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マミラリア属の種類・特徴と育て方

マミラリア属の写真

マミラリア属桜月桜月 マミラリア属 銀手毬銀手毬 マミラリア属 金手毬金手毬

マミラリア属(Mammillaria)の特徴

サボテン科
マミラリア属(Mammillaria)
生育型 夏型
育てやすさ 育てやすい
成長速度 やや遅い
殖やし方 さし芽、種まき
原産地 南北アメリカ・メキシコなど

※4段階評価
育てやすい–普通–やや難しい–難しい
成長が早い–普通–遅い–とても遅い

マミラリア属はこんなサボテン
マミラリアとは
北アメリカからメキシコ、南アメリカに400種ほどが自生しているサボテンの大きなグループです。メキシコというと暖かい所と思いがちですが、実際にはそれほど暑い所ではなくむしろ冷涼な気候で0℃にも耐えられるものがたくさんあります。サボテンの中でも日光を好み、特に白い棘が生えているタイプは強い光を当てて育てるとトゲが美しくなります。棘以外もマミラリア属は花の色、棘の色、形などが色々楽しめてコレクション性が高いです。大きさも数センチ程度から10cmを超える大型種があります。

育て方
暑さ自体はそれほど苦手ではありませんが、日本のような蒸し暑さは苦手で、夏の水やりや根腐れ対策の管理はやや難しいです。それでもサボテンの中では育てやすく、すくすく育つグループです。夏型なので意外と思われがちですが、春秋が最も生育がよい時期で、夏場は高温でむしろ若干鈍ります。最も生長する春秋には土が乾いたらたっぷりの水を与え、日光によく当てるようにしましょう。

育て方のコツ

  • サボテンの中でも特に強い日光を好む
  • サボテンだが生育期はたっぷり水を与える
  • 0℃を切らなければ年中戸外で栽培できる
  • どの季節も雨ざらしにせず、水は株元に注ぐ

年間栽培カレンダー

生育型 夏型
生育期 3~7月半ば月と9~11月
休眠期 12~1月
緩慢な時期 7月半ば~8月いっぱい
水やり
  • 3~7月上旬は土が乾いたら鉢底から流れるまで(2週に1回ほど)
  • 7月中旬~8月は土が完全に乾いてから数日後に
  • 9~11月は土が乾いたら鉢底から流れるまで(2週に1回ほど)
  • 12~2月は1ヶ月に1回の霧吹き、2月は断水(一切与えない)
置き場所
  • 年間を通して雨の当たらない風通しのよい所に
  • 4~5月は直射日光の当たる屋外
  • 6~8月はやや遮光気味(半日陰・50%遮光程度)
  • 9~11月は直射日光のあたる屋外
  • 12~2月は雨の当たらない屋外だが、0℃以下の場合は日当たりの良い窓辺に
植え替え
  • 3月半ば~6月、9~10月が適期
殖やす
  • 3月半ば~6月頃に挿し木、株分け
肥料
  • 植え付け時に緩効性肥料、3~5月、9~10月に月2回ずつ液肥を与える
開花
  • 12月~翌年5月

※栽培カレンダーはあくまでも目安です。実際は土や鉢の種類、地域によって大きく異なります。地域や使っている土、置き場所によって適宜読み替えて下さい。

主な種類名

銀手毬(ギンテマリ) Mammillaria gracilis
金手毬(キンテマリ) Mammillaria elongata
月影丸(ツキカゲマル) Mammillaria zeilmanniana
姫春星(ヒメハルボシ) Mammillaria humboldtii var.caespitosa
満月(キボウマル) Mammillaria candida var.rosea
白星(シラボシ) Mammillaria plumosa
白鳥(ハクチョウ) Mammillaria herrerae
ルエッティー Mammillaria luethyi
玉翁(タマオキナ) Mammillaria hahniana
玉翁殿(ギョクオウデン) Mammillaria hahniana f. lanata
ラウイー Mammillaria laui

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育て方のポイント

水やり

水やり
水やりの基本
マミラリア属の水やりは生育期(春秋)は鉢が乾いたらたっぷり、休眠期(冬や暑さが一番厳しいとき)には与えないか月1回与える程度まで控えるのが基本です。土が乾いてから与えるのが大原則で、梅雨時など鉢の乾きが遅いときは無理に与えません。また与えるタイミングにも注意が必要で、暑い季節は涼しい夕方に、寒い時期はこれから暖かくなる朝~午前中が安全です。

実際の量とタイミング
実際の目安は生育期の3~7月上旬は土が乾いたら鉢底から流れるまで(2週に1回ほど)与えます。本格的に暑くなってきたら水やり回数を減らしていきます。7月中旬~8月は土が完全に乾いてから数日後に、春秋より量も控えます。9~11月は生育期なので土が乾いたら鉢底から流れるまで(2週に1回ほど)与えます。11月から休眠に向けて回数を控えるようにして、12~1月は月1回の霧吹き、2月は断水(一切与えない)をします。

