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モニラリア(ウサギの耳)実生記録-種まきからの育て方を解説!

このページは小さいモニラリアの写真をはっきり写すためファイルサイズの大きな写真を載せています。そのため読み込みに時間がかかるかもしれません。あらかじめご了承ください。

多肉植物の中でも人気のモニラリア。種をまいて成長するとウサギの耳のようなかわいい葉が育つのが特徴です。夏は苦手で休眠してしまい、秋がまき時のこの多肉植物。このページでは前半で種まきの方法を解説、後半で2019年度と2022年度の2回の種まき栽培記録を公開しています。

モニラリアの実生(みしょう)とは?

モニラリア実生の種

モニラリアの種子

モニラリアなど、植物を株分けはなく、種から育てることを実生(みしょう)といいます。種まきで育った株も実生と呼ぶことがあります。

モニラリアは涼しいところ(南アフリカのケープ州)が原産地の多肉植物です。秋に種まきすると、2~7日で双葉が出始めて、それから1~2ヶ月すると本葉の「ウサギの耳」がにょきっと顔を出します。にょきっと本葉が出て1~2ヶ月間が一番かわいいです。

しかしそれ以降はひょろ長く伸びてしまい、緑色のスパゲッティのようになっていきます。そのまま越冬し夏が近づく頃にはだんだんと枯れ始め、休眠状態に入ります。そして秋になるとまた生育期を迎え、枯れたように見える株からにょきっと耳が出ます。夏に枯れたと思って捨ててしまわないよう注意しましょう。

何年もたつと大きな株になるので毎年秋にウサギの耳が楽しめます。

モニラリアの種類

モニラリアは正式には「モニラリア属」という属を指しています。下位に

  • モニラリア・オブコニカ Monilaria obconica
  • モニラリア・モニリフォルミス Monilaria moniliformis
  • モニラリア・ピシフォルミス Monilaria pisiformis

などの個別の種類があります。

モニラリアには耳の長さが20cmくらいになってしまうものもあり、一番日本で人気なのは「モニラリア・オブコニカ」と「モニラリアモニリフォルミス」のようです。管理人はモニラリア・モニリフォルミスの種を入手し育ててみました。

これは実際に3年間育てたモニラリア「モニリフォルミス」の写真です。

モニラリアの実生3年目

育て方は人それぞれ

実生方法は絶対こうしなければならないという方法はなく、人それぞれやり方が異なります

たとえば土の配合ひとつ取っても色々で、フカフカ系用土を使う方もいれば、硬質の用土を使う方もいます。1種類の土を単用する方、複数の土を混ぜる方、何層かに分けて土の種類も変える方や、上から下まで全部同じ土を使う方もいます。

管理人にも実生のやり方は多少違う点がありながらも基本的なことは同じです。このページでは、基本的なやり方をモニラリアに合わせて少し改良したやり方を紹介します。

(ただ、土や用具の消毒だけは面倒ですが徹底的に行ってください)

このサイトに書いてあるやり方が唯一ではありません。あくまでも参考にしていただければ幸いです。みな、自分のやり方で試行錯誤を繰り返しながらだんだんと上手になっていきます。

実生(種まき)に必要なもの

用意するもの

  • 種子
  • 種を蒔く鉢
  • 鉢を浸ける容器
  • プラスチックのラベル
  • 種まき用の土
  • 通常多肉植物用土
  • 土を混ぜる厚手の袋
  • 殺菌剤(オーソサイド)
  • 殺菌剤を溶かすペットボトル
  • 霧吹き
  • 消毒用のお湯

鉢の用意

プレステラ 実生

ここではホームセンターなどで入手しやすく安価な「プレステラ90」というプラスチック鉢を使いました。この鉢に土を入れて種を蒔きます。他の鉢をお持ちの方はそれでも良いですし、鉢がない場合は、百均などにあるプラスチックトレイでもよいですし、カップ麺や食品の空き容器に蒔く方もいます。

