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アデニウム(砂漠のバラ)の実生方法!種まき実践記録

このページでは、コーデックス類のアデニウム「オベスム」(砂漠のバラ)を種から育てる方法とその実践結果を記録しています。コーデックス類の種まきはアフリカ亀甲竜に次いで2回目です。アデニウムの実生はコーデックス類の中では一番簡単で失敗率も低く種まき初心者でも成功率が高いようです。ぜひ挑戦してみてください。

アデニウムを種まきから育てる

アデニウムの種子 砂漠のバラ

アデニウム「オベスム」の種子

種まきから植物を育てることを実生(みしょう)といいます。また種まきで育てた株を実生(株)と呼ぶこともあります。コーデックス類は種まきの他に挿し木でも育てることができますが、挿し木だと塊根が膨らまないというデメリットがあります。そこで多くの場合、種まきからじっくり育てます。

種まきには以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

  • アデニウムの塊根を太らせることができる
  • 一度にたくさんの苗を得られる
  • ウイルスに冒されていない株を作れる
  • 親株と異なる特徴が出るため、好みの種類を選抜できる
デメリット

  • 腰水や遮光といった管理が成株より大変
  • 大きくなるまでに数年の長い時間がかかる
  • 高温多湿の環境なのでカビが蒸れなどに注意が必要

種まきから育てるのは、既に大きくなった株を育てるより大変です。しかし成長過程を目で見て試行錯誤しながら育てるのは、やりがいが有り楽しいものです。

早速アデニウムの種まきの詳しい方法や必要なものについてみていきましょう。

アデニウム(砂漠のバラ)の実生で大切なポイント

アデニウムの実生にあたって既に実生を実践され、成功されている様々なブログを参考にさせていただきました。ありがとうございます。

そこで以下のようなポイントが重要だということが分かりました。

  • できるだけ新鮮な種を手に入れる(半年以内が最高によい)
  • 発芽には昼夜共に気温が高くなり20~25℃の温度が保てること
  • 発芽までは100%近い湿度と湿った環境が必要なこと(蓋がいる)
  • 1~2ヶ月程度は水を切らさないようにする
  • 好光性の種子なので覆土はしない
  • 土の殺菌処理はしなくてもよい
  • 蒔いた種は上から殺菌剤をスプレーする
  • 細かめで根が張りやすい適度に保水性がある用土を選ぶ
  • 直射日光下ではなく半日陰で管理する

新しい種を入手
アデニウムに限らず、コーデックス類の実生には新鮮な種を用意することが大切です。その年咲いて採れた種を蒔く「採りまき」をするか採取後半年以内に蒔くのが一番よいようです。メセン類などは1年寝かせたものが発芽率がよくなりますが、アデニウムの場合は異なるので気をつけましょう。

25℃程度を維持する
発芽後と芽の成長には高温が必要で、20℃できれば25℃程度の温度が保てることが必要です。関東以南では6月に蒔き、寒冷地では1ヶ月ほど遅らせて考えます。

覆土はしない
発芽まではラップなどで覆いをかけて100%近い高湿度を保つ必要があります。アデニウムは好光性の種子で光がないと発芽しないため覆土(土をかぶる)はしません。覆土はしませんが、土に少し押しつける形にすると吸水性があがり発芽率が良くなります。

比較的カビにくい
アデニウムはパキポディウムなどよりはカビにくいようで、特に土や種子の殺菌などはしなくてもよいとのことでした。しかし高温多湿の状態を続けないといけないので、カビのリスクは高まります。できれば殺菌剤で土やタネを消毒した方が安全です。また、種を蒔いた後はベンレートなど殺菌剤を散布します。

小粒の土
根が細く弱いので、使用する土は小粒の土が適しています。肥料分のあるものはカビや藻の原因になるので適しておらず、赤玉土単体や日向土単体などの無肥料の土を用います。ある程度保水性があるさし芽・種まき用土などを使う方もいらっしゃるようです。

また発芽したての芽は直射日光に弱いので、50%遮光下か半日陰に置きます。

ここまでがアデニウムの実生で大切なことです。他に種まき共通で大切なことがあります。

実生共通で大切なポイント

  • 親株(成株・充分大きくなった株)とは異なる育て方をする
  • 堆肥や有機肥料はカビの原因になるため使わない
  • 使い回しではなく新品の用土を使う
  • 念のため土は熱湯消毒してから使う
  • 移動しても土が崩れない硬質ポットを使う

こまめの水やりが必要
種まきから育てて1~2年経過するまでは、成株とは全く異なる育て方をします。アデニウムは夏型コーデックスのため、冬(休眠期)には断水させ(ほぼ水をやららない)生育期に水を与える方法をとりますが、種から育てていてまだ小さい小苗・幼苗は水切れに非常に弱いので、休眠期も断水させません。少しずつの水をこまめに与えます。

肥料は少なめに
種まきで使う土は肥料分がない土かごく少ない土にします。特に堆肥やぼかし肥料などの有機肥料は大量のカビが生える恐れがあるので絶対に使わないようにします。また発芽するまでの期間などは絶対に肥料を与えません。発芽から数ヶ月たったら徐々に緩効性化成肥料を与えるのはOKです。

