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多肉植物の2月の状態と育て方・するべきこと

このページでは多肉植物の2月の状態と育て方、するべきことについて解説しています。

厳しい寒さが続く2月

2月の多肉植物統計的には1月のほうが気温が低いのですが、2月も大雪が降った寒波が来たりと、厳しい寒さが続きます。そのため暖地でも寒さ対策が欠かせません。寒冷地では室内への取り込みが数ヶ月に及び、暖かい室内での徒長や日光不足が心配になります。

一方、戸外で育てている多肉植物は1月に引き続き一層引き締まった姿になり、紅葉も強くなります。この時期はエケベリアの蕾みが目立ち始め、グラプトペタルムなどもつぼみがようやく確認できるようになります。プレイオスピロスは大きな蕾みを膨らませる時期です。

冬至を過ぎて2ヶ月あまり、日差しは少しずつ強くなっていき、日照時間も少しずつ延びています。とはいえまだ春夏に比べると弱い日差しで、昼間に当たる直射日光は大切なものです。室内に取り込んでいる多肉植物も、昼間の暖かい時間帯はできるだけ戸外に出しましょう。

この時期の作業は寒さ対策がメインで、冬型でも繁殖作業や植え替えは控えます。春秋型や夏型の種類はほぼ一切水やりしません。冬型は寒さのタイミングを見計らいながら適宜水やりを行います。じっと黙っている多肉植物ですが、3月が来れば少しずつ動き始めます。厳しい寒さも2月まで、もう少しがんばりましょう。


気象と環境 東京
(関東)
  • 最高気温:11.0℃
  • 最低気温:2.7℃
  • 平均気温:6.5℃
  • 9年最低気温:-2.4℃
  • 降水量:55mm
  • 湿度:54%
  • 日照時間:6.0時間
  • 日射角度:37度
福岡
(暖地)
  • 最高気温:11.6℃
  • 最低気温:4.5℃
  • 平均気温:7.8℃
  • 9年最低気温:-2.9℃
  • 降水量:75mm
  • 湿度:64%
  • 日照時間:4.3時間
  • 日射角度:39度
宮城
(寒冷地)
  • 最高気温:6.5℃
  • 最低気温:-1.0℃
  • 平均気温:2.4℃
  • 9年最低気温:-7.4℃
  • 降水量:29mm
  • 湿度:63%
  • 日照時間:5.6時間
  • 日射角度:35度
気象について
  • ※1.「最低気温」はその月の最低気温の平均の9年平均です。(2012~2020年)。毎年その月は1日の気温が平均的にこの温度まで下がります。
  • ※2.「9年最低気温」は過去9年に実際にあったその月の9年間の観測史上の最低気温です。(2012~2020年)。数年に一度ですが、ここまで下がることがあります。
  • ※3.「最高気温」「9年最高気温」についても同様です。

耐寒性別の置き場所

マイナス5℃まで戸外に置けるもの:
センペルビウム・オロスタキス・ヒロテレフィウム
比較的強い種類(1℃まで戸外):
エケベリア・グラプトペタルム・セデベリア・グラプトベリア・ダドレア・セダム・パキフィツム・パキベリア・リトープス・プレイオスピロス
比較的弱い種類(3℃まで戸外):
クラッスラ・コチレドン・アドロミスクス・アエオニウム・セネシオ・アナカンプセロス・ハオルチア

