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モニラリア(ウサギの耳)実生記録-種まきからの育て方を解説!

このページは小さいモニラリアの写真をはっきり写すためファイルサイズの大きな写真を載せています。そのため読み込みに時間がかかるかもしれません。あらかじめご了承ください。

多肉植物の中でも人気のモニラリア。種をまいて成長するとウサギの耳のようなかわいい葉が育つのが特徴です。夏は苦手で休眠してしまい、秋がまき時のこの多肉植物。2019年9月から実際に種から育てた実生記録を大公開します!手に入りやすい道具を使うので、初心者でも比較的気軽に育てられます。

モニラリアの実生(みしょう)とは?どんなふうに育っていくのか

モニラリアを挿し穂や株分けはなく、種から育てることをいいます。種まきで育った株も実生と呼ぶことがあります。

モニラリアは涼しいところ(南アフリカのケープ州)が原産地の多肉植物です。秋に種まきすると、2~7日で双葉が出始めて、それから1~2ヶ月すると本葉の「ウサギの耳」がにょきっと顔を出します。にょきっと本葉が出て1~2ヶ月間が一番かわいいです。しかしそれ以降はぐんぐん伸びてひょろ長くなってしまい、緑色のスパゲッティのようになっていきます。そのまま越冬し夏が近づく頃にはだんだんと枯れ始め、休眠状態に入ります。そして秋になるとまた生育期を迎え、枯れたように見える株からにょきっと耳が出ます。夏に枯れたと思って捨ててしまわないよう注意しましょう!何年もたつと大きな株になるので毎年秋にウサギの耳が楽しめます。

モニラリアの種類

モニラリアは正式には「モニラリア属」という属を指しています。下位に

  • モニラリア・オブコニカ Monilaria obconica
  • モニラリア・モニリフォルミス Monilaria moniliformis
  • モニラリア・ピシフォルミス Monilaria pisiformis

などの品種があります。

モニラリアには耳の長さが20cmくらいになってしまうものもあり、一番日本で人気なのは「モニラリア・オブコニカ」と「モニラリアモニリフォルミス」のようです。管理人はモニラリア・モニリフォルミスの種を入手し育ててみました。

モニラリアの種まきに必要なものと手順

  1. 種をまく鉢
  2. 鉢をすっぽりいれられる容器
  3. 土の消毒用の鉢
  4. 細かい種まき用の土
  5. 爪楊枝
  6. ラップ
  7. 消毒用の湯1L~
  8. 霧吹き

その他、土の消毒に使う鉢の底にしいて土が流れてしまうのを防止するための「鉢底網」、土のかき混ぜ・プレステラへの盛り付け用の「スプーン」、土を混ぜるための「丈夫で透明な袋」、お湯を注ぐ「オタマ」、ベンレートを水に混ぜるための「2L空きペットボトル」、土のph(酸性度)を測るための「PH試験紙」などが必要でした。

このページでは誰もが入手しやすく安価な器具として、1番の種を撒く鉢には「プレステラ90」というプラスチック鉢を、2番の鉢をすっぽりいれられる容器には2Lのペットボトル飲料の空きボトルを、3番の土の消毒用の鉢には「4~5号程度(直径12~15cm)の大きさの新品の素焼きか駄温鉢」を使っています。

費用と入手先の参考

種をまく鉢 土の消毒用の鉢 鉢をすっぽりいれられる容器
プレステラ90
プレステラ90
1個20円
モノタロウ(ネット通販)

お茶の綾鷹の2Lボトル
スーパーなど
1本150円程度

4号の駄温鉢
ホームセンター
130円
細かい種まき用の土 カビ防止用の殺菌剤 爪楊枝

ブレンドした土か種まき用の土
市販では種まき用の土が2L袋300円くらいで買える
*モニラリアでは不要*
家庭にある爪楊枝
スーパーなど
-円
ラップ 消毒用の湯1L~ 霧吹き

家庭にあるラップ
スーパー
1本100円

鍋で沸騰させたお湯1~2L多め
自宅
-円
霧が出るタイプ
ホームセンター
300円

用具の解説

  • 種をまく鉢は、土をいれてモニラリアの種をまきます。
  • 鉢をすっぽり入れられる鉢は腰水(鉢を水に浸ける)のために用意します。
  • 土は種まき用などの細かい粒の土を用意します。普通の多肉植物・サボテン用の土では目が粗すぎで小さな芽が育ちません。そして土は清潔である事が大事です。古い土の使い回しではなく必ず新品のものを使いましょう。
  • 爪楊枝は小さな種をひとつひとつまくときに使います。
  • ラップは土を入れた鉢を乾かないように上から覆うために使います。
  • 霧吹きは種まきの途中で土の上から水やりをするために準備します。