新品の土を使う
用土は新品で清潔なものを使います。他の株を植えていたものや庭の土、病気が出た土、虫の卵や雑草の種などが混入している恐れのあるものは使いません。さらに新品の用土も熱湯消毒してから使うようにします。

硬質のポット
種まきするポットはなんでもよいのですが、移動が多いのでできれば持ち上げたときに形の変わらない硬質ポットが適しています。プレステラというプラスチック鉢を使う方が多いようです。

種まきに適切な時期

砂漠のバラ(アデニウム オベスム)の種まきの適期は20~25℃を安定的に保てる時期です。これが何月かはお住まいの地域によって若干異なってきます。

4~5月は早い
関東(東京)では4月は最高気温の平均が19.6℃、最低気温平均が10.4℃、平均気温が14.7℃のためまだ寒すぎることが分かります。暖地(福岡)でもまだ低く、また寒冷地(宮城)はもちろんまだです。

参考→多肉植物の4月の状態と育て方・するべきことの気温一覧より

それでは5月はどうでしょうか?
関東(東京)では最高気温の平均が24.8℃、最低気温の平均が15.9℃、平均気温が20.0℃となっています。暖地(福岡)も同じくらいで、寒冷地(宮城)は21.7℃、12.5℃、16.7℃です。まだ5月は気温が低すぎることが分かります。

参考→多肉植物の5月の状態と育て方・するべきことの気温一覧より

6月が蒔き時
それでは6月はどうでしょうか?
また6月になると関東は最高気温26.4℃、最低気温19.2℃、平均気温22.4℃とちょうど良くなったことが分かります。

参考→多肉植物の6月の状態と育て方・するべきことの気温一覧より

そのため関東以南では5月下旬から6月上旬、寒冷地では6月下旬以降に蒔くのが一番よいのではないかと考えました。

種まき(実生)に必要なもの

アデニウムの種まきではこれといった正しいやり方はなく、人それぞれやり方は異なり必要なものも変わってきます。ここでは、当サイトの実生でよく行っている方法をアデニウムにも当てはめて実践してみました。

用意するもの

  1. 種をまく鉢
  2. 鉢をすっぽりいれられる容器
  3. 細かい種まき用の土
  4. カビ防止用の殺菌剤(ベンレート)
  5. ラップ
  6. 土の消毒用の湯1L以上
  7. 霧吹き

その他、土を混ぜるための「丈夫で透明な袋」、お湯を注ぐ「オタマ」、ベンレートを水に混ぜるための「空きペットボトル」などが必要です。

鉢の用意

このページでは誰もが入手しやすく安価な器具として、1番の種を蒔く鉢には「プレステラ90」というプラスチック鉢を、2番の鉢をすっぽりいれられる容器にはプラスチックケースを準備しました。今回土の消毒は行い、プレステラに土をいれてそこにお湯をかける方法をとりました。※プレステラは直接お湯を注いでも溶けません。(実験済み)

土の種類と配合

土は様々な意見があり、赤玉土を単用する方や、市販のさし芽・種まきの土を使う方、色々な種類を混ぜてこだわる方などさまざまで、これといった正解はないようです。ただ共通するのは、肥料は入れないということです。

また種のサイズに合わせて土の配合も変わります。今回アデニウムでは、底には鉢底石としてコーデックス用ブレンドの粗めの土を、中間には花ごころのさぼてん多肉植物の土を使うものと、通常の多肉植物の培養土を使うもの2通り、表土には市販のさし芽・種まき用を使うことにしました。

実生 道具

このような配合にしたのは、底の土は水はけをよくし、中間では根がしっかり張れるように細かめの土にし、上部では根が潜り込みやすいように細粒の土を入れた方がよいのではないかと考えたためです。

2パターンを用意し、どちらが根張りがよく大きく育つか実験も兼ねています。

コーデックス用ブレンド
自分で配合した土です。小粒で赤玉土・ボラ土(日向土)・パーライトを1:1:1で混ぜ合わせたものです。パーライトは土を軽くし水はけをよくするために入れました。

通常の培養土
自分で配合した土です。細粒~小粒の赤玉土・日向土・ピートモス・バーミキュライト・パーライトを1:1:1:1:1で入れたものです。中間に使うので、水はけと適度な保水性を重視しました。

花ごころ さぼてん多肉植物の土
市販の土です。軽石・バーミキュライト・ゼオライトの細粒でできており肥料分が入っていないものです。「通常の培養土」より細かいです。ゼオライト配合で水を腐りにくくさせる点を重視しました。

花ごころ さし芽・種まき用土
市販の土です。バーミキュライト・パーライト・ピートモス・鹿沼土が入っており肥料分が入っていないものです。粒の大きさは花ごころさぼてん多肉植物の土と同じくらいですが、ピートモスと鹿沼土が入っていてふわふわとやわらかいのが特徴です。

