多肉植物の葉の色が悪くなってくることがあります。黄色から茶色になったり、色があせてきたり、下葉が特に枯れてきたらどうしたらよいでしょうか?いくつかの多肉植物の実例で原因を調査し対策を考えてみました。
多肉植物の葉の色が悪くなってきたらどうしたらよいか?
- 葉の色が黄色くなるのには複数の原因がある
- 原因1.根詰まり(鉢の中で根がいっぱいになっている)
- 原因2.日光不足
- 原因3.肥料や微量元素の不足
- 根腐れ、根がほとんど張っていない(土がよくない)
- 生理現象(自然なこと)の場合も
- 原因を取り除けば葉の色は戻る
多肉植物の葉が黄色く枯れてきたり、葉の色が悪くなったり薄くなったりする原因はいくつかあります。根詰まりや日光不足、肥料不足など。植え替えたり肥料をやったりして環境を改善すれば、葉の色はよくなります。また生理現象といい、古い葉が枯れていくなど自然な現象のこともあります。
葉の色が悪くなる原因と対策方法
根詰まり
このような状態 特に下葉が黄色く枯れてきます。
対処方法 鉢から抜いて古い根を整理し、新しい土に植え替えます。
日光不足
エケベリア:銀明色
このような状態 全体的に葉の色が薄くなってきます。
対処方法 徐々に日光に当てましょう。
肥料や微量元素の不足
セダム:ビアホップ
このような状態 全体的に葉の色が薄くなったり悪くなったりします。
対処方法液肥を与えましょう。微量元素が足りない場合もあるので、微量元素入りのハイポネックスなどの液肥がよいでしょう。
根腐れや根が張っていない(土がよくない)
このような状態 下葉の色が悪くなったり、ポロポロ落ちたりする時、根腐れを起こしていたり、水はけの悪い土や細かい土など多肉植物に合っていない土を使っているかもしれません。
対処方法 鉢から抜いてみて根の状態を確認しましょう。
寒さに弱い種類を寒さに当てた
カランコエ:月兎耳
原因 5℃の寒さに当てていたので灰色黄色っぽくなることがあります。
対処方法 寒さに弱い種類は冬に室内に取り込むと予防できます。
生理現象
クラッスラ:紅笹
このような状態 下葉が順々に色が悪くなり萎びて枯れてポロポロ落ちるが、新しい葉が出て茎が伸びるなど全体としては元気があり、問題ない場合があります。
対処方法 古くなった葉が枯れて落ちるのは自然なことなので、カビのもとにならないよう枯れたら摘み取りましょう。