Amazonで販売されている、Bozily製「Bozily 植物育成ライト 2020最新版 LED」を実際に購入して明るさや使いやすさをレビューしています。
なお、以下の照度は照度計で測った値です。
目次
おおまかなスペック(機能)は?
Bozily 植物育成ライト 2020最新版 LED | |
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Amazonでの画像 | |
実際の写真 | |
実勢価格 | 4,000円程度 |
スペック(機能) | |
パワー(明るさ相当) | 記載無し |
実測の光の強さ(最大時) |
20cm下 36,000 lx 30cm下 21,000 lx 60cm下 13,000 lx 100cm下 5,800 lx |
実測消費電力 | 31.5W(明るさ最大時) |
電気代 | 月218円(明るさ最大で1日8時間の場合) |
光の種類 | フルスペクトル (380nm~800nm) |
調光 | 4段階 |
タイマー | なし |
アームの長さ(高さ) | およそ55cm |
設置方法 | Cクランプ式 |
コードの長さ | 1.0メートル |
使用感 | |
使いやすさ | やや使いづらい |
照射範囲 | 狭い |
明るさ | とても明るい |
光の色 | 電球色(白~黄色っぽい) |
発熱 | そこそこする |
安定性 | 重みでぐらつきやすい |
静音性 | 静か |
総合評価 | ★★★ 3.5点 |
詳細 | 比較ページへ Amazon |
Bozily 植物育成ライト 2020最新版 LED | |
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実際に多肉植物を置いてランプを付けた状態です。 | 後ろのカーテンで光の広がり具合と明るさが分かります。 |
※(挟む部分の形状上、簡易ビニール温室の縦の部分に設置しています)
購入レビュー
取り付け方式のCクランプ式とはこのようなタイプのことなのですね。(デスクライトなどでよくあるパターンです。)
実際の消費電力は32Wと31Wを行ったり来たりするので31.5Wです。
機能・感想を詳しく解説
明るさ・光の色
実測の光の強さ ※1 | |
---|---|
20cm下 | 36,000 lx |
30cm下 | 21,000 lx |
60cm下 | 13,000 lx |
100cm下 | 5,800 lx |
最大輝度の明るさは上の表のようになっています。(照度計での計測値です)
フルスペクトルのタイプで380nmから800nmをカバーします。これは太陽光に似せており、赤、緑、青の全ての色を含みます。
明るさはかなり明るく、近距離では非常に明るいです。20cm下では36,000ルクスを越えます。ただ照射範囲が狭く近くで使った場合、中心に近い部分は明るくなりますが、周辺では暗くなります。
色は昼間室内に置いていても気にならない電球色で白の混ざった黄色っぽい色です。
1台で簡易ビニール温室1段分(50cm×70cm程度の範囲)を照らせる強さがありますが、アームが長いため、簡易ビニール温室自体に設置するというよりは、少し離れた場所に設置して当てる必要があります。
機能と使いやすさ
タイマー機能はありません。
4段階の調光機能があるのですが、スイッチを素早くオンオフにしないとならないので、明るさの調節はややコツがいります。またアームが長く重いためやや使いづらく、簡易ビニール温室の1段分を照らすのにはやや大きすぎる感じがします。
安定性や発熱など
留め具はしっかりしていますが、ややアームが不安定で、定位置に留めると重みで下に下がることがあります。発熱は最高輝度ではそこそこします。
留め具は約5cm程度開き5cmの厚みまで留めることができます。
消費電力と電気代の試算
実測の消費電力は最高輝度で31Wで、その他の輝度では以下のようになっています。
1段階(1番明るい) | 31.5W |
---|---|
2段階 | 17.5W |
3段階 | 7.5W |
4段階 | 5W以下※3 |
※3管理人の所有するワットチェッカーは5W以下が測れないため、計測不能となりました。
段階 | 消費電力 | 1日 | 1ヶ月 |
---|---|---|---|
1段階 | 31.5W | 7.1円 | 218円 |
2段階 | 17.5W | 3.8円 | 118円 |
3段階 | 7.5W | 1.6円 | 50.4円 |
4段階 | 5W以下 | 1.6円 | 34.7円 |
※3 1kWh 28円で試算しています。
最大消費電力が31.5Wなので、1日8時間付けると1日7.1円、1ヶ月218円です。
メリットとデメリットまとめ
- 60cm下でも13,000lxとかなり明るめ
- 明るさを4段階で調節できる(ややコツ必要)
- 5cmの幅に対応しているので、厚めの家具にも設置しやすい
- 左右のランプを別々の方向に向けたりライトのON/OFFができる
- 電球の重みでぐらつきやすく、やや下がりやすい
- 照射範囲が狭いので広い範囲は照らしにくい
- アームが55cmと他のライトより大きい印象を受ける
- ライトの明るさの調節にコツがいる
多肉植物の栽培に向いているか?
近くだとかなり明るく、葉ヤケを起こす可能性があります。照射範囲を広げるためには植物のやや遠くに設置する必要があり、また思ったより本体が大きいので設置場所に工夫がいります。感覚としては50cm~1メートル多肉植物から離して設置したほうがよいと思います。
1メートル離れていても5,800lxと明るさは確かで、強い光を求める多肉植物に向いていると思います。
また明るさは100%、75%、50%、25%の4段階があるので、弱い光を好む多肉植物に合わせて調節することもできます。
そのため、充分な明るさを必要とし他のライトだと明るさ不足だという場合、照射したい多肉植物の場所が複数で離れている場合、左右それぞれのランプを別の明るさに設定したいという場合に最適だと思います。
また18ヶ月の保証がありますので、万一故障した場合の保証もしっかりしていると思います。