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エアプランツを一年中室内で育てる方法!置き場所やLEDライトは?

エアプランツ(チランジア、ティランジア)を外に出さずに室内で一年中育てる方法を解説します。どのような置き場所がよいか、室内栽培で必要な必須アイテムとその使い方についても紹介しています。

チランジアは室内でも育てられる

エアプランツを室内で栽培

ティランジアは環境の工夫次第で室内でずっと育てることが可能です。

ただチランジアは本来は戸外に棲息する植物ですので、室内で育てるにはそれなりの環境の整備が必要です。また栽培難易度は戸外栽培よりやや上になります。

置き場所の基本

明るい所

まず室内では日光の替わりになる「明るさ」が必要です。

室内には蛍光灯やLEDなどのヒト用の照明がありますが、エアプランツにとってそれだけでは暗すぎます。室内は明るいデスク周りで最大500ルクス程度、生活している普通の部屋の明るさは300~400ルクス、とても明るいコンビニの店内でも1,500ルクス程度しかありません。

ティランジアが健康に育つためには最低でも6,000ルクスは必要なため、窓辺に置くか植物育成LEDライトを使って人工的に光を補う必要があります。

風がある所

エアプランツを健康に栽培するためには、「風」が必要です。

外栽培では自然に風が吹くので、風通しについては気にしなくて良いのですが、室内は基本的に無風状態です。無風状態だと空気がよどみ、雑菌やカビの胞子が舞っているためエアプランツがカビたり腐ったり、蒸れたりしてしまいます。

窓を開けられる気候の間は窓を少し開けて外の空気を取り入れるのが最良ですが、真冬や真夏は窓を開けられません。そのため、サーキュレーターやミニ扇風機などの空気を動かすためのアイテムが必要になります。

部屋の中を空気がぐるぐる回るなら、空気の入れ換えにならなくて意味がないのではないかと思いがちですが、実際には腐敗防止の効果があるので、必ず行いましょう。

温度差・環境変化の少ない所

ティランジアは温度変化や極端な湿度の低下、四季の移り変わりなど環境変化に弱いです。

これはチランジアの生息地があまり環境の変化が激しくないためで、四季があり一日の温度変化も激しい日本はつらいところがあります。そのため、できるだけ昼夜の温度変化が激しくない部屋や、暖房の乾いた空気が入り込まない部屋が適しています

昼間は冷暖房が入ってヒトが寝る時間になると暖房を切り5℃以下に下がってしまう、エアコンの乾いた空気が直接あたる、などは避けた方がよいです。

どうしても暖房が入っている室内に置かざるを得ない場合は、加湿器や加湿機能付き空気清浄機などを使って下がりすぎる湿度を60%程度に上げることも検討します。

避けたほうがよい所

床置き

エアプランツを床に直置きするのは避けましょう。

床はゴミやほこり、雑菌などが滞留しているのであまりきれいではありません。また冬は低い位置ほど室温も低いです。できれば高めの棚や高い位置から吊し、それが難しい場合は床から30cm以上離した所に置くようにします。

そして水やり後に水が滞るのを避けるため、水切りできる場所に置くようにしてください。

お風呂場

エアプランツはお風呂場には置かないほうがよいです。

浴室は蒸気がたっぷりあり、ティランジアに最適な置き場所と考えがちですが、実はエアプランツは水蒸気から直接水分を吸収することはできません。それどころか40℃以上になる蒸し風呂となってしまう環境は、エアプランツにとって過酷です。(ティランジアの自生地は30℃以下の涼しい所が多いです。)

また浴室は明るさが暗い上に植物育成LEDライトなどの電気製品は入れられないので、光不足になってしまいます。

インテリアとして飾ったまま

エアプランツはインテリア用品と考えないほうがよいです。

普段はしっかりLEDライトや扇風機の風に当てて、来客の日だけ玄関やリビングで飾る、などは全然問題ありません。しかし常時となると薄暗くて風もない環境では、光や風が足りずにいずれ枯れてしまいます。

