かせます。流通量は少なく入手しにくい種類です。
ミトラエンシス T.mitlaensis
銀白色の美しいティランジアです。メキシコに棲息します。
ムーンライト T.’Moonlight’
ダイソーで出回るチランジアですが、交配親など詳細は分かっていません。
メディオピクタ T.ionantha ‘Mediopicta’
メラノクラテル T.tricolor var.melanocrater
トリコロールを参照
メリディオナリス T.meridionalis
モーリアナ T.mauryana
モンタナ T.montana
ブラジル原産のティランジアです。

ヤ行・ラ行



種類 学名と特徴
ユンチャラエンシス T.yuncharaensis
ボリビアの高標高地域に自生しているティランジアです。
ライヘンバッキー T.reichenbachii
ラティフォリア T.latifolia
エクアドル、ペルーで見つかっておりそれぞれ特徴が異なり、変種や園芸品種も見られます。小型でも開花しますが、大型化する種類でもあります。赤の花苞にピンクの花びらの花を咲かせます。メルカリでは時々出品がありますが、入手がやや難しく多少価格も高めです。
ラブノット T.’Love Knot’
カピタータ×ストレプトフィラの交配種です。
リーガルリーン T.’Regal Rene’
ストレプトフィラとチアペンシスの交配種です。
リオホンドエンシス T.riohondoensis
グアテマラ原産の肉厚の銀葉をもつチランジアです。
リンデニー T.lindenii
エクアドル、ペルー原産のチランジアです。
ルシール T.’Lucille’
エーレルシアナとストレプトフィラの交配種です。
ルピコラ T.gardneri var. rupicola
レイボルディアナ T.leiboldiana
メキシコからコスタリカにかけて分布するタンク型のチランジアです。モラと呼ばれることもあります。
レクティフォリア T. ‘Rectifolia’
イオナンタとシーディアナの自然交雑種です。葉はイオナンタを長くしたような形で、花はシーディアナとイオナンタの両方の特徴を引き継いでいます。
レクリナータ T.reclinata
ブラジル原産の希少なティランジアです。
レクルバータ T.recurvata
アメリカ南部からアルゼンチンにかけて分布するティランジアです。
レクルビフォリア(レクルヴィフォリア) T.recurvifolia
人気種のコットンキャンディーの交配親にもなっている種類でピンクの花苞に白い美しい花をつけるティランジアです。ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンに棲息し、「レクルヴィフォリア・レクルヴィフォリア」と、「レクルヴィフォリア・サブセクンディフォリア」の2種類が知られています。サブセンクディフォリアはレオナミアナとして流通する場合があります。残念ながらどちらも入手はやや難しくなっています。
レッドロビン T.’Red Robin’
赤いストレプトフィラ同士をかけ合わせた赤みを帯びるストレプトフィラです。
レディ T.’Redy’
ストレプトフィラとコンコロールの交配種です。
ロエズリー T.roezlii
ペルー原産のタンクタイプのティランジアです。
ローレンティアナ(ロレンツィアナ) T.lorentziana
南米大陸中央に広く分布するティランジアです。
ロシー T.rothii
メキシコ原産の大型化し、グリーンキセログラフィカとも呼ばれるティランジアです。
ロゼイフローラ T.roseiflora
ブラジル原産の希少なティランジアです。
ロゼオスカパ T.roseoscapa
メキシコ原産の銀葉の有茎種です。
ロッテアエ T.lotteae
ボリビアの固有種です。銀葉に緑黄色の花苞と花びらをもち、チランジアの中では珍しい花色です。残念ながら流通量は少なくフリマでも入手は困難です。
ロン T.ionantha ‘Ron’
イオナンタの栽培品種です。
ロングジョン T.’Long John’
プセウドベイレイ × インターメディアの交配種です。