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こんな環境だと多肉植物は育てられない

多肉植物は、どこでも育つ強い植物という印象がありますが、実は育てられない環境もあります。

多くの場合、直射日光が必要

太陽 日光たとえば、多肉植物の多くは日光が少ないところでは育てることが出来ません。外に置けないからと室内に置きっ放しにしていたり、またお気に入りの皿に寄せ植えにして室内に飾ったままにしたりすると、1~2ヶ月もすれば枯れてしまいます。枯れてしまう原因は、日光不足で光合成ができなかったり、徒長してしまったり、根腐れしてしまうなど複数の要因があります。

それではどのくらいの日照が必要なのでしょうか?種類や時期によりますが、多肉植物の多くは冬でも1日4時間の直射日光がないと育てるのは難しいです。さらに春から秋にかけては戸外の日差し下でないとなかなかきれいな形には育てることが出来ません。(真夏は直射日光を種類により50%~70%程度遮る「遮光」が必要です)。またハオルシアは例外的に直射日光を当ててはいけない種類で、一年を通してレース越しの光を当てるか、遮光ネットをかける必要があります。

残念ですがベランダや庭がない家では限りなく育てるのが困難です。室内で多肉植物を育てるのはとても難しいのですね。

ただ、日光不足解消には、植物育成ライトを使うという方法もあります。植物育成ライトは植物の光合成に必要な光の周波帯を出す電気スタンドのようなもので、これを使えば、直射日光が当たらない室内でも育てることができます。

植物育成ライトを使った栽培方法については、以下のページで解説しています。

多肉植物を室内で長期間育てる方法!環境作りの実例も紹介
このページでは、多肉植物を室内で長期間育てる方法を解説しています。 環境整備次第で室内で育てられる かつて、多肉...

年間を通して風通しが必要

風通し風通しが悪いところでは多肉植物を育てることが出来ません。いくら日が差し込んでも室内に置きっ放しにすると、風通し不足で多肉植物は健康的に育ちません。風通しがないと、徒長したり、葉の色が悪くなったり、根腐れしてしまう可能性が高いです。

メセンなどはカビが生えてある日突然「溶けて」しまう(しなしなに枯れてしまう)ことが起こります。メセン以外でも室内にぶら下げていたグリーンネックレスが根腐れしたり、強健なグラプトペタルムやエケベリアまで根腐れや葉が溶けてしまうことがあります。そのため、やむを得ず夏に室内に置くときは、窓をずっと開けておくか、それが無理なら扇風機などで人工的に風を送る必要があります。

室内に多肉植物を置きっぱなしにできるのは春や冬は1週間程度まで、夏は3~4日、冬は2週間程度です。そして室内に取り込んだり飾ったりした鉢は、室内に取り込んだ日数の2~3倍くらいは外で日光に当てたり風通しをよくしたりして「養生」する必要があります。

日本では冬越しと夏越しが大変

夏越し日本は四季があり温度と湿度の変化が激しいので、冬越しと夏越しに工夫が必要です。多肉植物は乾燥地帯に生えるなので日本の夏の高温多湿が苦手なものが大半です。乾燥や高温には耐えても湿度が高いことで、カビたり蒸れたり、根腐れしてしまいます。また砂漠のような高温には耐えられても、高い湿度にさらされて強い直射日光に当てると「溶けて」しまうことがあります。そのため、日本では、日よけ(遮光)と湿度を下げる(外に置く)、風通しを良くするための工夫が必要になります。

冬越し一方冬には冬越し対策が必要になります。多肉植物は種類によってマイナスにも耐えられるもの、5℃以下になると生育が止まってしまうもの10℃をキープしないといけない品種など、個々に差があります。大半は0℃で凍ってしまい、枯れたり枯れなくても株が大きなダメージを受けてしまいます。多肉植物は世界各国に生息するので、自生地の温度でないと育たないわけですね。

日本の冬で育てるには、5℃を切ったら耐寒性がないカランコエや冬型・夏型コーデックスなどは室内にいれましょう。それ以外の種類もあまり耐寒性はなく、0℃を切りそうな日は多くを室内に取り込む必要があります。関東以南なら0℃を切ることはあまりないので冬越しは比較的楽ですが、関東以北の寒冷地では昼でも3℃にしかならない場合や、夜になると零下に下がる場合、室内に入れる回数が増えるなど冬越し作業が大変です。

多肉植物はこんな環境なら育てられる

まとめると多肉植物は

育てる

  • 春から秋までは屋外の雨がかからないところに置ける
  • 夏は外で遮光ができる
  • 冬は日の当たる室内に置ける
  • どうしても外に置けないなら植物育成ライトや扇風機などを設置できる

環境なら健康に育つことが出来るといえそうです。

多肉植物とは
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