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ベニカマイルドスプレーの成分と効果、他との比較

農薬プロフィール

ベニカマイルドスプレー ベニカマイルドスプレー
タイプ <スプレー式>
■殺菌剤(病気)予防(×)、治療(〇)、浸透移行性(×)
■殺虫剤(害虫)速効性(〇)、持続性(×)、浸透移行性(×)
成分 還元澱粉糖化物(0.6%)→病気・害虫
多肉植物での主な用途 ◆害虫:アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類
◆病気:うどんこ病
希釈倍率 そのままスプレーする
適用作物 観葉植物への適用があります。(多肉植物に使えます)
その他
危険性 海産動植物への影響:不明
眼への刺激:不明
皮膚への刺激:不明
ポイント ベニカマイルドスプレーはオーガニック栽培でも使用可能な天然系成分を主成分としている殺虫殺菌剤でアブラムシ、コナジラミ、ハダニ、うどんこ病に効果があります。有効成分の還元澱粉糖化物は水飴で食品としても知られる成分で、これでアブラムシなどの気門を塞ぐことにより殺虫効果を現します。うどんこ病の場合もカビの胞子を水飴で覆うことで治療します。このように優れた効き目と安全性の高い農薬ですが、カイガラムシやアオムシなどには効果がないこと、病気もうどんこ病のみが適用になっているので、それ以外の病害虫を防除するには、別の農薬が必要です。また効果を発揮するためには、しっとりするほど吹きかける必要があるので、見た目が気になる多肉植物には使いづらいかもしれません。
販売店 Amazon

配合されている成分とその対象と効果

成分名 対応 効果
還元澱粉糖化物 害虫・病気 水あめを使った化学薬品とは異なる機序で効果を発揮する成分で、アブラムシ類、ハダニ類、コナジラミ類に速効性があり、うどんこ病を治療する効果があります。物理的防除とよび昆虫の気門を塞いで殺虫、ウドンコのカビを覆って治します。

ベニカXファインスプレーとの違いは?

成分が一部異なるので、効果のある病害虫の種類や効果の機序に違いがあります。

成分の比較

まず成分について比較します。

商品名 害虫対策成分 病気対策成分
ベニカマイルドスプレー
  • 還元澱粉糖化物
  • 還元澱粉糖化物
ベニカXファインスプレー
  • クロチアニジン
  • フェンプロパトリン
  • メパニピリム
ベニカXネクストスプレー
  • 還元澱粉糖化物
  • クロチアニジン
  • ピリダリル
  • ペルメトリン
  • 還元澱粉糖化物
  • マンデストロビン

ベニカマイルドスプレーは還元澱粉糖化物(いわゆる水飴で天然系の成分)でハダニやアブラムシを包み込み、気門を塞いで殺虫したり、うどんこ病の胞子を包み込んで治療します。

一方、ベニカXファインスプレーはクロチアニジン、フェンプロパトリン、メパニピリムという化学成分を使い病害虫を防除します。

最後にベニカXネクストスプレーは、4種類の化学成分に加えベニカマイルドスプレーの成分(還元澱粉糖化物)を丸ごと取り入れた農薬で、還元澱粉糖化物の濃度も同じです。そのため効果はベニカマイルドスプレーの効果&その他に配合された4種類の化学成分の効果があります。

効果の比較

それでは、効果はどのような違いがあるのでしょうか?

商品名 害虫対策成分 病気対策成分
ベニカマイルドスプレー 速効性(〇)
持続性(×)
浸透移行性(×)
予防(×)
治療(〇)
浸透移行性(×)
ベニカXネクストスプレー 速効性(〇)
持続性(〇)
浸透移行性(〇)
予防(〇)
治療(〇)
浸透移行性(〇)
ベニカXファインスプレー 速効性(〇)
持続性(〇)
浸透移行性(〇)
予防(〇)
治療(×)
浸透移行性(〇)

ベニカマイルドスプレーは殺虫成分に速効性があるものの持続性・浸透移行性はないこと、病気に対しては予防効果がなく治療効果があることが分かります。

ベニカXファインスプレーは殺虫剤の速効性・持続性・浸透移行性があるものの、病気に対しては治療効果がないことが分かります。

ベニカXネクストスプレーはベニカマイルドスプレーとベニカXファインスプレーの両方の欠点を補い、病気に対しても害虫に対しても万全の対策ができることが分かります。

効果がある病害虫の比較

それではどのような病気・害虫に効果があるのか、ないのか、各スプレーのデメリットをチェックしていきましょう。※多肉植物に使うため、観葉植物・花卉類に取得している効果で比較しています。

商品名 害虫対策成分 病気対策成分
ベニカマイルドスプレー アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類、 うどんこ病
ベニカXネクストスプレー アブラムシ類、アザミウマ類、ハダニ類、ハスモンヨトウ うどんこ病
ベニカXファインスプレー アブラムシ類、アザミウマ類、コナジラミ類、ハダニ類、ハモグリバエ類、ハスモンヨトウ うどんこ病、灰色かび病