実生用の土の配合・選び方

土は自分で作ることもできますし種まき用の土を買っても良いです。またモニラリアは人気種なので初心者の種と土の育てキットが売っていることもあります。

市販の土を買う場合、種まき用の細かい土を選びましょう。普通のサボテンや多肉植物用の土では目が粗すぎて種が生長しづらいのでなるべく細かいものがよいですね。

また病害虫のおそれがあるので古い土ではなくかならず新品の土を使うようにしましょう。

自分でブレンドする場合は、細粒鹿沼土、細粒バーミキュライト単体のほかに、ピートモスやパーライト、くん炭なども使えます。

参考までに、管理人は適当な種まき用の土が入手できなかったので自分でブレンドしました。また鉢の上部と底部では異なる土を入れました。底部は3cmほどボラ土小粒を敷き、上部は細かくて水はけが良くそれほど重くない土として、ピートモス3:パーライト1:バーミキュライト1:くん炭2:鹿沼土1:ボラ土2をブレンドしました。

種の入手方法と選び方

モニラリアの種はアマゾンや楽天など通販サイトで販売されています。それ以外にメルカリやヤフオクでも入手できます。土や用具がない方むけに土と種のセットで売っているものもあるので状況によって選べます。購入するときの注意点として、激安のものは選ばないほうがよいしょう。発芽率が非常に悪かったり、偽物だったり(モニラリアではない植物が発芽する)、割れて届いたりする可能性があります。ちゃんと芽が出る種の相場は10粒300~500円程度で、ちょっと高いと感じてしまいますが確実に成長させたいので仕方ありません。キットの場合はセットで1000円~2000円くらいで買えます。

また品種はモニラリア属モニリフォルミスやピシフォルミスなどがあり好みも人によりますが、どれを購入したらよいか分からない場合は、モニラリア属モニリフォルミスかモニラリア属オブコニカを選ぶと良いでしょう。耳の長さが長くなりすぎず人気があります。

種を購入し届いたら早めに冷蔵庫の野菜室にいれて保管しましょう。冷蔵庫に1週間ほどいれておくと発芽の準備が揃って発芽しやすくなります。また春~夏など、まき時以外の時期に入手してしまった場合も同じように冷蔵庫に入れて保管します。

モニラリアの種はとても小さいです。初めて見た方はびっくりされると思うほど小さいです。それなので取り扱いは特別ていねいにしましょう。鼻息ですぐ飛んでしまう軽さなので丁寧に袋をあけて、濡らした爪楊枝で1つ1つまいていきます。

種まきの時期

モニラリアは秋から春にかけて成長する「冬型」の多肉植物です。そのため生育期の秋にまきます。具体的には猛暑が終わり、最高気温が25℃ぐらいにさがってくる9月下旬が適しています。猛暑の中8月などに撒いてしまうと高温多湿で蒸れ、せっかく芽が出た種がかれてしまう可能性ががあります。また冬や休眠直前の春は種から育てることが難しいです。できれば9月下旬から10月下旬までには種まきを完了しましょう。

詳しいモニラリアの実生方法

①準備
カビ防止のため、鉢や鉢を入れる容器など、洗えるものは全て洗います。

②土を消毒する
とにかくカビが生えやすいので消毒できるものは全部消毒します。
土の消毒方法はいくつかありますが、割れない鉢に鉢底ネットを敷いて土をいれ上からお湯をかける、レンジ対応容器などに土をいれて湯気が出るまで加熱する、などの方法があります。

③土を入れる
底から表面まで種まき用の土をいれてもよいですが、鉢底から中央ぐらいまでは粗めの普通の多肉土を使ってもOKです。この場合も土を消毒します。重要なのは種が根を伸ばす表面の土には、目の細かい土を使うことです。

④種をまく
土が冷えたのを確認してから、種を土の表面にのせていきます。日光がないと発芽しないので、種の上に土をかぶせません。このとき先を濡らしたつまようじを使って撒いてもよいでしょう。種を撒き終わったら表土が乾かないようにラップをかぶせます。

