成分名 |
区分 |
適用害虫 |
特徴 |
アセフェート |
殺虫剤(持続) |
アブラムシ類、アザミウマ類、ヨトウムシ類、ネキリムシ類、ハモグリバエ類、コガネムシ類幼虫、コナガ、アオムシ、ハマキムシ類、タバコガ、カイガラムシ類、スジキリヨトウ、シバツトガ、アカフツヅリガ、アメリカシロヒトリ、モンクロシャチホコ、インゲンマメゾウムシ、ミドリヨコバイ、ヤマノイモコガ、 |
有機リン系殺虫剤で多くの虫の速効性の効果があるが、耐性害虫が出現している |
MEP |
殺虫剤(速効) |
アオムシ、バッタ類、ハマキムシ類、アブラムシ類、カメムシ類、ヨトウムシ類、軍配虫類、アザミウマ類、クロウリハムシ、ハモグリバエ類、ウリハムシ、コガネムシ類、コウモリガ、アメリカシロヒトリ、カイガラムシ類、ケムシ類、ワタノメイガ、コガネムシ類幼虫、テントウムシダマシ類、ネギコガ、カキノヘタムシガ、フジコナカイガラムシ、イラガ類、ミノガ類幼虫など |
有機リン系殺虫剤で多くの虫の速効性の効果があるが、耐性害虫が出現している |
マラソン |
殺虫(浸透移行性あり) |
アブラムシ類、ハダニ類、アザミウマ類、コガネムシ類、カイガラムシ類、イラガ類、ヨトウムシ類、ハモグリバエ類、ハマキムシ類、バッタ、ウリハムシ、アオムシ、ゾウムシなど |
有機リン系殺虫剤で多くの虫の速効性の効果があるが、耐性害虫が出現している |
NAC |
殺虫(速効性) |
ネキリムシ類、ダンゴムシ、コオロギ、ハスモンヨトウなど |
カーバメート系殺虫剤 |
クロチアニジン |
殺虫(持続、浸透移行性) |
アブラムシ類、アオムシ、アザミウマ類、コガネムシ類、コナジラミ類、ハモグリバエ類、カイガラムシ類、ケムシ類、カメムシ類、テントウムシダマシ類、ウリハムシ、コナカイガラムシ、アゲハ類など |
ネオニコチノイド系殺虫剤で、従来の殺虫剤と異なる作用機序を持ち浸透移行性と残効性がある |
フェンプロパトリン |
殺虫、殺ダニ作用 |
アブラムシ類、ケムシ類、カメムシ類、ハマキムシ類、ミノガ類、シンクイムシ類、モモハモグリガ、ハスモンヨトウ、チャノキイロアザミウマ、ナミハダニ、リンゴハダニなど |
天然除虫菊類似の成分、ピレスロイド系殺虫剤で広い害虫に速効性と残効性がある。 |
メパニピリム |
新規殺菌剤 |
うどんこ病、褐斑病、灰色かび病、小菌核腐敗病、黒星病、斑点落葉病、紫かび病など |
新しい作用性の殺菌剤で各種殺菌剤で耐性がついた病原菌に効果がある。残効性、耐雨性があり、葉からの浸透移行性もある |
ペルメトリン |
殺虫(速効性) |
アブラムシ類、ハダニ類、ケムシ、カミキリムシ、ツツジグンバイ、チュウレンジハバチなど |
天然除虫菊類似の成分、ピレスロイド系殺虫剤で広い害虫に速効性と残効性がある。 |
DBDEC |
殺虫(速効性)、殺菌剤(予防) |
アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類、チュウレンジハバチ、ナメクジ類、うどんこ病、灰色カビ病、すすかび病、葉カビ病、べと病、褐斑病、黒星病など |
広範囲の病気と害虫に効果があり、薬害が少なく多くの植物に適用がある |
キノキサリン系 |
殺菌(予防・治療) |
うどんこ病、コナジラミ、ハダニ類、ホコリダニ、サビダニ、 |
合成殺菌剤の一つ、うどんこ病の専門薬で予防と治療効果がある |
アセタミプリド |
殺虫(持続性) |
アブラムシ類、ツツジグンバイ、チャドクガ、カキノヘタムシガ、アオムシなど |
|
エトキサゾール |
殺ダニ剤 |
ハダニ類、ナミハダニ、カンザワハダニ、ミカンハダニ、ミカンサビダニなど |
脱皮阻害剤の一つで成虫には効果がない。卵・若令幼虫に残効性効果がすぐれる |
ビフェナゼート |
殺ダニ剤(速効性・持続性) |
ハダニ類、トマトサビダニ、ミカンハダニ、ブドウハダニなど |
脱皮阻害剤の一つでハダニ類に効果がある。卵・幼虫・成虫に効果がある |
メタルアルデヒド |
殺虫剤 |
ナメクジ、カタツムリ |
ナメクジ類、カタツムリ類を麻痺させ、粘液の分泌を促し殺虫する |