部屋での基本的な育て方

基本 基礎

部屋での基本的な育て方は以下の通りです。

  • 充分光を当てる
  • 常に風通しをよくする
  • 必要な水をしっかり与える
充分に光を与える

室内では充分光に当てることが重要です。

チランジアは植物ですので、通常の多肉植物や草花のように日光を求めます。光は窓辺で自然光を取り入れるのが基本です。冬は直接窓からの日差しにあてて大丈夫ですが、春と秋は直接は強すぎるためレースなどをひいて少し弱めた光を与えます。

窓辺では冬(と春・秋)は室内に深く太陽光が差し込むので日光不足は起こりづらいですが、夏は日が差さず窓辺でも日光不足になることがあります。そのため植物育成ライトで人工的に光を補うことが必要になってきます。

ちなみに植物育成ライトは植物の生育(発芽・成長・開花・結実)に必要な光を含むため、完全に太陽光の代わりとして利用することができます。ただ光の強さは製品によりますので、暗い育成ライトだと太陽の代わりにはなりません。

その明るさ・暗さですが、ヒトの目では感覚値としてしか測れないため、できればルクスメーター(照度計)を用いて客観的な数値として測ったほうがよいです。

常に風通しを良くする

室内では風通しにかなり気を遣う必要があります。

外では常に風が吹くため空気が循環するため意識する必要がありませんが、室内では無風状態になるので人工的に風を送る必要があります。空気の流れがないと腐ったり蒸れたりするリスクがあります。

そのため季候の良い時期は窓を開けて風通しをよくしますが、冬や夏は暑さ寒さで冷暖房をかけているのでそうはいきません。そこでサーキュレーターや扇風機を使って風を動かすようにします。

風を送るべき時間は季節により異なります。

必要な水をしっかり与える

チランジアが乾いたらしっかり水を与えましょう。

エアプランツは植物なので水を必要としますが、空気中の水分を直接吸うことはできないので、霧吹きでの水やりが必要です。ここで少し表面が濡れる程度ではなく、数時間は湿ったままにさせて水を吸わせるため、ある程度たっぷりの量を与える必要があります。

どのぐらいの頻度や量をやるべきかは季節や室温により異なります。

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季節ごとの状態と育て方

4~5月(春)

春夏秋冬 季節
生育状態
最低気温が10℃を上回る4月以降はチランジアが休眠状態から目を覚まし活発に生育を始める時期です。盛んに成長し水を欲しがり光に当てるとしっかり光合成します。

水やり
この時期は徐々に水やり回数を増やして量もたっぷりと与えます。与える時間帯は夕方~夜です。目安は銀葉種で霧吹きを週2~3回、緑葉種では週3回~毎日、時々重さを量りながら減っているようであれば、1日おき、重さが変わらないようであれば2~3日おきなど回数を調節します。

置き場所
室内の窓辺でレースをひいて多少日よけを行うか、植物育成ライトに当てます。ライトの場合は1日8時間など自然光を超えない程度にします。植物育成ライトは固定的で一面にしか光が当たらないため、時々転がす向きを変えるなどまんべんなく光を当てる工夫をします。

風通し
4月、5月と気温が上がるにつれ冷やしすぎの心配がなくなるため、扇風機での送風時間も長くします。5時間程度は風を通すようにします。窓が開けられる場合は、もちろん扇風機はいりません。

6月(梅雨)

生育状態
室温は25℃程度とかなり上がってきます。チランジアは15~30℃が適温なので生育盛り、水分、光共にたくさん必要とします。

水やり
外では梅雨で雨の日が多くなります。一方室内では雨ざらしではないため霧吹きでしっかり水をやる必要があります。目安は銀葉種で霧吹きを週2~3回、緑葉種では週3回~毎日、時々重さを量りながら減っているようであれば、1日おき、重さが変わらないようであれば2~3日おきなど回数を調節します。与える時間帯は夕方~夜で暑い時間帯は避けます。

置き場所
この時期は南中高度(太陽が昇る角度)が上がるため、窓から日差しが入りにくくなります。おまけに曇りや雨の日が多く日光不足になりがちです。そのため植物育成ライトに当てるようにします。ライトの場合は1日8時間など自然光を超えない程度にします。植物育成ライトは固定的で一面にしか光が当たらないため、時々転がす向きを変えるなどまんべんなく光を当てる工夫をします。