そして鉢を水に浸けるための大きめの容器が必要です。ここでは家にあった空きのプラスチックケースを使いました。適当な入れものがない場合は、百均に売っているプラスチックケースや、家にあるもので済ませたい場合は、2Lのお茶や水のボトルを切って加工したものでも代用可能です。

また土の消毒にお湯を使いますが、プレステラ鉢は土をいれてその上から熱湯を注いでも変形しないことを確認しています。

土の配合と種類

土は自分で作ることもできますし、種まき用の土を買っても良いです。またモニラリアは人気種なので初心者の種と土の育てキットが売っていることもあります。

市販の土を買う場合、種まき用の細かい土を選びましょう。普通のサボテンや多肉植物用の土では目が粗すぎて種が生長しづらいのでなるべく細かいものがよいですね。

市販でのおすすめは花ごころ「さし芽種まきの土」です。これを3mm程度の細かめのふるいにかけて、粒の大きい土を除外します。これは表面に使う土の例ですが、底から中間には花ごころ「さぼてん多肉植物の土」を5mm程度の中くらいのふるいにかけたものを使います。

実生の土の層

このような感じで土を2層に敷きます。

もちろん他のメーカーの土でも構いません。大切なのは表土には3mm程度のふるいでふるった極細かい土を敷き、底から中程に入れる土は5mm程度のふるいでふるった細かめの土を使うことです。ふるいは100均やホームセンターなどで販売されています。

モニラリアの種はものすごく小さく、荒い土だと根が簡単に潜り込めません。また苗は小さく、蒔いたら1年間程度は植え替えできません。

そこで表土には極小さな粒の土を使います。一方中間から底の部分ではやや水はけがよく根をしっかり張らせたいため、幼苗を育てられる土がよいと思います。

土の種類解説

花ごころさぼてんの土
花ごころ さぼてん多肉植物の土
花ごころの市販用土で軽石・バーミキュライト・ゼオライトなどが入っている土で、肥料が入っていない土です。水はけと根腐れ防止に重点を置いています。

花ごころさし芽種まきの土
花ごころ さし芽種まきの土

花ごころの市販用土で、バーミキュライト・パーライト・ピートモス・鹿沼土でできており、肥料が入っていないものです。さぼてんの土より細かく細粒で、ピートモスが多くフカフカとしており、メセン類の種まきにちょうど良いです。

必要なものと費用


種をまく鉢 鉢をすっぽりいれられる容器 殺菌剤
プレステラ 実生プレステラ90
1個30円
ホームセンター
実生 道具プラスチックケース
家にあったもの
オーソサイドオーソサイド
1箱 800円
Amazon
細粒の土(表面用) 細かい土(中間用)
花ごころ さし芽種まきの土花ごころのさし芽・種まき用の土
5L 600円程度
Amazon
花ごころ さぼてん多肉植物の土花ごころのさぼてん多肉植物の土
5L 600円程度
Amazon
ふるい(5mm) ふるい(3mm)
実生 道具中間の土を作るためのふるい(5mm程度)
Amazon
実生 道具表面の細かい土を作るためのふるい(3mm程度)
Amazon
殺菌剤スプレー 消毒用の湯1L~ スコップ
実生 道具オーソサイド用のスプレー容器
800倍に薄めたオーソサイド用のスプレー容器
Amazon
実生鍋で沸騰させたお湯1L程度
自宅
-円
実生 道具土入れスコップ
大小で300円程度

