目次
チランジア属の写真
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※画像は全てWikipediaより引用
チランジア属(Tillandsia)の特徴
科 | パイナップル科 |
属 | チランジア属(Tillandsia) |
生育型 | 夏型 |
育てやすさ | やや難しい |
成長速度 | |
殖やし方 | |
原産地 | アメリカ中西部~南米 |
※4段階評価
育てやすい–普通–やや難しい–難しい
成長が早い–普通–遅い–とても遅い
原生地では樹木や岩に着生している
チランジアはアメリカから南米の広い範囲に自生している多肉植物。およそ2000種類にもなる大家族。地元では電線や電信柱、樹木や岩にくっついて生活している。乾燥を好むタイプと水分を好むタイプがあり、エアープランツとして販売されているものは、乾燥を好むタイプのチランジア。
水やりが要らない?
水やりがいらない植物などと呼ばれているチランジアだが、実は生育期の夏は毎日霧吹きやシャワーが必要なほど水分を欲しがる。現地では高い木のように風が強い所に住んでいるため、いつも風通しをよくする必要がある。日光も必要だが、夏の直視日光は強すぎるので若干遮光する。
育てやすさは?
水やりを適度に行い、風がよく通る半日陰の環境を用意してやれば、それほど難しくなく栽培できる。水不足や雨ざらし、風の通らない高温にしないようにする。
育て方のコツ
- 1日1回の霧吹き(水やり)を忘れない
- 風通しがよくないところでは育てられない
- 寒さに弱いので5℃を切らないように室内に取り込む
- 夏の直射日光は強すぎるため30%~50%遮光を欠かさない
年間栽培カレンダー
型 | 夏型 |
---|---|
生育期 | 4~10月 |
休眠期 | 月 |
緩慢な時期 | 月 |
水やり |
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置き場所 |
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植え替え |
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殖やす |
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肥料 |
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開花 |
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主な種類名
アルバーティアナ | Tillandsia albertiana |
アンドレアナ | Tillandsia andreana |
イオナンタ | Tillandsia ionantha |
イオナンタ・フェーゴ | Tillandsia ionantha ‘Fuego’ |
イオナンタ斑入り | Tillandsia ionantha f.variegata |
ウェルチナ | Tillandsia velutina |
カエルレア | Tillandsia caerulea |
カピラリス | Tillandsia capillaris |
キセログラフィカ | Tillandsia xerographica |
ストリクタ | Tillandsia stricta |
セレリアナ | Tillandsia seleriana |
テクトルム | Tillandsia tectorum |
ドゥラティー | Tillandsia duratii |
ネグレクタ | Tillandsia neglecta |
バンデンシス | Tillandsia bandensis |
プセウドバイレイ | Tillandsia pseudobaileyi |
フックシー | Tillandsia fuchsii f.fuchsii |
ブッチー | Tillandsia butzii |
ベルニコーサ・パープルジャイアント | Tillandsia vernicosa ‘Purple Giant’ |
ホウストン・コットンキャンディー | Tillandsia houston ‘Cotton Candy’ |
多肉植物の日本での栽培は自生地の環境と異なる。そのため日本の寒さや暑さに耐えられなくなると生育が鈍ったり成長が止まったりする。その時期のことを「休眠」という。時期は種類によって異なり、夏に休眠するタイプと冬に休眠するタイプがある。休眠期は生育が鈍るので肥料や水やりを控え、挿し木や株分けなど株へ負担をかける作業を控える。
育て方のポイント
水やり
チランジアも水やりが必要で、特に生育期は1日1回の水やりが必要になる。水を与えないと成長しないほど水分は大切になる。
水やり方法は他の多肉植物と異なり、葉、株に直接霧吹きやシャワーで水をかける方法で、根からはあまり吸収されない。チランジアは水やり後に株を乾かすことが特に重要で、湿ったままにすると腐ることがある。また乾燥が激しい場合は、株を水に浸けて水分を補うソーキングを行う場合もある。
具体的には4~5月は霧吹きかシャワーを1日1回、6~7月は雨が降らない日のみ霧吹きかシャワーを浴びせる。7~8月は朝方に霧吹きかシャワーを1日1回し、9~10月は霧吹きかシャワーを1日1回。11~3月は暖かい日の午前中に戸外で霧吹きかシャワーをする。
暑い季節の水やりは朝方に行い、昼までに急いで乾かす。寒い時期は比較的暖かい日の朝に外に出し、昼頃に霧吹きして夕方までに室内に取り込む。ずっと室内に入れておく場合は、水やりをかなり減らす必要がある。
置き場
チランジアはとにかく風通しのよいところを好む。無風の室内で育てられないのは風通しが悪いため。基本的に外で育てる植物。しかし冬の寒さは苦手で5℃以下になってしまう日本では、冬の間室内への取り込みは必須になる。また夏型で暑い時期に生育し日光を欲しがるグループだが、30℃以上の日本の夏は厳しすぎ、強すぎる直射日光は遮り、雨ざらしにしないようにする。
具体的には、4~5月は戸外の明るい日陰に置くか30%遮光程度遮光する。6~8月は戸外の明るい日陰か50%遮光をしたところに置く。風通しが悪いところでは、扇風機で風を送ったりする。9~10月は戸外の明るい日陰か30%遮光する。11~3月は雨の当たらない屋外に置くが、5℃切る地域では5℃を切らないように日当たりの良い窓辺や温室などに取り込む。冬に室内で育てる時はエアコンの乾燥した空気にさらされない日の当たる所に置く。
耐暑性と最高気温・夏越しの方法
南米など暑そうな地域に住むチランジアだが、現地はよく風が吹き涼しいので日本の夏の蒸し暑さや梅雨は苦手。30℃以上の環境で水をやったあと株が長く濡れていると腐る可能性が高くなる。霧吹きのタイミングは朝、その後はすぐ乾くようにする。風通しが悪い場合は適宜、扇風機で風を送る。涼しく風がよく通る日陰の戸外なら比較的楽に夏越しできる。
越冬最低温度と冬越し方法
冬の寒さには弱いグループで最低越冬温度は5℃。それ以下にならないように温室か室内に入れる必要がある。ただ室内ではなかなか水やり後に乾かないので、暖かい日に外で水やりし乾いたら室内に入れるようにする。乾燥に強いといえどもエアコンなどの強い乾燥には弱い。乾燥が激しく株が消耗している場合はソーキング(水に浸ける)する。
肥料
基本的に肥料は要らないが、与えると健康に育つ。4~5月は月に1回薄めた液肥をたっぷりスプレーする。夏は施肥は避ける。暑さが緩んだ9~10月に再び月1回薄めた液肥を与える。
病害虫
チランジアによくあるトラブル
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