スポンサーリンク

初心者さん向け入門講座3「エケベリアを育ててみよう」

初心者さん向け入門講座、第三回はエケベリアの育て方です。実際にエケベリアはどうやって育てるのか、水やりのコツは、土はどうしたらよいのか、具体的に見ていきましょう。

初心者さん向け入門講座1「エケベリアとは?」に戻る
初心者さん向け入門講座2「エケベリアを買ってみよう」に戻る

育て方の基本

育て方の基本は①水やり、②置き場所、③土です。

基本 基礎

水やりと置き場所(日の当たり具合や風通し、防寒や雨よけなど)と土の種類を間違えなければ、エケベリアはそう簡単に枯れることはありません。しかし、水をたくさんやりすぎたり、凍結するような寒さに当てると案外簡単に枯れてしまいます。

そこで、通常の植物との大きな違いを挙げてみます。

  • 水やり頻度が少ない
  • 雨ざらしにできない
  • 寒さに弱い
  • 夏の日差しに少し弱い

です。

まずエケベリアは水やり頻度が通常の植物に比べとても少ないです。次に雨ざらしにすると水やりをしすぎたのと同じ状態になってしまうため、雨よけのある所で育てます。最後が寒さに弱い点です。

通常の植物は冬の寒さでも普通に外に生えていますが、エケベリアは凍結させてしまうと復活は難しいです。そこで冬は寒さ対策が必須になります。また夏の日差しには若干弱く、普通の植物のように炎天下に放置しておくと、葉ヤケというヤケドを起こすことがあります。そこで夏場は日よけをしてやる必要があります。

以下で詳しくみていきましょう。

①水やりのコツ

まず、水やりは季節によってかなり変動があります。

水やり

春と秋には週に1回与えますが、夏は月1~2回、冬は月1回程度で済みます。また季節により週1回と固定するのではなく、土がカラカラになったのを確認してから与えるようにします。もし1週間たっても土が濡れているようであれば、水やりはスキップします。

またエケベリアは日本産の植物ではないため、自生地の気候と異なります。そのため夏と冬は冬眠のような状態になり、水やりはほとんどしなくてよくなります。逆に春秋のような与え方をすると、根腐れして枯れてしまう心配があります。

エケベリアを枯らしてしまう原因の第1番が「夏・冬の水やりのしすぎ」なので、夏と冬は水がほとんどいらないくらいに考えたほうがよいでしょう。春秋は多く与えても、枯れるほどの害はありません。

②置き場所

置き場所の管理には、日の当たり具合や風通し、防寒や雨よけなどが含まれます。

まず季節により置き場所が変わります。春秋は戸外の直射日光の当たる雨よけがある所で通常の植物のように置いて構いません。夏は直射日光が強すぎる場合があるため、若干の日よけをしてやる必要があります。日よけには遮光ネットというグッズがあるので、これを使うと便利です。

どの季節も雨よけは必要で、風通しのよいことが大切です。雨よけには簡易ビニール温室などを使うと便利です。

冬は0℃を下回る場合のみ室内の日が当たる窓辺に移動させます。0℃にならない暖地などでは、外に置きっ放しで問題ありません。寒冷地では12~2月の間ずっと室内に入れなければならないこともあります。

③土の種類と入手

土はサボテン・多肉植物の培養土として市販されているものが使えます。

プロトリーフ「サボテン・多肉植物の土」

多肉植物の培養土はホームセンターや園芸店などの土売り場に販売されているほか、アマゾンなどネット通販でも買うことができます。2L、5Lなど小さな容量から取り扱いがあるので、必要な少量から試すことができます。

普通の花の土は使えないのでしょうか?

普通の花や野菜の土は、多肉植物の土と異なり通気性や水はけが悪く、与えた水がなかなか乾きません。また肥料がたくさん入っています。そのため多肉植物を植えるのに使うと、根腐れや肥料の多すぎといったトラブルが起こりがちです。

土を間違えるとどんなにがんばっても、うまく育てられないので、「水はけがよく通気性がよく、肥料分が少ない」多肉植物の土を使うようにしてください。

エケベリアを増やすには

お気に入りの株はいくつも持っておきたいですよね。

葉挿し

エケベリアを育てる楽しみの一つに増やすことが挙げられます。エケベリアは簡単に増やすことができます。

方法がいくつかあり、葉1枚から株を作る「葉挿し(はざし)」、子株ができたら分離させる「株分け」、茎を切り取ってそこからふやす「挿し木」、更に種まきで殖やすこともできます。

葉挿しではお気に入りの株の下の方の葉をもいで、土に転がしておくだけで勝手に子供が成長します。時間はかかりますが、1枚の葉から大きく立派な親株のコピーを作ることができるというのは驚きですよね。葉挿しでは親と全く同じ形・特徴の株ができます。

株分けも親株と同じ形・特徴の子供を生み出せます。エケベリアは長く育てていると根本付近から子株が出てくることがあります。それがある程度大きくなったら株分けができます。

挿し木も親株と同じ形・特徴の子供を作れます。挿し木の場合、挿し木用の枝を切り取った親のほうからもいくかつ子株が出てくるので、同時に2つ、3つの子供ができます。エケベリアはとても無駄がない植物だといえます。

最後の種まきは親とは違った性質の株が生まれます。種まきはやや上級者向けですが、お気に入りの株を2つ選び交配させることで、自分オリジナルの新種を生み出すことも夢ではありません。

以上で駆け足ですがエケベリアの育て方の基本をみてきました。ここでは細かいところを省いて紹介させていただきましたが、もっと詳細が知りたいと思われた場合は、個別に水やりや置き場所、土についてや土の作り方、繁殖(増やし方)などについて解説していますので、よろしければ参照ください。

初心者さん向け入門講座1「エケベリアとは?」に戻る
初心者さん向け入門講座2「エケベリアを買ってみよう」に戻る

初心者向け
スポンサーリンク
れのみをフォローする
~多肉ちゃんこんにちは~多肉植物の育て方サイト