強刺類(きょうしるい)であるフェロカクタス属、エキノカクタス属、テロカクタス属の特徴と育て方をこのページにまとめて解説しています。
目次
強刺類の写真
フェロカクタス属の写真
鯱頭(シャチガシラ) | 鯱頭の花 | 自生地の鯱頭 |
日の出丸 | 日の出丸の花 | 金冠竜(キンカンリュウ) |
神仙玉(シンセンギョク) |
※写真は全てWikipediaより引用しています。
エキノカクタス属の写真
金鯱 | 金鯱 | |
金鯱(キンシャチ) | 金鯱の自生地 | 太平丸(タイヘイマル) |
太平丸の花 | 春雷(シュンライ) | 春雷の花 |
大竜冠(タイリュウカン) | 旧ホマロレファラ属 綾波 |
※1段目以外の写真は全てWikipediaより引用しています。
テロカクタス属の写真
緋冠竜(ヒカンリュウ) | 緋冠竜の自生地 | 獅子頭(シシガシラ) |
獅子頭 | 大統領 | 大統領の花 |
※写真は全てWikipediaより引用しています。
強刺類の特徴
科 | サボテン科 |
---|---|
属 | フェロカクタス属(Ferocactus) |
エキノカクタス属(Echinocactus) 旧ホマロケファラ属(Homalocephala) |
|
テロカクタス属(Thelocactus) | |
生育型 | 夏型 |
育てやすさ | 普通 |
成長速度 | |
増やし方 | 実生 |
原産地 | 北アメリカ・メキシコ |
※4段階評価
育てやすい–普通–やや難しい–難しい
成長が早い–普通–遅い–とても遅い
※旧ホマロケファラ属はエキノカクタス属に統合されているようです。
強刺類とはサボテンの中でも最も立派な棘をもつグループで、北アメリカやメキシコの強い日差しや極度に乾燥した空気のもと自生しています。強刺類にはフェロカクタス属、エキノカクタス属、テロカクタス属と旧ホマロケファラ属が該当します。育てやすいですが、立派な棘を出させるのはコツがいります。日当たりが悪いと貧弱な棘になりますので、充分日光にあてて栽培します。(テロカクタス属のみやや特徴が異なりやや遮光が必要です)
①フェロカクタスの特徴
アメリカからメキシコにかけて40種類が知られている、サボテンの中で最も強大な棘をもつ種類です。棘にも色があり、紅・紫・黄・褐色など様々で、球体を取り巻くように生えています。日の出丸、鯱頭、金冠竜、真珠などが知られています。適切な植え替えが大切で、根詰まりなどすると棘にも障害が出てきます。
②エキノカクタスの特徴
北アメリカに9種が知られています。大型に育つものが多くサボテンの代表格のような雰囲気を匂わせます。代表種は「金鯱(キンシャチ)」で直径1mになることがあります。開花株になるまで時間がかかり30年かかることもあります。花は地味なものを多数咲かせます。その他鬼頭丸、春雷、白棘金鯱などが知られています。寒さに弱く冬5℃以上を保つ必要があります。ホマロケファラ属は現在のエキノカクタス属に統合されているようです。
③テロカクタスの特徴
テキサス州からメキシコにかけて20種類が自生しています。大型化するエキノカクタスに対し、テロカクタスは10cm程度の小型種で球体にいくつかの形があります。棘は短刺、長刺、強刺、直刺、曲刺など形も色も様々です。頂部からは白や紫色の美しい花を咲かせます。長久丸が有名ですが、他に緋冠竜、紅鷹、大統領なども知られています。
育て方
しっかりした棘を出させるのが栽培のポイントです。そのためには日中は暑く夜間は寒いという、一日の温度差が大切です。また自生地と異なり湿度の高い日本では、棘にカビを生えさせないようにするのにもコツがいります。棘の出る生育期にはたっぷりの水を与え、休眠期には乾かし気味にすることが肝要です。
育て方のコツ
- 日光を好み、春秋は特に直射日光下に置く
- 昼夜の寒暖差を激しくすると良い棘が出る
- 湿度が高いと棘にカビが生えることがある
- テロカクタスは夏場30%遮光が必要
年間栽培カレンダー
生育型 | 夏型 |
---|---|
生育期 | 3~7月と9~11月 |
休眠期 | 12~2月 |
緩慢な時期 | 7~8月 |
水やり |
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置き場所 |
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植え替え |
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増やす |
