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リトープス属(Lithops)の特徴と種類・育て方

リトープス属の写真

リトープスリトープスの群生 リトープスリトープス寄せ植え 花が咲いているリトープス
脱皮しているリトープス 実生(種まき)のリトープス 脱皮中のリトープス

以下の写真はWikipediaより

Lithops aucampiae 日輪玉日輪玉 Lithops_karasmontana 朱唇玉朱唇玉 Lithops_hookeri 富貴玉富貴玉
Lithops lesliei 紫勲紫勲 Lithops schwantesii 招福玉招福玉 Lithops olivacea オリーブ玉オリーブ玉

リトープス属(Lithops)の特徴

ツルナ科(ハマミズナ科・メセン類)
育てやすさ:
生育型:冬型
成長速度:×
殖やし方:葉挿し× 株分け〇 種まき〇
原産地:南部アフリカ


※育てやすさ(4段階評価)
◎育てやすい–〇普通–△やや難しい–×難しい

※成長速度(4段階評価)
◎早い–〇普通–△遅い–×とても遅い

リトープスはこんな植物
リトープスはメセン類(玉形メセン)ともいわれる。ツルナ科=ハマミズナ科もOK。リトープスは秋から冬~春にかけて成長する冬型の多肉植物で0℃にも耐えられる。いっぽう日本の環境では5~8月の夏の季節の管理が難しく簡単に枯れて小さくなってしまい、「溶ける」という表現も生まれた。そんなリトープスは南部アフリカの岩砂漠地帯にまるで「石」のような形をして生息している。

リトープスは特徴的な形をしている。初めて本やネットでその姿を見たときはなんとも異様な印象を受ける。しかし実にいろいろな色や模様のものがあり、てっぺんには光を取り込む「窓」がある、体を覆うような大きな花を咲かせる、植物なのに脱皮する
、といったことを知っていくにつれて興味が湧き、引き寄せられていく。

育て方は難しく、まさに水やり三年。成長がゆっくりなので育て方をじっくりマスターしていきたい

主な種類名

日輪玉 (ニチリンギョク) : Lithops aucampiae
富貴玉 (フッキギョク) : Lithops hookeri
寿麗玉 (ジュレイギョク) : Lithops julii
巴里玉 (パリギョク) : Lithops hallii
トップレッド: Lithops karasmontana ‘Top Red’
アルビニカ : Lithops lesliei ‘Albinica’

詳細ページなど掲載予定なし 2019.8時点
レッドオリーブ : olivacea var. nebrownii ‘Red Olive’
花紋玉 (カモンギョク) : lesliei
紫勲 (ムラサキイサオ) : lesliei
朱唇玉 (シュシンギョク) : karasmontana
招福玉 (ショウフクギョク) : schwantesii
瑞光玉 (ズイコウギョク) : dendritica
青磁玉 (セイジギョク) : helmutii
白花黄紫勲 (シロバナキシクン) : lesliei ‘Albinica’
福来玉 (フクライギョク) : julii ssp.fulleri
弁天玉 (ベンテンギョク) : lesliei v.venteri
李夫人 (リフジン) : salicola
留蝶玉 (ルチョウギョク) : ruschiorum
麗虹玉 (レイコウギョク) : dorotheae

※リトープスは非常に交配しやすくすぐに品種が混ざってしまい、かなりたくさんの種類があり載せきれない。

育て方のポイント

年間栽培カレンダー

水やり 10月~4月の成長期はたっぷり与える(月4~5回)
5月は水やりを少しずつ減らし6~9月は完全に断水する(月0回)
実生株(種まき)は夏でも少量の水を与える
脱皮が始まる4月頃は少なめに
置き場所 10月~5月は外または日当たりと風通しの良い室内・温室
6~9月は風通しのよい明るい日陰
植え替え 10~11月(成長期に入ってから)
種まき 9~11月まで
殖やす 種まき、株分け
肥料 10~11月の成長期に月1回程度
開花 種類により11~1月頃

