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ベルゲランタス属(Bergeranthus)照波の特徴と育て方

属の写真

ベルゲランタス属・照波照波
ベルゲランタス 照波照波 bergeranthus scapigerscapiger

※下段の2枚の写真はWikipediaから引用

ベルゲランタス属(Bergeranthus)の特徴

※ベルゲランタスはベルゲランサスとも

ツルナ科
ベルゲランタス属(Bergeranthus)
生育型 冬型
育てやすさ やや難しい
成長速度 やや遅い
増やし方 株分け、さし芽
原産地 南アフリカ

※4段階評価
育てやすい–普通–やや難しい–難しい
成長が早い–普通–遅い–とても遅い

ベルゲランタス「照波」はこんな植物
特徴
三時草という別名があるように、午後3時頃に花が開く。朝~正午くらいは花びらを閉じているが3時ごろ急に黄色の花を開き、夕方になるとまた閉じる。花は1回で終わりではなく、1週間くらい閉じたり開いたりを繰り返す。

育て方
耐暑性と耐寒性があり育てやすい多肉植物。株分けや種まきでも簡単に増やせるので初心者でも増やしやすい。関東以南では一年を通して外で管理することもできる。雨ざらしにも強いほうだが、雨よけと日よけがあるほうがきれいに育つ。

花ものメセンとは
メセン類の中で花が美しい種類を「花ものメセン」という。菊のような形でオレンジ、赤、ピンクなどの原色のややどぎつい色をしている。よく知られているものでは、オスクラリア属の白鳳菊、ブラウンシア属の碧魚連、デロスペルマ属、チタノプシス属、フォーカリア属などがある。照波も花ものメセンのひとつで、やはり菊の花びらがとがったような形で、真っ黄色の花を咲かせる

育て方のコツ

  • 雨ざらしでもよいがきれいに育てるには雨よけがある所に置く
  • 丈夫で強いが、夏の蒸し暑さで蒸れないように通気をよくする
  • 7~8月は日差しが強すぎるため、30~50%ほど遮光する
  • 夏は水やりを月1回程度に抑える

年間栽培カレンダー

生育型 冬型
生育期 3~6月と9~12月
休眠期 7~8月
緩慢な時期 1~2月
水やり
  • 3~5月は土が乾いたら鉢底から流れるまで(1週間に1回程度)
  • 6月の梅雨時は土が乾いてからやや少なめを与える(月に2回程度)
  • 7~8月は土の表面を少し濡らす程度(月に1回)
  • 9~11月は土が乾いたら鉢底から流れるまで(1週間に1回程度)
  • 12~2月は鉢内を半分湿らせる程度を月に1回程度
置き場所
  • 年間を通して雨の当たらない風通しのよい所が望ましい
  • 3~6月は直射日光の当たる屋外
  • 7~8月は明るい日陰(50%遮光)
  • 9~11月は直射日光のあたる屋外
  • 12~2月も雨の当たらない屋外に置ける
植え替え
  • 3~6月、9~11月頃が適期
増やす
  • 3~6月頃か9~11月頃にさし芽、株分け
肥料
  • 植え付け時に緩効性肥料、または3~4月頃と11~1月頃に月2回ずつ液肥を与える
開花

※栽培カレンダーはあくまでも目安です。実際は土や鉢の種類、地域によって大きく異なります。この表はプラスチック鉢で土配合は(赤玉土3:ピートモス3:ボラ土2:鹿沼土1:川砂1:バーミキュライト1)、福岡県平野部で多肉植物用の棚を使って育てている場合のため、地域や使っている土、置き場所によって適宜読み替えて下さい。

主な種類名

照波(テルナミ) Bergeranthus multiceps
Bergeranthus albomarginatus
コンカブス Bergeranthus concavus
Bergeranthus longisepalus
Bergeranthus nanus
Bergeranthus scapiger
大群波(ダイグンパ) Bergeranthus vespertinus
休眠期とは?
多肉植物の日本での栽培は自生地の環境と異なる。そのため日本の寒さや暑さに耐えられなくなると生育が鈍ったり成長が止まったりする。その時期のことを「休眠」という。時期は種類によって異なり、夏に休眠するタイプと冬に休眠するタイプがある。休眠期は生育が鈍るので肥料や水やりを控え、挿し木や株分けなど株へ負担をかける作業を控える。