用具の解説

  • 種をまく鉢は、土をいれてモニラリアの種をまきます。
  • 鉢をすっぽり入れられる鉢は腰水(鉢を水に浸ける)のために用意します。
  • 解説ページ

  • 土は種まき用などの細かい粒の土を用意します。普通の多肉植物・サボテン用の土では目が粗すぎで小さな芽が育ちません。そして土は清潔である事が大事です。古い土の使い回しではなく必ず新品のものを使いましょう。
  • 爪楊枝は小さな種をひとつひとつまくときに使います。
  • ラップは土を入れた鉢を乾かないように上から覆うために使います。
  • オーソサイドは殺菌剤で種子のカビを防ぐためのものです。ベンレートでもよいのですが、オーソサイドのほうが藻や青ゴケを防ぐ効果が高いので、最近はオーソサイドを使うようにしています。
  • 霧吹きは種まきの途中で土の上から水やりをするために準備します。

種の入手と選び方

多肉植物植物ワールド 種子
モニラリアの種はアマゾンや楽天、ヤフーショッピングなど通販サイトで販売されています。それ以外にメルカリやヤフオクでも入手できます。土や用具がない方むけに土と種のセットで売っているものもあるので状況によって選べます。

購入するときの一番大事な点は「種子の信頼性」です。激安のものは選ばないほうがよいでしょう。発芽率が非常に悪かったり、偽物だったり(モニラリアではない植物が発芽します)、割れて届いたりする可能性があります。

ちゃんと芽が出る種の相場は10粒500円~20粒900円程度で、ちょっと高いと感じてしまいますが確実に成長させたいので仕方ありません。キットの場合はセットで1000円~2000円くらいで買えます。※これは一例で価格には差があります。

種の保管と取り扱い
種を購入し届いたら早めに冷蔵庫の野菜室にいれて保管しましょう。冷蔵庫に1週間ほどいれておくと発芽の準備が揃って発芽しやすくなります。また春~夏など、まき時以外の時期に入手してしまった場合も同じように冷蔵庫に入れて保管します。

モニラリアの種はとても小さいです。初めて見た方はびっくりされると思うほど小さいです。それなので取り扱いは特別ていねいにしましょう。鼻息ですぐ飛んでしまう軽さなので丁寧に袋をあけて、濡らした爪楊枝で1つ1つまいていきます。

なお今回はヤフーショッピングの多肉植物ワールドで購入しました。20粒とのことでしたが、数量より多く入っていて(数えたら48粒ありました)お得でした。※数はロットにより変動があります。

タネはこちらで入手できます。

ヤフーショッピングの多肉植物種子の専門店
多肉植物ワールド
プラントブラザーズ
seed stock
メルカリでの購入
メルカリでも多肉植物の種を多数取り扱っています。 メルカリで新規登録する方は、お友達紹介コードの入力で、メルカリの購入で使える500円分ポイントがもらえます。 よろしければ、下記のコードをお使いください。
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種まきの時期

モニラリアは秋から春にかけて成長する「冬型」の多肉植物です。そのため生育期の秋にまきます。具体的には猛暑が終わり、最高気温が25℃ぐらいにさがってくる9月下旬が適しています。

猛暑の中8月などに撒いてしまうと高温多湿で蒸れ、せっかく芽が出た種が枯れてしまう可能性ががあります。また冬や休眠直前の春は種から育てることが難しいです。できれば9月下旬から10月下旬までには種まきを完了しましょう。

また気温は地域により差があります。15~25℃の間が発芽しやすいので寒冷地ではもっと早く蒔くことになります。管理人は福岡(暖地)のため、10月初旬に蒔きました。

モニラリアの実生で大切なこと


大切なことの基本は、リトープス、コノフィツムなどの玉型メセン類と変わりません。

大切なことは

  • 秋にある程度涼しくなってから蒔くこと
  • 土をちゃんと殺菌してから使うこと
  • 極小さな種に合う細かい土を使うこと
  • 肥料は気をつける
  • 種まきから2ヶ月程度は腰水(底面吸水)にすること
  • 直射日光下はダメで半日陰で管理すること
  • 覆土しないこと
  • 硬質ポットに植えること

です。

蒔き時
発芽の適温が15~25℃程度のようで、あまり暑い秋(8月下旬~9月上旬)だと発芽しにくいです。できれば寒冷地を除き9月中旬~10月頃蒔くのがよいです。温度的には秋だけでなく春も蒔けますが、あっという間に温度が上がって適温でなくなるので、秋まきのほうが安心です。