ベノミル |
殺菌(予防・治療) |
うどんこ病、黒星病、灰色カビ病、斑点病、苗枯病、炭疽病、白さび病、立枯病、褐斑病、球根腐敗病、黒根病、花腐菌核病、つる割病、菌核病、いもち病、乾腐病、そうか病など |
ベンゾイミダゾール系殺菌剤で広範囲のカビ病に効果があるが耐性菌も出ている |
チオファネートメチル |
殺菌(予防・治療) |
腐乱病、輪紋病、胴枯病、黒斑病、
紅粒がんしゅ病、晩腐病、つる割病、てんぐ巣病、つる枯病など |
ベンゾイミダゾール系殺菌剤で広範囲のカビ病に効果があるが耐性菌も出ている |
TPN |
殺菌(予防) |
うどんこ病、黒星病、灰色カビ病、ベト病、すすかび病、疫病、葉すす病、斑点病、苗枯病、炭疽病、白星病、立枯病、褐斑病、つる割病、菌核病など |
合成殺菌剤の一つ、予防がメインの薬 |
マンネブ |
殺菌(予防) |
べと病、黒点病、小黒点病、ミカンサビダニ、赤星病、炭疽病、落葉病、褐色斑点病、疫病、赤枯病、灰色カビ病、サビ病など |
ジチオカーバメート剤のひとつ |
ポリカーバメート |
殺菌剤 |
|
ジチオカーバメート剤の一つで保護殺菌剤、植物に対する影響が小さい |
キャプタン |
殺菌(予防) |
白星病、赤かび病、葉枯病、黒変病、赤焼病、炭疽病、立枯病、茎腐病、そうか病、苗立枯病、葉かび病、ベと病、つる枯病、すす斑病など |
合成殺菌剤で多くのカビに効果がある予防薬 |
ジエトフェンカルプ |
|
|
|
トリホリン |
殺菌剤(速効・持続) |
うどんこ病、黒星病、白さび病、フェアリーリング病、葉かび病、灰星病 |
EBI剤で予防・治療・浸透移行作用がある。土への散布もできる |
ミクロブタニル |
殺菌剤(予防・治療・浸透移行) |
さび病、すすかび病、葉かび病、うどんこ病、白さび病、黒星病 |
EBIの殺菌剤で安定した予防・治療効果がある |
イミベンコナゾール |
殺菌剤 |
さび病、葉枯病、ダラースポット病、黒星病、うどんこ病、白さび病、黒さび病、白斑病、黒点病、褐斑病など |
EBIの殺菌剤で安定した予防・治療効果がある |
還元澱粉糖化物 |
殺虫(速効性)・殺菌(治療) |
アブラムシ類、ハダニ類、コナジラミ類、うどんこ病など |
食品の水あめが有効成分でアブラムシなどの気門を塞いで殺虫する |
BT |
殺虫剤 |
ハマキムシ類、ケムシ類、アオムシ、コナガ、ヨトウムシ、キアゲハ、ハスモンヨトウなど |
天然微生物由来の成分でチョウ目害虫だけに効果がある |
塩基性塩化銅 |
殺菌(予防) |
もち病、赤焼病、炭疽病、べと病、疫病、そうか病、潰瘍病、褐斑病、斑点細菌病 |
天然成分の塩基性塩化銅を主成分とし細菌とかびが原因の病気に予防効果を発揮する |
炭酸水素カリウム |
殺菌(治療) |
うどんこ病、灰色かび病、さび病、葉かび病、白さび病など |
天然で人と環境にやさしく肥料にもなる成分で、うどんこ病などの発生初期に散布する必要がある
|
ピレトリン |
殺虫剤 |
|
天然の除虫菊が成分で、アブラムシ、アオムシなどに効果がある |
マシン油 |
殺虫剤 |
カイガラムシ類、ハダニ類 |
天然オイルを利用し、カイガラムシやハダニ類の体を覆って殺す |
脂肪酸グリセリド |
殺菌(治療) |
アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類、うどんこ病 |
天然のヤシ油が有効成分で、ハダニ、アブラムシなどの体を覆って殺す |
ピリダリル |
殺虫(速効性・持続性) |
アオムシ、ヨトウムシ、ハスモンヨトウ、アゲハ類、オオタバコガ、スズメガ、コナガ、アザミウマ、ハモグリバエ類など |
退治の難しいチョウ目老齢幼虫にも効果的で、薬剤抵抗性のある害虫にも高い殺虫活性を示す。耐雨性あり |
マンデストロビン |
殺菌(予防・治療) |
うどんこ病、黒星病、灰色かび病、灰色腐敗病、フザリウム立枯病、菌核病、炭疽病、紫斑病、つる枯病、萎凋病、もち病、網もち病、落葉病、灰星病、輪紋病、胴枯病、 |
浸達性、浸透移行性のある殺菌成分で耐雨性がある、予防と治療効果がある。 |