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多肉植物の水やりの基本(回数や量)

多肉植物も水やりが必要

水やり多肉植物はあまり水が要らない、というイメージがあるが、実際は植物なので土が乾けばやはりたっぷりの水やりが必要。たっぷりの水といっても、普通の植物と同じ扱いをするとたちまち腐ってしまう。また根腐れを怖がっていつもチョビチョビの水やりしかしないといつも消耗している状態で生育が止まってしまう。

実は多肉植物を枯らしてしまう原因の大部分は適切な水やりができなかったことによる。そのため多肉植物を育てるのには、多肉植物特有の水やりのコツを体得するのがとても大切になる。

水のやり方の基本

多肉植物の水やりの基本は生育時は鉢の中が完全に乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷり与え、休眠期は回数と量を控えるか断水(全く水をやらない)すること。生育期は普通の植物とほぼ変わらないぐらい水を与えるが、休眠期になると極端に水やりを減らす必要がある。

具体的には

水やりの6つの基本

  1. 鉢の中の土が乾いてから数日たって水やりすること
  2. 休眠中は全く水をやらない断水、またはごく控えること
  3. 夏は夕方涼しくなってから水やりすること
  4. 冬は暖かくなる午前中に水やりすること
  5. 葉に水をかけないこと
  6. 鉢の下から水が抜けるようにしておくこと

馴れるまでは大変だが、ゆっくり順番に見ていこう。

鉢の土の乾きの2通り

  • 表土の乾き具合
  • 鉢の中の乾き具合

その前に土の乾き具合について2点。多肉植物では土の乾きを把握するのが大切なことで、水やりのコツをつかむには、まず土の乾きを知ることが先決。

土の乾き方は2つのパターンがある。一つ目が表土が乾くことで、表面の土だけ乾燥して鉢の中は湿っていることをさす。二つ目が鉢の中までカラカラになること。鉢の中までカラカラになると持った感じで鉢は軽くなり、中までサラサラになっている。

しかし最初は中の乾きが分かりづらい。そのため馴れるまで割り箸などを土に挿しておき、時々抜いてみて湿っているか確認するとよい。

鉢の中の土が乾いてから数日たって水やり

鉢を持ち上げたり割り箸などで確認し、割り箸が乾いていたら種類や時期によって、数日経って(3日~1週間程度)から水やりをする。ここで待たずにすぐ水やりをすると多肉植物にとっては「水やりのしすぎ」になってしまう。

待つ長さだが、成長の早い種類が生育期でよく水を吸い上げるときは3日程度、成長が遅いものや生育期が終わりにさしかかってくるころでは1週間程度待つのが目安になる。水やりの量は基本は鉢底の穴から流れ出るまで与える。少量だと根まで水が届かないので初めてのうちは、必ず流れ出るのを確認したほうがよい。

休眠中は全く水をやらない断水、またはごく控える

真夏や真冬などで多肉植物が休眠状態の時は、種類によって全く水を与えないか、少量与えるということ。少量というのは鉢底から流れ出るまでではなく、鉢の中をさらっと湿らせる程度の量をさす。多肉植物は色々な種類があり、生育時期が異なるが、分類は本などに書いてあるので、そちらをチェックする。

種類によって断水しないといけないものと少量やっていいもの、また苗の大きさが小さい時(幼苗)は断水せず少量与えたほうがよい。休眠中は1ヶ月に1回の少ない頻度の水やりになるものも多い。そうなると枯れてしまうのではないかと心配になり、つい水をあげたくなるがそこを我慢。葉の様子をよく観察してシワが多少よっている程度なら全然問題ない。全体的に茶色くカサカサになっていたら枯死しないように少量の水を与える。

水やりで初心者によくある失敗が、

  • 土が乾いてすぐに水やりしてしまうこと
  • 休眠中なのに水やりをしてしまうこと

なのでこの2つを守れば、水やりで枯らしてしまうことは激減するはず。

夏は夕方涼しくなってから水やりすること
冬は暖かくなる午前中に水やりすること

水やり直後に強い直射日光が当たると土の温度が上がって蒸れ、根腐れしてしまうことを防ぐため。「冬は暖かくなる午前中に水やりすること」も同じで夕方水やりし夜に凍結してしまうことを防ぐため。

葉に水をかけないこと

葉が密集した中央に水がたまると、そこに日光が当たって焼けてしまうため。株元に水をかけて葉が煮えるのを防ぐ。もし上からかけてしまった場合は、ストローで強く息を吹きかける水気飛ばしをするか、鉢を傾けるか、ティッシュなどで水分をぬぐう。

ただしこれはエケベリアやグラプトペタルムなどの場合で、リトープスなど頭からかけられるのが好きなタイプもあるので、種類によって使い分ける。

鉢の下から水が抜けるようにしておくこと

鉢皿などに水が溜まっていると水が排出しきれず、根腐れの原因になってしまうため。下に穴があっても平らなところに置くと穴が塞がれるようなポットはかごなどに並べ水分が流れ出るようにする。また穴のない容器を使っている場合は、鉢を傾けて余分な水分を流す。

なぜ休眠期に水やりを控えるのか

休眠期は水やりを控えるか断水する、と書いてあるがなぜなのか。それは休眠中は眠っているような状態で水を消費せず、水が不足にならないので根からも吸わないため。根から吸わないのに土を湿らせておくと、過湿になり蒸れや根腐れの原因になってしまうため。

逆に土が乾かなくなってきたら、その多肉植物は休眠状態に入っているサインともいえる。

具体的な目安が示せない理由

何日に1回何ml与えるなどなぜ具体的に書いていないのだろうと思う方もいるかもしれない。しかしそれは鉢の違い、地域の違い、苗の大きさの違い、置いている場所の違いなどで必要な水分量は変動してしまうため、具体的な目安が書けないから

たとえば陶器の鉢なら3日に1回の水やりが必要な植物でも、プラスチック鉢に植えると1週間に1回の水やりでよくなってしまうなど、環境によって必要な量が大幅に変わってしまう。同じような姿をしている朧月も、その家々でやり方が異なり、自分の環境に合わせて時には失敗しながらコツを体得するしかない。

生育型ごとの水のやり方

春秋型
春と秋が生育期なので、この時期は完全に乾いてから鉢底から流れるまでたっぷり与える。夏や冬は休眠するので鉢の半分を濡らすくらいか、種類によってはごく控える。

夏型
夏を中心に春から秋にかけてが生育期なので、この時期は完全に乾いてから鉢底から流れるまでたっぷり与える。ただ真夏7~8月はやや生育が鈍くなるので量を減らしたり回数を減らしたりする。冬は休眠して水が要らないのでほとんど水を与えない。

冬型
冬を中心に秋から春にかけてが生育期なので、この時期は完全に乾いてから鉢底から流れるまでたっぷり与える。ただ真冬の1~2月はやや生育が鈍くなるので量を減らしたり回数を減らしたりする。夏は休眠して水が要らないのでほとんど水を与えない。完全に水やりをストップする断水が必要な種類もある。

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