冬になれば多肉植物は寒さ対策が必要になります。商品の緩衝材として使われる通称「プチプチ」、エアキャップを多肉植物の棚(ビニール温室)に巻いたり覆ったりしたら効果があるのでしょうか?実際に試して温度を計測、効果を検証してみました。
疑問
多肉植物の冬の寒さ対策に、屋外のビニール温室にプチプチをぐるぐる巻きにしたら保温効果はあるか?
多肉植物の冬の寒さ対策に、屋外のビニール温室にプチプチをぐるぐる巻きにしたら保温効果はあるか?
疑問の答え
- 結論は効果ほぼなし
- 夜は1℃ほど気温より高く効果があると思えたが朝の温室内の温度は外と同じだった
- 熱源のないビニール温室はプチプチを巻いても温度が下がる
- 寒風を避ける効果はある
- 温度を下げたくないなら室内への取り込みが必要
残念ですがプチプチでは全く保温はできませんでした。温度計で外と中を比較したところ、朝には外と同じ寒さまで下がっていました。寒風が直接当たるのを防ぐことはできますが、寒冷地など本格的に寒さ対策しなければならない地域には効果が期待できないようです。
プチプチの寒さ対策効果は
購入したのはアマゾン通販の「紺屋商事 エアーキャップ 1000mm幅x42m巻 紙管なし」 幅1m×長さ42mの特大サイズでこれをガムテープでつなぎ合わせました。
管理人は暖房機能のない簡易ビニール温室で多肉植物を育てていますが、ビニール温室のまわりにガムテープで縫い合わせたプチプチをくるんで中と外に記録型の温度計をいれて一夜の温度を調べてみました。すると日没直後は3℃程度外より暖かかったのですが、夜中0:00ごろになると差は1℃に縮み、朝8時には同じ寒さに冷えてしまっていました。
そしてプチプチを巻いたことによるデメリットもありました。昼間まで巻きっぱなしでいると中の温度が非常に高くなってしまうことが分かりました。外より遥かに高い温度になってしまい、これでは温度変化が激しくなりすぎです。その後は0℃を下回る日は全部室内に取り込むことになりました。