⑤発芽から小苗までの管理(0日~2ヶ月目)
発芽までの日数は2日~7日程度かかりますが、種によってばらつきがあり、最大1ヶ月ほどの幅が出ることもあります。なので芽が出ないからといってすぐに諦めないようにしましょう。芽が出るまでは時々霧吹きで水を与え、土が乾かないようにします。リトープスなどと異なり腰水(鉢を水に浸けて水やりする)は不要ですが、発芽するまではたっぷりの水で湿気ている状態を保ちます。発芽後も水を絶やさないようにし、発芽した幼い芽は乾燥に弱いので、最低1~2ヶ月はラップを外しません。始終土がしっとり濡れている状態にします。発芽したら鉢は日当たりのいい所でやや遮光しておきます。(室内や屋外)暗いところに置いたままだと、ひょろひょろになってもやしのようになってしまいます。2ヶ月ほどして、本葉が出ればラップを外し普通の親株のような育て方に移ります。

最初の夏(~1年未満)
5月頃、暑くなってくるとモニラリアの生育はとても遅くなり、だんだん緑がなくなり枯れたように見えます。これは休眠期を迎えたためで正常なことです。7~8月は枯れ木のようにカサカサになります。しかし枯れてしまったのではなく休眠状態で中では芽が生きています。秋の涼しい季節になると再びウサギの耳のような葉がにょきにょき出てくるので、夏場に捨ててしまわないようにしましょう。

当サイトで行った方法

①準備

種撒き用のプラスチック鉢「プレステラ90」に今からまく種の名前ラベルを貼ります。

②③土の消毒と土入れ
4号の駄温鉢に鉢底ネットをしいてそこに底用のボラ土を入れます。

鍋で沸かしたお湯をオタマで注いで消毒します。湯気がでるまで何度も注ぎます。

湯気が出て充分消毒できたら、スプーンですくってそれぞれの種撒き用鉢(プレステラ90)に底から3cmほど入れていきます。

底用のボラ土が終わったら、上部用の土を消毒用鉢に入れます。

鍋で沸かしたお湯をオタマで注いで消毒します。湯気がでるまで何度も注ぎます。

湯気が出て充分消毒できたら、スプーンですくってそれぞれの種撒き用鉢(プレステラ90)に上から1.5cmくらいまで入れていきます。

※できればベンレート1000倍溶液を土にかけるとカビを防げます。

④種をまく
土が冷えたのを確認してから種を土の表面にのせていきましょう。ここでは先をほんのり濡らした爪楊枝で1つずつ土の上に置いていきます。

このような形で撒きました。

そしてラップをかけます。

日光がないと発芽しないので種の上に土をかぶせません。

最初の3日は明るい窓辺に置きました。

⑤発芽から小苗までの管理
2日目に第1個目が発芽しました。
1週間目以降は遮光した屋外に出しました。

モニラリアの実生記録

1日目 2019/9/27 種まき日

(気温27℃程度)

2日目 2019/9/28 発芽なし
3日目 2019/9/29 最初の1つ目が発芽しました。


左の鉢に5個


右の鉢に5個

4日目 2019/9/30

さらに発芽しました。
左の鉢に8個

右の鉢に9個

5日目 2019/10/1 

左の鉢に7個


右の鉢に10個

6日目 2019/10/2

左の鉢に7個

右の鉢に10個

7日目 2019/10/3
変わらず

8日目 2019/10/4
変わらず

9日目 2019/10/5
変わらず

10日目 2019/10/6

変わらず

19日目 2019/10/15

10月にしては高温だった日、うっかり遮光ネットを忘れてしまいました。そのためか10個100%発芽した種が2個溶けて8個になってしまいました。・・・

2019/10/20(23日目)

2019/10/28(31日目)

今日でモニラリアの種まきから1ヶ月、発芽率はよかったですが、暑さのためか溶けてしまったものも見られます。生き残った苗も倒れてあちこち向いているのが気になります。まだ本葉は出ていません。

2019/11/4(38日目)

ついにウサギの耳である本葉が出てきました。しかし双葉の間からでるのではなく、全く関係ない茎からでているものが多くウサギの耳っぽくありません。残念です。苗が倒れたまま育ったからでしょうか?・・・

2019/11/19(53日目)

撒いた種の半分くらいは生き残っています。本葉が出そろいました。双葉の間から本葉を出すのもなかなかコツがいるのかもしれません。

横から見た拡大写真です。

2019/12/14(78日目)

