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クラッスラ属(Crassula)の特徴と種類・育て方

クラッスラ属の写真

星乙女星乙女 火祭り火祭り 火祭り(紅葉)火祭り(紅葉)
もみじ祭りもみじ祭り 火祭り錦(火祭りの光)火祭り錦(火祭りの光)
レモータレモータ 星の王子星の王子 ペルシダペルシダ
リトルミッシーリトルミッシー マルギナリス錦マルギナリス錦
ゴーラムゴーラム 銀揃え銀揃え ブロウメアナブロウメアナ
テトラゴナテトラゴナ ブルーバードブルーバード エリコイデスエリコイデス
若緑若緑(ムスコーサ) ワテルメイエリーワテルメイエリー 神刀神刀
金のなる木金のなる木 ブルーバードブルーバード
ゴーラムゴーラム 黄金花月黄金花月
ワーテルメイエリーワーテルメイエリー ロゲルシーロゲルシー
不明 天狗の舞天狗の舞 サルメントーササルメントーサ
不明 ムルチカバムルチカバ
玉稚児玉稚児 エレガンスエレガンス ジェイドタワージェイドタワー
デルトイデアデルトイデア パステルパステル クラッスラ 不明不明
ボルケンシアイボルケンシアイ 青鎖竜青鎖竜

クラッスラ属(Crassula)の特徴

ベンケイソウ科
育てやすさ:
生育型:春秋型・夏型・冬型
成長速度:
殖やし方:葉挿し△ 挿し穂〇
原産地:熱帯アフリカ・南アフリカ・マダガスカル


※育てやすさ(4段階評価)
◎育てやすい–〇普通–△やや難しい–×難しい

※成長速度(4段階評価)
◎早い–〇普通–△遅い–×とても遅い

クラッスラはこんな植物
もともとはクラッスラは南部・東部アフリカ・マダガスカルなどに生息している。とにかく種類が色々あって、形や色、大きさなどひとつの属と思えないような個性の豊かさ。生育型も3通りに分かれている。有名な「金のなる木」は夏が生育期の夏型、多肉植物を育ててると必ずといってもいいほどよく目にする「火祭り」や星の形をしているものは春と秋が生育期の春秋型。そして冬に生育する冬型のクラッスラは、稚児姿のような四角形や星形が長細く連なっているものが多い。

生育型が様々なので、クラッスラだからこう育てれば良い、という典型がなくそれぞれの種類にあった育て方をしないといけない。冬型は夏・春秋型に比べるとやや難易度が高め。でもクラッスラは秋の紅葉や、種類ごとの花も咲くのなで栽培するのが楽しい。

型別の年間栽培カレンダー

他の属の多肉植物はほぼ型が1種類なので栽培カレンダーが1つですむが、クラッスラは夏型と冬型の育て方が異なるので分けて書いている。

夏型

水やり 3~6月は生育期なので土が乾いたらすぐにたっぷり与える
7~8月は生育期だが3~6月より水やりの頻度を下げる
9~11月は春と同じく土が乾いたらすぐたっぷりあげる
12-2月は休眠するので月1回くらいの水やり
置き場所 10~4月は日当たりのよい所に置く
0℃を下回ったら室内の直射日光のあたる所に取り込む
5~9月は生育期だが直射日光は強すぎるので50%遮光した屋外に置く
植え替え 4~7月、9~10月が適期
殖やす 4~7月、9~10月が適期に葉挿し・挿し穂・株分け
肥料 3~6月に液肥を月1回ほど
9月に月1回ほど、10月以降は紅葉しづらくなるので肥料をやめる
開花 種類により4~10月頃

春秋型と冬型

水やり 3~5月は生育期なので土が乾いたらすぐにたっぷり与える
7~8月は休眠期なので月1回程度~断水気味にする
9~11月は春と同じく土が乾いたらすぐたっぷりあげる
12-2月は生育期なので土が乾いたら暖かい日の昼間に与える(しかし5℃以下の時は水やりしない、または室内に取り込んで根がカラカラにならならくらいの水を与える)
置き場所 10~4月は日当たりのよい所に置く
0℃を下回ったら室内の直射日光のあたる所に取り込む
7~8月は休眠期なので明るい戸外の明るい日陰(50%遮光)に置く
植え替え 4~5月、10~11月が適期
殖やす 4~5月、10~11月に葉挿し・挿し穂・株分け
肥料 4~6月に液肥を月1回ほど
9月に月1回ほど、10月以降は紅葉しづらくなるので肥料をやめる
開花 種類により4~10月頃

