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ハオルチアの万象・玉扇の根ざし・葉挿しの方法と実践経過を解説

ハオルシア(ハオルチア)では、葉挿しや根ざしという方法で株を殖やすこともできます。実際に万象・玉扇で葉挿し・根ざしを行ってみましたので、やり方や経過を紹介します。

葉挿しと根ざしとは

葉挿しとは

まず、葉挿しとは親株の葉1枚から子株を作り出す繁殖方法です。葉挿しの特徴は、種まきと異なり親株と同じ形質(模様の入り方や形・大きさなど)の子株を作れることです。そのためお気に入りの株と全く同じ株をそのまま作り出すことができて便利です。

葉挿しはハオルチアの主に軟葉系でできる方法で、硬葉系やレース系ではやや難しいです。(軟葉系とは、透明なみずみずしい窓をもつ主にハオルチア属(Haworthia)のことです。)

根ざしとは

根ざしとは、親株の根1本から子株を作り出す繁殖方法です。根ざしの特徴は、葉挿しと同じく親株と同じ形質の株を作れることです。そのためお気に入りの株のコピーを作ることができます。

根ざしはハオルチアの中でも主に根の太い「万象(Haworthia maughanii)」「玉扇(Haworthia truncata)」でできる方法で、根の細いその他のハオルチアではやや難しいです。

用意するもの

根ざしや葉挿しをするためには、親株を鉢から抜きだして土を落とす必要があります。そのため植え替え時に必要な用具が必要になります。また葉挿し・根ざしにはカッターナイフが必要になります。


親株 通常の土 種まき用土
ハオルシア 葉挿し 根ざし
ここでは万象と玉扇を準備
ハオルチア 根ざし 葉挿しの方法鉢の底に敷く ハオルチア 根ざし 葉挿しの方法
鉢の4分の2に入れる
カッターナイフ
ここではプレステラ105 葉と根を剥がすときに使う

今回は親株として万象と玉扇を準備します。は鉢底4分の1に敷くものには通常の培養土を用い、上から4分の2に入れる土は細粒の種まき用土を用意しました。

はできれば深鉢がよいのですが、手持ちがなかったため、プレステラ105というやや深めのスリット鉢を用意しました。葉を置くスペースを取るため、土は鉢の高さの4分の3まで入れます。

カッターナイフは葉と根の付け根の部分を切り離すときに使います。ここでカッターナイフはあまり切れ味のよすぎるものだと葉や根を切断してしまうので、やや切れ味が悪くなったものを使いました。

根ざし・葉挿しができる時期

根ざしや葉挿しは繁殖作業の一つなので、3月~5月と9月~11月が適期とされています。しかし葉挿しは半年、根ざしは1年の期間がかかるため、適期に始めても途中経過は夏や冬にかかってしまいます。そのため開始時期を選ぶことが難しいです。

今回の実践では12月上旬から始めて葉挿しは4月に終了予定、根ざしは1年後の12月に終了予定です。

葉挿しの具体的な手順

大まかな流れ

  1. 鉢を準備する
  2. 鉢から株を抜く
  3. 葉を採取する
  4. 葉を土に挿す
  5. 株を植え戻す
鉢を準備する


まず、植えるための鉢を準備します。鉢の底に鉢の高さの4分の1程度、通常の培養土を敷きます。


その次に4分の2程度種まき用土を入れます。上4分の1は何も入れないでおきます。


次に土を湿らせます。種まき用土は乾くと水が染みこみにくくなるものが多いので、鉢の中で水を入れてよく混ぜて湿らせておきます。土が不足したら適宜補います。

鉢から株を抜く

葉を採る親株を鉢から抜きましょう。鉢の側面をもんだり軽く叩いたりして、取れやすくします。鉢を傾けながら苗を抜き取ります。土を丁寧に落としていきます。この作業の前4日~1週間程度は水やりをしないでおくと、鉢から抜くときダメージを与えにくいです。