土の殺菌
土は必ず新品のものを使いましょう。病気や虫などがいる可能性がある古い土は避けたほうがよいです。また新品であっても使う前に必ず熱湯で消毒し、さらに殺菌剤をスプレーしておく必要があります。

土の細かさ
モニラリアの種はごくごく小さく爪楊枝の先っぽ程度しかありません。そのため芽も根も細く小さいので、それに合う細かい細粒の土が適しています。

肥料のやり方
種まきからごく初期(3ヶ月以内)は、肥料をやるとカビや藻が出やすいので与えないようにします。またもともと無肥の土(肥料が入っていない土)を使います。4ヶ月後以降は希釈した液肥を時々水やり代わりに与えて成長を促進させます。また有機肥料はカビの元となるので、必ず化成肥料(化学肥料)を使うようにします。

腰水(底面吸水)
モニラリアの種や発芽した芽は非常に小さく、ジョウロで上から水をやると簡単に土の中に沈んでしまいます。そのため鉢の底から水を吸わせる「腰水(こしみず)」を行います。また少しでも表土が乾くと芽が出ないばかりか出た芽も枯れてしまうので、2ヶ月程度は底面吸水で絶えず水を供給します。腰水の水は腐らないように時々交換します。苗がしっかり立ってジョウロからの水やりに耐えられるようになったら、底面吸水を終了します。

腰水の解説ページ

管理場所
直射日光下に置くと強い日光で芽が枯れるので、必ず半日陰か50%遮光ネットを張ったところで管理します。ただし暗すぎる所はダメで、室内などに設置すると芽がヒョロヒョロと伸びて倒れてしまう「徒長」を起こします。また室内管理だと風が吹かず高確率でカビが出ます。そのため戸外の半日陰・50%遮光ネットの下に置くようにしましょう。

硬い素材のポット
腰水の交換などポットを移動させることが多いので、持ち上げても形が崩れないプレステラなどの硬質ポットが適しています。薄いビニールポットは持ち上げたとき形が変わり、土がぐちゃぐちゃになってしまうため適していません。

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モニラリアの種まき方法

準備

まずラベルを作ります

実生 道具

用意したプラスチックラベルに蒔く種の名前と日付などを書いておきましょう。他にも色々種をまくとどの鉢がどの苗だったか分からなくなってしまいます。

実生 道具

カビや腐敗、雑菌の防止に用具や鉢、鉢を浸ける容器などをしっかり洗っておきましょう。理想をいうと、種を蒔く鉢は新品のものが望ましいです。

次にオーソサイド800倍希釈液を作ります
オーソサイド

ペットボトルのような細い口の容器に入れる場合は、折った紙を使うとこぼしにくいです。

オーソサイド

オーソサイドはかなり沈殿しやすいので、必ず使うたびに振ってください。

オーソサイド

土をふるう

土はあらかじめふるって粒サイズを小さく均一にしておきましょう。ここでは3mmのふるいでふるった土を表土(一番細かい)にし、中間の土は5mmのふるいでふるいました。

実生 道具

実生 道具

さし芽種まきの土も同様にふるっておきます。

実生 道具

実生 道具

日当たりを考えて、土は鉢の上から5mm~1cmほどの深さまで目いっぱい入れたほうがよいです。

土の消毒をする

土の消毒方法はいくつかありますが、ここではプレステラ90に土を入れ、その上からお湯を充分に注ぐ方法にしました。更に殺菌剤のオーソサイドを800倍に薄めたものを土に注ぎ、表土にはくまなくスプレーしました。

