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ロフォフォラ 烏羽玉・翠冠玉の実生方法!種まき実践記録

このページでは、ロフォフォラ属のサボテン「烏羽玉・翠冠玉(ウバタマ・スイカンギョク)」を種まきから育てる方法とその実践結果を記録しています。管理人はこれまでコーデックスやメセン類などの種まき(実生)をしたことがあるものの、サボテンの実生はアストロフィツムと並んで初めてです。できるだけ成功させるようにがんばりますので、よろしくお願いします。

サボテンを種まきから育てる

烏羽玉の種子

ロフォフォラ属「烏羽玉」の種子

種まきから植物を育てることを実生(みしょう)といいます。また種まきで育てた株を実生(株)と呼ぶこともあります。サボテンは子株を株分けしたり挿し木にしたりする他、実生で増やすこともできます。

実生の特徴(メリット・デメリット)は以下の通りです。

メリット

  • 一度にたくさんの苗を得られる
  • ウイルスに冒されていない株を作れる
  • 親株と異なる特徴が出るため、好みの種類を選抜できる
デメリット

  • 腰水や遮光といった管理が成株より大変
  • 大きくなるまでに数年の長い時間がかかる

サボテンの中には子株をよく付けるものがありますが、烏羽玉・翠冠玉のように子株が出にくいものもあります。そのような種類にとっては種まきが唯一の繁殖方法です。

また種まきは管理が大変な一方、手間をかけているだけあって育て甲斐があり、楽しいものです。

それでは、サボテンの種まきの詳しい方法や必要なものについてみていきましょう。

ロフォフォラの実生で大切なポイント

サボテン科ロフォフォラ属の実生にあたって様々ネットで調べたのですが、あまりヒットせず、ここではサボテン全般の育て方の大切なポイントを掲載しています。

  • できるだけ新鮮な種を手に入れる(その年に採れた種の播種がベスト)
  • 発芽には昼夜共に気温が高くなり20~30℃の温度が保てること(5月下旬から6月頃)
  • 発芽までは100%近い湿度と湿った環境が必要なこと(蓋がいる)
  • 1~2ヶ月程度は水を切らさないようにする
  • サボテンの多くは好光性の種子なので覆土はしない
  • カビが出ることがあるので殺菌処理をする
  • 種子は1日程度水かベンレート水など(殺菌剤)に浸ける
  • 細かめで根が張りやすい用土にする
  • 直射日光下ではなく半日陰で管理する

タネの鮮度
サボテンはコーデックス類ほど鮮度は求めないようですが、やはり新鮮なものがよいようで、春に開花した種を採ってそれをすぐに蒔く(採りまき)が一番発芽率がよいようです。メセン類は数年前に採って冷蔵庫などで寝かせたもののほうが発芽率や発芽の早さが早いものがありますが、サボテンは異なります。

2023/4/15追記
※以下はアストロフィツムでのデータになります。

昨年度に蒔いたものと同じタネを2023年にも蒔きましたが、発芽率が50%程度に低下していました。昨年は100%に近かったので、サボテンもかなり鮮度が大切なようです。できればその年に収穫した種がよいと思いました。

高温が必要
発芽後と芽の成長には高温が必要で、25~30℃程度の温度が保てることが条件です。関東以南では5月下旬から6月に蒔き、寒冷地では1ヶ月ほど遅らせて考えます。昼間25℃程度が保てれば夜には若干温度が下がってもよいようですが、充分に暑くなってから蒔きます。

高い湿度が必要
発芽まではラップなどで覆いをかけて100%近い高湿度を保つ必要があります。ロフォフォラなどサボテンは好光性の種子で光がないと発芽しないため覆土(土をかぶる)はしません。そのため、充分にびちゃびちゃな状態にして発芽させます。

念のため殺菌する
サボテンの種はコーデックス類のパキポディウムなどよりはカビにくいようで、特に種子の殺菌などはしなくてもよいとのことでした。しかし高温多湿の状態を続けないといけないので、カビのリスクは高まります。できれば殺菌剤で土やタネを消毒した方が安全です。

小粒で無肥の土
根が細く弱いので、使用する土は2~3mmの小粒の土が適しています。肥料分のあるものはカビや藻の原因になるので適しておらず、バーミキュライト単体や赤玉土、日向土単体などの土を用います。

遮光するか半日陰
また発芽したての芽は直射日光に弱いので、50%遮光下か半日陰に置きます。

ここまでがサボテンの実生で大切なことです。他に種まき共通で大切なことがあります。

実生共通で大切なポイント

  • 親株(成株・充分大きくなった株)とは異なる育て方をする
  • 堆肥や有機肥料はカビの原因になるため使わない
  • 使い回しではなく新品の用土を使う
  • 土は熱湯消毒してから使う
  • 移動しても土が崩れない硬質ポットを使う

種まきから1~2年以内
種まきから育てて1~2年経過するまでは、成株とは全く異なる育て方をします。

サボテンは冬(休眠期)には断水させ(ほぼ水をやらない)生育期に水を与える方法をとりますが、種から育てていてまだ小さい小苗・幼苗は水切れに非常に弱いので、休眠期も断水させません。少しずつの水をこまめに与えます。サボテンは夏型多肉植物で冬場断水するのが普通ですが、種まき1~2年以内は時々水を与えます。