土を完全に落としたらカラカラになった下葉を取り除いて、採取部分の葉が見えるようにします。

葉を採取する

次に葉挿し用の葉の採取をします。葉は一番古い葉から順に剥がしていきます。一番古い葉は、他の葉が重なっておらず採りやすいためです。葉挿しにする葉は分厚くて充実したものを選ぶようにしてください。

採る葉を決めたら葉の付け根に少し、カッターナイフで切り込みを入れ、葉を取れやすくします。そしてやさしく引っ張ります。取れないようであれば刃を入れたほうの逆の付け根にも、刃を入れます。無理矢理手でむしり取ろうとすると途中で切れてしまいます。


葉は付け根の部分が付いていないと発芽しません。そのため途中で葉が折れたり、付け根部分が茎に残ったりしないよう、慎重に行ってください。

万象の分

玉扇の分

葉の取り方は以下の動画(32秒)でも解説しています。

葉を土に挿す

葉の付け根が乾かないうちに土に挿します。

割り箸で少し土をほぐし、そこに葉を挿して土をちょっとかけます。深く植えると発芽しないので、3mm程度さすようにします。


その後霧吹きで水やりします。その後も土がカラカラに乾かないように時々霧吹きします。

株を植え戻す

親株は植え替え作業と同じ手順で、元の鉢に植え戻してください。

その後の経過
その後1~2ヶ月でまず根が伸びて、次に新葉が出てきます。ここまでには4~6ヶ月の時間がかかります。葉が数枚に増えて独立できるようになったら、親葉と子株の間をカッターで切り離し、新しい用土に植え付けます。

根ざしの具体的な手順

大まかな流れ

  1. 鉢を準備する
  2. 鉢から株を抜く
  3. 根を採取する
  4. 根を土に挿す
  5. 株を植え戻す
鉢を準備する


まず、植えるための鉢を準備します。鉢の底に鉢の高さの4分の1程度、通常の培養土を敷きます。


その次に4分の2程度種まき用土を入れます。上4分の1は何も入れないでおきます。


次に土を湿らせます。種まき用土は乾くと水が染みこみにくくなるものが多いので、鉢の中で水を入れてよく混ぜて湿らせておきます。土が不足したら適宜補います。

鉢から株を抜く

葉を採る親株を鉢から抜きましょう。鉢の側面をもんだり軽く叩いたりして、取れやすくします。鉢を傾けながら苗を抜き取ります。土を丁寧に落としていきます。この作業の前4日~1週間程度は水やりをしないでおくと、鉢から抜くときダメージを与えにくいです。

土を完全に落としたらカラカラになった下葉を取り除いて、採取部分の根が見えるようにします。

根を採取する

次に根ざし用の根の採取をします。根は太くて外側にあり取れやすそうなものを選びます。

採る根を決めたら根の付け根に少し、カッターナイフで切り込みを入れ、根を取れやすくします。そしてやさしく引っ張ります。無理矢理手でむしり取ろうとすると途中で切れてしまいます。


根は根の付け根の部分が付いていないと発芽しません。そのため途中で根が折れたり、付け根部分が茎に残ったりしないよう、慎重に行ってください。(根の先っぽ=鉢底に伸びているほう、は折れていても構いません。)

根の取り方は以下の動画(49秒)でも解説しています。

根を土に挿す


根がカラカラに乾かないうちに土に挿します。割り箸で土に穴を空け、そこに根を挿します。


根を挿すときは上下を間違えないようにし、土から1cm顔を出すようにします。


その後水やりします。その後も土がカラカラに乾かないように時々水やりをします。

株を植え戻す

親株は植え替え作業と同じ手順で、元の鉢に植え戻してください。

根ざしと葉挿しの実践経過

0ヶ月目(開始)


これで万象と玉扇の葉挿しと根ざしが完了しました。

1ヶ月目
2ヶ月目
3ヶ月目

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