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アルギロデルマ属の種類・特徴と育て方

アルギロデルマ属の写真

アルギロデルマ 水滴玉水滴玉 アルギロデルマ 宝槌玉(ホウツイギョク)宝槌玉(ホウツイギョク) 宝槌玉(ホウツイギョク)原生地宝槌玉(ホウツイギョク)原生地
アルギロデルマ デライテーデライテー アルギロデルマ クラテリフォルメクラテリフォルメ

※画像は全てWikipediaより引用

アルギロデルマ属(Argyroderma)の特徴

ツルナ科(ハマミズナ科)
アルギロデルマ属(Argyroderma)
生育型 冬型
育てやすさ やや難しい
成長速度 遅い
増やし方 種まき・株分け
原産地 南アフリカのケープ州

※4段階評価
育てやすい–普通–やや難しい–難しい
成長が早い–普通–遅い–とても遅い

アルギロデルマ属こんな多肉植物
特徴
南アフリカのケープ州南西部に50種類ほどが知られている種類で、属名のArgyrodermaは銀白色の葉という由来があります。文字通り青磁色のなめらかな肌の葉が交互に出て、年数が経つと群生します。

玉型メセンのひとつ
アルギロデルマ属は玉形メセンの一つで、玉型メセンは多肉植物の中でも葉が丸く高度に多肉化した種類をいいます。1対の卵形や楕円形、円形、球形の葉をつけ、真ん中の割れ目から新しい葉が出てきます。また花も咲き黄色やピンク、紫紅色などの鮮やかな花を咲かせます。花はデージーのような形をしています。

育て方
生育期は冬の涼しい気候を中心として9~3月で、日光を充分に当てて水も乾いたらしっかりと与えます。概ね4~8月は休眠期ですが、この間は半日陰でなくべく涼しくし、水分も10日以上与えず月1~2回にとどめます。水やり後に本体がひび割れることがありますが、それは過湿で身割れという現象を起こしています。水はけのよい土に植えることが予防方法です。生育期の水やりでも身割れを起こしやすいので多湿に気をつけましょう。

全体的に育て方はやや難しく、比較的簡単な同じメセン類であるリトープスを何回か経験してから、アルギロデルマを育てれば成功率もぐっと上がります。

育て方のコツ

  • 冬の生育期は充分に日に当て、水をしっかり与える
  • 夏は半日陰で涼しく風通しのよいところに置く
  • 年間を通して雨のかからない所に置く
  • 冬は5℃を切ったら温室か室内の窓辺に取り込む

年間栽培カレンダー

生育型 冬型
生育期 10~4月
休眠期 6~8月
緩慢な時期 5月、9月、1~2月
水やり
  • 10~12月は土が乾いたらたっぷり
  • 1~2月は表面を濡らす程度
  • 3~4月は土が乾いたらたっぷり
  • 5月、9月は月に2回程度少なめに
  • 6~8月は表面を濡らす程度を月に1回程度
置き場所
  • 年間を通して雨の当たらない風通しのよい所に
  • 4~5月は直射日光の当たる屋外
  • 6~9月は明るい日陰(50%遮光)
  • 10~12月は直射日光のあたる屋外
  • 12~3月は雨の当たらない屋外、5℃以下の場合は日当たりの良い窓辺に
植え替え
  • 4~5月かできれば9~10月頃が適期
増やす
  • 8~10月頃に種まき
肥料
  • 植え付け時に緩効性肥料、10~11月頃に月1回液肥
開花

主な種類名

金鈴(キンレイ) Argyroderma roseum var. delaetii
水滴玉(スイテキギョク) Argyroderma subalbum ‘Villetii’
宝槌玉(ホウツイギョク) Argyroderma fissum
デライテー Argyroderma delaetii
ザァルテー Argyroderma theartii
クラテリフォルメ Argyroderma crateriforme
京雛玉(キョウヒナギョク) Argyroderma framesii

種まきでの育て方は以下で解説、実践しています。

アルギロデルマの実生方法!種まきからの育て方
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