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シノクラッスラ属(Sinocrassula)スマロ 四馬路の特徴と種類・育て方

シノクラッスラ属の写真

スマロ(四馬路)スマロ(四馬路)

シノクラッスラ属(Sinocrassula)の特徴

ベンケイソウ科
シノクラッスラ属
生育型 春秋型
育てやすさ 普通
成長速度 普通
殖やし方 株分け・挿し木
原産地 中国など

※4段階評価
育てやすい–普通–やや難しい–難しい
成長が早い–普通–遅い–とても遅い

スマロはこんな植物
シノクラッスラ属は5種類程度の小さなグループで、中国からヒマラヤに自生する高山性の多肉植物。シノクラッスラは中国の多肉植物という意味を持つ。高山帯の多肉植物なので、日本の夏の蒸し暑さは苦手な一方冬の寒さには割と強い。

育て方のポイント
春秋型で穏やかな気候の時に最も生育する。成長するにつれて周りに子がふえて群生するタイプなので、風通しをよく夏場蒸れないよう春のうちに株分けしておくとよい。耐寒性はやや強いが凍らせると枯れるので、0℃を切る場合は室内に取り込む。よく日に当てると黒っぽく、日光不足だと緑色になってしまうので様子を見て置き場を決める。

育て方のコツ

  • 暑さが苦手なので、夏は涼しく風通しのよい涼しい所に置く
  • 一年を通して雨の当たらない所におく
  • 7~8月以外はしっかり日に当てて黒色を保つ
  • 休眠期、半休眠期の夏冬は水やりをかなり減らす

年間栽培カレンダー

春秋型
生育期 3~11月
休眠期 1~2月
緩慢な時期 7~8月
水やり
  • 3~6月は土が乾いたら鉢底から流れるまで(1週間に1回程度)
  • 7~8月は土が半分濡れるくらいを程度を月に2回程度
  • 9~11月は土が乾いたら鉢底から流れるまで(1週間に1回程度)
  • 12~2月は表面を濡らす程度を月に1回程度
置き場所
  • 年間を通して雨の当たらない風通しのよい所に
  • 3~6月は直射日光の当たる屋外
  • 7~8月は明るい日陰(50%遮光)
  • 9~11月は直射日光のあたる屋外
  • 12~2月は雨の当たらない屋外だが、0℃以下なら日当たりの良い窓辺や温室など
植え替え
  • 3~5月頃が適期
殖やす
  • 3~5月頃と10月頃に挿し木、株分けができる
肥料
  • 3~5月と10月頃に月1回液肥を与える
開花
  • 4~12月頃(花が咲いた株は枯れるタイプ)

主な種類名

スマロ(四馬路) Sinocrassula yunnanensis
インディカ Sinocrassula indica
休眠期とは?
多肉植物の日本での栽培は自生地の環境と異なる。そのため日本の寒さや暑さに耐えられなくなると生育が鈍ったり成長が止まったりする。その時期のことを「休眠」という。時期は種類によって異なり、夏に休眠するタイプと冬に休眠するタイプがある。休眠期は生育が鈍るので肥料や水やりを控え、挿し木や株分けなど株へ負担をかける作業を控える。

育て方のポイント

水やり

水やりスマロは春と秋によく生育する春秋型の多肉植物。それに合わせて水やりの量も変わってくる。まず春秋は鉢の土が乾いたらたっぷりの水を与え、夏と冬の休眠期では量も回数も少なめにするのが基本になる。水やりの頻度と量は鉢や土の種類によってかなり差が出るので、1週間に1回と決めずに土がカラカラに乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷり与えるのが基本。

大まかな目安は、まず3~6月の生育期は土が乾いたら鉢底から流れるまで、およそ1週間に1回程度与える。6月で梅雨に入り土が乾かないようであれば与える回数を減らす。酷暑の7~8月は半休眠するため、土が半分濡れるくらいを程度を月に2回程度に抑える。9~11月は再び生育期、土が乾いたら鉢底から流れるまで、1週間に1回程度与える。12~2月は再び寒さで休眠するので、ほとんど水が要らなくなる。表面を濡らす程度の水やりを月に1回する。

寒い時期は暖かい朝~昼に水をやり、暑い時期は涼しくなる夕方に水を与える。そうすると蒸れや凍結を予防できる。また夏・冬は水分を控えることで耐寒性・耐暑性が上がる。冬、室内で育てる場合は徒長防止に水を控えめにする。

置き場

置き場一年間を通して雨の当たらない風通しのよい所に置くのが望ましいが、0℃を下回る時期は室内に入れる。そして直射日光に当てて育てるのが基本だが、7~8月の日差しは強すぎるので、50%遮光ネットをかけるか、明るい日陰に移動する。光線不足で葉の色が緑色っぽくなる(紅葉が冷める)ので、様子を見ながら場所を決めていく。

ざっくりと、3~6月は直射日光の当たる屋外に置くが、梅雨が明けそうな頃には遮光を始める。7~8月は明るい日陰(50%遮光)で管理するか朝だけ日が当たる所に移動する。日差しが徐々に弱くなる9~11月は直射日光のあたる屋外に置くが、強い西日が当たるのは避ける。12~2月は雨の当たらない屋外だが、0℃以下で凍結しそうな温度であれば日当たりの良い窓辺や温室などに取り込む。

