リトープスを種まきして一年後、最初の植え替え時期を迎えます。しかし小さなリトープスはどうやって植え替えしたらよいのでしょうか?実際に実生1年のリトープスの植え替え方法を紹介しています。
実生1年のリトープスの植え替え方法
- 水やり後ポットを4日程度乾かす
- スプーンなどで土をほぐす
- トレイなどの上に出す
- 1個ずつ掘り上げる
- 土を落とす
- 根を3分の1から半分ほどに切り詰める
- 土に割り箸などで穴を空ける
- リトープスの根をいれ土を押し固める
- 霧吹きで水を与える
まず最後の水やりから4日程度ポットを乾かします。水気のないほうがやりやすいと思いがちですが、植えるときのことを考えると土がしっとりしているくらいのほうがやりやすいです。
これは植え替え前のリトープスの状態です。あちこちに向いており間隔もバラバラでこのままでは今後の生育が悪くなってしまいます。
ポットからリトープスを抜き出してきます。リトープスがあまり生えていない場所にスプーンなどを入れ底のほうから土を押し上げます。土をほぐして離しやすくします。
掘り上げたら発泡スチロールのトレイなどに出しておきます。このときはリトープスは土まみれでぐちゃぐちゃでも大丈夫です。
一つずつを離していきます。掘り上げた段階ではこのくらい土がついています。このままでは植え替えることができません。
小さい苗ですがこれだけ根が張っています。
細い根の回りについている土はごっそり落としてしまいましょう。根を切るのは心配ですが、すぐに新しい根が出てくるので問題はありません。
真ん中に太い根が残ります。実はこれもだいぶ切り詰めてしまいます。3分の1から半分程度残して、先の方は指で摘み取ってしまいます。
鉢の中のリトープスを全部掘り出したら、このような生育具合でした。どれも土と細い根を落とし済みです。
いよいよ土に植えます。しっとりした土は割り箸などで穴を空けることができます。箸を回しながら周りに土を押しつけ、リトープスが入るぐらいの穴を空けます。
リトープスの根をいれてちょうどよい高さになったら周りからそっと土を押しつけて固めます。
大きい順に9個植えたところ、これだけ余りました。これは小さいものばかり集めて植え付けます。あまり小さいものや傷が酷いもの、根が完全に切れてしまったものなどは取り除いて捨てます。
1鉢植え替えていないものがありますが、残りのポットはこれで植え替え完了です。
植え替えてからしばらくは根がしっかり張るまで株がぐらぐらしています。そのため霧吹きで水をやるか、丁寧にじょうろのはす口(シャワー)で水を与えます。最初はリトープスの上に土などが乗っていてやや汚れているので、霧吹きで吹き飛ばすときれいになります。
しっかり根付くまでは明るい日陰や半日陰、50%遮光下などにおいて養生してください。
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