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サボテン アストロフィツム 兜の実生方法!種まき実践記録

このページでは、サボテンのアストロフィツム属 兜(カブト)・ルリ兜を種まきから育てる方法とその実践結果を記録しています。管理人はこれまでコーデックスやメセン類などの種まき(実生)をしたことがあるものの、サボテンの実生は初めてです。できるだけ成功させるようにがんばりますので、よろしくお願いします。

サボテンを種まきから育てる

サボテンの種子 ルリ兜

アストロフィツム属のルリ兜×大ルリ兜の種子

種まきから植物を育てることを実生(みしょう)といいます。また種まきで育てた株を実生(株)と呼ぶこともあります。サボテンは子株を株分けしたり挿し木にしたりする他、実生で増やすこともできます。

実生の特徴(メリット・デメリット)は以下の通りです。

メリット

  • 一度にたくさんの苗を得られる
  • ウイルスに冒されていない株を作れる
  • 親株と異なる特徴が出るため、好みの種類を選抜できる
デメリット

  • 腰水や遮光といった管理が成株より大変
  • 大きくなるまでに数年の長い時間がかかる

サボテンの中には子株をよく付けるものがありますが、アストロフィツム属のようにほとんど子株が出ないものもあります。そのような種類にとっては種まきが唯一の繁殖方法です。

また種まきは管理が大変な一方、手間をかけているだけあって育て甲斐があり、楽しいものです。

それでは、サボテンの種まきの詳しい方法や必要なものについてみていきましょう。

アストロフィツムの実生で大切なポイント

サボテン科アストロフィツム属の実生にあたって既に実生を実践され、成功されている様々なブログを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

そこで以下のようなポイントが重要だということが分かりました。

  • できるだけ新鮮な種を手に入れる(その年に採れた種の播種がベスト)
  • 発芽には昼夜共に気温が高くなり20~30℃の温度が保てること(5月下旬から6月頃)
  • 発芽までは100%近い湿度と湿った環境が必要なこと(蓋がいる)
  • 1~2ヶ月程度は水を切らさないようにする
  • サボテンの多くは好光性の種子なので覆土はしない
  • カビが出ることがあるので殺菌処理をする
  • 種子は1日程度水かベンレート水など(殺菌剤)に浸ける
  • 細かめで根が張りやすい用土にする
  • 直射日光下ではなく半日陰で管理する

タネの鮮度
サボテンはコーデックス類ほど鮮度は求めないようですが、やはり新鮮なものがよいようで、春に開花した種を採ってそれをすぐに蒔く(採りまき)が一番発芽率がよいようです。メセン類は数年前に採って冷蔵庫などで寝かせたもののほうが発芽率や発芽の早さが早いものがありますが、サボテンは異なります。

高温が必要
発芽後と芽の成長には高温が必要で、25~30℃程度の温度が保てることが条件です。関東以南では5月下旬から6月に蒔き、寒冷地では1ヶ月ほど遅らせて考えます。昼間25℃程度が保てれば夜には若干温度が下がってもよいようですが、充分に暑くなってから蒔きます。

高い湿度が必要
発芽まではラップなどで覆いをかけて100%近い高湿度を保つ必要があります。アストロフィツムなどサボテンは好光性の種子で光がないと発芽しないため覆土(土をかぶる)はしません。そのため、充分にびちゃびちゃな状態にして発芽させます。

念のため殺菌する
アストロフィツムはコーデックス類のパキポディウムなどよりはカビにくいようで、特に種子の殺菌などはしなくてもよいとのことでした。しかし高温多湿の状態を続けないといけないので、カビのリスクは高まります。できれば殺菌剤で土やタネを消毒した方が安全です。

小粒で無肥の土
根が細く弱いので、使用する土は2~3mmの小粒の土が適しています。肥料分のあるものはカビや藻の原因になるので適しておらず、バーミキュライト単体や赤玉土、日向土単体などの土を用います。

遮光するか半日陰
また発芽したての芽は直射日光に弱いので、50%遮光下か半日陰に置きます。

ここまでがサボテンの実生で大切なことです。他に種まき共通で大切なことがあります。

実生共通で大切なポイント

  • 親株(成株・充分大きくなった株)とは異なる育て方をする
  • 堆肥や有機肥料はカビの原因になるため使わない
  • 使い回しではなく新品の用土を使う
  • 土は熱湯消毒してから使う
  • 移動しても土が崩れない硬質ポットを使う

