このページでは月美人や星美人、桃美人などの美人系のパキフィツムを育てた記録日誌を公開!季節や育てた方で変わる月美人の姿や、葉挿しのやり方と葉挿しが育っていく様子などをレポートしています。リアルな姿や水やりの頻度、温度や育て方を紹介します。
月美人の育てレポート
2019.6.4 月美人を購入
6/4、近くのスーパー兼花屋さんで月美人と桃美人を購入しました。他に写っているのは一緒に買った多肉植物です。全部2号鉢(口径6cm程度)で1鉢200円でした。
2019.7.27 猛暑の中のパキフィツム
7月27日に撮影しています。連日35℃を超える猛暑の中、月美人は無事に育っています。35℃は気温で温室内は40℃を超えたことも何度かありました。そして気温は日陰で測る数値、日が当たるところに温度計を置くと50℃を超えています。直近の水やりは7/5、7/14、7/25で10日に1回はやっている感じです。一応無事な月美人だが、暑さで葉が開きお椀型が盃のように平べったくなってしまっています。葉を少し押してみるとぐらぐらしていて落ちそうな感じです。本で調べると暑さで葉が落ちることもあるそうです。
2019.10.22 夏を越した月美人 温度差で葉に割れ目
今年の9月は異常に暑く、10月22日の今でも最高気温が28℃近くになります。日を追うごとに日差しが深くに差し込み、日よけがかかせません。パキフィツムは水をやった後、高温にさらされたり低温になって温度差が激しいと葉が割れることがあるが、月美人も実際割れてしまいました。水やりは10/5、10/13、10/22と今が一番頻度が多い時期だと思います。
この割れ目はどうなるのでしょうか?傷口から腐ってしまうのではないかと心配しましたが、数カ月で割れ目を自己修復してしまいました。今では目立たない傷になっています。以下はその写真です。
2019.12.14 紅葉してくる(比較写真あり)
11月頃から月美人が紅葉してきました。葉も次第に立ち上がってロゼット(バラの花のような形)らしくなってきました。月美人や星美人は紅葉すると白い粉の下地が紫~ピンクに染まってきます。下は真夏盛りの7月22日の写真と1月15日の比較写真です。ゆっくり色づくので変化が無いように見えますが並べてみると違いがよく分かります。
2019.7.22 | 2020.1.15 |
紅葉はこのくらいが限界なのかというと実はそうではありません。水やりを更に控えた株はもっと濃く紅葉します。その例がこちらで、下葉にくぼみとシワができるほど水やりを控えてコンパクトに育てられてきたものです。そのため明らかに濃い紫色になっており、下葉はオレンジ色っぽくなっています。
いっぽう水をやりすぎて日にも当てていないといくら寒くなっても全く紅葉しません。11月25日なのに完全に緑色で葉がはじけそうなくらいみずみずしいです。
同じ品種と思えないほどの違いで、育て方で色も形も大きく変わるのが多肉植物だということを実感させられました。
2020.1.15 月美人に花芽がつく
紅葉がますます濃くなって、はっきりと分かるくらいむらさき色になってきました。さらに1月に入って花芽を発見です。
エケベリアと同じようにロゼット(バラの花のような形に巻いている葉)の中央付近からひょこっとピンクの花芽が顔を出しました。春3~4月頃オレンジ色の花が咲くそうです。最近は最低気温が3℃、最高気温が12℃程度と記録的な暖冬で外に置きっ放しです。しかし水やりはかなり慎重に気を遣い少ない量を11/26、12/15、1/15に与えています。
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星美人や月美人の葉挿し体験記
パキフィツムは葉挿しがしやすい代表的な属で、実際に葉挿しをしてみました。2019/2から2020/1まで12ヶ経つ今、約1年たち、成長速度の遅さにびっくりする中、葉挿しで育った苗も紅葉してきて育て甲斐を感じます。
2019.5.8 星美人などの5種の葉挿しを購入
2019/5/8に美人シリーズの葉挿しセットを購入しました。
月美人
星美人
桃美人
東美人
月下美人
全てパキフィツムとされています。
写真の通り全て発芽しています。購入したのは5月ですが、ここまで成長するまでおそらく3ヶ月はかかったはずなので、現在は3ヶ月目ぐらいの成長過程だと思います。メルカリで5枚500円(送料込み)でした。
葉挿しは根を土に埋めたり差し込んだり色々な方法がありますが、今回は写真のように目の細かい土の上に載せただけにしています。葉挿しは親葉が元気なうちは水をやらないほうがよいので、まだ水やりはしていません。
2019.6.17 約4.5ヶ月目
購入から1.5ヶ月、葉挿しを始めてから約4.5ヶ月の状態です。葉が大きくなっているのが分かります。早く大きくしたくて水やりをしてしまいました。
若干、茎が伸びてしまっています。室内の窓辺に置いていたためでしょう。徒長を防ぐために外での栽培に切り替えます。
2019.7.16 約5.5ヶ月後
ここ1ヶ月でかなり大きくなりました。水をやっているからか・・・月下美人だけぷっくりしておらず他と違う属のような感じがします。
その10日後(2019.7.27)、水やりのしすぎで東美人と月美人の親葉が腐りました。まだまだ必要だった親葉・・やはり初期の葉挿しには絶対、水やりしてはいけませんね。
親葉が腐るとこうなります・・・
2019.8.21 約6.5ヶ月目
月下美人は成長が早すぎます。・・・パキフィツムではないかもしれません。エケベリアとの交配種「パキベリア」でしょうか?それともグラプトペタルム系でしょうか・・葉挿しに水やりをしたせいで星美人の親葉も枯れてしまいました。
2019.11.4 約9.5ヶ月目
月日は飛び、1つずつの鉢に植え替えられています。月美人と星美人と東美人と月下美人は生き残ったが桃美人は一度茎が枯れ、残った葉が偶然葉挿しとなって生き残ったのでとても小さいです。月下美人は成長が早すぎるのでプレステラ90(たてよこ7cm)の鉢に植えました。他は2号鉢(直径6cm)です。
※月下美人は11/4に写真を撮り忘れ、12/14の写真です。葉挿しで育った子株の葉がもげて土に落ち、自動的にまた葉挿しが作られているのがおもしろいです。
2020.1.15 約11.5ヶ月(1年目)
葉挿しを始めてからおよそ1年がたつ美人系の葉挿しは、寒くなり子株も立派に紅葉しています。星美人と月美人は同じ種といわれていますが、写真では色が違う感じがします。東美人と生育の差が大きいです。
2021.2.2 23.5ヶ月(2年目)
葉挿しは1年の間にヒョロヒョロと見事に徒長してしまいました。最初の1年の変化は小さかったですが、2年目の変化はとても大きいものでした。