スポンサーリンク

令和の桃子の育てレポ

このページでは、令和の桃子を実際に購入して育ててみた「育てレポ」を紹介します。

令和の桃子は育たない?

令和の桃子

令和の桃子はツルナ科(メセン)のプレイオスピロス属「帝玉」の薬錦とされています。薬錦とは新種ではなく、薬剤を使って葉緑素を抜いたもので、人工的に錦(斑入り種)を作り出すことができるそうです。

最近では桃子の舞(モモコノマイ)というポーチュラカリア属の「雅楽の舞」の薬錦のような種類が、園芸店で出回っています。またそれにとどまらず、セダムの虹の玉の薬錦である「虹の花」なるものも発売されています。

ところでこの薬錦には注意点があり、葉緑素を人工的に抜かれているため、多くは育たず枯れてしまう運命にあるそうです。実際管理人も令和の桃子を新種と勘違いして、2回購入したことがあるのですが、両方とも最後は桃の部分から腐って枯れてしまいました。

当時は多肉植物栽培を初めて2~3ヶ月だったということもあり、自分の栽培方法が悪かったからと考えましたが、それから後になってこのブログに「薬錦」の件のコメントをいただき、原因はそれにあったということが分かりました。

当時のコメントはこちらです。
のんたさんよりコメント

のんた より:
2021年4月8日 13:58 (編集)

令和の桃子や令和の桃太郎は新種じゃなくて薬錦です(リトープス雑種の薬錦、令和のメメもあります)。同じ業者からサボテンの薬錦まで出ています。
薬剤で強制的に葉緑体を壊して脱色し、ピンクにしているので、通常通り育てようとしても、まず育ちません。
脱色を免れた葉の栄養でしばらく生き延びますが、新しい葉が出るのは稀で、出たとしても薬剤の抜けた通常の緑の葉が出るだけでピンクにはなりません。

検証した方のツイートです

管理人は帝玉を何鉢か栽培していますが、ほとんど腐ったことはありません。大きく育たないなどの細かな不具合はありますが、令和の桃子のように、完全に1苗も残らず枯れてしまったことはありません。

そのため、これから令和の桃子などの薬錦を栽培する方には、いずれ枯れてしまういわば「切り花」のような存在であることを心に留めて置いたほうがよいでしょう。

令和の桃子の育てレポ その1

2019/6/7 メルカリで令和の桃子を購入しました。
令和の桃子

早速おしゃれな容器に植え付けました。
令和の桃子

2019/7/7 真ん中の苗が少し腐り始めました。
令和の桃子

2019/8/23 この間の写真を紛失しましたが、この日までに4苗が腐ってしまいました。溶けたあとの抜け殻のようなものが僅かに残っています。
令和の桃子

2019/8/26 大切にしていた最後の苗まで枯れてしまいました。それでも2回目のレポの苗よりは長生きしてくれました。
令和の桃子

令和の桃子の育てレポ その2

2019/7/4 令和の桃子を園芸店で購入しました。
令和の桃子

2019/7/9 そのうちの一つが腐り始めました。
令和の桃子

2019/7/12 土の中に何か原因があるかと思い、慌てて植え替えをしてみましたが、問題はなさそうでした。
令和の桃子

2019/7/17 別々に植え付けて、戸外の風通しの良いところに置いていますが、カビが生えて腐ってしまいました。
令和の桃子

令和の桃子

2019/7/20 最期の姿です。
令和の桃子

この園芸店に令和の桃子が売り出されて1ヶ月ほど経ったとき行く機会があったのですが、大部分は売れていましたが、残っている鉢はピンクの苗が枯れている状態でした。

本当の帝玉は決して、全部腐るようなやわな種類ではありません。むしろ夏の日差しにも耐える強健な種類です。令和の桃子が腐ったことで、プレイオスピロス属は難しい、みんな腐ると勘違いしてしまった初心者の方もいるそうですが、本当は何年もかけて大きく育って、やがてきれいな花を咲かせる種類です!

育てレポ
スポンサーリンク
れのみをフォローする
~多肉ちゃんこんにちは~多肉植物の育て方サイト