種まきから1~2年以内
種まきから育てて1~2年経過するまでは、成株とは全く異なる育て方をします。

サボテンは冬(休眠期)には断水させ(ほぼ水をやらない)生育期に水を与える方法をとりますが、種から育てていてまだ小さい小苗・幼苗は水切れに非常に弱いので、休眠期も断水させません。少しずつの水をこまめに与えます。サボテンは夏型多肉植物で冬場断水するのが普通ですが、種まき1~2年以内は時々水を与えます。

有機肥料は厳禁
種まきで使う土は肥料分がない土かごく少ない土にします。特に堆肥やぼかし肥料などの有機肥料は大量のカビが生える恐れがあるので絶対に使わないようにします。また発芽するまでの期間などは絶対に肥料を与えません。発芽から数ヶ月たったら徐々に緩効性化成肥料を与えるのはOKです。

清潔な用土
用土は新品で清潔なものを使います。他の株を植えていたものや庭の土、病気が出た土、虫の卵や雑草の種などが混入している恐れのあるものは使いません。さらに新品の用土も熱湯消毒してから使うようにします。

硬質ポット
種まきするポットはなんでもよいのですが、移動が多いのでできれば持ち上げたときに形の変わらない硬質ポットが適しています。プレステラというプラスチック鉢を使う方が多いようです。

種まきに適切な時期

サボテンの種まきの適期は25~35℃を安定的に保てる時期です。これが何月かはお住まいの地域によって若干異なってきます。

4~5月は早すぎる
関東(東京)では4月は最高気温の平均が19.6℃、最低気温平均が10.4℃、平均気温が14.7℃のためまだ寒すぎることが分かります。暖地(福岡)でもまだ低く、また寒冷地(宮城)はもちろんまだです。

参考→多肉植物の4月の状態と育て方・するべきことの気温一覧より

それでは5月はどうでしょうか?
関東(東京)では最高気温の平均が24.8℃、最低気温の平均が15.9℃、平均気温が20.0℃となっています。暖地(福岡)も同じくらいで、寒冷地(宮城)は21.7℃、12.5℃、16.7℃です。まだ5月は気温が低すぎることが分かります。

参考→多肉植物の5月の状態と育て方・するべきことの気温一覧より

5月下旬から6月が適期
それでは6月はどうでしょうか?
また6月になると関東は最高気温の平均が26.4℃、最低気温の平均が19.2℃、平均気温22.4℃とちょうど良くなったことが分かります。

参考→多肉植物の6月の状態と育て方・するべきことの気温一覧より

そのため関東以南では5月下旬から6月上旬、寒冷地では6月下旬以降に蒔くのが一番よいのではないかと考えました。

種まき(実生)に必要なもの

サボテンの種まきではこれといった正しいやり方はなく、人それぞれやり方は異なり必要なものも変わってきます。ここでは、当サイトの実生でよく行っている方法をサボテンにも当てはめて実践してみました。

用意するもの

  1. 種をまく鉢
  2. 鉢をすっぽりいれられる容器
  3. 細かい種まき用の土
  4. カビ防止用の殺菌剤(ベンレート)
  5. ラップ
  6. 土の消毒用の湯1L以上
  7. 霧吹き

その他、土を混ぜるための「丈夫で透明な袋」、お湯を注ぐ「オタマ」、ベンレートを水に混ぜるための「空きペットボトル」などが必要です。

鉢の用意

このページでは誰もが入手しやすく安価な器具として、1番の種を蒔く鉢には「プレステラ90」というプラスチック鉢を、2番の鉢をすっぽりいれられる容器にはプラスチックケースを準備しました。今回土の消毒は行い、プレステラに土をいれてそこにお湯をかける方法をとりました。※プレステラは直接お湯を注いでも溶けません。(実験済み)

土の種類と配合

土は様々な意見があり、赤玉土を単用する方や、市販のさし芽・種まきの土を使う方、色々な種類を混ぜてこだわる方などさまざまで、これといった正解はないようです。ただ共通するのは、肥料は入れないということです。

また種のサイズに合わせて土の配合も変わります。今回サボテン(アストロフィツム)では、底には鉢底石としてコーデックス用ブレンドの粗めの土を、中間には花ごころのさぼてん多肉植物の土を使うものと、通常の多肉植物の培養土を使うもの2通り、表土には市販のさし芽・種まき用を使うことにしました。

