Amazonで販売されている、TURBOSII製「TURBOSII 植物育成ライト LED 2~4チューブ(1本10W)」を実際に購入して明るさや使いやすさをレビューしています。
なお以下の照度は照度計で測った値です。
目次
おおまかなスペック(機能)は?
TURBOSII 植物育成ライト LED 2~4チューブ(1本10W) | |
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Amazonでの画像 | |
実際の写真 | |
実勢価格 | 2,000~3,000円程度(ライトの数による) |
スペック(機能) | |
パワー(明るさ相当) | 1本10W |
実測の光の強さ(2チューブ仕様の場合) |
20cm下 3,600 lx 30cm下 1,900 lx 60cm下 640 lx 100cm下 240 lx |
実測消費電力 | 8W(2本、明るさ最大時) |
電気代 | 月55円(2本、明るさ最大で1日8時間の場合) |
光の種類 | フルスペクトル (380nm~800nm) |
調光 | 10段階 |
タイマー | 3・9・12時間 |
アームの長さ(高さ) | およそ35cm |
設置方法 | クリップ式 |
コードの長さ | 1.0メートル |
使用感 | |
使いやすさ | 使いやすい |
照射範囲 | 広い |
明るさ | やや暗い |
光の色 | 電球色(白~黄色っぽい) |
発熱 | 少し |
安定性 | ほとんどぐらつかない |
静音性 | 静か |
総合評価 | ★★★ 3.0点 |
詳細 | 比較ページへ Amazon |
TURBOSII 植物育成ライト LED 2~4チューブ | |
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実際に多肉植物を置いてランプを付けた状態です。 | 後ろのカーテンで光の広がり具合と明るさが分かります。 |
※ライトが思うように曲がらなかったため、明かりが左よりになっています。
購入レビュー
LEDヘッドは組み立て式ですが、替えのランプはないようです。
機能・感想を詳しく解説
明るさ・光の色
実測の光の強さ ※1 | |
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20cm下 | 3,600 lx |
30cm下 | 1,900 lx |
60cm下 | 640 lx |
100cm下 | 240 lx |
最大輝度の明るさは上の表のようになっています。(照度計での計測値です)
フルスペクトルのタイプで380nmから800nmをカバーします。これは太陽光に似せており、赤、緑、青の全ての色を含みます。
2チューブ(電灯2個)では明るさはやや暗めで、最大輝度にしても多くの種類の多肉植物に不十分な感じがします。実際最大でも3,600lxしかなく、種まきの栽培にも厳しいかもしれません。ハオルチアの栽培にはよいかもしれません。
一番最初に出てきたYTAのライトの中間ぐらいが、このライトの最大輝度程度でしょうか。照射範囲は広くムラはありません。色は黄色っぽく電球色のような感じで違和感がありません。
1台で簡易ビニール温室1段分(約50cm×70cm)を照らすのにはやや厳しいかもしれません。
機能と使いやすさ
機能は充実しており、10段階の明るさとタイマーがあります。クリップ式で使いやすく狭い所にも設置しやすいです。
明るさ調節は一番上のプラスマイナスボタンを押していき、タイマーは上から3つめのボタンを押して、3・9・12時間を選べます。選んだ時青、緑、赤の色が変わるので、どの時間に設定しているのかが分かります。
このタイマーは翌日からも同じ時間に繰り返し起動・終了します。(たとえば1日目に9:00に設定すると翌日からも9:00に点灯します。)
安定性や発熱など
安定しておりぐらつかず、発熱もほぼありません。ただライトを取り付けるとき、回転式なのですがちょうどうまく下に回すのが難しく、取り付けに工夫を要します。
留め具は約3~4cm程度の厚みまでの対応です。
消費電力と電気代の試算
実測の消費電力は最高輝度で8Wで、その他の輝度では以下のようになっています。
1段階(1番明るい) | 8W |
---|---|
2段階 | 7.5W |
3段階 | 7W |
4段階 | 6W |
5段階 | 5W |
6段階 | 5W以下 |
7段階 | 5W以下 |
8段階 | 5W以下 |
9段階 | 5W以下 |
10段階 | 5W以下 |
※3管理人の所有するワットチェッカーは5W以下が測れないため、6段階目以降が計測不能となりました。
段階 | 消費電力 | 1日 | 1ヶ月 |
---|---|---|---|
1段階 | 8W | 1.8円 | 55円 |
2段階 | 7.5W | 1.7円 | 52円 |
3段階 | 7W | 1.6円 | 48円 |
4段階 | 6W | 1.3円 | 41円 |
5段階 | 5W | 1.1円 | 35円 |
※3 1kWh 28円で試算しています。
最大消費電力が8Wなので、1日8時間付けると1日1.8円、1ヶ月55円です。
メリットとデメリットまとめ
- クリップ式で設置しやすく安定的で使いやすい
- 明るさを10段階で調節できる
- ハオルチアなど弱い光を求める多肉植物に向いている
- 左右のランプを別々の方向に向けたりライトのON/OFFができる
- 最大でも(2本仕様)3,600lxと暗い
- 実際に照射できる範囲が狭い
- ハオルチア以外の多肉植物には暗いと感じる
多肉植物の栽培に向いているか?
2チューブで2,000円からと低価格で使いやすいです。明るさは暗いものの、ハオルチアなど弱い光を求める多肉植物には適切だと思います。
照射範囲は簡易ビニール温室1段分(50×70cm程度)で広い範囲には向いていません。鉢数が限られていて設置スペースも限られており暗めを求める種類に効果的だと思います。
また12ヶ月の保証がありますので、万一故障した場合の保証がしっかりしていると思います。