有機肥料は厳禁
種まきで使う土は肥料分がない土かごく少ない土にします。特に堆肥やぼかし肥料などの有機肥料は大量のカビが生える恐れがあるので絶対に使わないようにします。また発芽するまでの期間などは絶対に肥料を与えません。発芽から数ヶ月たったら徐々に緩効性化成肥料を与えるのはOKです。

清潔な用土
用土は新品で清潔なものを使います。他の株を植えていたものや庭の土、病気が出た土、虫の卵や雑草の種などが混入している恐れのあるものは使いません。さらに新品の用土も熱湯消毒してから使うようにします。

硬質ポット
種まきするポットはなんでもよいのですが、移動が多いのでできれば持ち上げたときに形の変わらない硬質ポットが適しています。プレステラというプラスチック鉢を使う方が多いようです。

種まきに適切な時期

サボテンの種まきの適期は25~35℃を安定的に保てる時期です。これが何月かはお住まいの地域によって若干異なってきます。

4~5月は早すぎる
関東(東京)では4月は最高気温の平均が19.6℃、最低気温平均が10.4℃、平均気温が14.7℃のためまだ寒すぎることが分かります。暖地(福岡)でもまだ低く、また寒冷地(宮城)はもちろんまだです。

参考→多肉植物の4月の状態と育て方・するべきことの気温一覧より

それでは5月はどうでしょうか?
関東(東京)では最高気温の平均が24.8℃、最低気温の平均が15.9℃、平均気温が20.0℃となっています。暖地(福岡)も同じくらいで、寒冷地(宮城)は21.7℃、12.5℃、16.7℃です。まだ5月は気温が低すぎることが分かります。

参考→多肉植物の5月の状態と育て方・するべきことの気温一覧より

5月下旬から6月が適期
それでは6月はどうでしょうか?
また6月になると関東は最高気温の平均が26.4℃、最低気温の平均が19.2℃、平均気温22.4℃とちょうど良くなったことが分かります。

参考→多肉植物の6月の状態と育て方・するべきことの気温一覧より

そのため関東以南では5月下旬から6月上旬、寒冷地では6月下旬以降に蒔くのが一番よいのではないかと考えました。

種まき(実生)に必要なもの

サボテンの種まきではこれといった正しいやり方はなく、人それぞれやり方は異なり必要なものも変わってきます。ここでは、当サイトの実生でよく行っている方法をサボテンにも当てはめて実践してみました。

用意するもの

  1. 種をまく鉢
  2. 鉢をすっぽりいれられる容器
  3. 細かい種まき用の土
  4. カビ防止用の殺菌剤(ベンレート)
  5. ラップ
  6. 土の消毒用の湯1L以上
  7. 霧吹き

その他、土を混ぜるための「丈夫で透明な袋」、お湯を注ぐ「オタマ」、ベンレートを水に混ぜるための「空きペットボトル」などが必要です。

鉢の用意

このページでは誰もが入手しやすく安価な器具として、1番の種を蒔く鉢には「プレステラ90」というプラスチック鉢を、2番の鉢をすっぽりいれられる容器にはプラスチックケースを準備しました。今回土の消毒は行い、プレステラに土をいれてそこにお湯をかける方法をとりました。※プレステラは直接お湯を注いでも溶けません。(実験済み)

土の種類と配合

土は様々な意見があり、赤玉土を単用する方や、市販のさし芽・種まきの土を使う方、色々な種類を混ぜてこだわる方などさまざまで、これといった正解はないようです。ただ共通するのは、肥料は入れないということです。

また種のサイズに合わせて土の配合も変わります。今回サボテン(ロフォフォラ)では、底には鉢底石としてコーデックス用ブレンドの粗めの土を、中間には花ごころのさぼてん多肉植物の土を使うものと、通常の多肉植物の培養土を使うもの2通り、表土には市販のさし芽・種まき用を使うことにしました。

実生 道具

このような配合にしたのは、底の土は水はけをよくし、中間では根がしっかり張れるように細かめの土にし、上部では根が潜り込みやすいように細粒の土を入れた方がよいのではないかと考えたためです。

2パターンを用意し、どちらが根張りがよく大きく育つか実験も兼ねています。

コーデックス用ブレンド
自分で配合した土です。小粒で赤玉土・ボラ土(日向土)・パーライトを1:1:1で混ぜ合わせたものです。パーライトは土を軽くし水はけをよくするために入れました。

通常の培養土
自分で配合した土です。細粒~小粒の赤玉土・日向土・ピートモス・バーミキュライト・パーライトを1:1:1:1:1で入れたものです。中間に使うので、水はけと適度な保水性を重視しました。

花ごころ さぼてん多肉植物の土
市販の土です。軽石・バーミキュライト・ゼオライトの細粒でできており肥料分が入っていないものです。「通常の培養土」より細かいです。ゼオライト配合で水を腐りにくくさせる点を重視しました。

花ごころ さし芽・種まき用土
市販の土です。バーミキュライト・パーライト・ピートモス・鹿沼土が入っており肥料分が入っていないものです。粒の大きさは花ごころさぼてん多肉植物の土と同じくらいですが、ピートモスと鹿沼土が入っていてふわふわとやわらかいのが特徴です。