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肥料 |
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開花 |
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主な種類名
フェロカクタス
鯱頭(シャチガシラ) | Ferocactus cylindraceus |
日の出丸(ヒノデマル) | Ferocactus latispinus |
金冠竜(キンカンリュウ) | Ferocactus chrysacanthus |
龍鳳玉(リュウホウギョク) | Ferocactus gatesii |
神仙玉(シンセンギョク) | Ferocactus gracilis ‘Coloratus’ |
巨鷲玉(キョシュウギョク) | Ferocactus horridus |
ジョンストン玉 | Ferocactus johnstonianus |
金鵄玉(キンシギョク) | Ferocactus latispinus var. flavispinus |
黄金冠(オウゴンカン) | Ferocactus orcuttii ‘Ohgonkan’ |
赤鳳(セキホウ) | Ferocactus pilosus |
ポットシー | Ferocactus pottsii |
エキノカクタス
金鯱(キンシャチ) | Echinocactus grusonii |
太平丸(タイヘイマル) | Echinocactus horizonthalonius |
大竜冠(タイリュウカン) | Echinocactus polycephalus |
春雷(シュンライ) | Echinocactus platyacanthus |
翠平丸(スイヘイマル) | Echinocactus horizonthalonius var. complatus |
鬼頭丸(キトウマル) | Echinocactus visnaga |
旧ホマロケファラ 綾波(アヤナミ) | Echinocactus (旧Homalocephala) texensis |
花王丸(カオウマル) | Echinocactus horizonthalonius |
尖紅丸(センコウマル) | Echinocactus horizonthalonius |
竜女冠(リュウジョカン) | Echinocactus polycephalus subsp. xerathemoides |
テロカクタス
緋冠竜(ヒカンリュウ) | Thelocactus hexaedrophorus var. fossulatus |
獅子頭(シシガシラ) | Thelocactus rinconensis |
紅鷹(ベニタカ) | Thelocactus heterochromus |
大統領(ダイトウリョウ) | Thelocactus bicolor |
鶴巣丸(ツルスマル) | Thelocactus rinconensis ssp. Nidulans |
天晃丸(テンコウマル) | Thelocactus hexaedrophorus |
改元丸(カイゲンマル) | Thelocactus setispinus var. hamatus |
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育て方のポイント
水やり
サボテンは水をほとんど与えなくてもよいと思われがちですが、実際には生育期にはたっぷりの水が必要です。サボテンの原生地には乾季と雨季があるため、雨季にはまとまった雨が降ります。しかし年間降水量は日本の10分の1以下の所が多いので、雨季だからといって雨ざらしにはできません。また水やりは土が乾いたらするのが大原則で、カラカラになるまでは与えません。夏の水やりはすずしくなる夕方に、寒くなる冬は暖かい昼までに行います。
季節ごとの目安
具体的な目安は、3~4月は土が乾いたら普通の量を与え、5~6月半ばまでは多めに梅雨時の6月半ば~8月は3~4月と同じくらいにして、9~10月は5~6月と同じくらいにします。11月は休眠が近づくため減らし月2回程度、12~3月は月1回程度にとどめます。サボテンの一年間の水やり量を100%とすると、春に50%を与え、夏に20%を秋に30%を与えると考えると分かりやすいと思います。
与えすぎ