だいぶ耳が長くなってきました。耳の長さは8mm~1cmくらいです。ちゃんと双葉の間から出ておらず、変なところからうさみみが出てしまったものも多いです。しかし今後1ヶ月くらいが見頃です。その後は耳が長くなり続けてスパゲッティになってしまうらしいです。
現在は鉢皿をしいて上から霧吹き・じょうろで水やりしています。もう水やりしても倒れません。水やりを減らすと葉の生長が遅くなりウサギの耳らしい状態が保てるとのことだったので、土はカラカラになっても放置するようにしています。

2019/12/27(91日目)

2週間たちますがまだ耳は伸びておらずかわいい状態です。しかし1つの株から何本も耳がでてしまったものがあるようです・・

横から見た写真ですが、かなり土が乾いているのが分かります。

アップの写真を最後に

2020/2/3(129日目)


モニラリア(ウサギの耳)の種まきをしてから4ヶ月たちました。

耳(葉)はあっという間に伸びて見応えがなくなると聞いていましたが、まだうさぎの耳らしい姿を保っています。育て方は1ヶ月前と変わりありません。


普通の多肉植物と同じように2週間に1回程度、鉢底から流れ出る程度の水やりをしています。土は乾いている状態が多です。置き場は戸外の多肉植物棚の奥(直射日光がガンガン当たらないところ)にしています。環境は最高気温が13℃程度、最低気温が4℃程度の日が続いています。雨ざらしにはしていません。

2020/3/9(164日目)5ヶ月目

モニラリアの実生から5ヶ月、大きさはほとんど変わっていませんが、少し葉が太くなったようです。


拡大するとメセン類によくあるごつごつした表面になってきているのが分かります。

乾燥した日が続いているためか植物のサイズが小さい割に土がよく乾きます。同じ日に実生を始めたリトープスはまだ苗が弱い感じがしますが、モニラリアは茎が硬くなり、じょうろでじゃぶじゃぶ水をやっても大丈夫です。1週間に1回くらいのサイクルで水やりをしています。

3月に入り、日差しが強くなり気温も上がり始めました。これまであまり直射日光に当てていませんでしたが、これからも引き続き直射日光の当たりにくい所で管理します。戸外に置いた棚に雨が当たらないようビニールカバーをかけています。(簡易ビニール温室)

この1ヶ月の気温は、最高が18℃程度、最低が3℃程度、平均的には10℃+-5℃程度でした。3℃を下回る日は室内に取り込みました。

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2020/6/19(266日目)9ヶ月目

モニラリアの種まきから8.5ヶ月経過しました。

モニラリア9ヶ月

モニラリア9ヶ月

モニラリア9ヶ月

まだ緑色が残っているところもありますが、全体的に茶色く枯れ込み夏越し(休眠)の準備に入っている模様です。
最近はほとんど水やりもしていません。メセンということで小さな苗ですが溶けるのが心配でカラカラのまま放置しています。月に1回程度表面を濡らす程度の水やりをしています。

2020/10/28(397日目)1年1ヶ月目

モニラリアの種まきから1年1ヶ月経過しました。

ついにウサギの耳も1年という節目を迎え、9月ごろから再度の生育の兆しが見られます。
夏に全体を覆っていた茶色い皮がはげてきて、中から緑色の新芽が出ています。

そして10月も半ば過ぎたころ、2枚の葉の真ん中からウサギの耳がひょっこり顔を出しました。これこそ待っていた瞬間です。それから半月ほどたったのがこの写真で、1cmくらいの耳がちょっと長くなりすぎてしまいました。

水やりはやはり一月に1~2回でさらっと表面が乾く程度にしています。水を少なめに育てると、ウサギの耳の形が長持ち(2ヶ月くらい)するということです。

1年前種まきした20粒のウサギは、数えてみると7個生き残っていました。

モニラリア1年全体の写真

モニラリア1年今がちょうど見頃のモニラリア

モニラリア1年10月半ばに見頃だった鉢

2021/9/27 2年0ヶ月目

モニラリアのタネを蒔いて2年が経過しました。
今年もウサギの耳が出てきました。
数えてみると5株あり、この1年間で2株消えてしまったようです。
これから1~2ヶ月ほどがうさぎの耳の形としての見頃です。水を少なめに管理すると長く楽しめます。

モニラリア実生2年

モニラリア実生2年

モニラリア実生2年

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