費用と入手先の参考


種をまく鉢 鉢をすっぽりいれられる容器 カビ防止の殺菌剤
プレステラ 実生プレステラ90
1個30円
メルカリ
実生 道具プラスチックケース
家にあったもの
実生ベンレート
0.5g 10袋 800円
Amazon
細かい種まき用の土 通常の培養土 目の粗い用土
実生 道具花ごころのさし芽・種まき用の土
5L 600円程度
Amazon
実生通常の培養土
赤玉土・日向土・バーミキュライト・ピートモス・パーライトを同率で混合
実生コーデックス用ブレンド
赤玉土・日向土・パーライトを同率で配合
市販の細かい土
実生 道具花ごころのさぼてん多肉植物の土
5L 600円程度
Amazon
殺菌剤用のスプレー容器 消毒用の湯1L~ スコップ
実生 道具ベンレート液用スプレー容器
1,000倍に薄めたベンレート水を入れるための容器
Amazon
実生鍋で沸騰させたお湯1L程度
自宅
-円
実生 道具土入れスコップ
大小で300円程度

種をまく鉢は土をいれてアデニウム オベスムの種を蒔きます。そして鉢をすっぽり入れられる一回り大きないれものに水を張って、種まきした鉢を浸けます。これを腰水といいます。腰水については別ページで解説しています。

腰水とは

ベンレートは殺菌剤でカビ防止に使います。粉状なので水に溶いて種を消毒したり、腰水の水にも使用します。

アデニウムの種はどこで入手する?

砂漠のバラの種子はネット通販で購入することなります。自分で親株を育てており自家採取できるならそれが一番よいですが、それができない方はヤフーショッピングやヤフオク、メルカリなどで入手します。

また大量に種を購入する場合は、ケーレスなど直接海外のサイトから購入する方法もあります。ただこの場合検疫の費用がかかるため、少量なら多少割高でも国内の販売業者から購入した方が安くなります。

アデニウムなどのコーデックス類は鮮度が大切なので、信頼がおける販売者を選ぶことが大切です。できれば自分でも同じ種を蒔いていて、親株の画像なども写している出品者が一番良いですが、ない場合は採取した年月が分かるもの、取り扱い数が多くて在庫の回転の速い出品者が安心です。

なお、管理人の場合はメルカリで出品者も自分で同じ種を蒔いている方から購入しました。

ヤフーショッピングの多肉植物種子の専門店
多肉植物ワールド
プラントブラザーズ
seed stock
楽天市場の多肉植物種子
楽天市場

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砂漠のバラ(オベスム)の種まきの実践

時期

コーデックス類には冬型と夏型のものがありますが、アデニウムは夏型なので4月下旬から9月頃に蒔きます。管理人は簡易ビニール温室内で25~30℃を保てる(ただし昼間のみで夜は気温と同じまで下がってしまう)ため、4月中旬に蒔くことにしました。

事前準備

種蒔き用のプラスチック鉢「プレステラ90」に挿すラベルを準備します。他に色々タネを蒔いた場合、どの鉢がなんの種類か分からなくなってしまうので、何らかの方法で区別できるようにしておきましょう。

実生 道具

腰水(底面吸水)用の容器は家にあったプラスチックの箱です。

カビや腐敗、雑菌防止のため、器具や鉢や鉢を入れる容器など、洗えるものは全て洗いましょう。鉢は前に何か植わっていたものの流用ではなく、新品のものを使うのが望ましいです。

土を鉢に入れて消毒する

土の消毒方法はいくつかありますが、プレステラに土をいれて上からお湯をかける、レンジ対応容器などに土をいれて湯気が出るまで加熱する、などのいずれかを行った後に殺菌剤であるベンレート1,000倍溶液を使って消毒します。

今回は、先ほどのように2通りに分けて土を準備しました。

実生 道具
底の土を敷きます。

実生 道具
中間の土を入れます。左が通常の培養土、右が花ごころさぼてん多肉植物の土です。

実生

充分にお湯を注ぎます。土の構造が壊れてしまわないよう、ゆっくり丁寧にお湯を注ぎます。鍋で沸かしたお湯をオタマで注いで消毒します。湯気がでるまで何度も注ぎましょう。湯気が出て充分消毒できたら、底面吸水用のいれものに鉢を浸けて、ベンレート水をかけます

実生
ベンレート0.5gを500mlの水で薄めます。(1,000倍)

アガベ 笹の雪 実生

ベンレート1,000倍溶液は土に水代わりに土にかけてよく、また鉢をつけるための腰水の水にそのまま使ってOKです。

アガベ 笹の雪 実生

鉢が1~1.5cmくらい水に浸かるようにすればOKです。(※他の種まきの写真を流用しています。)

タネを蒔く

土が冷えたのを確認してから、種を蒔きます。熱湯消毒後はかなり長い時間熱を持つので土は充分に冷やします。

種まきの方法は人により、メネデール100倍液に一晩浸ける、水に半日浸ける、何もしないなど様々ありますが、今回は殺菌剤のベンレート水に1日(24時間程度)浸けてから蒔きました。