実生 道具

このような配合にしたのは、底の土は水はけをよくし、中間では根がしっかり張れるように細かめの土にし、上部では根が潜り込みやすいように細粒の土を入れた方がよいのではないかと考えたためです。

2パターンを用意し、どちらが根張りがよく大きく育つか実験も兼ねています。

コーデックス用ブレンド
自分で配合した土です。小粒で赤玉土・ボラ土(日向土)・パーライトを1:1:1で混ぜ合わせたものです。パーライトは土を軽くし水はけをよくするために入れました。

通常の培養土
自分で配合した土です。細粒~小粒の赤玉土・日向土・ピートモス・バーミキュライト・パーライトを1:1:1:1:1で入れたものです。中間に使うので、水はけと適度な保水性を重視しました。

花ごころ さぼてん多肉植物の土
市販の土です。軽石・バーミキュライト・ゼオライトの細粒でできており肥料分が入っていないものです。「通常の培養土」より細かいです。ゼオライト配合で水を腐りにくくさせる点を重視しました。

花ごころ さし芽・種まき用土
市販の土です。バーミキュライト・パーライト・ピートモス・鹿沼土が入っており肥料分が入っていないものです。粒の大きさは花ごころさぼてん多肉植物の土と同じくらいですが、ピートモスと鹿沼土が入っていてふわふわとやわらかいのが特徴です。

費用と入手先の参考


種をまく鉢 鉢をすっぽりいれられる容器 カビ防止の殺菌剤
プレステラ 実生プレステラ90
1個30円
メルカリ
実生 道具プラスチックケース
家にあったもの
実生ベンレート
ホームセンター
0.5g 10袋 800円
細かい種まき用の土 通常の培養土 目の粗い用土
実生 道具花ごころのさし芽・種まき用の土
2L 300円程度
実生通常の培養土
赤玉土・日向土・バーミキュライト・ピートモス・パーライトを同率で混合
実生コーデックス用ブレンド
赤玉土・日向土・パーライトを同率で配合
市販の細かい土
実生 道具花ごころのさぼてん多肉植物の土
2L 260円程度
殺菌剤スプレー 消毒用の湯1L~ スコップ
実生 道具ベンレート液スプレー
1,000倍に薄めたベンレート水を入れたもの
実生鍋で沸騰させたお湯1L程度
自宅
-円
実生 道具土入れスコップ
大小で300円程度

種をまく鉢は土をいれてアストロフィツムのカブト(兜)の種を蒔きます。そして鉢をすっぽり入れられる一回り大きないれものに水を張って、種まきした鉢を浸けます。これを腰水といいます。腰水については別ページで解説しています。

腰水とは

ベンレートは殺菌剤でカビ防止に使います。粉状なので水に溶いて種を消毒したり、腰水の水にも使用します。

サボテンの種はどこで入手する?

サボテンの種子はネット通販で購入することなります。自分で親株を育てており自家採取できるならそれが一番よいですが、それができない方はヤフーショッピングやヤフオク、メルカリなどで入手します。

また大量に種を購入する場合は、ケーレスなど直接海外のサイトから購入する方法もあります。ただこの場合検疫の費用がかかるため、少量なら多少割高でも国内の販売業者から購入した方が安くなります。

サボテンはパキポディウムなどほど種の鮮度に厳しくないのですが、やはり信頼がおける販売者を選ぶことが大切です。メルカリなどで種子を採った親株の写真も載っており、交配種が正確に分かり、採取した年月が分かるものが一番安心です。

なお、管理人の場合はメルカリで出品者が自家採取されたもの(昨年度産)を購入しました。

ヤフーショッピングの多肉植物種子の専門店
多肉植物ワールド
プラントブラザーズ
seed stock

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アストロフィツムの種まきの実践

時期

アストロフィツムは夏型のサボテンなので5月下旬から9月頃に蒔きます。また先ほどのように25℃~35℃の温度が保てる時期が一番蒔き時です。

可能期は5月上旬~6月、7~9月中旬ですが、できれば失敗を避けるために5月下旬~6月に蒔くことをおすすめします。(簡易ビニール温室がない場合)