耐暑性と最高気温・夏越しの方法

夏越し高山性の多肉植物で蒸し暑さを苦手とする。そのため夏は直射日光を遮り、水分も少なくして半休眠にさせ、涼しい所に置くのが基本となる。日差しが強すぎる場合は70%遮光ネットに変えるか、50%遮光ネットを2枚重ねるなどで対応する。ネットをかけると通気がやや悪くなるので、風通しに注意。最高気温は日なたであれば30℃程度がきついが、日陰であれば40℃は耐えられる。

越冬最低温度と冬越し方法

冬越し最低越冬温度は0℃で多肉植物としては耐寒性がそこそこある。そのため暖地では冬場の取り込みが要らない場合もある。0℃を下回る寒冷地では長期間室内への取り込みが必要になる。0℃を下回るとすぐ枯れる訳ではないが、凍らせると助からないこともあるので、できれば1℃が予想される日は室内に入れておきたい。

殖やし方

殖やし方シノクラッスラは挿し木や株分けで殖やせる。繁殖には適期があり、シノクラッスラの場合は3~5月頃と10月ごろが適切な時期で、逆に休眠期にやると失敗しやすい。

挿し木と株分け

ある程度株が充実してくると、子が株元から出てくるので、それを切り取って土に挿すことで挿し木ができる。切った子は切り口を数日乾かして、乾いた用土に植える。その1週間後ぐらいから水やりを始める。ここまでは明るい日陰で管理して、直射日光には当てないようにする。

子に既に根が生えていれば、株と根を一緒に分離させて新しい鉢に植え付けると「株分け」になる。株分けの場合根があるので、挿し穂を乾かす必要がなく、植え付け後すぐに水やりして構わない。

植え替え

植えて時間が経つと鉢の中が根で一杯になり思うように成長しなくなる。そこで掘り起こして根を整理し、新しい土を入れるのが植え替え作業。鉢植えの植物を元気に育てていくには必須の作業になる。シノクラッスラの場合は1年に1回程度でよい。植え替えは生育期の少し前~生育期に行う。シノクラッスラの場合3~5月が適している。(10月にもできるがすぐに寒くなるので、できれば春のほうがよい)

具体的な方法は、土をほぐしやすくするため植え替え前4~5日は水やりを控える。株を鉢から抜き出したら枯れた葉や傷んで茶色くなった根を取り除く。白い根は生きている根なので切らないように気をつける。根が鉢の中でパンパンになっている場合は、根の下の部分を三分の一程度切り捨てる。その後、緩効性肥料を少量混ぜ込んだ新しい土を用意し植え込む。その後1週間は水をやらず、乾燥気味に保つ。1週間経ったら通常の半分量の水を与える。この期間は明るい日陰で管理する。そして徐々に通常の管理に戻していく。

土と鉢

土土を選ぶときは肥料分がほとんど入っていない多肉植物・サボテン要の土を使うか、自分で配合したものを使う。市販の多肉サボテンの土は水はけがよすぎたり粒が大きすぎたりすることがあるので、適宜水持ちをよくする小粒の赤玉土や鹿沼土などを入れ込んでもいい。自分で作る場合は単用(1種類の土だけ)はせずできれば4種類以上の土を混ぜるのが理想的。

(例)赤玉土1:腐葉土1:鹿沼土1
(例)赤玉土3:ピートモス3:ボラ土2:鹿沼土1:川砂1:くん炭1

鹿沼土、ピートモスは酸性、くん炭はアルカリ性なので色々な土を混ぜることで性質を中和することができる。

鉢はプラスチック鉢と陶器の鉢があるが、それぞれ性質が大きく違い、水はけ、水やり頻度や株の育ち方に差が出る。陶器の鉢はやや難しいので、初めて育てる場合は管理しやすい小型のプラスチック鉢(プレステラ90など)が育てやすい。また鉢のサイズはその苗にちょうど良い大きさのものに植える。大きすぎる鉢は水が滞りやすく根腐れや通気不足など弊害を起こしてしまう。

肥料

肥料基本的に多肉植物は肥料が要らないが、与えた方が生育がよくなる。また多肉植物の用土は元々肥料が入っておらず、保肥性(肥料を蓄える力)も弱いものが多い。そのため3大要素や微量要素が足りなくなったり偏ったりするので肥料として補わないといけない。

そこで多肉植物では、植え付け時と植え替え時に土に緩効性肥料を混ぜ込んでおき、生育期にはそれとは別に液肥を与えることが多い。具体的には緩効性肥料はマグアンプKなど、液肥は2000倍のハイポネックスなどがよく使われる。

ただ肥料の与えすぎは徒長を起こしたり紅葉がさめたりなど、副作用を起こすのでやりすぎないようにする。

病害虫

病害虫病害虫は特に心配無い。

シノクラッスラによくあるトラブル

  • 上にどんどん茎が伸びていく・・・日光不足で間延びしてしまっている。もっと日が当たる所に置くとよい
  • ・・・
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