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多肉植物のカット苗を買ったらすぐに行うべきことと管理方法は?

多肉植物のカット苗を買ってきたらすぐ行うべきこととその後の管理方法は?
疑問の答え

  1. 害虫や病気がないかチェックする
  2. 名前を調べる
  3. 種類によりすぐ植えるor切り口を乾かす
  4. 切り口を乾かす前に下葉を数枚もぎとる
  5. 発根してきたら土に植える
  6. 根付きそうになってきたら水やりを始める

カット苗とは

まず多肉植物の「カット苗」とは、親株から枝を切り取った挿し木用の枝のことです。枝がカットされているので根が無い状態の苗になります。

カット苗のイメージ
カット苗 雅楽の舞 多肉植物

以前に根ごと抜いた状態の「抜き苗」を紹介しましたが、カット苗の場合は根が付いておらず、ここから発根させて土に植えて根付かせていく必要があります。

抜き苗についてはこちらで解説しています。
多肉植物の抜き苗を買ってきたらすぐ行うべきことと管理方法は?

自分で根づかせないといけないので、抜き苗を買うより難易度が高いというデメリットがありますが、小さい苗や大量の種類を手に入れやすいというメリットがあります。また土が一切入らないので苗が汚れておらず、きれいな状態で届きます。

カット苗の購入後にするべきこと

病気や害虫がいないかチェックする

まず一番に一番大事な病気や害虫のチェックです。外から入手した苗にはアブラムシや芋虫、ハダニなどがついていることがあります。自分の多肉植物の置き場所に病害虫を移さないよう、しっかりチェックします。

名前を調べる

次に名前を調べましょう。名前(属や品種名)を調べないとどのような管理をしていけばよいのかが分かりません。名前を調べる方法はいくつかあり、当サイトでも以下のページで解説しています。

ラベルがない・名前が分からない多肉植物の育て方
名前を知ることがまず第一!多肉植物のラベルの読み方や学名・属などの仕組み

必ず全部の名前が正確に判明する必要はありません。少なくとも何属かを検討付けられれば、一応育てていけます。エケベリア系のようだ、セダム属に似ている、ハオルシアだなど。

すぐ植えるか切り口を乾かす

カット苗はすぐ植えるものと切り口を乾かすものの2つに分けられます。そもそもカット苗はカットされて第四種郵便で送られてくる過程で3~4日程度は経過しています。そのためカットしたてではなく3~4日乾燥させた苗として扱うことができます。

すぐ植える種類は

  • セダム(やわらかい草のようなタイプで硬いものは別に)
  • ハオルシア
  • セネシオ

ハオルチアやセネシオは土に挿してすぐに土が軽く湿るぐらいの水を与えます。(湿った土に挿しても良いです)
色々試してみましたが、水がないと根が出ないようでこの結論に至りました。

セダムは発根が早くまた萎びやすいので同じく湿った土に爪楊枝などで穴をあけ、そこに差し込むと良いようです。

そのためほとんどは切り口を乾かしてから植えることになります。その他のカット苗をどのくらい乾かしたら良いかは以下にまとめてみました。あくまで参考値で、苗の大きさや温度、生育期かどうかによっても異なります。大きい苗ほど体力があるため発根が遅いです。葉挿しと同じです。

カット苗の切り口をどのくらい乾かしたら良いのか
日数 属・種類・購入時期
すぐ植える アエオニウム、セネシオ、セダムのやわらかい草っぽいものやマンネンソウなど、ハオルチア
1週間 カランコエ、グラプトペタルム類、3~5月、9~10月に買ったカット苗
2週間 エケベリア、クラッスラ、6月、7月、11月、12月に買ったカット苗
3週間 クラッスラ、パキフィツム
1ヶ月 アドロミスクス、クラッスラの一部(金のなる木など)

※種類ごとはそれぞれ生育期にカットした場合を考えています。

乾かす前に下葉をもぐ

切り口を乾かす前に必ず下葉を最低1枚、~3枚程度もいでおいてください。(あまりにも小さい苗で葉を落とすことが消耗に繋がる心配がある場合は1枚でも充分です。)葉のもぎ口から根が出る種類がかなり多く、発根を促すために切り口(もぎ口)を増やすことが必要です。これはとても大切なので飛ばさないでください。

乾かすには卵パックにのせたり、プラグトレー(セルトレー)に並べる、空いた鉢にのせるなど、苗の大きさと家にある素材で何でもOKです。

発根してきたら土に植える

発根してきたら土に植えます。土は目の細かい柔らかめの土が根張りによいです。また種類によっては発根前に土に挿して水をやっても良い場合もあります。

根付きそうになったら水やりを始める

土に挿して1週間ほど経ち、根が伸びていそうな状態(弱い力で苗を引っ張ると抵抗を感じるなど)になったら水やりを開始します。いきなり鉢底から流れるほどやるのではなく、最初は少量で1ヶ月程度で普通の水やり量にします。

もっと簡単に管理したいという場合は、グラプトペタルムやエケベリア、クラッスラ、パキフィツムなど1~2週間乾かして土に挿し、その1週間後から水をやればうまくいくことが多いです。アエオニウムは2週間は乾かし、少し湿った土に挿すと一気に根が伸びるようです。またツルナ科(メセン類)は1ヶ月は待ったほうがよいようです。ただ根のないリトープスなどは初めから湿った土に挿した方が根の伸びがよいケースもあります。

カット苗の管理の仕方はこちらのページに詳しく書いてあったりします。(メルカリやヤフオクで購入したカット苗の実際の管理方法です。)
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