主な種類
使い方 | 用途 | 形態 |
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そのまま使える | 初心者向け 応急処置 |
ペレット剤 エアゾール剤 スプレー剤 |
水で薄めて使う | 中上級者向け 予防散布 |
水和剤 液剤 乳剤 |
形状ごとの特徴・注意点
形状 | 特徴と注意 |
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エアゾール剤 | <特徴>金属製の缶に薬液と圧縮したガスが封入されたもの |
<メリット> ボタンを押すだけで手軽で便利に使えます。薄める手間がありません。初心者だけでなく、広い庭でも応急用として持っておくと便利です。 |
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<使用上のポイント> 至近距離で散布すると冷害が起こるので植物から30cm以上離して使います。霧がうっすらとかかるくらいが適量です。かけ過ぎると薬害を起こします。 |
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<使い方> ガスが出るタイプは有機溶媒に薬剤を溶かしているものが多いので、近くからかけないようにします。またガスが爆発するおそれがあるので、完全に使い切り、最後にガス抜き操作をします。逆向きにするとガスだけが出るので鉢を傾けるなどで対応します。 |
形状 | 特徴と注意 |
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スプレー剤 | <特徴> ハンドスプレーに薬剤が入っているもの |
<メリット> そのまま使えて手軽で、冷害がないので植物に近づけて使えます。応急処置にも使え、的を絞ってかけることができます。 |
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<使用上のポイント> 手動なので長時間使うと手が疲れます。葉先から液が流れ落ちるぐらいが適量です。 |
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<使い方> 直接病気や害虫が発生しているところに吹き付けます。至近距離から吹きかけることで周りへの飛散を防止できます。葉の裏にもかける必要がある場合は、鉢を傾けるなどして下からも吹き付けます。 |
形状 | 特徴と注意 |
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粒剤 | <特徴> 小さな粒状になっている薬剤で、水やりでだんだんと薬剤がしみ出す |
<メリット> そのまま蒔けるので手間がかかりません。初心者にも向いています。浸透移行性の場合は長く効果が続きます。雨がかかっても問題ありません。 |
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<使用上のポイント> むらなく均一にまきます。広い範囲に蒔くときは使いすぎに注意して重さを量りで量るなどします。高さ1メートル以下の植物に向いています。 |
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<使い方> 粒剤をまくときは、計量スプーンなどで薬剤を量り取り、一カ所に偏らないよう散布します。また土を作る時に混ぜるのであれば計量スプーンで量って土に混ぜて平らにし、その上からタネをまくなどします。 |
形状 | 特徴と注意 |
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ペレット剤 | <特徴> パラパラと蒔けるようになった固形の薬剤 |
<メリット> 害虫が見えなくてもおびき寄せて退治できます。 |
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<使用上のポイント> 雨が降ると効果が薄くなります。散布後に水やりをしないようにします。ペットが間違えて食べないよう注意が必要です。 |
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<使い方> 雨の心配のない日に使いましょう。水やりでも有効成分が流れてしまうので、水やり時は水がかからないようにします。ネキリムシ対策の時は株元を取り囲むように散布します。 |
形状 | 特徴と注意 |
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水和剤 | <特徴> 粉末の薬剤で水に溶かして使うもの。要展着剤 |
<メリット> 溶かして使うので少量で大量の散布液が作れます。中上級者向けで広い面積に最適です。 |
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<使用上のポイント> 薄める手間がかかります。原液を扱うため、スプレー剤などより取り扱いに注意がいります。薄めるときは展着剤が必要です。希釈倍数を守るようにしましょう。 |
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<使い方> 水和剤(粉)はあらかじめ使う量に小分けしたものが売っているので、それを使えば量がなくても問題ありません。水和剤の場合は展着剤を必ずいれるようにします。水和剤の量が1g以下の場合は、展着剤を混ぜた水に粉薬を少しずつ混ぜていく形で作ります。作り方の順は水に展着剤をいれ、かき混ぜた後に薬剤を入れます。計量カップなどで作った場合はかき混ぜ棒でかき混ぜますが、ペットボトルで作る場合はフタをしっかり締めて上下に振りましょう。 |
形状 | 特徴と注意 |
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乳剤・液剤 | <特徴> 液状に加工されている薬剤 |
<メリット> 薄めて使うので少量で大量の散布液が作れます。中上級者向けで広い面積に最適です。 |
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<使用上のポイント> 薄める手間がかかります。原液を扱うのでスプレー剤などより取り扱いに注意がいります。希釈倍数を守りましょう。 |
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<使い方> 500ml程度の薬液を作るのには1mlが量れるスポイトが必要です。展着剤は必須ではありませんが、水をはじきやすい植物ではいれたほうがよいです。作り方の順は水に展着剤をいれ、かき混ぜた後に薬剤を入れます。計量カップなどで作った場合はかき混ぜ棒でかき混ぜますが、ペットボトルで作る場合はフタをしっかり締めて上下に振るとよいです。 ※殺虫剤と殺菌剤の混合液を作りたい場合は、展着剤を使って水、展着剤、薬の順に入れます。 |