多肉植物に水を少ししか与えない場合のメリットとデメリットは?
疑問の答え
- 小ぶりに育てたいなら、それもあり
- 水少なめならコンパクトに育つ
- デメリットは大きく成長しないこと
- 生育をほとんど止めさせることも可能
多肉植物に水を少ししか与えないと
たっぷりの水で育てた場合 | 水少なめで育てた場合 | 玉が小さく球に近い |
たっぷりの水で育てた場合 | 水少なめで育てた場合 |
多肉植物は水を少なめに与えて育てることもできるし、多めに与えて育てることもできます。それぞれメリットとデメリットがあります。
水を少ししか与えない場合、生育は鈍くなります。例えばマンションで置き場所が少ない場合や、インテリアとして長く楽しみたい、単純に小さい方が好みだという場合など、水を少なくすればそれなりにコンパクトに育ってくれます。
このとき水を少なめというのは、休眠時もそうですが、生育期も少なくします。生育期に水をちょっとしか与えないと、新しい葉の出が鈍ったり、上に伸びるのを抑えたり、葉自体が大きくならなかったりします。
コンパクトに育てたい場合は、しっかり日に当てるが水と肥料を少なくすると良いです。さらに根詰まり状態を放置して植え替えをしないでいると、ほとんど生育が止まったようになります。
デメリットは、だんだん色があせたりみずみずしさがなくなってくることです。水をあまり与えず育てると、確かにコンパクトに育ってくれるが、なんとなく元気がないような状態になってしまいます。
水を多く与えると生育が旺盛になり、子株が出たり脇芽が出たりするのも旺盛になりますが、それが止まってしまいます。いつまでも以前に出た葉を観賞するので、色があせたり表面にシワがよったりしてみずみずしさがなります。
多肉植物の生育は水の量に比例しているところが大きく、生育期に水を標準~多めに与えるとぐんぐん生長して置き場に困ることがあります。枯れない程度に水やりを抑えて姿を現状維持させたいときには、生育時にも水をかなり控えて育てるのもありだと思います。