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多肉植物の育て方の超基本

水やり・日光・置き場所が3つのポイント

多肉植物を育てる上で一番大切な3つのポイントが

  • 水やり
  • 置き場所
  • 温度

とてもシンプルです。しかし言葉で言い表すことは簡単でも、それをマスターするのはとても大変なことです。枯らしてしまうのもこの3つが原因になることが多いので、最初は失敗しつつもだんだんと体得できるようになれるといいですね。

水やりの基本

水やり水やりの基本は「生育時は鉢の中が完全に乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷり与え、休眠期は回数と量を控えるか断水(全く水をやらない)すること」です。

多肉植物は少ししか水が要らない印象ですが、生育期は普通の植物とほぼ変わらないくらいです。そして休眠期になると極端に水やりを減らす必要があります。細かい水やりの注意点は挙げたら切りがありませんが、「生育期と休眠期で差を付ける」この2つのポイントをまずマスターすれば取り敢えず大きな失敗はしないようになります。※「生育期」は多肉植物の種類によって生育する季節のことです。

置き場所

置き場所置き場所の基本は、雨の当たらない屋外で直射日光をしっかり当てることです

多肉植物の多くは本来外に置いてしっかり日光に当てる必要があります。どの種類も一年を通して風通しを良くする必要があります。また多くは雨ざらしにしてはいけません。

※種類によっては直射日光に当ててはいけないもの、当てないといけないものもあります。また季節によって日光の量を調節する「遮光」が必要なものもあります。

温度

冬越し温度管理の基礎は生育型に合わせて調節すること。

多肉植物には適温があり温度によって生育を止めたり旺盛になったりします。これが生育型で春秋型、夏型、冬型の3つがあります。冬型なら夏になるべく涼しくして水やりを控え、夏型なら冬には暖かいところに取り込んで寒さをしのぐ、などの個別の対応をする必要があります。

初心者が失敗しやすいポイント

普通の植物のように土が乾いたらすぐ与える
鉢の中が完全に乾いたらすぐ与えるのではなく、3日~1週間程度待ってから水やりしましょう。多肉植物の場合茎や葉にしっかり水分が保たれているのですぐ与えると水分が多すぎになって腐る場合があります。

休眠中に水をやってしまう
普通の植物を育てる感覚だと、どうしても1ヶ月も水やりしないと枯れるのではと心配になり、休眠中に水をやりたくなってしまいます。しかし多肉植物はしわがよるくらいは問題ありません。休眠中は水分をごく減らしましょう。

ずっと閉め切った室内の暗い所に飾っておく
多肉植物は直射日光を必要とするものが多く、インテリアなどで日の当たらないところ、風通しの悪いところに長く置かれるとひょろひょろになったり、病気に罹りやすくなったり、蒸れて枯れたりしてしまいます。

夏でも直射日光が当たる所に置く
多肉植物には日本の夏の日差しは強すぎて、葉やけ(葉のやけど)をしたり株が弱るなどダメージを受ける種類があります。そこで種類に応じて半分光を遮る50%遮光、70%遮る70%遮光をしたり、半日陰に置くなど工夫する必要があります。

冬型の多肉植物だからとマイナスの気温や雪に当てたりする
冬型の多肉植物だから寒さに強いというわけでなく、多肉植物の中の便宜上のグループわけなので、種類によっては室内に取り込むなど適温を守るようにしましょう。(夏型や春秋型も同じ)