今回は簡易ビニール温室内で25~35℃を保てる(ただし昼間のみで夜は気温と同じまで下がってしまう)ため、4月中旬に蒔くことにしました。

事前準備

種蒔き用のプラスチック鉢「プレステラ90」に挿すラベルを準備します。他に色々タネを蒔いた場合、どの鉢がなんの種類か分からなくなってしまうので、何らかの方法で区別できるようにしておきましょう。

実生 道具

腰水(底面吸水)用の容器は家にあったプラスチックの箱です。

カビや腐敗、雑菌防止のため、器具や鉢や鉢を入れる容器など、洗えるものは全て洗いましょう。鉢は前に何か植わっていたものの流用ではなく、新品のものを使うのが望ましいです。

土を鉢に入れて消毒する

土の消毒方法はいくつかありますが、プレステラに土をいれて上からお湯をかける、レンジ対応容器などに土をいれて湯気が出るまで加熱する、などのいずれかを行った後に殺菌剤であるベンレート1,000倍溶液を使って消毒します。

今回は、先ほどのように2通りに分けて土を準備しました。

実生 道具
底の土を敷きます。

実生 道具
中間の土を入れます。左が通常の培養土、右が花ごころさぼてん多肉植物の土です。

実生

充分にお湯を注ぎます。土の構造が壊れてしまわないよう、ゆっくり丁寧にお湯を注ぎます。鍋で沸かしたお湯をオタマで注いで消毒します。湯気がでるまで何度も注ぎましょう。湯気が出て充分消毒できたら、底面吸水用のいれものに鉢を浸けて、ベンレート水をかけます

実生
ベンレート0.5gを500mlの水で薄めます。(1,000倍)

アガベ 笹の雪 実生

ベンレート1,000倍溶液は土に水代わりに土にかけてよく、また鉢をつけるための腰水の水にそのまま使ってOKです。

アガベ 笹の雪 実生

鉢が1~1.5cmくらい水に浸かるようにすればOKです。(※他の種まきの写真を流用しています。)

タネを蒔く

土が冷えたのを確認してから、種を蒔きます。熱湯消毒後はかなり長い時間熱を持つので土は充分に冷やします。

種まきの方法は人により、メネデール100倍液に一晩浸ける、水に半日浸ける、何もしないなど様々ありますが、今回は殺菌剤のベンレート水に1日(24時間程度)浸けてから蒔きました。

アストロフィツム 実生

1つの鉢に何十個も蒔く方もいますが、後々植え替えが大変になるので、ある程度間隔を空けて蒔くほうが良いと思います。今回はプレステラ1個に10粒ずつに分けて蒔きました。

覆土は行いませんが、少し土に押しつけるようにして蒔きました。また湿度を保つため種まき後はプラスチック容器で覆いました。

発芽までの日数は

発芽までの日数は差があるようで、早いと3日~5日、1週間~数週間から1ヶ月かかるとするケースがあるようです。ただどの種類にも言えることですが、遅れて発芽する種子もあるので、蒔いてから1ヶ月程度は諦めないようにしましょう。

サボテンはそれほど発芽率は悪くないものの、温度・湿度・適度な日光の条件が揃わないと発芽しません。多数蒔いた種を一気に発芽させたい場合、25~35℃の温度が安定的に保てる時期(5月下旬~6月)がよいということです。

置き場所(遮光環境)と水やり(腰水)

実生 道具

ラップをして穴をプチプチあける、霧吹きするなど始終土がしっとり濡れている状態にします。上から水をじゃぶじゃぶ掛けるとタネが流れてしまうので、腰水(底面吸水)を行います

鉢は半日陰に置き、発芽後も半日陰(50%遮光)に置きます。アストロフィツムはもともと成株も真夏は20~30%程度遮光します。種まきした苗はさらに直射日光に弱いです。決して無遮光の環境(完全な日なた)に出さないようにしましょう。

実生 道具

今回の実践では、簡易ビニール温室の最上段に置くため、60%遮光ネットを2枚重ねました。

また暗い室内などに置いたままだと、ひょろひょろになってもやしのようになってしまいますので、室内での管理は難しいです。

実生 道具

発芽が揃ったら徐々にラップや蓋を外し外気にさらすようにします。

始終水を張った容器に鉢を浸ける(腰水)のは1~2ヶ月で終了します。その後の水やりは、土が半分ぐらい乾いたら鉢を水に浸けて充分に水を吸わせる方法をとります。

3ヶ月以上たったら苗もしっかりしてくるので、上からの水やりに切り替えます。

サボテン「アストロフィツム兜・ルリ兜」の実践記録

1ヶ月目(4月)の様子

4/9にタネを24時間ベンレート水に浸けてから、4/10に播種しました。気温は最高気温23℃程度ですが、簡易ビニール温室の中は昼間33℃程度まで上がっています。大体9時から16時ぐらいまで日が当たり、25~35℃を保っています。