エケベリアなど主に春秋型

グループ1 主な種類
エケベリア属
エケベリア、アドロミスクス、オロスタキス、春秋型のクラッスラ、グラプトペタルム、グラプトセダム、グラプトベリア、コチレドン、シノクラッスラ、セダム、ヒロテレフィウム、セデベリア、センペルビウム、ダドレア、パキフィツム、パキベリア、ロスラリア、春秋型のセネシオ、アナカンプセロス、アプテニアなど
生育状況 紅葉する種類もそうでない種類も、形が整い美しい状態を保っています。多くは生育が停止していますが、エケベリアやセダムなどは緩慢に生育を続けています。寒さに弱いグループは無理に寒さに当てずに室内の涼しい所に退避させておきます。
置き場所 まず第一にそれぞれの種類の最低越冬温度を守りましょう。センペルビウム・オロスタキス・ヒロテレフィウムはマイナス5℃までは外に置けます。室内に置くと徒長するので過保護にならないようにします。次に比較的強いエケベリアやグラプトペタルム、セダムなどは1℃を下回る場合室内に入れます。それ以外の種類は3℃以上を保つようにしましょう。
日当たり(遮光) どの種類もできる限り日のあたる所に置きます。そのため暖かい日はできるだけ戸外で直射日光に当てます。室内でもなるべく窓辺などに置くようにします。2月いっぱいは遮光のことは全く考えなくて問題ありません。
水やり 種類にもよりますが、水やりは月に1回程度です。量は土の3分の1が濡れるくらい(一鉢大さじ1杯くらい)でしょうか。前回の水やりが10日たっても乾いていないということであれば完全に休眠しているので、その場合は水を与えません。水やりが必要なのは土がカラカラに乾いて葉がやわらかくなってしまった時です。
作業 増やす 一切行いません。
植え替え 行いません。
肥料 与えません。
病害虫対策 1月と同じですが、実際にはほとんど被害はないようです。

多肉植物の1月の状態と育て方・するべきこと
多肉植物の3月の状態と育て方・するべきこと

リトープスやコノフィツムなど

グループ2 主な種類
リトープス
玉形メセン類、コノフィツム、リトープス、ブラウンシア、ギバエウム、ケイリドプシス、プレイオスピロス、モニラリア、アルギロデルマ、フェネストラリア、フォーカリア、チタノプシス、アルギロデルマ、ラピダリア、オドントフィルム、グロッチフィルムなど
生育状況 生育期ですが、1月と2月は寒さが厳しく5℃以下では生長が止まりがちです。水やりは土がしっかり乾いたのを確認してから行うようにします。リトープスは開花期が終了しますが、オスクラリアやプレイオスピロス、ベルゲランサスなどはこれから花を咲かせる準備をしています。
置き場所 リトープスやコノフィツム、フォーカリアなど最低気温が0℃といわれている種類も、1℃以下になる日は室内に入れた方が安全です。特に水やり後1週間程度は体内の水分が多くなっているので低温障害に遭いやすく2℃以上を保ちましょう。面倒ですが、夜は室内にいれて暖かい昼間戸外に出すとよいです。
日当たり(遮光) 2月になると日照時間が長くなり日差しも少しずつ強くなってきますが、遮光のことは全く考えなくてOKです。実生苗(種まき)も2月はしっかり直射日光に当てましょう。
水やり 10日から2週間に1回程度、鉢の土が半分湿るくらいに水やりします。(これはあくまで目安で、土がカラカラに乾くまで待つようにします。)3℃以下で水やりすると凍結の危険があるため、その場合は室内で水をやり、1週間ほど室内で乾くまで待つと安全です。
作業 増やす 根が出づらいため、挿し木や種まきなどは行いません。分頭や株分けも3月を待つほうがよいです。そのため繁殖作業はほとんどできない月となります。
植え替え 植え替えも3月を待つようにします。
肥料 水やり時に液肥を与えてもよいです。
病害虫対策 特に心配ない月です。

アエオニウムやセネシオなど主に冬型

グループ3 主な種類
アエオニウム属
アエオニウム、冬型のクラッスラ、冬型のセネシオ、モナンテス、オトンナ(ルビーネックレス)、玉形メセン以外のメセン類(オスクラリア、ベルゲランタス、デロスペルマなど)、冬型のサボテン(ハティオラ(ハチオラ))
生育状況 冬型ですが、寒さが厳しく12月や11月より生育が鈍くなります。日当たりのよい所で15℃程度を保つと大きく立派に育ちます。
置き場所 雨のかからない良く日の当たる戸外の暖かい所に置きますが、3~5℃を下回るようであれば室内の窓辺に取り込みます。それぞれの最低越冬温度を守りながら暖かい日は外に出しましょう。
日当たり(遮光) 室内では特に日当たりをよく1日4時間の日照時間を確保します。暖かい室内は徒長しやすいので、暖房が直接かからないように、また温めすぎないようにします。
水やり 最低越冬温度ぎりぎりの場合で育てている場合は、土が乾いたら少なめの水やりを行います。10℃程度を保っている場合は順調に生育しているため、乾いたらしっかり水やりをします。目安はアエオニウムが水切れして葉が下を向いてきたくらいです。室内などに取り込んでいて、15℃以上ある場合は徒長防止のため、少なめの水やりにとどめます。
作業 増やす 10℃以上を保てる場合は挿し木、株分け、葉挿しなどが行えます。最低越冬温度ぎりぎりの場合は、もう少し暖かくなってからの作業をおすすめします。
植え替え 植え替えの季節ですが、越冬温度ぎりぎりなら3月を待ちましょう。寒すぎると根がなかなか生長せず、株が回復しません。
肥料 10℃以上を保てる場合は、水やり代わりに月2回程度液肥を与えます。植え替えする場合は土に緩効性肥料を混ぜ込んでもよいでしょう。5℃以上を維持できない場合は、肥料はやらないほうが安全です。
病害虫対策 乾燥でハダニやカイガラムシが付きやすくなっています。時々葉水をしてハダニの発生を抑えたり、殺虫剤をまくようにします。