費用と入手先の参考


種をまく鉢 鉢をすっぽりいれられる容器 カビ防止の殺菌剤
プレステラ 実生プレステラ90
1個30円
メルカリ
実生 道具プラスチックケース
家にあったもの
実生ベンレート
0.5g 10袋 800円
Amazon
細かい種まき用の土 通常の培養土 目の粗い用土
実生 道具花ごころのさし芽・種まき用の土
5L 600円程度
Amazon
実生通常の培養土
赤玉土・日向土・バーミキュライト・ピートモス・パーライトを同率で混合
実生コーデックス用ブレンド
赤玉土・日向土・パーライトを同率で配合
市販の細かい土
実生 道具花ごころのさぼてん多肉植物の土
5L 600円程度
Amazon
殺菌剤用のスプレー容器 消毒用の湯1L~ スコップ
実生 道具ベンレート液用スプレー容器
1,000倍に薄めたベンレート水を入れるための容器
Amazon
実生鍋で沸騰させたお湯1L程度
自宅
-円
実生 道具土入れスコップ
大小で300円程度

種をまく鉢は土をいれてロフォフォラの烏羽玉・翠冠玉の種を蒔きます。そして鉢をすっぽり入れられる一回り大きないれものに水を張って、種まきした鉢を浸けます。これを腰水といいます。腰水については別ページで解説しています。

腰水とは

ベンレートは殺菌剤でカビ防止に使います。粉状なので水に溶いて種を消毒したり、腰水の水にも使用します。

サボテンの種はどこで入手する?

サボテンの種子はネット通販で購入することなります。自分で親株を育てており自家採取できるならそれが一番よいですが、それができない方はヤフーショッピングやヤフオク、メルカリなどで入手します。

また大量に種を購入する場合は、ケーレスなど直接海外のサイトから購入する方法もあります。ただこの場合検疫の費用がかかるため、少量なら多少割高でも国内の販売業者から購入した方が安くなります。

サボテンはパキポディウムなどほど種の鮮度に厳しくないのですが、やはり信頼がおける販売者を選ぶことが大切です。メルカリなどで種子を採った親株の写真も載っており、交配種が正確に分かり、採取した年月が分かるものが一番安心です。

なお、管理人の場合はメルカリで出品者が自家採取されたもの(昨年度産)を購入しました。

ヤフーショッピングの多肉植物種子の専門店
多肉植物ワールド
プラントブラザーズ
seed stock
楽天市場の多肉植物種子
楽天市場

ロフォフォラの種まきの実践

時期

ロフォフォラは夏型のサボテンなので5月下旬から9月頃に蒔きます。また先ほどのように25℃~35℃の温度が保てる時期が一番蒔き時です。

可能期は5月上旬~6月、7~9月中旬ですが、できれば失敗を避けるために5月下旬~6月に蒔くことをおすすめします。(簡易ビニール温室がない場合)

今回は簡易ビニール温室内で25~35℃を保てる(ただし昼間のみで夜は気温と同じまで下がってしまう)ため、4月中旬に蒔くことにしました。

事前準備

種蒔き用のプラスチック鉢「プレステラ90」に挿すラベルを準備します。他に色々タネを蒔いた場合、どの鉢がなんの種類か分からなくなってしまうので、何らかの方法で区別できるようにしておきましょう。

実生 道具

腰水(底面吸水)用の容器は家にあったプラスチックの箱です。

カビや腐敗、雑菌防止のため、器具や鉢や鉢を入れる容器など、洗えるものは全て洗いましょう。鉢は前に何か植わっていたものの流用ではなく、新品のものを使うのが望ましいです。

土を鉢に入れて消毒する

土の消毒方法はいくつかありますが、プレステラに土をいれて上からお湯をかける、レンジ対応容器などに土をいれて湯気が出るまで加熱する、などのいずれかを行った後に殺菌剤であるベンレート1,000倍溶液を使って消毒します。

今回は、先ほどのように2通りに分けて土を準備しました。

実生 道具
底の土を敷きます。

実生 道具
中間の土を入れます。左が通常の培養土、右が花ごころさぼてん多肉植物の土です。

実生 道具
表土を入れます。

実生

充分にお湯を注ぎます。土の構造が壊れてしまわないよう、ゆっくり丁寧にお湯を注ぎます。鍋で沸かしたお湯をオタマで注いで消毒します。湯気がでるまで何度も注ぎましょう。湯気が出て充分消毒できたら、底面吸水用のいれものに鉢を浸けて、ベンレート水をかけます

実生
ベンレート0.5gを500mlの水で薄めます。(1,000倍)

アガベ 笹の雪 実生

ベンレート1,000倍溶液は土に水代わりに土にかけてよく、また鉢をつけるための腰水の水にそのまま使ってOKです。

アガベ 笹の雪 実生

鉢が1~1.5cmくらい水に浸かるようにすればOKです。(※他の種まきの写真を流用しています。)

タネを蒔く

土が冷えたのを確認してから、種を蒔きます。熱湯消毒後はかなり長い時間熱を持つので土は充分に冷やします。

種まきの方法は人により、メネデール100倍液に一晩浸ける、水に半日浸ける、何もしないなど様々ありますが、今回は種が小さく取り扱いしにくいので、ベンレート水に一日浸すのは断念しました。

1つの鉢に何十個も蒔く方もいますが、後々植え替えが大変になるので、ある程度間隔を空けて蒔くほうが良いと思います。今回はプレステラ1個に10粒ずつに分けて蒔きました。

