エケベリアやグラプトペタルム、セダムなどになかなか子株や脇芽がつかない場合、なぜ出ないのか、出させる方法はあるのか？
疑問の答え
- 株を充実させると脇芽や子株ができる
- 余裕のある大きめの鉢に植えて根を張らせる
- 生育期には水をしっかり与えて日に良く当てる
- 土の量が少なかったり根が張れないと子株や脇芽は出にくい
エケベリアの脇芽・子株をつける方法
脇芽や子株を出すのに効果的な近道はありません。株を充実させることで自然に付くのを待つしか無いようです。株が充実すると自然と子株や脇芽が生み出されます。
ただ子株・脇芽が出やすい種類と出にくい種類があり、でにくいものは葉挿しなどで増やす必要があります。
それでは具体的に株を充実させるとはどのようなことなのでしょうか。
しっかり根を張れるようにする
まず根がしっかり張れる充分な鉢のスペースと土の量が必要です。
小さい鉢に少ない土という環境では、親株が生きるのに精一杯でたくさんの子株は望めません。
そして生育期のしっかりした水やりが大切です。
水やりが怖くて生育期にもあまり与えないと、株が充実せず子株も出てきません。また一年間を通してよく日光に当てる（真夏は半日陰）ことも、株を充実させるには大切なことです。
エケベリアなどは紅葉させるため、ぎゅっと締まった株にするため、肥料や水分を控えることがありますが、そのような育て方だと脇芽が出づらいです。脇芽や子株をたくさん付けたい場合は、少々紅葉を犠牲にしないといけないこともあります。
子株や脇芽が大きくならない
またできた子株や脇芽がなかなか大きくならない、ということもあります。
これは親株にエネルギーや水分を取られていて、親株を切り離したとたんに脇芽が大きくなることもあります。（この場合親株を切り取るのは繁殖の適期に行い、挿し木で根を出させるようにします。）
また、花芽がついて開花する株は開花にエネルギーを取られてしまうので、花をみないのであれば花芽を切ることも考えられます。