主な種類名

詳細ページと育てレポ掲載予定 2019.8

春秋型
エリコイデス : Crassula ericoides var. purpusii
キムナッチー : Crassula ‘Kimnachii’
ブロウメアナ: Crassula expansa subsp. fragilis
ボルケンシー錦: Crassula
マルギナリス・ペルシダ : Crassula pellucida var.marginalis
リトルミッシー : Crassula pellucida ssp. marginalis Variegata
ロゲルシー : Crassula capitella ‘Campfire’
愛星 (アイボシ) : Crassula
火祭り (ヒマツリ) : Crassula cv. Himaturi
赫麗 (カクレイ) : Crassula hyb.
銀揃 (ギンゾロエ) : Crassula mesembrianthoides
若緑 (ワカミドリ) : Crassula lycopodioides var.pseudolycopodioides
神刀 (ジントウ) : Crassula falcata
星の王子 (ホシノオウジ) : Crassula conjuncta
星乙女 (ホシオトメ) : Crassula perforata
赤鬼城 (アカオニジョウ) : Crassula sp.
大型緑塔 (オオガタリョクトウ) : Crassula pyramidalis
南十字星 (ミナミジュウジセイ) : Crassula perforate f.variegata
舞乙女 (マイオトメ) : Crassula cv.jade Necklace

詳細ページなど掲載予定なし 2019.8
春秋型
アルボレッセンス : arborescens
かぐや姫 (カグヤヒメ) :
クラバータ : clavata
ジェイドタワー: ‘Jade Tower’
ピクツラータ :
プベッセンス : pubescens
リンゴ火祭り: ‘Ringo-Himatsuri’
磯辺の松(ムルチカバ) (イソベノマツ) :
円刀(コチレドニス) (マルバ) : Crassula sp.
乙姫(クーペリー) (オトヒメ) :
銀盃(ヒルスタ) (ギンハイ) : hirsuta
紅椿 (ベニツバキ) : Crassla ×justi-corderoyo ‘Benitsubaki’
神童 (シンドウ) : Crassula falcata×’Lotie’
青鎖竜 (セイサリュウ) : lycopodioides
洛東(ラクトウ):lactea

夏型
金のなる木 (カネノナルキ) : Crassula ovata
黄金花月 (オウゴンカゲツ) : Crassula ovata ‘Ougon Kagetu’
テトラゴナ(桃源郷)(トウゲンキョウ) : Crassula tetragona
火祭りの光 (火祭り錦) : capitella var.

詳細ページなど掲載予定なし 2019.8
夏型
エルネスティ: ernestii
ゴーラム: Crassula ovata ‘Gollum’
サルメントーサ: Crassula sarmentosa f. variegata
紀の川 (キノカワ) : cv. ‘Moon Glow’
紅笹 (ベニササ) :
紅稚児 (ベニチゴ) : radicans
高千穂(ツリタ) (タカチホ) :
天狗の舞 (テングノマイ) :

冬型
レモータ : Crassula
稚児姿 (チゴスガタ) : Crassula deceptor

詳細ページなど掲載予定なし 2019.8
冬型
アイボリーパゴダ : ‘Ivory Pagoda’
アルストニー :
エレガンス:
ケーペンシス:
コルメラ:
スザンナエ :
ナマクエンシス :
バルバータ(月光) (ゲッコウ) : barbata
玉稚児 (タマチゴ) : arta
玉椿(テレス) (タマツバキ) : teres
小夜衣(テクタ) (サヨゴロモ) : tecta
巴(フェミスファエリカ) (トモエ) : hemisphaerica
呂千絵 (ロチエ) : ‘Morgan’s Beauty’

※推定「冬」
ホッテントッタ : serisea var.hottentotta
エレガンス : elegans
デルトイデア : deltoidea
ジュゲム : marchandii

不明種
ムルチカバ : multicava

育て方のポイント

水やり
夏型の場合、春から夏にかけて一番の生育期なので、水やりは土が乾いたらたっぷり与える。夏型だが、蒸し暑い日本の夏では、蒸れ防止のため7~8月の酷暑は水やり頻度を落とす。秋の9月になったら再び春並の水やりを再開する。冬は休眠状態なので月に1回程度の水やりに抑える。クラッスラは過湿に弱いので、水やりは控えめで、生育期でさえ表面の土がさらさらと乾くまで待ってから水やりをする。凍るような気温の時に水やりをすると即座に枯れることがあるので水やりはしない。