本当に水はたっぷり与えてよい?
生育期はたっぷりと書きましたが、上記は書籍などに書いてある育て方です。実際には土が乾いたら毎回たっぷり与えていると、水のやり過ぎになり、茎がパンパンになって膨らみ始めます。次第に棘と棘の間隔が広がり肌が緑色になりそれが、とげから透けて見えるようになります。こうなると「徒長」です。多肉植物でいうと葉と葉の間隔が広がって間延びしてしまった状態です。サボテンらしい姿ではなくとても残念です。

このような姿です。

マミラリア属桜月正しい姿 サボテンの徒長徒長した姿

実はこのようになると元に戻すことができません。一般の多肉植物では枝先を摘んで挿し木で仕立て直せるのですが、サボテンの場合それができません。そのため徒長させないように水りをやるのはとても難しいことです。

また、サボテンの場合、水を多めに与えて早く大きくしようとしても、もともとの成長速度を早くすることは難しく、徒長という形になってしまいます。多肉植物は若干早めることができるのですが… サボテンはゆっくり育てていくしかなさそうです。

置き場

置き場
基本の置き場
年間を通して雨の当たらない風通しのよい所に置き、0℃を下回ったら室内に取り込みます。マミラリア属の多くの種類は、サボテンの中でも強い光線を好み、どの季節も良く日の当たる所に置きます。冬に室内に取り込む時も明るい窓辺で最低4時間日が当たる所を選びましょう。

通年日が長時間良く当たることで締まった株になり、棘も美しく保つことができます。また自生地のように昼間は高温で夜間は低温になる温度差が激しいとよく生育します。

生育期・休眠期
3~4月に休眠から目覚めて生育を始めたら、5~6月頃まで直射日光の当たる屋外に置きます。梅雨が明け頃の6月にはやや遮光気味(半日陰・50%遮光程度)にして8月いっぱいまで続けます。9月に再び生育期、9~11月は直射日光のあたる屋外で栽培します。12~2月は雨の当たらない屋外だが、0℃以下の場合は日当たりの良い窓辺に取り込みます。

室内に取り込む場合は、窓辺に置いて少なくとも一日4時間は日が当たるようにしましょう。室内では窓に向いている面にしか日が当たらないので、1週間に1回程度鉢を180度回してまんべんなく当たるようにすると、株の傾きを防ぐことができます。

耐暑性と最高気温・夏越しの方法

夏越し
20~35℃で一番生育する夏型の植物で、夏の暑さには強い方です。ただ湿度の高い蒸し暑さは苦手なもの、また夏の暑さ自体に弱い種類もあります。また夏場は水の量が多かったり乾きが悪かったりすると、根腐れの原因になるので、少なめにとどめておいた方が安心です。風通しの良い所に置くのは基本ですが、特に夏は腐り防止に徹底的に風通しを良くする必要があります。

越冬最低温度と冬越し方法

冬越しサボテンの越冬温度は5℃以上とされていますが、マミラリアのほとんどは寒さに強く、0℃を切らなければ戸外で越冬できます。※一部には耐寒性がない品種もあり、その場合は室内に取り込んで育てる必要があります。

断水して0℃が耐えられるものの、室内に取り込み5℃以上を保って少量の水やりを続ける育て方もあります。

殖やし方

殖やし方マミラリアは株分けと種まきができます。

マミラリア属は子株が出て群生することが多く、離れた子株から挿し木や株分けして簡単に殖やすことができます。また種まき(実生)でも殖やせます。マミラリア属はサボテンの中では種まきの難易度が低く、種まき初心者でも比較的簡単に育てることができます。

株分けの最適な時期は3~4月ですが、3~6月と9~10月も可能です。種まきは20~30℃の温度を保つ必要があるため、5~6月に行います。

株分け手順
作業前数日は水をやらずに土を乾かし気味にしておきます。皮の手袋をして棘に気をつけながら本体を包むように持ち上げ、プラスチック鉢であれば側面をもむと抜きやすくなります。ざっくり土を落として傷んだ根や枯れた根を切り取ります。株分けしたい子株をそっともぎとります。子株を取り終わった親株はそのまま元の鉢に植え付け、子株は切り口を10日ほど乾かしてから清潔な用土に植え付けます。

種まきの手順
種まきではバーミキュライトや赤玉土小粒などを使います。土は新品の清潔なものを使い、念のため熱湯などで消毒します。種は土の上にばらまきをして覆土はしません。その後腰水(底面給水)または毎日霧吹きで管理します。どちらの場合も発芽するまではラップで鉢を覆い湿度と温度を保ちます。

置き場所は日陰か50%遮光下にします。発芽し始めたらラップにプチプチと爪楊枝などで穴を通気をよくします。8割程度発芽したら腰水を終了します。その後はだんだんと乾かし気味に慣らしていき、スプレーなどで霧吹きします。小苗のうちは乾燥に弱いので、カラカラに乾かさないように気をつけます。

植え替え

植え替えは3月~9月の長い期間行えますが、最適なのは3月~4月頃の生育期です。一番暑い7~8月や冬の休眠時(12~2月)は、植え替えで根を切った後、新しい根が伸びにくいので避けるようにしましょう。