実生

土は階層を作っているので注いだ時に構造が崩れないよう、慎重にお湯を注ぎます。

実生 道具

鉢底から充分お湯が流れ出てきたら底面吸水用のプラスチックケースに鉢を並べ、土の上からオーソサイド800倍液を注いでいきます。

腰水

腰水に使う水は鉢が1cm~1.5cm程度浸かる程度の量で問題ありません。

種をまく

土の煮沸消毒をして6時間以上たってから、土が冷えたのを確認しタネを蒔きます

実生 道具
(上の写真は流用しています)

モニラリア実生の種

モニラリアの実際の粒サイズ

モニラリアの種は初めて見る方にはびっくりしてしまうほど小さいです。鼻息で簡単に飛んでしまうので、取り扱いは慎重に行いましょう。蒔く時は白い皿に中身を出して、殺菌剤で湿らせた爪楊枝で1粒ずつ土に乗せていきます。

実生 道具

上の写真は流用しています。

数が多いと一気にバラバラと蒔きたくなりますが、くっついて生えてくるとその後の成長が著しく悪くなりまた間引きが必要で種の無駄になってしまうため、一粒ずつ蒔くことをおすすめします。

モニラリアは種が小さいため、保湿用のラップなどはせずそのまま戸外の半日陰に設置して大丈夫です。

発芽までの日数は?

発芽までの日数は最短2日~通常7日程度かかりますが、種によってばらつきがあり、最大1ヶ月ほどの幅が出ることもあります。そのため芽が出ないからといってすぐに諦めないようにしましょう。

栽培では2019年度は3日後から発芽が始まり、10日以内にほとんどの種が発芽しました。また2022年度でも3日目に発芽が始まりました。

置き場と水やり、その後の生育

置き場所

実生 道具

実生 道具

発芽したばかりの芽は直射日光に弱いため、適度に遮光(日よけ)してやる必要があります。

鉢は9月の場合は60%以上の遮光ネットの上に更に白いネットをかけ、10月以降は60%遮光、11月からは無遮光で栽培できるようになります。

無遮光にできるのは翌年2月まで、3月に入ったら速攻で薄い白い遮光ネットや50%遮光ネットなどをかけるようにします。

植物育成ライトでの多肉植物の栽培

また室内でも植物育成LEDライトがあれば育てることができますが、その場合、風通しによほど気をつけないとカビが出ますので、ミニ扇風機などを当てるようにしたほうがよいです。

水やり
水やりは腰水ですが、腰水の量や土の乾燥のさせ方は、何ヶ月目かによって異なります。

まず1ヶ月目は完全な腰水で、1.5cmの水を常に張っておきましょう。2ヶ月目もほとんど同じです。

3ヶ月目からは常時張っている水位を5mm程度に落とし、4ヶ月以降は底がカラカラに乾く日もあるようにします。しかし上からジョウロで与えると苗が流れるので、10日に1回程度腰水容器に水を張って吸水させます。

種まきから7ヶ月程度、翌年の5月頃、暑くなってくるとモニラリアの生育はとても遅くなり、だんだん緑がなくなり枯れたように見えます。これは休眠期を迎えたためで正常なことです。

7~8月は枯れ木のようにカサカサになります。しかし枯れてしまったのではなく枯れ葉の中で休眠状態で株が生きています。秋の涼しい季節(9月中旬頃)になると再びウサギの耳のような葉がにょきにょき出てくるので、枯れたように見えても10月までは捨ててしまわないようにしましょう。

モニラリアの実生記録2019年(1回目)

1ヶ月目(2019.9)

1日目 2019/9/27 種まき日
(気温27℃程度)

2日目 2019/9/28
発芽なし

3日目 2019/9/29
最初の1つ目が発芽しました。


左の鉢に5個


右の鉢に5個

4日目 2019/9/30
さらに発芽しました。
左の鉢に8個

右の鉢に9個

5日目 2019/10/1 

左の鉢に7個


右の鉢に10個

6日目 2019/10/2
左の鉢に7個

右の鉢に10個

7日目 2019/10/3
変わらず

8日目 2019/10/4
変わらず

9日目 2019/10/5
変わらず

10日目 2019/10/6
変わらず

19日目 2019/10/15

10月にしては高温だった日、うっかり遮光ネットを忘れてしまいました。そのためか10個100%発芽した種が2個溶けて8個になってしまいました。・・・

2019/10/20(23日目)