風通し
6月はじめじめとしており、高温多湿です。適度な湿度は問題ないのですが、空気がよどむのは嫌うため、しっかり扇風機などで送風するようにします。時間は最低1回3~5時間を1日2回は当てるようにします。この時期は送風が特に大切ですので、しっかり行ってください。

7~8月(夏)

春夏秋冬 季節
生育状態
室温は25~35℃程度と一年のうちで最高になります。チランジアは15~30℃が適温なので生育盛りですが、高山性など暑さに弱い種類にはやや苦手な時期ともなります。

水やり
室内では雨が降らないため、霧吹きでしっかり水をやる必要があります。目安は銀葉種で週2~3回、緑葉種では週3回~毎日、時々重さを量りながら減っているようであれば、1日おき、重さが変わらないようであれば2~3日おきなど回数を調節します。与える時間帯は夕方~夜です。

置き場所
この時期は南中高度が下がる傾向で、室内の窓辺には日が差すようになります。この直射日光はチランジアには強すぎ葉焼けをしてしまうため、厚めのレースでしっかり日よけします。窓際が確保できなければ植物育成LEDライトを当てます。また窓辺の高温に注意します。

風通し
室内ではヒトがいる間はエアコン(冷房)がかかっていて比較的涼しい25~28℃程度をキープできますが、閉めきった留守中などは温度が上がりチランジアにとって過酷です。といってもエアコンを付けるわけにはいかないので、ミニ扇風機やサーキュレーターは絶えず回すようにしてください。この時期は熱帯夜で夜も暑いため、夜も送風した方が安全です。

9~10月(秋)

春夏秋冬 季節
生育状態
9月中は残暑が厳しいですが、その後は下がる一方になります。チランジアは15~30℃が適温なので生育盛りです。夏中蒸れが心配ですが、ようやくほっと一息できるようになります。

水やり
東日本では秋のほうが梅雨時より降水量が多く、戸外では雨の日が増えますが、室内ではしっかり水をやる必要があります。目安は銀葉種で週2~3回、緑葉種では週3回~毎日、時々重さを量りながら減っているようであれば、1日おき、重さが変わらないようであれば2~3日おきなど回数を調節します。与える時間帯は夕方~夜です。

置き場所
この時期はしっかり太陽光が室内の窓辺に差すようになります。秋でもこの直射日光はチランジアには強すぎ葉焼けをしてしまうため、9月は特に厚手のレースでしっかり日よけします。窓際が確保できなければ植物育成LEDライトを当てます。

風通し
室温が25℃を超える間は半日~ほぼ一日中、サーキュレーターや扇風機を回して蒸れないようにします。夜もまだまだ暑く無風は心配なので空気を動かします。10月になり気温が20℃程度になってきたら、徐々に稼働時間を短くしていきます。水やり直後の送風は避けるようにします。

11~3月(冬)

春夏秋冬 季節
生育状態
概ね15℃を下回るとチランジアは生育がゆっくりになり、10℃を切ると緩慢になります。5℃を切ると生育を停止し、枯死しないぎりぎりのラインです。この時期は成長させるというよりは、できるだけ枯死や衰弱を抑えるという形になります。

水やり
水やりは銀葉種・緑葉種ともに室温で頻度が決まります。15℃以上あれば春秋なみでよいですが、10℃前後なら1週間に1度程度、5℃以下なら1ヶ月に数回うっすら霧吹きする程度になります。濡れると気化熱により体温が室温より下がるので、暖かい昼のうちにやります。

置き場所
この時期はしっかり太陽光が室内の窓辺に差すようになります。太陽の日差しも11~2月は弱いためほとんどレースをひかなくても大丈夫になります。3月は日差しが結構強くなるのでレースをひきます。窓辺は夜間かなり冷えるので寒冷地では特に何度まで下がっているか測るようにしてください。寒冷地で室温でも0~5℃を保てない場合は、植物用ヒーターマットを利用したほうがよいかもしれません。窓際が確保できなければ植物育成LEDライトを当てます。

風通し
10℃程度であればサーキュレーターなどは回さなくて大丈夫です。特に10℃を切った状態で送風すると乾燥・冷えのもとになります。また水やり後はしっかり乾くまでは送風しない方が安全です。(濡れた状態で風を当てると気化熱で更に冷えるため)しかし室内が15℃以上ある場合は、暖かい時間帯に1時間程度を1日2~3回ほど送風したほうがよいです。エアコンで乾燥が激しい場合は、加湿空気清浄機などで湿度を補うようにします。