植え替えは株が小さなうちは1年に1回、大きな株は2~3年に1回行います。群生するタイプを長期間放置すると、密になり蒸れ腐れを起こしやすいので、植え替え時に2~3個の塊に分けて別々に植え付けます。

手順
まず事前に水やりを控えて土を乾かし気味にしておきます。皮の手袋をして本体を包むように持ち上げ、プラスチック鉢であれば側面をもむと抜きやすくなります。根鉢(根と土がまとまりになったもの)を丁寧に崩して土を落としていきます。このとき根ジラミ(白い虫)がついていないかチェックしておきましょう。

次に根を根元から5cm程度残して下の方は切り捨てます。茶色い根は枯れているので併せてカットします。一回り大きい鉢に清潔な土をいれて株を置き、周りから土を入れていきます。水やりは作業後1週間から始めます。

植え替えの効果
植え替えは地味な作業ですが、ずっと同じ土で育てていると土がみじん化し、空気や水の通りが悪くなります。そのような用土の劣化を解消するため、また根を整理して枯れた根を取り除く(枯れ葉を取り除くのと似ています)ため、根ジラミなどの害虫を見つけるため、そしてその株に丁度いい鉢に植えるためなどメリットがたくさんあります。植え替えを怠ると生育が悪くなり、とげも貧弱になるため、一見問題なさそうでも必ず植え替え適期には作業を行うようにしてください。

土と鉢

土サボテンは根腐れが大敵なので、水はけがよく通気性のよい土を使います。ただサボテンだからとほとんど保水性がない土だと困ります。水を与えたら全部抜けてしまわないよう、適度な保水性も必要です。またサボテンの産地では酸性土からアルカリ性土など場所によってPHが異なるのですが、複数サボテン間での土の使い回しなどを考えると中性に近い土を選ぶと良いでしょう。

ホームセンターなどに市販されているサボテン・多肉植物の培養土を使うこともできますし、自分で配合して作ることも可能です。ポイントはあまり細かすぎない土で粒サイズが揃っているものを選ぶこと、自分でブレンドする場合は、3種類以上の土を混ぜて作ることなどです。また買った土でも作った土でもかならずみじん(1mm以下の細かすぎる土)を取り除くようにしましょう。

(例1)硬質赤玉土5.5:軽石小粒4:くん炭0.5など
(例2)硬質赤玉土4:軽石小粒3:バーク堆肥1.5:ゼオライト1:くん炭0.5など
(例3 管理人の場合) 赤玉土3:ピートモス3:ボラ土2:川砂1:鹿沼土1:くん炭1など

鉢について
鉢は根の温まりが重要なので、黒いプラスチック鉢ポットが適しています。駄温鉢や素焼き鉢など陶器の鉢は気化熱で鉢が冷えやすいので、サボテンには避けた方がよいでしょう。また鉢のサイズは、球体より一回り大きい、球状ではない場合、株より一回り大きい程度のサイズが適しています。鉢の深さは通常のもので構いません。

入手しやすく安価な鉢としては、プレステラという黒い硬質プラスチックのポットがあります。1個19円程度で購入でき、スリット鉢になっていることから根張りにもよい効果があります。

肥料

肥料マミラリアはそれほど肥料は必要ではありません。しかし長期間鉢植えで栽培していると、肥料や微量要素が不足する場合があります。肥料を与える場合は元肥としては、植え替え時に完熟の有機肥料を土に混ぜ込んだり、緩効性の化成肥料(マグアンプKなど)を混ぜ込む方法があります。追肥としてはN-P-K=6-10-5(ハイポネックス水)の液肥などを与える方法があります。

マグアンプは3要素(チッソ・リン酸・カリ)にマグネシウムが追加され、ハイポネックス液には3要素に加えて15種類の微量要素が入っているので、植物に必要なほとんどの要素(ミネラル)を与えることができます。

施肥時期
緩効性肥料:植え替え時
液肥:3~5月、9~10月

肥料の与えすぎは肥料焼けや徒長などの副作用を起こすので、与えすぎには充分注意しましょう。逆に接ぎ木などで台木がやせる、色が悪いなど肥料切れのサインがあった時に与えるようにします。

病害虫

病害虫
害虫
ハダニやカイガラムシが付きやすく、根には根ジラミ(サボテン根コナカイガラムシ)が付きやすいです。

病気
赤腐れ病や黒腐れ病(フザリウム菌による病気)になりやすいです。また南米病と呼ばれる原因不明の病気が発生することがあります。

マミラリア属によくあるトラブル

  • 棘をきれいに保つには・・・白いトゲをきれいに保つためには、水やり時に頭からかけず、株元から注ぐようにします。花がらをそのままにしておくと白い棘にシミが残ってしまうので、ピンセットなどで取り除いておきます。もちろん汚れるので雨ざらしにしないようにします。
  • 花が咲かない・・・生育不良や日照不足などが原因と考えられます。冬も半日はよく日に当てるようにしましょう。
  • 水やり頻度について・・・実生(種まき)中の1~2年の小苗は水不足に弱いので、成苗よりこまめな水やりが必要になります。冬でも夏でもカラカラにすると干からびて枯れるので、少量を与えます。
  • ・・・
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属ごと(サボテン科)
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