上は観葉植物への適用がある病害虫ですが、成分的には以下の病害虫にも効果があります。

商品名 害虫対策成分 病気対策成分
ベニカマイルドスプレー アブラムシ類、ハダニ類、コナジラミ類 うどんこ病
ベニカXネクストスプレー アブラムシ類、アオムシ、アザミウマ類、コガネムシ類、コナジラミ類、ハモグリバエ類、カイガラムシ類、ケムシ類、カメムシ類、テントウムシダマシ類、ウリハムシ、コナカイガラムシ、アゲハ類、ハダニ類、コナジラミ類など うどんこ病、黒星病、灰色かび病、灰色腐敗病、フザリウム立枯病、菌核病、炭疽病、紫斑病、つる枯病、萎凋病、もち病、網もち病、落葉病、灰星病、輪紋病、胴枯病、
ベニカXファインスプレー アブラムシ類、アオムシ、アザミウマ類、コガネムシ類、コナジラミ類、ハモグリバエ類、カイガラムシ類、ケムシ類、カメムシ類、テントウムシダマシ類、ウリハムシ、コナカイガラムシ、アゲハ類、ハマキムシ類、ミノガ類、シンクイムシ類、モモハモグリガ、ハスモンヨトウ、チャノキイロアザミウマ、ナミハダニ、リンゴハダニなど うどんこ病、褐斑病、灰色かび病、小菌核腐敗病、黒星病、斑点落葉病、紫かび病など

それぞれの特徴

特徴は以下の通りです。

商品名 害虫対策成分 病気対策成分
ベニカマイルドスプレー (△)アブラムシ類、ハダニ類、コナジラミ類などに速効性があるが、持続性がない (△)うどんこ病に治療効果がある
ベニカXネクストスプレー (〇)アブラムシ、アオムシ、アザミウマ類、コガネムシ類、コナジラミ類、カイガラムシ、カメムシ類、ハダニ類など幅広い害虫に速効性・持続性・浸透移行性がある (〇)うどんこ病、黒星病、灰色かび病などに予防・治療効果がある
ベニカXファインスプレー (〇)アブラムシ、アオムシ、アザミウマ類、コガネムシ類、コナジラミ類、カイガラムシ、カメムシ類、ハダニ類など幅広い害虫に速効性・持続性・浸透移行性がある (△)うどんこ病、灰色かび病、黒星病などの予防効果はあるが、なってしまった病気への治療効果はない

比較のまとめ

まとめると以下のようになります。

ベニカXネクストスプレー ベニカXファインスプレー ベニカマイルドスプレー
ベニカXネクストスプレー ベニカXファインスプレー ベニカマイルドスプレー
害虫 速効性・持続性があり〇 速効性・持続性があり〇 速効性のみで△
病気 予防・治療効果があり〇 予防効果のみで△ 治療効果のみで△
種類 化学成分+天然成分 化学成分 天然系成分
実勢価格※1 1,470円 980円 800円
発売年 2019年 2010年 2016年
販売 Amazon Amazon Amazon

※1 実勢価格は変動があります。

それぞれ成分も効果・特徴も異なるので、使いたい目的に応じて選ぶことが大切です。

ベニカマイルドスプレーの特徴

まず、ベニカマイルドスプレーは天然系の殺虫殺菌剤です。食品でもある還元澱粉糖化物を主成分とするため、野菜やハーブなど口にするものに対しても安心して使うことができます。

多肉植物は食品ではないので、それほど天然系にこだわる必要がありませんが、化学薬品を使いたくないという方には選択肢に入ると思います。ただし効果がある対象が限られており、アブラムシ類、コナジラミ類、ハダニ類、うどんこ病のみです。その他の例えばカイガラムシやアオムシ、サビ病といった病害虫に効果がないため、これらを防除するには向いていません。

それ以外のスプレーの特徴

病気や害虫を1本で対処したいという場合ならベニカXネクストスプレーが最適です。ベニカXネクストスプレーには還元澱粉糖化物(ベニカマイルドスプレーの有効成分)も含んでいるので、ベニカマイルドスプレーの対策範囲をカバーできます。

一方、ハダニ・コナジラミ、アブラムシ以外の害虫をメインに対処したい場合はベニカXファインスプレーが必要です。ベニカXファインスプレーにはカメムシやカイガラムシなど広範囲の害虫に対応しているので、害虫対策はこれ1本でできます。

また、うどんこ病以外の病気にも対処したいという場合は、ベニカXスプレーかベニカXネクストスプレー、またはサプロール乳剤など水で薄めて使うタイプの導入を検討してもよいでしょう。

病害虫対策
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