スポンサーリンク

セダム「虹の玉」の徒長が止まらない!原因とヒョロヒョロにしない方法!

多肉植物セダムの虹の玉を育てているが、どうしても徒長してあっという間にヒョロヒョロになってしまう。そんな場合どうしたらうまく育てられるのでしょうか?
疑問の答え
虹の玉の徒長にはいくつかの原因が考えられます。

  1. 夏(6~9月)に徒長してしまう・・・高温(32℃以上の暑さ)が原因
  2. 夏ではないのに徒長する・・・日光不足、水のやり過ぎ(水はけの悪い土も)、肥料のやり過ぎが原因
  3. 冬場、室内で徒長する・・・室内だと日光不足と暖かすぎが原因

虹の玉は多肉植物の初心者が手に入れやすい種類ですが、そのためうまく育てられないことも多いです。考えられる原因を探してみました。ここでは虹の玉の写真を使っていますが、セダムの変種であるオーロラもほとんど同じ様子になります。

虹の玉の徒長の対策

夏(6~9月)に徒長してしまう

まず徒長しやすいのが気温の高い夏場です。虹の玉は高温(32℃以上の暑さ)にさらされると成長がよくなりすぎてヒョロヒョロと伸びてしまいます。水やりを控えているのに、よく日光に当てているのになぜか徒長する・・・と感じる場合は暑さが原因の可能性が高いです。

特に2010年代以降猛暑が厳しくなり、夏場40℃近くにもなってしまう地域があります。暑さが原因なら対策方法がありません…エアコンをかけた涼しい部屋で直射日光があたる所があればよいですが、そのような環境の用意はだれでもできることではありません。高温による徒長は諦めるしかないでしょう。


徒長した虹の玉の夏(6月22日)の様子


暑さで酷く徒長している(10月21日)

6~9月で30℃を超える間はいくら徒長してしまっても、日光不足になるからといって直射日光に当てない方が良さそうです。というのは葉が日焼け(葉焼け)を起こしてしまい焦げたように黒くなってしまったり、最悪の場合枯れてしまったりするためです。目安は葉の先が黒くなりポロポロ葉が取れるようになってしまったら、日差しが強すぎるというサインです。


赤で示した部分が夏に焦げたところです。

夏ではないのに徒長する

夏場ではない時期、30℃以下の気温なのに徒長してしまう場合は、一般的な多肉植物と同じく、日光不足や水のやり過ぎ、水はけの悪い土に植えている、肥料をやりすぎている、といったことが考えられます。虹の玉はセダム属で生育が早くヒョロヒョロになりやすいです。そのため夏以外はしっかり直射日光に当て、水やりは控えめに、水はけのよい土に植えるなどの対策をしていきましょう。

冬場、室内で徒長する

寒さの厳しい地域では冬場、1ヶ月以上室内に取り込むことも出てきます。そうすると日光不足や暖かすぎが原因で間伸びしてしまうケースがあります。できれば昼間5℃以上の気温になる暖かい日があれば、昼間だけ戸外に出して日光と適度な寒風に当てて育てましょう。

挿し木で復活させる

厚さなど原因がわかっても対策できないことがあります。ヒョロヒョロになった部分を縮めることはできません。しかし挿し木で復活させることができます。ヒョロヒョロに伸びた部分からはさみでカットして先端から5cmくらいのカット苗にして土に挿しておけば、そこから根が出て新たに茎が伸びていきます。(挿し木)夏や冬に伸びすぎてしまったら、挿し木してあげるとそこから再スタートできますし、元の茎からは新芽が出てきます。


徒長した部分をカットした虹の玉


先は新しい鉢に挿す(残暑が厳しく挿し木した後もまた徒長してしまいました)


気温が低くなると自然と徒長がとまり葉の間隔が狭まってくきます。ちゃんと紅葉もします。(1月15日の様子)