夜になると最低気温が14℃程度まで下がり、簡易ビニール温室内もそこまで下がります。

4/15、一つに動きが見られました。
4/16、2つ発芽しました。
4/17、12個発芽しました。
4/18、20個中14個が発芽しました。そのためラップの一部を開き、さらにプチプチと穴を空けました。

アストロフィツム ルリ兜の発芽
画像は4/18の播種8日目の様子です。苗が小さくとても分かりづらいので、赤矢印で示しています。ベージュから赤茶色っぽい色をしています。

4/20、15個が発芽しました。
4/24、18個が発芽しました。芽の先に少し模様が出てきています。
4/26、20個中18個が発芽しました。アストロフィツムは発芽率がよいですね。カビが少し出たのでベンレートのスプレーを開始、またラップを剥がしました。
4/28、やはり18個の発芽です。芽が大きくなって写真でも分かりやすくなっています。

アストロフィツム、ルリ兜の実生
画像は4/28、播種18日目の写真です。

2ヶ月目(5月)の様子

5/7、合計の発芽数は20中18個でした。順調に生育しているようです。
5/7、藻が出てきたので、オーソサイド水和剤のスプレーをしました。藻に対するオーソサイドの使用は今期が初めてで、どのくらい効果があるかは不明です。

全体的に生育が良いのですが、少し日が当たりすぎるところにおいていたためか、こんがり日焼けしてきたため(茶色くなってしまいました)、少し暗い所に移しました。元あった場所は照度計で1万ルクスぐらいのところだったので6,000lxぐらいのところに移動させました。

水を含みやすい(保水性の高い)土を使っているので腰水は終了しました。時々鉢が軽くなってきたら底面吸水させる形で水やりしています。

ルリ兜の実生1ヶ月
5/7に撮影した、アストロフィツム「ルリ兜」の播種28日目の写真です。

5/18、ルリ兜と兜丸は順調に生育しています。まだ見た目はほとんど変化がなく、少し模様のようなものがでてきている程度です。藻の防止にオーソサイド水和剤のスプレーをしています。日焼けは治らないようで、少しくらい所に移してもそのままでした。

前回5/7に底面吸水させてから以来なので、10日に1回程度底面吸水させていることなります。

兜丸・ルリ兜の種まき

兜丸・ルリ兜の種まき

兜丸・ルリ兜の種まき

上の3枚は5/18撮影の実生38日目の写真です。

3ヶ月目(6月)の様子

6/1付け記録、以下1ヶ月ごとの観察記録となります。

この間パキポディウムやアガベ、エケベリアなど様々な種類の種を蒔きましたが、その中ではサボテン・アガベがとても発芽率が良かったです。ほとんど全部発芽しました。パキポディウムなど発芽率が0%のものもあったのに比べ、発芽もとても簡単で勝手に発芽してくる感じです。

播種してから3ヶ月目に入りましたが、株のサイズはほとんど変わっていません。成長はゆっくりのようです。

現在も引き続き簡易ビニール温室の前列~中央に鉢を並べています。5~7月はこの場所では直射日光は当たらずちょうど良い半日陰になっているようです。

気温は最高が28℃程度、最低が20℃程度で、サボテンの栽培に一番よい気候です。

今年はオーソサイドのスプレーを2週に1回ほどしているので、藻がほぼ生えてきません。きれいな黒い土のままです。

オーソサイドの藻への効果
これはオーソサイドを散布した鉢としていない鉢の比較です。スプレーしていない鉢は緑色になっているのが分かります。

またオーソサイドはアストロフィツムには薬害が出ないことが確認できました。

水やりは上からやってしまうと苗が浮いてしまうので、水を張った容器に鉢を浸ける方法で与えています。常時ではなく2週間に1回行っています。ただ土の保水性にもよるので、水やり回数は参考程度にお願いします。

