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多肉植物の葉がポロポロ落ちる原因は?対策方法も解説

多肉植物の葉がポロポロ落ちてくることがあります。ひどい場合は葉が全部落ちてしまことがあります。その原因と対策方法を紹介します。

葉がポロポロ落ちる原因

水不足

まず多肉植物体内の水分がかなり失われると、葉がポロポロと落ちてくることがあります

葉がポロポロ落ちる

水切れした(水不足の)福娘

特徴は若い葉ほどピンとしていますが、だんだん下にいくにつれてシワがよってきて、下の方についている葉は水分がなくなりちょっと触れるだけでポロポロと落ちてきます。

多肉植物といえども極端に水やりを制限するとこのようになります。一度枯れた葉は元に戻らないので、こうなる前に水やりをしましょう。なおシワがよっただけの葉は水やりすればすぐ戻るので問題はありません。

暑さ

二つ目が暑さによるものです

葉がポロポロ落ちる

暑さで葉が落ちたセネシオ万宝、青涼刀、マサイの矢尻

コチレドン、セネシオ、クラッスラなど一部の種類は夏の暑さで葉をポロポロと落としてしまいます。これは高温によるもので、場合によっては茎だけになってしまうことがあります。

なりやすい種類となりにくい種類があり、コチレドン属福娘(ふっくら蒸娘、だるま福娘など)、セネシオ属万宝、大型銀月、など、クラッスラ属黄金花月などが落ちやすいです。

特徴はカリカリになってもいない水分がまだたくさん残っている葉が触ると急にぼろっと落ちる点です。通常下の方の葉から落ちますが、スピードは早くどんどん上の方の葉まで落ちてきます。

こうなる前になるべく涼しい所に移動させましょう。といってもクーラーの効いている部屋に入れない限りは涼しい環境は作れないので、住宅事情の都合上難しいこともあるでしょう。

そのような場合は枝だけになってしまっても、秋になったら新芽が出てきますので、捨てずに育てましょう。

経年によるもの

古くなった葉が落ちるのはある程度仕方のないこと(自然な現象)です。それが下の方の葉だけでむしろ株元がすっきりしてみえるくらいの量であれば、問題ないと考えて良いと思います。

根詰まり

下葉だけがポロポロ落ちる場合は、根詰まりしている可能性があります。

葉がポロポロ落ちる

根詰まりしたカランコエ「ミロッティー」

長い間植え替えていない株は、鉢の中で根が一杯になりますので、植え替え作業を行い古い根をカットしましょう。植え替えの方法は以下のページを参考にしてみてください。

多肉植物の植え替え方法

寒さ

寒さが原因で葉がポロポロ落ちることもあります。

凍結 葉がポロポロ落ちる

特に凍結すれすれの温度になった場合、葉が落ちることがあります。凍結してしまうと、全部葉が落ちることもあります。

そうならないよう、それぞれの多肉植物の最低越冬温度(枯死しない最低温度)を保って室内などに退避させるようにしましょう。種類ごとの最低越冬温度・寒さ対策については以下のページを参考にしてみてください。

多肉植物の冬越し方法(寒さ対策)

腐り・病気

腐敗や病気で葉がポロポロ落ちることもあります。

根腐れ

根腐れを起こしたグリーンネックレス

根腐れを起こすと腐敗がだんだん上の方まで上がってきて、茎まで腐り葉が落ちることがあります。根腐れはごく初期にみつければその部分だけ切り捨てれば助かる可能性が高いですが、気付かず茎まで腐ると回復は難しいです。

また夏場など株が蒸れて茎ごと腐り、葉が落ちることもあります。夏の暑い時間には水やりをしないようにしましょう。

また病気にかかることで葉が落ちることもあります。

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