実生 道具

1つの鉢に何十個も蒔く方もいますが、後々植え替えが大変になるので、ある程度間隔を空けて蒔くほうが良いと思います。今回はプレステラ1個に5粒ずつに分けて蒔きました。

覆土は行いませんが、少し土に押しつけるようにして蒔きました。また湿度を保つため種まき後はプラスチック容器で覆いました。

発芽までの日数は

発芽までの日数は差があるようで、早いと3日~5日、1週間~数週間から1ヶ月かかるとするケースがあるようです。ただどの種類にも言えることですが、遅れて発芽する種子もあるので、蒔いてから1ヶ月程度は諦めないようにしましょう。

オベスムは発芽させること自体は難しくなく発芽率もよいようで、湿度と温度の条件さえ整えば割と発芽させやすいそうです。

当サイトの実践では、4/10に種まきして4/14に最初の発芽(4日後)をして、最後の発芽は4/17(7日後)でした。また発芽率は11粒中7粒で64%でした。

置き場所(遮光環境)と水やり(腰水)

実生 道具

ラップをして穴をプチプチあける、霧吹きするなど始終土がしっとり濡れている状態にします。上から水をじゃぶじゃぶ掛けるとタネが流れてしまうので、腰水(底面吸水)を行います

鉢は半日陰に置き、発芽後も半日陰(50%遮光)に置きます。アデニウムの成株は真夏もあまり遮光せず育てますが、種まきした苗は決してすぐ日なたに出さないようにしましょう。

実生 道具

今回の実践では、簡易ビニール温室の最上段に置くため、60%遮光ネットを2枚重ねました。

また暗い室内などに置いたままだと、ひょろひょろになってもやしのようになってしまいますので、室内での管理は難しいです。

実生 道具

発芽が揃ったら徐々にラップや蓋を外し外気にさらすようにします。

始終水を張った容器に鉢を浸ける(腰水)のは1~2ヶ月で終了します。その後の水やりは、土が半分ぐらい乾いたら鉢を水に浸けて充分に水を吸わせる方法をとります。

3ヶ月以上たったら苗もしっかりしてくるので、上からの水やりに切り替えます。

アデニウム「オベスム」の実践記録

1ヶ月目(2022.4)

4/9にタネを24時間ベンレート水に浸けてから、4/10に播種しました。気温は最高気温23℃程度ですが、簡易ビニール温室の中は昼間33℃程度まで上がっています。大体9時から16時ぐらいまで日が当たり、25~35℃を保っています。

夜になると最低気温が14℃程度まで下がり、簡易ビニール温室内もそこまで下がります。

4/12、早くも一つ目に変化が見られました。種が膨らみ棒状の種の端から白い根のようなものが見え始めました。

4/13、3つに同じような変化が見られました。

4/14、発芽が開始しました。

4/17、10個中7個が発芽してきました。苗が立ってその先がラップにくっつくため、別の腰水容器に移しラップを撤去しました。

アデニウムの発芽
4/18(播種8日目)の様子です。

現在見えているところは塊根になる部分のようで、葉はその先にほんの小さくくっついているようです。

4/21、寒くなったせいか途中で発芽が止まってしまいました。それで一時的に室内に入れ、猫用の保温マットで加温しました。加温したところ、発芽がすぐに再開し4/22に7個が正常に発芽を完了しました。

4/26、カビが出そうなのでベンレートのスプレーを開始、またラップを剥がしました。

4/27、本葉が見え始めました。1つ双葉がない苗がありますが、それは種の殻を外してやろうと思って引っ張ったところ、葉がちぎれてしまったものです。

アデニウムの実生
4/28(播種18日目)の写真です。

2ヶ月目(2022.5)

パキポディウムは成長が止まってしまったかのようになっていますが、アデニウムの生育は順調です。どちらも25℃以上が推奨されていましたが、アデニウムのほうが低温に強いようです。

5/7、4/28以降本葉が順調に育っており、大分しっかりしてきました。双葉と塊根部も大きくなっています。
5/7、置き場所を少し変更しました。直射日光を22%遮光ネット2枚で遮った所に置きました。照度計で測ってみると晴天で1万ルクスぐらいです。水やりは腰水をやめて、時々底面吸水させる形にしています。(乾きやすい土の場合はこまめな底面吸水が必要そうです。)また、藻が生えそうなので、オーソサイド水和剤を土にスプレーしました。

オベスム実生1ヶ月目
これは5/7に撮影した実生28日目の写真です。

5/18、アデニウムは順調に育っています。本葉がかなり大きくなってきました。

葉がよれよれしているのが気になります。薬害でないとよいと願っています。現在は底面吸水ではなく、上から水を与える普通の方法で水やりしています。頻度は10日に1回程度です。(保水性の少ない土の場合はもう少し高頻度にしたほうがよいと思います。)

管理は引き続き戸外です。

アデニウムの種まき
これは5/18に撮影した実生38日目の写真です。

3ヶ月目(2022.6)