室内栽培の必須アイテム

植物育成LEDライト

室内では、植物育成LEDライトが必須になります。窓辺は室内の中央よりかなり明るいですが、一年中育てるためにはやや不足します。(「冬だけ室内の窓辺に取り込み冬以外は外で栽培する」のであれば冬以外で外でしっかり光を補えるのですが、夏も室内で育てるのであれば育成LEDが必要になります。)

チランジア エアプランツの育て方

植物育成ライトとは

植物の光合成に必要な光の波長を当て日光不足を解消するための機器です。植物育成ライトがあれば、窓のない部屋や窓辺でない暗い所でも、多肉植物を健康に育てることができます。ライトは色々な種類がありますが、家庭用のものではLEDが多く光の強さが調節できるのもの、タイマーがあるもの、形状では電気スタンド型のものやパネル状のものなどがあります。

エアプランツ向きのタイプ
エアプランツは銀葉種・緑葉種によって求める光の強さが異なります。またエケベリアやサボテンなど他の多肉植物と比べると比較的やわらかな光を好みます。そのため光の強さを変えられる(調光機能あり)のタイプがおすすめです。またライトの向きや高さを自在に変えられる電気スタンドのようなタイプが使いやすいです。(設置場所があればパネル状でも大丈夫です。)

エアプランツへの使い方
朝8:00にオンにして夕方17:00にオフにするなど、できるだけ自然光に近い形で照射し、10時間を超えないようにします。強さは種類にもよりますが、4,000~8,000ルクス程度が良いようです。自然界では雨の日もあれば晴れの日もあるのに対し、植物育成LEDライトは毎日快晴状態なので、当てすぎにならないように気をつけます。またもちろん暗すぎるライトは光合成不足になるので、ある程度の強さが出るライトが好ましいです。

エアプランツにおすすめのライト
「YTA製植物育成LEDライト110W相当」(電気スタンド式)
チランジア エアプランツの育て方
明るさが適度にあり、調光機能とタイマー機能があり定時にオンオフも可能です。明るさは距離や範囲にもよりますが、3,000~6,000ルクス程度が出ます。ちなみに管理人の室内栽培エアプランツはこれで育てています。
YTA植物育成ライトLED 110Wのレビュー

「Homute製植物育成LEDライト600W相当」(パネル式)
HOMUTE 600W 植物成長ライトIRとUVを含むフルスペクトルLED植物育成用ライト
吊すところがあればこちらでもよいと思います。こちらはYTA製より光が強く距離により4,000~10,000ルクスが出ます。栽培しているエアプランツが多い場合はこちらが広い範囲をカバーできます。
Homute 600W 植物成長ライトのレビュー

植物育成LEDライトについて詳しく知りたい方は以下のページを参照ください。

多肉植物への植物育成ライトの種類と効果・選び方とおすすめ
多肉植物やサボテン、コーデックス、エアプランツなどを育てるためには、日当たりの良い場所を確保しなければなりませんが、住宅...

ミニ扇風機(サーキュレーター)

室内では風通しが悪いため、人工的に風を送るためのミニ扇風機やサーキュレーターなどが必要になります。多少エアプランツが揺れるようなやわらかな風を当てることで、室内でも蒸れたり腐ったりせず、健康的に育てることができます。

ミニ扇風機 サーキュレーター

ミニ扇風機・サーキュレーターとは

元々はヒトのための扇風機ですが、植物用の送風機ともなり、特に夏場の蒸れや腐りを防止するために使います。USBミニ扇風機、サーキュレーター、リビング扇風機など、室内の風を動かし空気を循環させられるものであれば何でも構いません。

エアプランツ向きのタイプ
自宅に使っていない扇風機があればそれでもよいですし、コンパクトなものが良ければUSBミニ扇風機、卓上ファンを買ったり、可能であれば室内の空気を動かすために用いられるサーキュレーターを購入する方法もあります。いずれも1,000円台から5,000円台など大きさ、機能、メーカーなどにより幅があります。

