殺菌剤と殺菌剤はどう違うのか
疑問の答え
- 農薬は園芸薬品のこと
- 農薬には殺虫剤と殺菌剤がある
- 殺菌剤とは、病気を防除する薬剤
- 両方含んだ殺虫殺菌剤も販売されている
農薬には殺菌剤と殺菌剤がある
農薬とは園芸薬品のことで、植物のための薬剤と考えると良いでしょう。人間は病気になると医薬品を飲んで治そうとしますが、植物には農薬という選択肢があります。
農薬は病気を防除する「殺菌剤」と害虫を防除する「殺虫剤」の2つがあります。
ここで「防除」とは、病気や害虫を予防したり駆除したりするという意味を持ちます。
殺虫剤とは
殺虫剤は文字通り、害虫を予防したり駆除したりする薬で、直接害虫の体にかけて殺すタイプのほか、植物に散布した薬剤を食べさせて駆除するタイプもあります。植物体内に浸透した成分を食べて駆除するタイプもあります。それぞれ接触殺虫剤、食毒剤、浸透移行性剤、などに分類されます。
殺虫剤の例
- マラソン乳剤
- スミチオン乳剤
- ベニカ水溶剤
などがある
殺菌剤とは
殺菌剤は病気のための薬で、病原菌が植物体内に入るのを予防したり、既に進入してしまった病原菌の繁殖を抑えるものがあります。それぞれ保護殺菌剤、直接殺菌剤、浸透移行性剤などに分類されます。
殺菌剤の例
- ベンレート水和剤
- サプロール乳剤
- ダコニール1000
などがあり
殺虫殺菌剤とは
市販の農薬では、病気を防除する殺菌剤と、害虫を防除する殺虫剤が販売されていますが、両方の成分が入っていて、殺菌も殺虫もできる商品もあります。これは1回で害虫と病気の両方を防除できるというメリットの他に、害虫なのか病気なのか分からないというケースでも役立ちます。
両方入っている殺虫殺菌剤には
- GFオルトランC
- ベニカXファインスプレー
- サンヨール
- アーリーセーフ
などがその代表です。