水やりをしすぎると根腐れを起こして棘が出なくなったり、株の勢いがなくなったりします。また水やりの方法次第では棘にカビが生えてしまいます。水を頭からかけてそのまま乾かないでいると棘が汚れたり、カビが生えます。必ず株元から水を与えるか、晴れた日に水やりして棘についた水分が早く乾燥するようにします。
置き場
置き場所の基本
サボテンの棘は体を直射日光から守るための役割があります。そのため強い光にさらさないと強い棘を発生させることができません。特に春と秋は良く生育する時期なのでしっかり日に当てる必要があります。
温度差が大切
サボテンの生育には昼夜の温度差が大切です。原生地では昼は非常に高温になりますが、一変して夜は寒くなります。日本の夏は夜も熱帯夜などで暑く、夜涼しい環境を作るにはクーラーしかありません。しかしそれは現実的なことではないので、夏に無理に生育させることは諦めて、春、秋、冬に育てることを考えます。夏以外に昼に簡易ビニール温室に入れて温度を上げることで、夜涼しく昼間暑い環境を作ることができます。
簡易ビニール温室
年中簡易ビニール温室に入れていてもよいですが、3~11月は窓を全開にして風を通します。温室がない場合は年間を通して雨の当たらない風通しのよい所に置きます。2~4月は直射日光の当たる屋外ですが、5℃以下の場合は日当たりのよい室内に入れます。5~10月は戸外の日当たりのよい所に置きます。フェロカクタスとエキノカクタスは遮光する必要はありませんが、テロカクタスのみ6~8月は30%遮光下にします。11~2月は5度を切ったら暖房設備のある温室か、日当たりのよい室内に入れます。
耐暑性と最高気温・夏越しの方法
夏の暑さには強く35℃程度でよく生育します。ただ原生地は夜間涼しいため、熱帯夜となる日本の夏は苦手で生育がやや鈍くなります。そのため春>秋>夏>冬の順番で春が一番生育がよいです。
遮光
日差しの強さでいえばフェロカクタスとエキノカクタスは遮光の必要はありません。しかし直射日光下は55℃にも登ることがあるため、30%程度遮光して温度の上昇を抑える必要があります。またテロカクタスは湿度にやや強いですが、日差しに弱いので5~9月までは30%程度の遮光をする必要があります。遮光ネットには白・黒・シルバーがありますが、白は遮光率が低く黒は布地自体が熱くなるのでシルバーのものが最良です。
高温多湿の日本の夏では水やりを控え半分休眠させた状態で過ごさせた方が、蒸れ、根腐れなどの心配が減ります。
越冬最低温度と冬越し方法
エキノカクタス、フェロカクタス、テロカクタスともにそれぞれの属で種類によって耐寒性がやや異なります。ざっくりまとめると最低越冬温度は3~5℃で、サボテンの中でもやや寒さに弱いといえます。例えばエキノカクタスの大竜冠、フェロカクタスの鯱頭、テロカクタスの緋冠竜は0℃に耐えることができますが、ホマロケファラの綾波は5℃までしか耐えられず、フェロカクタスの金冠竜やテロカクタスの獅子頭は3℃まで耐えます。
寒冷地
寒冷地ではサボテンは育てられないと思われがちですが、確かに強刺類では3~5℃を保つ必要があり、0℃を遙かに下回る地域では戸外では栽培できません。しかし室内の窓辺に入れたり温室で暖房を焚くことができれば育てることができます。最低気温が0℃を下回る地域では秋から水やりを減らして冬はほとんど断水のような形で過ごさせます。関東と比較して1ヶ月程度早く冬が訪れるので、植え替えも早めに終え、早めに水やりを減らしていくことが大切です。
また冬に無理に加温して早く生育させようとするのは、避けたほうがよいでしょう。いくら暖房器具で温めても日照時間と日差しの強さが不足するので徒長してしまう結果となります。
増やし方(タネ蒔き)
蒔き時
発芽には20~30℃の温度が必要なので5月上旬から6月頃に行います。7~8月でもできるのですが、発芽直後の苗は高温に弱いので5~6月のほうがうまくいきます。秋も10月頃まで可能ですが、すぐに気温が下がってしまうので、暖房付きの温室がないと難しいです。
サボテンの種まきについては別ページで解説しています。
サボテンの種まき方法
土
土は赤玉土やバーミキュライトなどを用います。清潔であることが大切で、新品を使う上に熱湯で消毒してから使います。種は重ならないように蒔きます。発芽に日光が必要なので覆土(土をかぶせる)は行いません。蒔き床を乾かすと発芽しなくなってしまうので発芽までは腰水で管理します。腰水とは更に大きな水を張った容器に鉢ごとつける水のやり方です(底面給水)。
置き場所