2ヶ月目(2019.10)

2019/10/28(31日目)
今日でモニラリアの種まきから1ヶ月、発芽率はよかったですが、暑さのためか溶けてしまったものも見られます。生き残った苗も倒れてあちこち向いているのが気になります。まだ本葉は出ていません。

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3ヶ月目(2019.11)

2019/11/4(38日目)
ついにウサギの耳である本葉が出てきました。しかし双葉の間からでるのではなく、全く関係ない茎からでているものが多くウサギの耳っぽくありません。残念です。苗が倒れたまま育ったからでしょうか?・・・

2019/11/19(53日目)
撒いた種の半分くらいは生き残っています。本葉が出そろいました。双葉の間から本葉を出すのもなかなかコツがいるのかもしれません。

横から見た拡大写真です。

2019/12/14(78日目)
だいぶ耳が長くなってきました。耳の長さは8mm~1cmくらいです。ちゃんと双葉の間から出ておらず、変なところからうさみみが出てしまったものも多いです。しかし今後1ヶ月くらいが見頃です。その後は耳が長くなり続けてスパゲッティになってしまうらしいです。
現在は鉢皿をしいて上から霧吹き・じょうろで水やりしています。もう水やりしても倒れません。水やりを減らすと葉の生長が遅くなりウサギの耳らしい状態が保てるとのことだったので、土はカラカラになっても放置するようにしています。

4ヶ月目(2019.12)

2019/12/27(91日目)
2週間たちますがまだ耳は伸びておらずかわいい状態です。しかし1つの株から何本も耳がでてしまったものがあるようです・・

横から見た写真ですが、かなり土が乾いているのが分かります。

アップの写真を最後に

5ヶ月目(2020.2)

2020/2/3(129日目)

モニラリア(ウサギの耳)の種まきをしてから4ヶ月たちました。

耳(葉)はあっという間に伸びて見応えがなくなると聞いていましたが、まだうさぎの耳らしい姿を保っています。育て方は1ヶ月前と変わりありません。


普通の多肉植物と同じように2週間に1回程度、鉢底から流れ出る程度の水やりをしています。土は乾いている状態が多です。置き場は戸外の多肉植物棚の奥(直射日光がガンガン当たらないところ)にしています。環境は最高気温が13℃程度、最低気温が4℃程度の日が続いています。雨ざらしにはしていません。

6ヶ月目(2020.3)

2020/3/9(164日目)5ヶ月目
モニラリアの実生から5ヶ月、大きさはほとんど変わっていませんが、少し葉が太くなったようです。


拡大するとメセン類によくあるごつごつした表面になってきているのが分かります。

乾燥した日が続いているためか植物のサイズが小さい割に土がよく乾きます。同じ日に実生を始めたリトープスはまだ苗が弱い感じがしますが、モニラリアは茎が硬くなり、じょうろでじゃぶじゃぶ水をやっても大丈夫です。1週間に1回くらいのサイクルで水やりをしています。

3月に入り、日差しが強くなり気温も上がり始めました。これまであまり直射日光に当てていませんでしたが、これからも引き続き直射日光の当たりにくい所で管理します。戸外に置いた棚に雨が当たらないようビニールカバーをかけています。(簡易ビニール温室)

この1ヶ月の気温は、最高が18℃程度、最低が3℃程度、平均的には10℃+-5℃程度でした。3℃を下回る日は室内に取り込みました。

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9ヶ月目(2020.6)