春秋型と冬型の場合、3~5月と9~11月は生育期なので土が乾いたらたっぷり与える。7~8月は休眠状態なので水やりは月1回程度と断水に近いくらいに抑える。12~2月は3~5月と9~11月より少なめに、月1~2回程度、比較的温かい日の昼間に与える。3℃を下回っている間は凍結を防ぐため水やりしない。

置き場
夏型も春秋型も冬型も真夏(7~8月)の直射日光は強すぎて葉が傷むので50%程度遮光(明るい日陰)する。かならず外で管理する。それ以外の4~11月は日の当たる屋外に、12~3月の中で5℃を下回る時期は直射日光のあたる室内に置く。ただ冬中室内に取り込んでおくと徒長するのでなるべく外に出す。また紅葉させるには、なるべく寒さに当てて(5℃以下はダメ)日光を当て、肥料をやらず、水も控えめにする。※どの時期でも屋外で管理する場合は、軒下など雨がかからないところを選ぶ。

越冬最低温度
寒さにとても弱いわけではないが、それほど強くもない。種類にもよるので一概にはいえないが、3℃、できれば5℃以上が安全。水やりを控えると耐寒性が上がる。(例えば水やりしてすぐ体に水をたくさん含んでいる状態で0℃にさらすと凍って枯れる恐れがある)。冬型だから寒さに強いというわけではないので外に出しっぱなしにしたりしない。

殖やし方
クラッスラは挿し穂、株分け、種類により葉挿しができる。火祭りのような上に伸びるタイプは枝を6cm程度に切って下葉をむしりとり、切り口を乾かしてから乾いた土に挿す。紀の川のように群生するタイプは株分けでも殖やせる。火祭りや金のなる木は葉挿しをして殖やすこともできる。神刀のような大きな葉は、1枚ではなく、半分に切った端切れの葉からも発根する。また若緑や南十字星のような同じ形が連なるタイプは、途中でカットするとそこから2つに分岐するように脇芽が出る。もちろんカットした枝は挿し穂に使える。クラッスラは挿し穂が手っ取り早く、切った穂を土に挿すだけで初心者でも簡単に殖やすことが出来る。春秋型と夏型は、春~秋の長い期間殖やせる。(真夏は控えて) 冬型は12~2月の冬にうまく挿し木がしやすい。


過湿に弱いので水はけの良い土を使う。赤玉土をメインに、鹿沼土、軽石、腐葉土を3:2:2:3くらいで混ぜるとよい。

病害虫
比較的カビが原因の病気になりやすい。うどんこ病や黒い斑点ができる黒星病、葉が茶色に変色するさび病になりやすい。特に梅雨時は高確率で罹るので、クラッスラ属の多肉植物だけはベンレートなどの農薬(殺菌剤)をあらかじめ予防的にかけておきたい。

害虫はカイガラムシやアブラムシが発生しやすい。生育が悪くなったらネジラミがついていないか根を確認する。

育て方のコツ

  • 火祭りなど紅葉種が赤くならない→よく日に当てること(重要)、水を控えること、寒さに当てることが大切!
  • 茶色い斑点ができる→カビによる病気。クラッスラ属は弱いので梅雨時には殺菌剤は必須ともいえる
  • なかなか成長しない→クラッスラは成長はやや遅めのものと早いものとかなり差があるので遅いものは気長に待つ。しかし全く成長しない時は根にネジラミがいるかもしれない
  • 挿し穂になかなか根が出ない→セダム属やグラプトペタルムに比べるとゆっくりなので最低2週間くらいは待つ
  • 似たような種類が多くてどう区別したらいいか分からない→クラッスラは似たような品種が多いことと学名が同じでも日本語名で別の名前がついていることがある。学名をみると同じ仲間かどうか確認できる。
ワンポイント

  • なるべく戸外で育て、強い株に成長させよう
  • 花や紅葉を楽しむには、低温と控えめの水やりを心がける
  • ちょっとグロテスクの形から星やタワーのような形、季節ごとの色の移り変わりを楽しもう

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