また6/1に施肥、マグアンプKを溶かした水を極少なめに与えました。

以下は2022/6/1に撮影したアストロフィツムの写真です。


兜丸の写真


ルリ兜の写真

4ヶ月目(7月)の様子

アストロフィツムの播種から4ヶ月が過ぎました。

夏型の多肉植物であるアストロフィツムも苦手な、蒸し暑い時期になりました。最高気温は33℃、最低気温は27℃程度と早くも熱帯夜になっています。梅雨といっても雨はほとんど降らず、平年比20日早い梅雨空けとなりました。

この時期の水やりは気を遣いますが、それでもカラカラに乾かしてしまうと生育が極端に遅くなってしまうため、土がカラカラに乾く前にしっかり与えています。まだ苗が弱いため底面吸水させています。底面吸水の頻度は10日に1回程度で、年中腰水用の容器に水が溜まっている訳ではありません。

置き場所は簡易ビニール温室の下段の中列で、比較的暗い環境です。耐陰性があるのか、それでも徒長しないでいます。現在は上段の影に隠れて直射日光が当たらないところですが、これから太陽光の入射角が低くなっていくので、7月下旬には簡易ビニール温室の前面に遮光ネットを張る予定です。

最近はオーソサイド(殺菌剤)のスプレーをしておらず、少し藻が生えてきています。

以下はルリ兜と兜丸の2022/6/30の写真です。

ルリ兜の実生4ヶ月目
ルリ兜

ルリ兜の実生4ヶ月目
ルリ兜(拡大写真)

兜丸の実生4ヶ月目
兜丸

兜丸の実生4ヶ月目
兜丸(拡大写真)

5ヶ月目(8月)の様子

アストロフィツムの種まきから5ヶ月が過ぎました。

サボテンの苗は案外丈夫なようで、特に枯れることもなく育っています。

水やりは上からはできないので、10日に1回ほど腰水でしっかり吸わせています。そのため水やり直後の土はびしょびしょ、36℃の猛暑の中、まさに高温多湿です。

簡易ビニール温室に日が差し込む様になってきて、前部に遮光ネットを張りましたが、その影響かやや徒長気味です。それでも少しずつ模様が出てきて成長を感じさせます。

他の栽培環境は7月と同じです。親株はほどんど水をやらず痩せてきていますが、5mm以下の小苗は水をジャブジャブ与えても大丈夫なようです。

以下は2022/8/11の兜丸・ルリ兜の写真です。


サボテン実生の全体の様子


ルリ兜


カブト丸

6ヶ月目(9月)の様子

早くもアストロフィツムの種まきから6ヶ月目に入りました。

8月は連日の猛暑にもかかわらず、成長を続けメセンのように溶けたりすることもなく元気でいてくれました。成長速度は遅いようで、まだ3mm程度しかありません。そろそろ肥料を与える時期かもしれません。

水やりはしっかり土が乾いてから、上から少しと下からの底面吸水でたっぷり与えています。頻度は10日に1回程度です。親株にもしこのような水やりをしたら速攻で腐りそうですが、小さな苗はカラカラにするとしぼんで回復が遅れるので、小苗は別物として育てた方がよいのではないかと感じます。

遮光ネットなど環境は変えていませんが、秋になるにつれ日が差し込むようになってきました。しっかり日光を吸収して冬が来前に大きくなって欲しいと思います。

以下は2022/9/5のカブト丸とルリ兜の写真です。

ルリ兜


カブト丸

7ヶ月目(10月)の様子

アストロフィツム、カブトを植えてから満6ヶ月が過ぎました。

最近目に見えて涼しくなってきて、最高気温も25℃~高くても30℃程度になっています。

成長はゆっくりで1ヶ月単位でも生育が感じられませんが、点々がたくさんあると家族の指摘を受け、そういえば刺座らしきものの数が増えてきたなと感じました。

水やりは9月と同じ感じで、栽培環境も同じです。ただ日光が簡易ビニール温室の中ほどまで入るようになって、カブトにも直接日が当たるようになってきました。(60%遮光ネットはかけています。)

リトープスなどの実生でも感じることですが、同じ時に蒔いて同じ条件なのに生育に差が出ています。土から抜いてみると根の量が違ったりします。これは個体差で種のもつ生命力の強さが違うのではないかと感じます。

以下はルリ兜とカブトの2022/10/1の写真です。

カブト丸(カブト)


ルリ兜


サボテンの実生風景

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