2020/6/19(266日目)
モニラリアの種まきから8.5ヶ月経過しました。

モニラリア9ヶ月

モニラリア9ヶ月

モニラリア9ヶ月

まだ緑色が残っているところもありますが、全体的に茶色く枯れ込み夏越し(休眠)の準備に入っている模様です。
最近はほとんど水やりもしていません。メセンということで小さな苗ですが溶けるのが心配でカラカラのまま放置しています。月に1回程度表面を濡らす程度の水やりをしています。

1年1ヶ月目(2020.10)

2020/10/28(397日目)
モニラリアの種まきから1年1ヶ月経過しました。

ついにウサギの耳も1年という節目を迎え、9月ごろから再度の生育の兆しが見られます。
夏に全体を覆っていた茶色い皮がはげてきて、中から緑色の新芽が出ています。

そして10月も半ば過ぎたころ、2枚の葉の真ん中からウサギの耳がひょっこり顔を出しました。これこそ待っていた瞬間です。それから半月ほどたったのがこの写真で、1cmくらいの耳がちょっと長くなりすぎてしまいました。

水やりはやはり一月に1~2回でさらっと表面が乾く程度にしています。水を少なめに育てると、ウサギの耳の形が長持ち(2ヶ月くらい)するということです。

1年前種まきした20粒のウサギは、数えてみると7個生き残っていました。

モニラリア1年全体の写真

モニラリア1年今がちょうど見頃のモニラリア

モニラリア1年10月半ばに見頃だった鉢

2年0ヶ月目(2021.9)

2021/9/27
モニラリアのタネを蒔いて2年が経過しました。
今年もウサギの耳が出てきました。
数えてみると5株あり、この1年間で2株消えてしまったようです。
これから1~2ヶ月ほどがうさぎの耳の形としての見頃です。水を少なめに管理すると長く楽しめます。

モニラリア実生2年

モニラリア実生2年

モニラリア実生2年

3年0ヶ月目(2022.10)

2022/10/2
モニラリアのタネを蒔いて3年が経過しました。
今年もウサギの耳が出てきました。

前年9月は5株あったのですが、この夏に溶けてしまったようで4株になっていました。

しかしだいぶ株が成長したようで、1株から複数のウサギの耳が出てきています。

モニラリア
2022/10/2撮影の写真

まだ出かかっている所なので、完全に耳が伸びたらまたアップします。

2022/10/26
タイミングを逃して耳が長くなってしまいました。1株だけ3頭に分岐して育っています。
モニラリアの実生3年目

2023/1/3
2022/12/29の様子です。今年は水やりを多めに行っているので、緑がしっかりして厚みがあります。

2023/2/2
2023/1/31の様子です。


1/31まで室内に置いていたため水をやれず、葉がしなしなっとなっています。

モニラリアの実生 第2回目(2022年度)

1ヶ月目(2022.10)

2022/10/22
プレステラ90に16粒を播種しました。

2022/10/25
種まきからたったの3日で4つ発芽しました。
モニラリアの発芽

2022/10/28
16粒中10粒が発芽しました。

2ヶ月目(2022.11)

2022/10/31
2022/10/31撮影

色々な種を異なる日付で蒔きましたが、管理を簡単にするために、共通で10月を1ヶ月目として11月は2ヶ月目としてカウントさせていただいています。

16粒中15個が発芽しました。発芽率がとてもよいですね。

今、色々な種を蒔いているのですが、同じ条件でも種類によって本当に発芽に差があります。幸いモニラリアは発芽も早く、発芽率もよいので、初心者さんにも簡単に栽培できそうです。