6/1付け記録、以降1ヶ月ごとの観察記録となります。

アデニウム「オベスム」は順調に生育しており、本葉が何枚も出てきました。塊根部も太くなりアデニウムらしくなってきています。

現在は2週に1回鉢の上から静かにジョウロで水を注いでいます。(頻度は土の保水性により、今回は保水性の高い土を使っているため、水はけの良い土を使っている場合はこまめな水やりが必要になります。)

置き場所はこれまでと同じく簡易ビニール温室の一番前の列で、直射日光が当たらない所です。半日陰程度だと思います。今回は水やりのタイミングでオーソサイド水和剤のスプレーをしているので、土に藻が生えず黒い土が保たれています。

環境は最高気温が28℃程度、最低気温が20℃程度です。梅雨入りの兆候は無く(九州北部は平年値6月4日)晴れの日が続いています。

6/1に始めて肥料を与えました。水に溶かしたマグアンプK(チッソ分が少なくリン酸が多い)をジョウロでごく少量与えています。

以下は2022/6/1に撮影したアデニウム オベスムの写真です。

4ヶ月目(2022.7)

気温が上がってきました。今年は梅雨が平年比20日早く開け夏に、最高気温は33℃、最低気温は27℃程度になっています。

オベスムは順調に生育しており、葉の枚数を増やし、塊根も太くなってきています。2ヶ月前は葉がチリチリしていたのですが、最近になってしっかり伸びてきました。

根が伸びているのか、土の乾きが速くなってきました。水やり頻度は10日に1回程度、まだまだ乾燥に弱いので土が完全にカラカラに乾く前に与えています。土の粒が大きいコーデックスブレンドならもっと頻繁に水やりする必要があると思います。

環境は引き続き外の簡易ビニール温室の下段で、現在は日が当たらない所です。アデニウムは直射日光に強いとはいえ、この小ささで日にさらすと枯れそうなので、日が当たるようになる7月下旬からは遮光ネットを前面に張る予定です。

肥料を与えると早く大きくなるそうですが、縦に伸びてしまいがちなので、6月に1回与えて以来、以後も施肥はしない予定です。

以下は2022/6/30に撮影したアデニウム オベスムの写真です。
アデニウム実生4ヶ月目

アデニウム実生4ヶ月目

5ヶ月目(2022.8)

今年は大変な猛暑(連日36℃)ですが、アデニウムはそんな気候にかかわらず、元気に成長しています。葉の枚数も多く、幹も太くなってきました。パキポディウムやメセン類と比べると、あっという間に大きくなった印象です。

すぐに土が乾く(鉢が軽くなる)ので1週間に1回はたっぷりの水を与えています。簡易ビニール温室に日が差し込むようになってきたため、前部に遮光ネットを張ったのですが、そのためか徒長気味になっています。栽培設備上これ以上のことはできないので、縦に伸びすぎないように祈っています。

成長が速いため、混み合ってきて7月20日頃植え替えを行いました。深さ9cmの鉢ですが、下まで根が到達していました。これでしばらくは大丈夫です。

なお、園芸店で買ったアデニウムも葉が茂り、花も咲いています。

以下は2022/8/11のアデニウムの写真です。

6ヶ月目(2022.9)

夏の暑さでどんどん成長しています。植え替えを行った後ですが、1鉢3苗の鉢より、1苗1鉢にしたほうが明らかに大きくなっています。

よく水が乾き、1週間に1度ぐらい水をやっています。鉢底から流れるまで充分に与えてOKです。
なるべく日が当たるように簡易ビニール温室の前の方に寄せておいていますが、それでも遮光ネットがかかっているので若干徒長しています。

塊根の太さは大きいもので直径1cm程度になっています。
半年にもかかわらず随分成長したように思われます。

以下は2022/9/5の写真です。

7ヶ月目(2022.10)

暑さが緩み最高気温が25~30℃程度となり、砂漠のバラの成長スピードも緩やかになってきました。水の乾きがゆっくりになってきたので、それに見合うように与える水の量や頻度も減らし始めています。

株は健康でしっかり株元が膨らんできています。少し葉先が枯れ始めているのが心配ですが、落葉の始まりなのでしょうか?2号ポット(直径6cm)に植えたものは、葉の広がりが6cmを越えています。

育て方は、簡易ビニール温室のなるべく日の当たる所ですが、他の多肉植物と一緒に育てているので、60%の遮光ネットがかかっています。水やりの頻度は10日に1回ほど、鉢底から流れ出る程度です。10月も終わりに近づいてきたら遮光ネットの張っていない直射日光下で置きたい所です。

早く大きくしたい場合は10月中に1苗1鉢に植え替えたほうがよいと思います。

以下は2022/10/1のアデニウム・オベスムの写真です。

8ヶ月目(2022.11)

【11/1記】ここ2週間程度の気温は最高が22℃、最低が12℃程度とかなり下がってきています。昨月落葉しかかっていたので11月には全部葉が落ちるのではないかと思っていましたが、葉先が枯れた程度でしっかり葉を茂らせています。