育て方のポイント

水やり

10月~4月の成長期は土が乾いたら月4~5回とたっぷり与える。厳冬は生育が弱まるので少し控えめに(月2回程度)。2~4月頃は脱皮が始まるので控える。これは新しい葉も脱皮してしまう二重脱皮を防ぐため。新しい葉はふるい葉の水分を吸収して育つので古い葉が元気なうちは水をやらないくらい。古い葉がカリカリに乾いたら水やりを再開して良い。続いて気温が上がる5月頃もさらに水やりを減らし6~9月は完全に断水する。4ヶ月も断水すると株にしわがよって枯れそうな感じがして心配だが、秋になり再び20℃を下回るくらいになるまで絶対与えないように。※しかし月1回ほど葉水をかけたほうがいいという意見もある。また実生株(種まき)は乾燥に弱いので夏でも少量の水を与える。9月頃からまた生育が始まり、10月には週に1回ほど水を与える。リトープスは葉に水がかかるのが好きなタイプなので、上からじょうろのはす口からかけて良い。リトープスは下に根を伸ばすタイプなので、土の表面がちょっと濡れる程度では根に届かない。鉢底の穴から流れ出るまで与える。

置き場

風通しと日照を特に気をつける。成長期の10月~4月はなるべく直射日光が当たる外で管理する。地域によって12月~2月にマイナスを下回ってしまう場合は室内に取り込み、窓から日光を当てる。または温室にいれてもよい。室内に入れる場合は風通しをよくしないと腐ってしまうので注意。5月~9月は生育が鈍り、また直射日光が強すぎるので30%程度遮光する(明るい日陰に置く)。株がひょろ長くなる時は日照が足りない証拠なので、もっと日当たりの良いところに置く。

耐暑性と最高気温・夏越しの方法

越冬最低温度と冬越し方法

比較的寒さには強く0℃ぐらいなら大丈夫。しかし霜が当たったり土や株が凍ったりすると、すぐ枯れるわけではないが株が傷んでしまう。マイナス5℃になると枯れるので0℃以下になったら室内に取り込む。安全に冬越しさせるには、気温が低いときは水やりを控えることが大事。生育期といっても12~2月は月1~2回くらいまでに抑えると寒さに強くなる。

殖やし方

一般的には実生(種まき)で殖やす。気温が下がり始める9月から種まきができる。また大きくなった株を整理したり植え替えたりするとき、離れてしまった子株を土に挿しておくと簡単に殖やせる。これも9月~11月頃まで。葉挿しはできない。

→リトープスの実生(種まきの方法の詳細ページ)

土は水はけの良い配合で。しかし根は細く繊細なので大きな粒の土は不向き。赤玉土小粒2、鹿沼土小粒2:ピートモス2、川砂、くん炭など。粒の細かく水はけがよい種類をブレンドする。

病害虫

根によくネジラミが発生する。株の成長が悪かったり、水をやってもしわしわな時は、掘り起こして根をチェックする。花やつぼみにはアブラムシが付きやすい。アオムシやナメクジが花びらを食い荒らすこともある。花がらや脱皮したカラカラの葉にカビが発生しカビ病が出ることがあるので、早めに取り除く。害虫はオルトランのような浸透移行性の殺虫剤を撒くと良い。

育て方のコツ

  • 知らぬ間に株が消えている→水分の多すぎで枯れている。水やりを控えめに、また日照時間を増やす
  • 生育期の水の量が分からない→10月から11月は鉢底から流れるくらいの水やりを月に4回ほど
  • なかなか大きくならない→年に1回新しい葉が出るだけなので、大きくなるまでには3年以上かかる
ワンポイント

  • 株にしわが寄っても心配しないくらいの心構えを
  • 成長した株の栽培に馴れたら実生(種まき)に挑戦してみよう
  • 年間を通して蒸れ(日照不足と水やりしすぎ)に注意が必要

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