今年は快晴続きで気温は最高が22℃、最低が12℃程度が2週間以上続いています。現在も腰水管理で遮光ネットは白(22%)を3枚です。

2022/11/3
合計15個発芽しました。発芽は終了のようです。

2022/11/6
合計15個を維持しています。

2022/11/9
合計15個を維持しています。

2022/11/12
合計15個を維持しています。芽がだいぶ大きくなっています。気候は11月初めと変わらずで、腰水を続け遮光ネットは白1枚にしています。

撮影日:2022/11/12

2022/11/15
合計15個を維持

2022/11/18
合計15個を維持

2022/11/21
合計15個を維持

11月末にもなりますが気温は10月下旬のような感じが続き、最高気温が20℃、最低気温が12℃程度となっています。

モニラリアは生育がすこぶる好調で、11/15からウサギの耳(本葉)が出てきています。11/13と11/21にハイポネックス500倍液を与えています。10/22にタネを蒔いたので、およそ1ヶ月で本葉が出てきたことになります。

もう現在は遮光ネットなどもつけず、直射日光を当てるようにしています。腰水は続けています。

撮影日:2022/11/20

2022/11/21
鉢2つ両方にハイポネックス500倍液をスプレーで与えました。

2022/11/24
合計15個

2022/11/27
合計15個

2022/11/30
藻の防止のため、オーソサイド800倍スプレーを散布しました。

※11月末をもって3日おきの発芽数確認は終了させていただきます。

3ヶ月目(2022.12)

【12/1記】この11月は気候もよく暖かかった(最高気温22℃/最低気温12℃程度)ですが、この2日急に寒くなってきました。今後2週間の予測気温は、最高気温13℃/最低気温8℃となっています。

他のメセン類より一足先に本葉が出て大きくなってきました。変化も早く10日おきの撮影でも大きさが変わっているのが分かります。

このサイズになればだんだん乾燥に慣らしていく必要がありそうですが、他の鉢も一緒に管理している関係で、底面吸水を続けています。といっても常時水を張らず、腰水用の容器が乾いたら数日経ってから足す程度です。

12月は直射日光が弱いため、遮光ネットなしでガンガン当てて問題ありません。

撮影日:2022/11/29

2022/12/15
【12/15記】めっきり寒くなりました。この間1℃の予報で1回取り込みし、12/18にかけても1℃の見込みで取り込みを行う予定です。今月は天候が崩れ、曇りや雨の日が多いです。

モニラリアは多くの苗で本葉が伸びています。12月に入り寒くなったせいか少し生育速度が鈍っていますが、他のメセン類よりは速いです。

育て方は前回と変わりありません。

撮影日:2022/12/15

こちらのページに管理人の地域での気温と天気の記録を付けたものを公開しています。お住まいの地域に合わせて読み替えていただければと思います。

管理人の栽培地点での最高・最低気温の実測値を公開(参考情報)
日本は縦横に長いため気候が一つではなく、寒冷地、関東、暖地、または東日本、西日本などに分かれています。それにより多肉植物...

4ヶ月目(2023.1)

【2023/1/1記】12月に入ると気候は急変、前半は最高温度15℃/最低気温5℃程度でしたが、後半には最高が10℃行かなくなったり、下が0℃になったりと急激に寒くなりました。天気も曇り空が多く、雨、雪が降り晴れたのは12日間だけでした。

モニラリアは1cmまで大きくなったものと3mm程度しかないものと、株の生育具合に大きなばらつきが出てきました。しかしどれも一応本葉は出ています。

水やりはやはり底面吸水で、20日に1回程度腰水を張る感じです。冬のため土の乾きは遅いです。

撮影日:2022/12/29

5ヶ月目(2023.2)

【1/31記】昨日まで日本海側を中心とする日本全体が10年の1度といわれる大寒波が襲っていました。暖地である福岡県福岡市も例外ではなくマイナスを3日連続で記録するなど、強い寒さが続きました。多肉植物は1℃を下回る1/21~1/31まで全部の種類を室内に取り込んでいました。

モニラリアも1/21~1/31まで室内に入れていました。10日間にもおよびカビが出ないか心配でしたが、大丈夫でした。ですが1苗だけ溶けてしまいました。暗い所に置いていましたが、なんとか徒長はせずにいてくれました。

生育の早いモニラリアですが、今年の冬はよほど寒いようで、成長を止めているようです。

撮影日:2023/1/31

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