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ハイポネックス サボテン・多肉・観葉植物の土の詳細とレビュー

ハイポネックス社の「サボテン・多肉・観葉植物の土」は多肉植物に向いているでしょうか?他の土との比較や水やり時の重さ、粒の大きさ、土の乾き具合など詳しく調査しています。

ハイポネックス サボテン・多肉・観葉植物の土のプロフィール

ハイポネックス 観葉植物用培養土 お家の中でも清潔なサボテン・多肉・観葉植物の土
ハイポネックス サボテン・多肉・観葉植物の土
原料 日向土
容量と価格 1L=338円、3L=336円、5L=1,451円(Amazon価格)
1Lの価格 112円から
メーカー ハイポネックス
ph(酸性度)調節 ph5.0~7.0
肥料の配合 緩効性肥料マグアンプK、活力剤リキダスを配合
適応植物 サボテン、多肉植物、ミニ観葉植物
メーカー説明 Amazonより

  • サボテンや多肉・観葉植物に適した土です
  • マグァンプとリキダス顆粒(根を助ける)配合
  • 水遣りの失敗が少ない
  • 水遣り後の鉢底から出る水もきれい

袋の説明より

  • 清潔な軽い培養土です。
  • 初期栄養素入りで、そのまま使える培養土です。
  • 植物の生育に適したpHに調整済みです。
  • 厳選された原料を使用し、土が乾きやすい配合で、通気性が良く水をきれいに保ちます。また根腐れもしにくく、虫が寄りつきにくいのでお家の中で安心してお使い頂けます。
販売 Amazon

パッケージの写真

ハイポネックス サボテン・多肉・観葉植物の土 ハイポネックス サボテン・多肉・観葉植物の土 ハイポネックス サボテン・多肉・観葉植物の土
ハイポネックス サボテン・多肉・観葉植物の土 ハイポネックス サボテン・多肉・観葉植物の土

他の土との比較など

ハイポネックス サボテン・多肉・観葉植物の土メジャーとの比較 ハイポネックス サボテン・多肉・観葉植物の土プレステラ105に入れた場合 ハイポネックス サボテン・多肉・観葉植物の土1Lの重さは558g
ハイポネックス サボテン・多肉・観葉植物の土土の構造 ハイポネックス サボテン・多肉・観葉植物の土乾燥時と水やり後の比較(右が乾燥時)

詳細情報

価格(コスパ) おすすめ度 総合評価
★★★★★ ★★★★ 〇~◎
水はけ・通気のよさ 土の重さ 粒の大きさ
中~良い ちょうど良い 小粒で揃っている
保水量(保水性) 水の乾きやすさ 素材の種類
多め(良い) 乾きづらい(93g中56g乾く) 少ない(1種類)
みじんの量 水の抜け方 流れ出た水のにごり
中程度あり 良い(ざっーと抜ける) 濁りなし
1Lの重さ 乾燥時(プレステラ105) 保水量(プレステラ105)
558g 181g 鉢の重さを除き93g
水やり直後 3日後 5日後 7日後
274g 241g 225g 218g
  • 価格(コスパ)は5段階評価(★が多いほどコスパがよい)
  • おすすめ度は5段階評価(★が多いほどおすすめ)
  • 総合評価は4段階評価(×、△、〇、◎)

※みじんとは、粉状になってしまった土のことで、植物にとってあまりよくない土のことです。これが多いと、水はけ・通気が悪くなってしまいます。
※プレステラ105とは多肉植物によく使われるプラスチック鉢(アップルウェアー社製)のことで、サイズは直径9cm程度で、線まで土をいれるとおよそ0.30Lになります。

メリット

  • 小粒で粒サイズが揃っている
  • 適度な重さがあり植物が立つ
  • 適度な保水性があり、水はけもよい
  • 水やり時の土の浮きや水の染みこみにくさがない
  • 清潔で室内にもおける

デメリット

  • みじんがやや入っている
  • 単体で日向土のみの配合
  • 1L袋は336円で割高

使った感想

重さは適度で軽すぎません。標準の土の重さは1L当たり400~600gですが、標準域内です。水をやるとやや重くなりますが、水はけがよく乾きます。

粒のサイズは小粒で揃っており、大小のばらつきがありません。多肉植物でよくある3号鉢(9cmポット)程度の鉢にちょうどよい粒サイズです。逆に大きな鉢に使うと粒の小さすぎが気になると思います。

保水性が適度にあり、与えた水がほとんど抜け出てしまうということがありません。今回実験した7つの市販培養土の中では一番保水性があり、プレステラ105で土181gが93gの水を保持しました。(一番保水性がない土は20gしか保水しませんでした。)

向いている鉢は、多肉植物・サボテン・ミニ観葉植物とあるように、ミニサイズの鉢に適しています。2.5~4号(直径7.5cm~9cm)ポットくらいのサイズでしょうか。もちろんプレステラ90・105もこのサイズ内です。10号鉢(直径30cm)など大きいものだと、水持ちが良すぎて水はけが悪くなってしまい根腐れのリスクが高まります。

水のしみこみ具合は抜群でした。土には水をやったときに素材が浮いたり、水が抜けにくかったりするものがありますが、ハイポネックスの土は問題なく水が染みこみ、ざばーっと抜けます。

コスパ(価格)は1L袋の場合割高ですが、3L袋の場合は1L=100円程度とコストパフォーマンスが良いです。

総合的には〇~◎となりました。水はけのよさや適度な水持ち、清潔さ、粒ぞろいなど概ね◎なのですが、使用されている素材が日向土のみという点が気になります。3種類以上の素材だったらベストだと思いました。

活用事例とおすすめの多肉植物

管理人は土は作る派なので、メイン使いはしていません。しかしハオルチアに使ってみることにしました。

ハオルシアは水はけが悪いと腐りやすく、あまりに細かい土やピートモスの多い土だと夏に蒸れてしまうことがあります。しかしこの土なら小粒であるものの細粒ではなく、またボロボロと崩れにくいため通気がよく適度な水はけも確保できます。

ハイポネックス社の製品、マグアンプとリキダスが配合されている点もよいですね。

またこの土と似ている土にプロトリーフの室内観葉植物の土がありますが、そちらは粒サイズが全体的に2~3倍あり、成長しても小型なハオルシアにはこちらのほうがよいです。

またエケベリアのような細根の種類も、あまり大きい土よりはこの土のようなサイズ感のものがいいです。

おすすめできない種類として、大型のコーデックスや大きなサボテンが挙げられます。だいたい4号鉢(口径12cm)以上の鉢に植えるなら、プロトリーフ室内観葉(→解説ページ)の土のほうが水はけがよくなります。この土は2~4号程度(口径6cm~12cm程度)の多肉植物・サボテンにおすすめできます。

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