アロエやアガベなど主に夏型

グループ4 主な種類
アロエ
アロエ、カランコエ、夏型のクラッスラ、アガベ、アストロロバ、ポーチュラカリア、ユッカ、ペペロミア、トラデスカンティア、カリシア、サンセベリア、セロペギア、チランジア、ガステリア、夏型のユーフォルビア、クセロシキオスなど
生育状況 引き続き寒さで休眠しています。アロエやクラッスラの一部、カランコエなどは開花時期です。
置き場所 夏型種は寒さに弱く室内への取り込みが必須です。特にカランコエ、セロペギア、ユーフォルビアなど多くが5℃以下の環境に置くと枯れたり著しく弱ったりします。
日当たり(遮光) 室内の直射日光が当たる所に置きます。なるべく1日4時間の日照時間が確保できるところがベストです。遮光はもちろん不要です。
水やり 耐寒性を上げるためにも断水か月1~2回軽く水やりする程度です。開花株も体内に蓄えている水分で花を咲かせるため、水やりは必要ありません。また、室内で10℃~15℃を保っている場合は緩慢に生育を続けるので、月2回ほど鉢内が湿るくらい与えます。
作業 増やす 行いません。
植え替え 行いません。
肥料 与えません。
病害虫対策 乾燥した室内ではハダニに注意しましょう。葉水など湿度を保つとある程度予防できます。

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ハオルシアなど

グループ5 主な種類
ハオルシア
ハオルシア(ハオルチア)
生育状況 1月に引き続き2月もハオルチアは休眠状態です。ただこれは最低気温(3℃程度)ぎりぎりの場合で、10℃程度を保っていると半休眠状態となり、僅かに生長を続けます。少し窓がしぼむ株も出ますが、心配要りません。
置き場所 寒さのため基本的には室内の窓辺に置くようにします。暖かい昼間などで戸外に置く場合は、雨の当たらない所で30%程度遮光した所にします。耐寒性は種類により異なるため、それぞれ3~5℃以下になったら室内に取り込みます。室内では暖かすぎると徒長するため、できるだけ15℃以下に保ちましょう。
日当たり(遮光) 2月上旬までは室内では無遮光ですが、2月中旬からは日差しも強くなりますので、レースを引くなどして20%程度遮光します。屋外では30~40%程度遮光します。2月下旬から日差しが強くなりますので、戸外では遮光を忘れず行ってください。
水やり 室内で10℃程度を保っている場合は月に2回程度、鉢内の土が3分の1濡れるくらいの少なめの水やりをします。戸外で最低越冬温度ぎりぎりで育てている場合は、月に1回程度表土が濡れる量を与えるか全く水を与えません。
作業 増やす 行いません
植え替え 植え替えは行いません。
肥料 肥料は与えません。
病害虫対策 特に心配はいりません。