覆土は行いませんが、少し土に押しつけるようにして蒔きました。また湿度を保つため種まき後はプラスチック容器で覆いました。

発芽までの日数は

発芽までの日数は差があるようで、早いと3日~5日、1週間~数週間から1ヶ月かかるとするケースがあるようです。ただどの種類にも言えることですが、遅れて発芽する種子もあるので、蒔いてから1ヶ月程度は諦めないようにしましょう。

サボテンはそれほど発芽率は悪くないものの、温度・湿度・適度な日光の条件が揃わないと発芽しません。多数蒔いた種を一気に発芽させたい場合、25~35℃の温度が安定的に保てる時期(5月下旬~6月)がよいということです。

当ページでの実践では、4/10に蒔いて最初の発芽は4/16の6日目、最後の発芽は5/1の21日後でした。発芽率は20個中14個で70%でした。

置き場所(遮光環境)と水やり(腰水)

実生 道具

ラップをして穴をプチプチあける、霧吹きするなど始終土がしっとり濡れている状態にします。上から水をじゃぶじゃぶ掛けるとタネが流れてしまうので、腰水(底面吸水)を行います

鉢は半日陰に置き、発芽後も半日陰(50%遮光)に置きます。ロフォフォラはもともと成株も真夏は20~30%程度遮光します。種まきした苗はさらに直射日光に弱いです。決して無遮光の環境(完全な日なた)に出さないようにしましょう。

実生 道具

今回の実践では、簡易ビニール温室の最上段に置くため、60%遮光ネットを2枚重ねました。

また暗い室内などに置いたままだと、ひょろひょろになってもやしのようになってしまいますので、室内での管理は難しいです。

実生 道具

発芽が揃ったら徐々にラップや蓋を外し外気にさらすようにします。

始終水を張った容器に鉢を浸ける(腰水)のは1~2ヶ月で終了します。その後の水やりは、土が半分ぐらい乾いたら鉢を水に浸けて充分に水を吸わせる方法をとります。

3ヶ月以上たったら苗もしっかりしてくるので、上からの水やりに切り替えます。

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ロフォフォラ「烏羽玉・翠冠玉」の実践記録

1ヶ月目(2022.4)

種は消毒なしで4/10に播種しました。しかし他の種子と同様、種へのベンレート水のスプレーと土の消毒は行いました。

気温は最高気温23℃程度ですが、簡易ビニール温室の中は昼間33℃程度まで上がっています。大体9時から16時ぐらいまで日が当たり、25~35℃を保っています。

夜になると最低気温が14℃程度まで下がり、簡易ビニール温室内もそこまで下がります。

4/16、2つが発芽しました。
4/17、5個発芽しました。
4/18、8個発芽しました。

翠冠玉のほうは数日遅れで蒔いたため、まだ2つ程度しか発芽していません。

ロフォフォラ 烏羽玉の発芽
写真は4/18に撮影した播種8日目の様子です。まだ発芽が揃っていません。種のサイズの割に芽は大きかったです。分かりづらいため赤矢印で示しています。

4/20、9個発芽しました。
4/22、11個発芽しました。
4/24、12個発芽しました。
4/24、同じく12個のままです。アストロフィツムより発芽率はやや悪いようです。芽が大分大きくなってきて種の大きなアストロフィツムに負けないくらい大きくなっています。

4/26、カビが少し出たのでベンレートのスプレーを開始、またラップを剥がしました。

ロフォフォラの実生
4/28の実生18日目の写真です。

2ヶ月目(2022.5)

5/1、合計の発芽数は20中14個でした。順調に生育しているようです。頂部から少し毛が生えてきました。ロフォフォラ特有の毛は種まきしてもう1ヶ月から出始めるのですね。報告が遅れましたが、その後、ロフォフォラ翠冠玉も植えています。

5/7、藻が出てきたので、オーソサイド水和剤のスプレーをしました。藻に対するオーソサイドの使用は今期が初めてで、どのくらい効果があるかは不明です。

全体的に生育が良いのですが、少し日が当たりすぎるところにおいていたためか、こんがり日焼けしてきたため(茶色くなってしまいました)、少し暗い所に移しました。元あった場所は照度計で1万ルクスぐらいのところだったので6,000lxぐらいのところに移動させました。

水を含みやすい(保水性の高い)土を使っているので腰水は終了しました。時々鉢が軽くなってきたら底面吸水させる形で水やりしています。

ロフォフォラの種まき1ヶ月
5/7に撮影した、ロフォフォラ「烏羽玉」の播種28日目の写真です。

5/18、烏羽玉と翠冠玉は順調に生育しています。頂部の毛が少しずつ増えてきました。球形のサイズは2ミリ程度ととても小さいです。

直射日光が当たる所に置くと藻が激増するのですが、半日陰だとそれほど生えないようです。オーソサイドの効果もあるのかもしれません。

10日に1回程度、底面吸水させる形で水やりしています。

ロフォフォラの種まき

ロフォフォラの種まき

ロフォフォラの種まき

5/18に撮影した実生38日目の写真です。

3ヶ月目(2022.6)