ただ水の吸収は減っているので、10日に1回鉢が全体的に湿る程度に与えています。

10月半ばに60%遮光ネットを外して直射日光が当たるようにしましたが、全く問題なく葉焼けなどを起こしていません。

パキポディウムのグラキリスは根張りも弱くまだ高さが2~3cm程度、太さが3mm程度で、アデニウムは成長が早いなと強く感じます。

以下は2022/10/31のオベスムの写真です。

9ヶ月目(2022.12)

【12/1記】この11月は気候もよく暖かかった(最高気温22℃/最低気温12℃程度)ですが、この2日急に寒くなってきました。今後2週間の予測気温は、最高気温13℃/最低気温8℃となっています。

アデニウムとパキポディウムの栽培カゴの写真です。アデニウムもパキポディウムと同様葉が枯れかかっているのですが、アデニウムのほうが枯れが遅く、また水を吸って鉢がカラカラになる所をみると、パキポディウムより低温に強いといえそうです。

パキポディウムは水やりを極少なくしていますが、アデニウムはまだまだ土が乾くためそれより多めの量を与えています。最後の水やりは11/25でした。

それでも最低温度は8℃と本に書いてあったので、12/1から室内に移し植物育成ライトでの栽培を開始しました。枯れかかった葉で光合成ができるのか分かりませんが、茎でも光合成できると聞いているので強すぎない程度で、LEDライトを当てていこうと思います。

また、実験的に一部の苗を戸外に置いて何度まで耐えられるか確かめてみたいと思います。

撮影日:2022/11/29

10ヶ月目(2023.1)

【2023/1/1記】12月に入ると気候は急変、前半は最高温度15℃/最低気温5℃程度でしたが、後半には最高が10℃行かなくなったり、下が0℃になったりと急激に寒くなりました。天気も曇り空が多く、雨、雪が降り晴れたのは12日間だけでした。

アデニウムは一部を除き、室内に取り込んだままとなっています。室内に置いていると葉が落ちないようで、個体差はありますが緑色っぽい葉がついています。成株はもっと緑の葉が1枚も落ちずについています。

アデニウムは耐寒性がないとされ、一般的には8℃程度で室内に取り込むようになっていますが、戸外に地植えして雪ざらしの0℃の環境に置いたところ、なんと凍らずに生き残りました!

雪がかぶり凍ったように硬くなっていましたが、しぼんだりせずその後も生育を続けているようです。直径1cm程度の小苗だからかもしれませんが、案外寒さに強いのかもしれないと思いました。

室内に置いている苗はまだ水をそこそこ吸って10日程度で土がカラカラになります。そのためカラカラになってからあまり多くない量を与えるようにしています。また、置き場は3,000ルクス程度の明るさです。

撮影日:2022/12/29
(撮影時のみ外に出しました)

11ヶ月目(2023.2)

【2/1記】数日前まで日本海側を中心とする日本全体が10年の1度といわれる大寒波が襲っていました。暖地である福岡県福岡市も例外ではなくマイナスを3日連続で記録するなど、強い寒さが続きました。多肉植物は1℃を下回る1/21~1/31まで全部の種類を室内に取り込んでいました。

前回外で0℃にさらした株は、残念ながら溶けて枯れてしまいました。やはり0℃を耐えるような耐寒性はないようです。

今回の大寒波で室内も6℃台に下がり、アデニウムとパキポディウムは一時、植物用ヒーターマットを敷いて寒さをしのいでいました。

そのような天候状態だったので、1月の水やりは1回のみでした。置き場は変わらず3,000ルクス程度の所です。

またこの間で1苗が室内でダメになりました。気付いたらトロトロになって触ると柔らかくなっていました。原因は大寒波の前だったので寒さではなく、他の原因です。ひとつ気になるのが枯れ葉に付いていた黒カビで、これが体内に回り込んだためかもしれません。その後はマメに観察し、枯れ葉を取り除いてしっかりチェックするようにしました。

外で1苗、中で1苗枯らせて残った5苗は大切にしないといけません。

撮影日:2023/1/31

この写真に写っていない1株が別にあります。

12ヶ月目(2023.3)1年目!

【3/1記】2月は全体的に暖かな日が続きました。最高気温は2桁の日(10℃以上)が26日間、10℃を切ったのは2日間のみでした。最低気温は27日間10℃以下でした。天気は平年並みでした。2月末からは日差しがやや強くなってきたのを感じられました。

アデニウムの実生開始から満1年が経過しました!5苗が無事生存中です。

現在は寒さのため引き続き室内に入れていますが、室内が暖かいためか落葉せずに春を迎えてしまいそうです。葉の枯れ具合に個体差があり、全部枯れてしまったものとほとんど緑色をしているものがあります。(成株も同じような状態で半分枯れて半分緑という感じです。)

太さは1ポット1苗にしているほうが10mm程度で、1ポット2苗にしているほうが8mm程度です。おそらく来月ごろ植え替えすると思いますが、その時には1ポット1苗に植え直したいと思います。