エアプランツへの使い方
至近距離で風が直に当たるのはエアプランツが乾きすぎるため、遠く離して回すなど空気がよどみなく動く程度の強さにします。使い方には注意点があり、冬に水やりしたてに扇風機に当てるとエアプランツが冷えて冷害を起こすことがあるので、冬は水やり後5時間程度は扇風機を回さないようにします。また冬は1日2~3時間程度で充分です。逆に暖かい時期、暑い時期や湿度が高い梅雨時は半日からほぼ一日中回すこともあります。

エアプランツにおすすめの送風機
扇風機はさまざまな種類があり、特別植物用というのはないので、手頃価格で普通に手に入るもので構いません。特におすすめはありませんが、アマゾンで買える2,000円台程度のものではアイリスオーヤマ、オーム電器、山善、その他中国メーカーのものなど多数あります。

一つ購入時の注意点として、バッテリー駆動のものは避けたほうがよいです。バッテリー式のものはバッテリーがへたると使えなくなるほか、充電時間が必要で連続で稼働できないためです。

参考①オーム電器のUSB扇風機
ミニ扇風機 サーキュレーター
管理人が使用している実に扇風機です。USB駆動でバッテリーなし、角度と風力が段階調節できるようになっています。数台回すとややうるさいです。
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参考②アイリスオーヤマのサーキュレーター
アイリスオーヤマのサーキュレーター
アイリスオーヤマのサーキュレーターです。8畳用で広く空気を動かせ、2,000円程度で購入できます。風量は3段階調節、消費電力は28W程度で、35dBと静音性があります。

Amazon

園芸ヒーターマット(寒冷地のみ)

関東以南の暖かい地域ではこちらは読み飛ばしてOKです。

北海道・東北地方など寒冷地では室内でも夜間5℃を下回るなど、エアプランツの種類によっては枯死ぎりぎりのラインになることがあります。その場合は植物用のホットカーペットである園芸ヒーターマットがあると安心です。

Namotek 園芸 育苗ヒーターマットのレビュー

園芸ヒーターマットとは

植物を入れているカゴや鉢などの下に敷いて植物を寒さから守るためのアイテムです。植物用ヒーターマットは室温プラス10℃程度の加温効果があり、寒冷地での寒さ対策に活用できます。温度調節機能付き(サーモスタット機能付き)の他、ただ電源を差し込んで定格電力で温める通常のタイプがあります。

エアプランツ向きのタイプ
エアプランツは概ね種類により5~10℃程度を保てば良いため、厳格な温度管理は必要ありません。そのため割安で購入できるサーモなしの通常版でOKです。サーモスタットなしのマットはサーモ有り製品よりおよそ半額程度(1枚2,000円程度)で購入することができます。

エアプランツへの使い方
室温が10~5℃を切る時に電源を入れます。エアプランツは直置きは避け、カゴなどに入れてヒーターマットの上に乗せます。必ず温度計を一緒にいれて温度を計測しましょう。寒さが厳しく思ったより温度が上がらない場合は、マットの下に新聞紙を敷き、エアプランツの上からプチプチシートなどをかぶせると保温効果が上がります。引き続き温度計も入れ、温度の上がりすぎに注意します。

エアプランツにおすすめのマット
Namotek製ヒーターマット
Namotek 園芸 育苗ヒーターマットのレビュー
室温プラス10℃程度加温できるサーモスタットなしの通常版のヒーターマットです。きちんと温度がキープできるかどうか、10℃の室温環境(72時間の計測)で実験済みです。
Namotek育苗ヒーターマットのレビュー

MARUNDA製ヒーターマット
Marunda園芸用ヒーターマット レビュー
室温プラス10℃程度加温できるサーモスタットなしの通常版のヒーターマットです。きちんと温度がキープできるかどうか、10℃の室温環境(72時間の計測)で実験済みです。

※Namotek製、MARUNDA製共に値段的にも性能的にもほぼ同じで、正直どちらを選んでも大差ないと思います。

育苗ヒーターマットについて詳しく知りたい方は以下のページを参照ください。

育苗ヒーターマットの効果を比較!多肉植物へのおすすめも紹介
市販の植物用ヒーターマットは本当に温かくなるのか、どのくらい加温できるのかを実験し効果を検証。多肉植物への用途でおすすめできるものや選び方、購入時の注意点などを詳しく解説しています。