6/1付け、以降1ヶ月ごとの観察記録となります。

ロフォフォラの烏羽玉とその後翠冠玉の種まきをして3ヶ月目に入りました。

成長は順調で、見た目も5月とあまり変わりありません。ただ毛の量が多くなってきて、アストロフィツムに比べてもロフォフォラの特徴が少しずつ出てきたように感じます。

藻へのオーソサイドの効果はかなりあり、今のところ土に緑色のものが生えてくる兆候はありません。スプレーしていなかった鉢は緑色になっているので、効果はあると感じました。


オーソサイドの藻への効果

環境は最高気温が28℃程度、最低気温が20℃程度で引き続き前回と同じ場所(簡易ビニール温室内)で育てています。

水やりは2週間に1回鉢を水に浸ける方式で行っています。大体水深1cm程度に付けておくと全部水を吸い込んで表面までしっとりします。

あまり変化はありませんが、以下は2022/6/1に撮影したロフォフォラ烏羽玉・翠冠玉の写真です。


烏羽玉の写真


翠冠玉の写真

4ヶ月目(2022.7)

早くも実生4ヶ月目に入りました。

今年は梅雨が短く平年比20日早く明け、雨もあまり降りませんでした。最高気温は33℃、最低気温は27℃程度と猛暑の勢いを見せています。夏型サボテンのロフォフォラにとっても、蒸し暑い時期は苦手です。

ロフォフォラの翠冠玉と烏羽玉は順調に生育しており、毛の本数が多くなってきています。今のところ目視で翠冠玉と烏羽玉の区別はつかず判別はラベルが頼りです。

この時期は水やりすると蒸れが気になりますが、球体が3mm程度ととても小さく乾燥に弱いので、しっかり水を与えないといけません。現在は6月に引き続き、10日に1回程度底面吸水の器に水を張って、しっかり水を吸わせています。ただ過湿も問題で、始終水を張っていると徒長する恐れがあります。

環境は他のサボテン(アストロフィツム)と同じ、簡易ビニール温室の下段のなかほどに置いて直射日光が当たらない様にしています。アストロフィツムと同様、ある程度の耐陰性があるようで、徒長せずに済んでいます。

今は上段の影になって日が当たりませんが、これから日が傾いてくるので7月下旬には遮光ネットを張ります。

以下は烏羽玉と翠冠玉の2022/6/30の写真です。

ロフォフォラ種まき4ヶ月目
烏羽玉

ロフォフォラ種まき4ヶ月目
烏羽玉(拡大写真)

ロフォフォラ種まき4ヶ月目
翠冠玉

ロフォフォラ種まき4ヶ月目
翠冠玉(拡大写真)

5ヶ月目(2022.8)

ロフォフォラの実生は5ヶ月目に入りました。

この1ヶ月しっかり水をやっていたためか、よく生育しており、大きなものは直径が4~5mm程度になってきました。頂部にはしっかり毛が生えています。

夏の暑さと腰水で蒸れが心配でしたが、それは無用のようで特に溶けたりはしていないようです。ただ簡易ビニール温室の前部に遮光ネットを張ったためか、徒長気味になっています。

管理方法は7月と変わらず、10日に一度腰水で水やりし、しっかり吸わせています。話は変わりますが、園芸店で買っていた4cm程度の烏羽玉が2022/8/10に花を咲かせました。白くて清楚な花です。

種まきの苗も数年後には花を咲かせてくれるのでしょうか?

以下は2022/8/11の烏羽玉と翠冠玉の写真です。


烏羽玉


翠冠玉

6ヶ月目(2022.9)

ロフォフォラの種まきから6ヶ月目に入りました。

猛暑が続きましたが、9月に入って一転涼しく最高気温も30℃程度となりました。実生苗は翠冠玉が特に大きくなっており、烏羽玉と差がついています。原因は不明です。

秋に入り日が簡易ビニール温室の中にも入ってくるようになり、ようやく充分な光合成ができる環境になってきました。水やりは10日に1回ほどで、土がしっかり乾いてから上から少し、下から底面吸水でたっぷり与え水やり直後は鉢が2~3倍ぐらい重くなっています。環境は8月と比べ特に変えてはいません。

9月には肥料(ハイポネックス)を与える予定です。寒くなる前に充分成長してもらわなくてはなりません。

以下は翠冠玉、烏羽玉の2022/9/5の写真です。


翠冠玉


烏羽玉

7ヶ月目(2022.10)

早くもロホホラの種まきから満6ヶ月が過ぎました。

10月に入り、気温もめっきり下がり、最高でも25~28℃程度と、サボテンにとっても過ごしやすい時期になってきました。この間は台風がいくつも発生し、簡易ビニール温室ごと室内に取り込むこともありました。

最初は翠冠玉と烏羽玉の差が見分けられませんでしたが、この頃は少し毛の生え方に違いがある感じがします。ロフォフォラの親は生育がゆっくりですが、かえって子株のほうが生長具合が分かりやすいようです。

水やりは10日に1回程度、底面吸水方式をやめ、完全に乾いてから上からジョウロで与えるようにしています。9月に1度ハイポネックスを与え、10月も1~2回与える予定です。環境面では60%遮光ネットからもれた光が球体に直接当たるようになっています。

早期の植え替えが不要になるよう、均等な間隔をとって蒔いて良かったと思いました。

以下は2022/10/1撮影の翠冠玉と烏羽玉の写真です。


烏羽玉


翠冠玉


サボテンの実生風景

8/10に花を咲かせた烏羽玉がピンク色の果実をつけたようです。中に種ができているかもしれません。

8ヶ月目(2022.11)