2月は暖かく室内は10℃台後半で生育が活発になり、土がカラカラになるので2回水やりをしました。

2月いっぱい室内で、3月ももう少しの間室内に置きますが、最低気温が8℃を超える3月半ばには戸外に出すことになると思います。室内のアデニウムの栽培環境は3,000ルクス程度を続けています。

撮影日:2023/2/28

1年1ヶ月目(2023.4)

【4/3記】今回は家の工事のため写真撮影が早めとなっています。ご了承ください。環境について、3月は例年よりかなり暖かく、最高気温が18~22℃程度、最低気温が7℃~12℃程度となりました。天候もよく快晴と晴れを合わせて20日間でした。この間どの種類にとってもゆるく成長できる最適な気候でした。

アデニウムは3月初め頃にようやく戸外に出すことができました。しかしこの間少々問題が起こり、健康な苗は3苗になってしまいました。

残りの2苗はどうなったか、先端についていた枯れ葉からカビが発生して本体に腐りが発生しました。急いで先端をカッターで切除しましたが、これは生長点を切ってしまったということであり、今後枯れる可能性が高くなりました。塊根が根元から腐ってくるというのはよく聞きますが、逆は珍しい感じがします。

秋にはしっかり寒さに当てて葉を落としておかないといけないということが今になって分かりました。

残った3苗の土はよく乾くようになってきたため、10日に1回ほど水やりをしています。置き場所は22%遮光ネットを3枚張った所にしています。

撮影日:2023/3/26

残った健康な3苗です。


傷口はしっかり乾いていますが、ここから新葉が出る可能性はかなり低そうです。

1年2ヶ月目(2023.5)

【5/1記】4月は全体的に小雨で快晴・晴れの日が続きました。(晴れ・快晴の日が17日間)温度的には最高気温が20~25℃、最低気温が10~15℃と穏やかな気候でした。

アデニウムはまだ新葉が出ておらず少々焦りを感じています。(写っているのは昨年の葉です。)また成長点を切ってしまった苗はそのまま止まりになっています。

4月まではなんとか日当たりを確保できていましたが、5月からはいよいよ日当たり不良になるため、5/1から室内の植物育成ライト下栽培に切り替えました。明るさは12,000ルクス程度で、蒸れ防止に1日12時間程度送風を行っています。

水やりはまだ少なく2週間に1度程度で、葉が展開しないと頻度が増やせません。5月半ばまでには新芽が出てくることを期待しています。

撮影日:2023/4/30

1年3ヶ月目(2023.6)

【6/2記】5月も引き続きずっと室内に置いていますが、室温は22~26℃程度でした。植物育成ライトは1万ルクス程度を9:00~17:00まで照射し、送風は00:00~6:00と11:00~17:00の12時間です。

しっかり水をやったところ、新芽が吹いてきました。これまで冬の名残で少なめに与えていたので目覚めなかったのかもしれません。今は7日に1回程度鉢底から流れ出るまで水を与えています。

3苗が正常で2苗が塊根だけになってしまっていたのですが、2苗のうち1苗は葉の付け根から新芽が吹いてきました。これは正常に育ちそうです。もう1個は節が1個もないので新芽が出ない可能性が高いです。

撮影日:2023/5/28

元気に生き残りそうな3株


胴切り後に新芽が吹いてきた株

1年4ヶ月目(2023.7)

【7/3記】6月も引き続きずっと室内に置いています。室温は26~29℃程度でした。植物育成ライトは1万ルクス程度を9:00~17:00まで照射し、送風は6/16まで00:00~6:00と11:00~17:00の12時間、6/17から18時間、6/23から11:00~22:00の11時間にしていました。

やはり室温だと温度が足りず、葉がしっかり展開しないようです。

撮影日:2023/6/28

1年5ヶ月目(2023.8)

【8/3記】7月も引き続き室内に置いていました。室温は最低が29℃~最高が32℃(ただし実生苗の表面温度は育成LEDライトの熱さで上が33~35℃程度)でした。外は連日の猛暑日で8/2は38℃を観測するなど厳しい暑さが続いています。植物育成ライトは1万ルクス程度を8:00~17:00まで照射し、送風は7/10から8:00~20:00と0:00~4:00の合計16時間にしています。

前月と比べて少し葉が増えていますが、予想より少なめです。
水やりは塊根が柔らかくなった頃、およそ7日~10日に1回ほど、鉢底に抜けるまで水やりしています。

撮影日:2023/7/28

1年6ヶ月目(2023.9)

【8/30記】8月も引き続き室内に置いていました。室温は最低が30℃~最高が32℃(ただし実生苗の表面温度は育成LEDライトの熱さで上が33~35℃程度)でした。屋外は猛暑が続き、連日35℃(気温、完全な日陰の温度)を超え、50%遮光した環境でも43℃と猛烈な暑さが続いています。更に高温注意報が出て9月猛暑が続くそうです。植物育成ライトは1万ルクス程度を8:00~17:00まで照射し、送風は00:00~5:00と12:00~18:00の11時間行っています。