主にサボテン科の植物

グループ6 主な種類
マミラリア属・桜月
サボテン科の多く(オプンティア、セレウス、テロカクタス、ツルビニカルプス、ロフォフォラ、ギムノカリキウム、エキノカクタス、アストロフィツム、パロディア、メロカクタス、マミラリア、エキノプシス)
生育状況 厳しい寒さが続き戸外に置いているサボテンは休眠中ですが、日照時間が長くなり室内などに取り込んでいる株では春の生育の始まりの兆しが見られることがあります。そのような株は植え替え時期に近づいているサインです。
置き場所 引き続き3~5℃を保てる場所に置きましょう。なるべく直射日光が長く当たる所がベストです。外に置く場合は雨がかからない所を選びます。
日当たり(遮光) 遮光はしません。冬は日光が弱く少しでも長く当てることが大切です。
水やり 室内などで5℃以上が保てる場合は月1~2回少なめの水を与えます。必要に応じて葉水も行います。夜間の温度が0℃~5℃になる場合や昼間にあまり日が当たらない所に置く場合は断水しましょう。
作業 増やす 行いません。
植え替え 休眠からの目覚めのサインがある株はそろそろ植え替えの時期です。
肥料 与えません。
病害虫対策

主に夏型のコーデックス類

グループ7 主な種類
コーデックス アデニウム アラビクム
夏型コーデックス類(多くのユーフォルビア、アデニア、アデニウム、ヤトロファ、パキポディウム、スタペリア、フェルニア、ディオスコレアの一部(メキシコ亀甲竜)、イポメア、ドルステニア、ホーディア、ブラキステルマ、コミフォラ、キフォステンマ、ディディエリア、ブーフォンの一部、トリコディアデマ、ボウイエア、ブルセラ、フォッケア、フィカス、ラリレアキア(トリコカウロン)、モナデニウムなど)
生育状況 夏型コーデックスは寒さのため完全に休眠しています。冬型は温度を保っていれば生育盛んです。2月は急に日差しが強くなるため、窓辺での高温になりすぎに気をつけます。それぞれの最低越冬温度を保つことが生き延びる上で大切です。
置き場所 寒さに弱いので室内や温室に取り込みます。室内でも日当たりの良い窓辺などに置きましょう。夜間は窓辺は冷え込むため部屋の中央などに移動させます。
日当たり(遮光) 昼間なるべくガラス越しに日光を当てます。
水やり 夜間の温度はまだまだ最低で断水をつづけましょう。
作業 増やす 行いません。
植え替え 行いません。
肥料 肥料は与えません。
病害虫対策 室内に取り込むと暖房の乾燥からハダニが発生しやすくなります。一年を通してみると害虫の少ない季節です。

主に冬型のコーデックス類

グループ8 主な種類
Tylecodon wallichii チレコドン ワリチー画像引用元:Wikipedia
冬型のコーデックス類(オトンナ、チレコドン、ディオスコレアの一部(亀甲竜)、モンソニア(サルコカウロン)、ペラルゴニウム、一部のユーフォルビア、アボニア、フォークイエリア、ケラリア(セラリア)、ブーフォンの一部)など
生育状況 夏型コーデックスは寒さのため完全に休眠しています。冬型は温度を保っていれば生育盛んです。2月は急に日差しが強くなるため、窓辺での高温になりすぎに気をつけます。それぞれの最低越冬温度を保つことが生き延びる上で大切です。
置き場所 冬型だから寒さに強い訳ではありません。最低越冬温度を守りつつ室内の窓辺に取り込みます。夜間の窓辺は寒くなるので室内の中央に移動させます。暖房が直接あたらない所に置きましょう。
日当たり(遮光) 一番日照時間も少なく日差しも弱い時期です。昼間窓際のガラス越しでよいので、よく日に当てましょう。
水やり 土が乾いたらたっぷり水を与えます。用土の乾きが悪い場合は気温の低すぎが考えられます。無理して与えないようにしましょう。
作業 増やす 暖かい室内(15~20℃)では種まきができす。10℃以上できれば15℃程度保てれば挿し木や株分けも可能ですが、できれば1~2月は避けて秋から12月まであるいは3月以降に行うようにします。
植え替え 10℃以上できれば15℃程度保てれば植え替え可能ですが、できれば1~2月は避けて秋から12月までに行ったほうがよいでしょう。
肥料 生育しているようであれば液肥か置き肥、緩効性肥料を与えます。
病害虫対策 室内に取り込むと暖房の乾燥からハダニが発生しやすくなります。一年を通してみると害虫の少ない季節です。

多肉植物の1月の状態と育て方・するべきこと
多肉植物の3月の状態と育て方・するべきこと

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