【11/1記】ロフォフォラの種からの栽培も8ヶ月目に入りました。

10月には同じサボテンのアストロフィツム兜の種まきを、遮光不足で溶かすアクシデントがありました。ロフォフォラのほうは一つも溶けませんでした。原因は分かりませんが、苗が比較的大きかったこと、ロフォフォラの直射日光への強さぐらいしか思いつきません。しかし成株はロフォフォラのほうが直射日光に弱いはずなので、苗の大きさが幸いしたかなと思います。

気温は最高/最低が23℃/12℃程度で結構涼しい日が続いています。11月は体感的にも気温が下がるだろうと思います。

水やりは1週間~10日に1回、鉢がしっかり重くなる程度充分に与えています。また10月中にハイポネックス水を2回与えました。

昨月ピンクの果肉ができましたが、中に種がいくつかできていました。他にも茶色くなった花殻があり、その中にも種ができていました。

以下は2022/10/31撮影の写真です。


烏羽玉


翠冠玉

9ヶ月目(2022.12)

【12/1記】この11月は気候もよく暖かかった(最高気温22℃/最低気温12℃程度)ですが、この2日急に寒くなってきました。今後2週間の予測気温は、最高気温13℃/最低気温8℃となっています。

10月にアストロフィツムを一部枯らせてしまいましたが、ロフォフォラは元気に育っています。大きいものでは直径が9mm近くなってきました。これまでそれほど寒くなく、最高22℃/最低12℃くらいの気温が続いていたのでロフォフォラも例年より秋の生育がよかったのではないかと思います。(昨年は育てていなかったので、あくまで予想です)

11月いっぱいは10月と同じくたっぷり水をやってきましたが、急に寒くなってきたためこれからは1回当たりの量を減らす予定です。

10月にアストロフィツムが直射日光で溶けたので、これまで簡易ビニール温室の奥に置いていましたが、これからはそういった心配はなく、直射日光に当てられます。※管理人は戸外ではなく植物育成ライトを使います。

ロフォフォラは5℃まで耐えられますが、休眠し生育も鈍ってしまうため、12/1から室内の植物育成ライト下で育てることにしました。冬も水やりを続け鈍いながらも大きくさせたいためです。ただこの部屋は暖房は一切入れないため、厳冬では最低室温6~8℃まで下がることがありますが、平均的には上が13℃/下が9℃程度です。


烏羽玉


翠冠玉

10ヶ月目(2023.1)

【2023/1/1記】12月に入ると気候は急変、前半は最高温度15℃/最低気温5℃程度でしたが、後半には最高が10℃行かなくなったり、下が0℃になったりと急激に寒くなりました。天気も曇り空が多く、雨、雪が降り晴れたのは12日間だけでした。

12/1から現在まで、ロフォフォラの種まきは室内に入れています。植物育成ライトを照らしておよそ3,000ルクス程度の環境になっています。

室内では、土がカラカラに乾いたら2週間に1回程度、表面と深さ1cmが濡れる程度の水やりをしています。ずっと室内でもミニ扇風機を回さなくてもカビないので、助かっています。

さすがに寒さが厳しいためほとんど大きくはなっていません。去年の8月頃から翠冠玉のほうが大きく、烏羽玉のほうがあまり大きくなっていません。土などの条件は一緒なので、種類による違いなのかなと思います。12月の途中から烏羽玉がちょっと凹んできているようで枯れていないか心配です。

撮影日:2022/12/29

翠冠玉


烏羽玉

11ヶ月目(2023.2)

【1/31記】昨日まで日本海側を中心とする日本全体が10年の1度といわれる大寒波が襲っていました。暖地である福岡県福岡市も例外ではなくマイナスを3日連続で記録するなど、強い寒さが続きました。多肉植物は1℃を下回る1/21~1/31まで全部の種類を室内に取り込んでいました。

ロフォフォラの実生ももちろん室内に入れっぱなしにしています。ただ室内でもサボテンにとっては寒いようで、休眠状態を続けています。水やりもぐっと減らし、この間は1回と霧吹き1回のみでした。

色々な実験や他の多肉植物の取り込みがあり、スペースを確保しづらく置き場所は12月より暗い低い段に置いていました。(1,000ルクス以下)今日(1/31)から3,000ルクス以上の明るい所に再度移します。

同時にアストロフィツムの実生もしていますが、ロフォフォラのほうがうまくいっているようです。(原因不明)冬は大きくなるのは期待していません。なんとか枯死せずに春を迎えて欲しいと思います。

撮影日:2023/1/31

12ヶ月目(2023.3)1年!