アデニウムの成株は8月に花を咲かせました。こちらの2022年春実生は残念ながらまだ開花年齢に達していないようで、つぼみも発見できませんでした。

8月が暑さのピークなのでこれ以上、葉が出るのは期待できそうにありません。といっても成株もそれほどたくさん葉を出している訳ではないので、このぐらいのものなのかもしれません。

水やりはしっかりと、5~7日に1回ほど鉢底から流れ出る程度を与えています。実生は同じように育てても、様々な姿形になるので面白いものですね。

撮影日:2023/8/26

1年7ヶ月目(2023.10)

【10/10記】9月も引き続き室内に置いていました。室温は最低が26℃程度~最高が29℃程度と8月よりぐっと涼しくなりましたが、相変わらず屋外は暑く32℃以上になる日も珍しくありませんでした。植物育成ライトは1万ルクス程度を8:00~17:00まで照射し、涼しくなったため送風は00:00~2:00と12:00~14:00の4時間程度に短縮しています。

涼しくなり、水やり頻度が低下してきています。1週間~10日に1回程度、鉢底まで湿るぐらい与えています。4鉢のうち1鉢が鉢底穴から根が出てきてしまいました。現在既にプレステラ90なのですが、来年はプレステラ105に植え替えが必要になりそうです。

撮影日:2023/9/27

1年8ヶ月目(2023.11)

【11/13記】引き続きずっと同じ室内環境で育てています。

同じように育てているつもりでも個体差が大きくなってきています。葉の多いものは塊根の太りが大きいです。10月は葉は落ちませんでしたが、11/13の今はかなり葉が落ちている個体があります。

水やりは10日に1回以下になっています。

撮影日:2023/10/28

1年9ヶ月目(2023.12)

【12/5記】11月は暖かかったのですが、11月末~12月に入り急に寒くなり平年並みの気温に下がりました。

11月は多くの日が快晴か晴れで土も良く乾いたのですが、11月末~12月になって一転、どんよりした曇り空の多い日本海側気候らしい空模様となってきました。

2022年は種蒔きから子株になるまで速く感じられましたが、2023年は成長が微妙でした。葉がしっかり生えていないせいで塊根の膨らみがイマイチです。何枚か葉が落ちましたがほとんどは付いたままです。

今年の冬もこのまま室内で育てます。

撮影日:2023/11/28

1年10ヶ月目(2024.1)

【1/18記】更新が遅れ気味になって申し訳ありません。

昨年から引き続き非常に暖かい冬とは思えないような日が続いています。
室内の10~18℃程度の所に置いていると冬でも葉落ちしないようです。ただ黄色みがかった色になり、しっかり光合成ができてはいないようです。

親株も同じような状態で、紅葉気味の葉が落ちずについています。このまま春を迎えたら、新葉は出てくるのでしょうか?心配なところです。

水やりは2週間に1回です。外では断水管理するのでしょうが、室内では緩く生育しどうしても土が乾いてしまいます。

撮影日:2023/12/29

1年11ヶ月目(2024.2)

【1/31記】1月半ばまでは暖かかったですが、下旬に入り急激に気温が低下、毎日0℃まで下がる低温が続いています。多肉植物は昨日まで全種類で室内に取り込みしていました。

オベスムの栽培環境や管理方法は特に変わりなしです。とうとう葉落ちせずに春を迎えるようです。今回はメジャーと一緒に写真を撮ってみました。太さは株元の一番太いところで20mm程度といったところです。

一年前の今頃枯れた葉からカビを発生させ何本も苗をダメにしてしまったので、今年は気をつけたいと思います。

撮影日:2024/1/29

1年12ヶ月目(2024.3)満2年!

【3/15記】今年の2~3月は雨や曇りの日が多く、晴れの日が少ないです。しかし気温は非常に高い日が続いており、厳冬期と思えない暖かさでした。

アデニウムはやはり春から夏は外で強烈な日差しを浴びないと大きくならないのかと感じ始めました。2023年春に葉の出方が悪かったように、このまま今年も室内で過ごさせると不調で終わるような気がします。

置き場の確保を真剣に考えようと思います。

撮影日:2024/3/5

2年1ヶ月目(2024.4)

【4/2記】3月はこの時期には珍しく雨・曇りの日が多めでした。しかし晴れるとかんかん照りで落差が激しく遮光ネットは快晴の日に合わせてかけっぱなしになっています。気温は相変わらず高めで日中は20℃、夜間も14℃程度あります。

3/19からアデニウムは全て外に出しました。すぐに直射日光に当てるのは怖いので22%の薄い遮光ネットはかけました。そして3/31にプレステラ90からプレステラ105へ植え替えを行いました。

ポットから抜いてみると塊根のような太い根が生えており、よく見るとプレステラ90の鉢底から根がはみ出していて、これまで鉢が小さすぎたことを反省しました。

根を切ったりはせず、そのまま鉢増し的に周りに土を足して植え付け、たっぷりの水を与えました。

まだ新葉は出ていませんが、直射日光に近い光を当てることで、今年は元気に育ってくれるのではないかと期待しています。

撮影日:2024/3/27


※写真は植え替え前のものです。