【3/1記】2月は全体的に暖かな日が続きました。最高気温は2桁の日(10℃以上)が26日間、10℃を切ったのは2日間のみでした。最低気温は27日間10℃以下でした。天気は平年並みでした。2月末からは日差しがやや強くなってきたのを感じられました。

ロフォフォラの実生から満12ヶ月が経ちました。

2月は平年よりかなり暖かく、室内は10℃台後半を続けもうすぐ休眠から覚めてくれそうです。ただ直径や高さは全く変わっていません。

ロフォフォラは耐寒温度が5℃までといわれているので、それを一応守って2月も室内に入れっぱなしにしていました。

ただずっと室内だと蒸れるリスクがあるので、1日3時間程度ミニ扇風機で送風を行っています。そして2月28日、予報気温が5℃を上回ったため外に出しました。

いきなり直射日光はまずいので(日焼けするため)、22%遮光ネットを張った所に置いています。

水やりは2月の間2回程度でした。表土を深さ1cm濡らす程度の少量です。

ロフォフォラはアストロフィツムと異なり、12ヶ月間で10mm程度に成長させられたので、初めての実生としては80点ぐらいかと思いました。

撮影日:2023/2/28

1年1ヶ月目(2023.4)

【4/3記】今回は家の工事のため写真撮影が早めとなっています。ご了承ください。環境について、3月は例年よりかなり暖かく、最高気温が18~22℃程度、最低気温が7℃~12℃程度となりました。天候もよく快晴と晴れを合わせて20日間でした。この間どの種類にとってもゆるく成長できる最適な気候でした。

気温が上がり、ロフォフォラもやっと動きがみられるようになりました。水分を受け付けて少し膨らみが出てきて休眠明けになったようです。

昨年10月頃うっかり日焼けさせてしまったため、今回は慎重に明るさを調節しています。3月初め頃から22%遮光ネットを2枚重ねにしています。また簡易ビニール温室の上段ではなく下段に置き、上部から光が差さない環境になっています。

水やり頻度は少し上がりました。14日に1回、鉢がそこそこ湿るぐらいを与えています。1週間以上乾いた状態が続くようにしています。

4月いっぱいでもう少し成長が実感できるようになるかと思います。また4月は肥料(ハイポネックス2000倍)を2回水やり代わりに与える予定です。

撮影日:2023/3/26

1年2ヶ月目(2023.5)

【5/1記】4月は全体的に小雨で快晴・晴れの日が続きました。(晴れ・快晴の日が17日間)温度的には最高気温が20~25℃、最低気温が10~15℃と穏やかな気候でした。

ロフォフォラは球体が膨らんでいるのがしっかり確認でき、成長期に入っています。ただしぼんだままのもいくつかあるので、もう少し待ってみたいと思います。

4月は色々ごたごたしておりハイポネックス1,000倍は1回しか与えられませんでした。5月に引き続き何度か与えたいと思います。水やり頻度や量は4月と同じです。

簡易ビニール温室の奥はすっかり日陰になっていますが強い日差しは焼けるようなので、少し明るめくらいの環境にしています。

撮影日:2023/4/30

1年3ヶ月目(2023.6)

【6/1記】5月は全体的に涼しい気温で安定しており、最低気温は16℃程度、最高気温は24℃程度でした。後半から少し暑くなってきましたが30℃は超えませんでした。また天気の面では、やや雨が少なかったものの・曇りと晴れとのバランスはまあまあでした。

ロフォフォラは5月いっぱい様子を見てみましたが、全く水を吸わないものと、水を吸って少し明るい色になり大きくもなっている苗と分かれました。それで判断すると、生き残った苗はかなり少ないようです…。

水やりは10日に1回程度、しっかり鉢底まで湿るまで与えています。環境は簡易ビニール温室の下段なので暗めです。(日焼けでの枯死を防ぐため)

5月は3回水やりしましたが、そのうち1回だけハイポネックスの入った水にしました。

撮影日:2023/5/28

1年4ヶ月目(2023.7)

【7/3記】6月半ば頃に植え替えをしてから、そのまま室内に置くようになりました。室温は26~29℃程度でした。植物育成ライトは5,000ルクス程度を9:00~17:00まで照射し、送風は6/23から11:00~22:00の11時間にしていました。

1回目の植え替え

根はそれほど伸びておらず、2cm程度でした。


これまではプレステラ90の4鉢に植えていたのですが、75%が枯れてしまい、1鉢に収まるようになってしまいました。

植え替え前までは細かめのさし芽用土を使っていましたが、今回サボテンらしい少し粗めの土に改善しました。

撮影日:2023/6/28

植え替えてからもう成長したようにみえます。

1年5ヶ月目(2023.8)

【8/3記】7月も引き続き室内に置いていました。室温は最低が29℃~最高が32℃(ただし実生苗の表面温度は育成LEDライトの熱さで上が33~35℃程度)でした。外は連日の猛暑日で8/2は38℃を観測するなど厳しい暑さが続いています。植物育成ライトは1万ルクス程度を8:00~17:00まで照射し、送風は7/10から8:00~20:00と0:00~4:00の合計16時間にしています。

しっかり根付いてからは1万ルクスの所に置くようにしています。30~35℃の環境というのはロフォフォラに最適なようで、どんどん成長しています。6月に植え替えてから、もう植え替えが必要なほど鉢が窮屈になってきました。

送風の影響もあってか土は良く乾き、水やりは5日に1回ほどです。ですが、1回の量は鉢底から流れるほどは与えていません。

写真では奥の3本が烏羽玉、それ以外が翠冠玉です。色が少々異なり烏羽玉のほうが緑が濃いようです。

撮影日:2023/7/28

1年6ヶ月目(2023.9)

【8/30記】8月も引き続き室内に置いていました。室温は最低が30℃~最高が32℃(ただし実生苗の表面温度は育成LEDライトの熱さで上が33~35℃程度)でした。屋外は猛暑が続き、連日35℃(気温、完全な日陰の温度)を超え、50%遮光した環境でも43℃と猛烈な暑さが続いています。更に高温注意報が出て9月猛暑が続くそうです。植物育成ライトは5,000ルクス程度を8:00~17:00まで照射し、送風は00:00~5:00と12:00~18:00の11時間行っています。

状況や育て方は昨月と全く変わりません。写真のみアップさせていただきます。

撮影日:2023/8/26

1年7ヶ月目(2023.10)

【10/11記】9月も引き続き室内に置いていました。室温は最低が26℃程度~最高が29℃程度と8月よりぐっと涼しくなりましたが、相変わらず屋外は暑く32℃以上になる日も珍しくありませんでした。植物育成ライトは5,000ルクス程度を8:00~17:00まで照射し、涼しくなったため送風は00:00~2:00と12:00~14:00の4時間程度に短縮しています。

夏の間は日当たり不足で室内の植物育成ライト環境に置いていましたが、ロフォフォラは寒さに弱いので、もうこのまま冬まで室内に置いたままにしようかと思います。

涼しくなってきて成長スピードが遅くなってきました。水やりは7~10日に1回程度です。

話はそれますが、烏羽玉の親株が季節外れの開花をしました。今年はあまりにも暑くて体内時計が狂ってしまったのでしょうか。その後ピンクの果実ができて種ができているようでした。

2023/9/9撮影

撮影日:2023/9/27

※手前のラベルがみえませんが、手前に植わっているのは翠冠玉です。

1年8ヶ月目(2023.11)

【11/13記】10月に外へ出してから、ずっと白いネットを2枚張った環境に置いています。11月も異例の暖かさで10日を過ぎてもまだ白いネットを1枚張っています。

このまま最低気温が5℃を下回る前まで外に置いておこうと思います。10月の水やりは週に1回でした。

撮影日:2023/10/28

1年9ヶ月目(2023.12)

【12/5記】11月は暖かかったのですが、11月末~12月に入り急に寒くなり平年並みの気温に下がりました。

11/24にようやく完全な無遮光の環境にすることができました。それまで最高気温27℃などまるで初夏のような日もあり、溶けるのが怖くてずっと白いネットを1枚張っていました。白いネットを2枚から1枚にできたのは11/11のことで、これも平年と比較して遅いと思います。

11月は多くの日が快晴か晴れで土も良く乾いたのですが、11月末~12月になって一転、どんよりした曇り空の多い日本海側気候らしい空模様となってきました。

5℃を切る日も出てきた11月末に、ロフォフォラは室内に移動しました。植物育成ライトを当てて3月頃まで室内で育てます。

11月には肥料(マグアンプ水)も与えました。最近の水やり頻度は10~14日に1回程度です。

撮影日:2023/11/28

1年10ヶ月目(2024.1)

【1/18記】更新が遅れ気味になって申し訳ありません。

昨年から引き続き非常に暖かい冬とは思えないような日が続いています。
室内も寒い日は10℃ほどまで下がりますが、日中は17℃にもなることがあります。

冬は水をほとんど吸わないと思って放置していたら、かなり球体が凹んで土に潜り気味になってしまいました。暖かいので緩く生育していたのですね。慌てて水をやりました。2週に1回は与えないと不足してしまうようです。

撮影日:2023/12/29

1年11ヶ月目(2024.2)

【1/31記】1月半ばまでは暖かかったですが、下旬に入り急激に気温が低下、毎日0℃まで下がる低温が続いています。多肉植物は昨日まで全種類で室内に取り込みしていました。

ロフォフォラは一度凹ましてしまってから多めの水を2回やったのですが、まだ陥没が直りません。このまま戻らないのでは?とちょっと焦っています。

今回はメジャーと一緒に撮ってみました。10mm~15mmぐらいの口径になっています。

撮影日:2024/1/29

1年12ヶ月目(2024.3)満2年!

【3/15記】今年の2~3月は雨や曇りの日が多く、晴れの日が少ないです。しかし気温は非常に高い日が続いており、厳冬期と思えない暖かさでした。

ロフォフォラはアストロフィツムと同じタイミングで2月に植え替えを行いました。1鉢から2鉢へと株間を倍増させました。根がしっかり張るように、その後は2週間ほど室内の暖かい16℃程度の所に置き、今日外に出しました。植え付けから今日まで水は多めにやっています。

外は既に日差しが強いので、22%遮光ネットを2枚張ってやや遮光しています。

撮影日:2024/3/5

2年1ヶ月目(2024.4)

【3/31記】3月はこの時期には珍しく雨・曇りの日が多めでした。しかし晴れるとかんかん照りで落差が激しく遮光ネットは快晴の日に合わせてかけっぱなしになっています。気温は相変わらず高めで日中は20℃、夜間も14℃程度あります。

ロフォフォラは根付いたようで水を吸い上げているのか、ややふっくらしてきたように感じられます。ただ地面に潜るようになっていたのをやや持ち上げ気味に植えてしまったのが気になります。

3月に外に出した時は22%遮光ネットを2枚張っていましたが、途中から3枚重ねにしていました。しかしだんだん簡易ビニール温室の中に日が入らなくなってきたため3/30に再び2枚の環境に戻しました。

4月いっぱいはなんとか外でがんばりますが、その後は簡易ビニール温室の中段は完全に日陰になってしまうのでまた室内に戻すことになる予定です。

撮影日:2024/3/27