置き場所は半日陰か50%程度遮光した所です。さらに鉢はラップで覆い高湿度を保って発芽を待ちます。発芽が始まったらラップにプチプチ穴をたくさんあけて通気を図ります。早いもので1週間、遅くても1ヶ月で出そろうので8割程度発芽したら腰水をやめます。
植え替え
発芽後2ヶ月目1回目の植え替えを行います。このときは通常のサボテン用土の配合で、小粒から細粒のものを使います。この後は時々ハイポネックスをスプレーして肥料分を補います。その半年後程度で今の鉢が窮屈になりますので2回目の植え替えを行います。
植え替え
強刺類にとっても植え替えは非常に大切です。植え替えを怠ると鉢の中で根が一杯になる根詰まりを起こします。そうすると生育が悪くなり貧弱な棘しか出なくなります。植え替えは生育期に行い、休眠期や緩慢になっているときは行わないようにします。植え替えでは根をだいぶ切りますから、適期に行ってその後根がのびるようにします。
エキノカクタスとフェロカクタスの植え替え適期は8~9月です。これは関東中心で寒冷地ではもう少し早く行う必要があります。テロカクタスも8~9月に行いますが、4~5月も可能です。
植え替え方法
作業前1週間程度断水して用土を乾かしておきます。鉢から抜きづらい場合は、手で鉢を叩いたりプラスチック鉢であれば側面を揉むと取れやすくなります。鉢底穴から中を押しても良いでしょう。作業中簡単に取れてしまう枯れた根などは取り除き、健康な根を残します。赤茶色い根は傷んでいるので白くなるまで切り詰めます。健康な根も4~5cm残して切り詰めます。その後根の切り口を数日~1週間程度乾かし乾いた用土に植え付けます。鉢に植えた後は半日陰に置き、2週間後に徐々に水やりを開始します。
植え替えの効果
植え替えは棘を美しくするためだけではなく、根腐れを防止する、根詰まりを解消して生育をよくする、適度な鉢に植え替える、根ジラミなどの害虫を点検する、などの効果もありますので、必ず適期に植え替えを行うようにします。
土と鉢
土の選び方
土は水はけと通気性がよく、適度な保水性があり清潔なものが適しています。水はけは水を与えた時鉢底から流れ出ることで、通気性は空気の通りが良いことを示します。保水性というのは、与えた水が全部流れてしまわず必要な量土の中にとどまることです。
清潔な土とは、カビ病の胞子や病原菌、害虫などが入っていないもののことです。必ず毎回新品を求める必要はありませんが、古い土を使う場合はきちんと殺菌などの処理してから使うことが大切です。そして使う時必ずみじん(粉状の土)を取り除きます。酸性土pHは酸性・アルカリ性に偏っていなければ特段心配はいりません。(購入した土の袋などに書いてあります。)
土選びは難しく考える必要はなく、市販の多肉植物・サボテン培養土を用いれば問題ありません。ただし株のサイズによって小さいものは小粒のものを、大きな株には中粒以上のものを使うと良いです。
配合する場合
自分でブレンドする場合は赤玉土、日向土、などをベースにピートモスや腐葉土、川砂、鹿沼土、くん炭、バーミキュライト、パーライトなどを入れます。ここで鹿沼土とピートモスは弱酸性でくん炭は強めのアルカリ性という点に気をつけましょう。3~5種類の土を混ぜ合わせることで、色々な性質が平均化されます。そのため赤玉土だけ、バーミキュライトだけといった配合は避けましょう。
鉢
鉢には色々な性質がありますが、サボテンは根を温めることがよい生育につながることを最大限に考慮します。そこで素材はプラスチックのものがサボテン向きです。素焼き鉢は水がすぐ乾いてしまい、また気化熱で水分が蒸発する時鉢温度が下がってしまいます。また色は一番熱を吸収する黒が適しています。となると黒いプラスチック鉢が一番合っているということが分かります。逆に素焼き鉢や陶器の鉢などは避けたほうがよいです。
大きさは植えたい苗より一回り大きいサイズのものです。7cmの球体であれば3号鉢(9cm)程度が適切です。小さすぎると水が乾きすぎ、大きすぎるとなかなか土が乾かず鉢の温度も上がらないので生育が悪くなります。サボテンは植え替えで育てるという言葉があるように、色々な鉢のサイズを用意しておき、こまめに一回りずつ大きく植え替えていくことが大切です。
深さは通常普通のもの(高さと口径が同じ比率のもの)でよいのですが、フェロカクタス属は根張りが強いので深鉢がおすすめです。
肥料
肥料が必要
サボテンは普通の植物と比べて生長が遅いので、それだけ肥料も少なくて済みます。しかし鉢で栽培している場合は自然界から補うことができないので、肥料や微量要素を与える必要があります。肥料を与える場合、植え替えの時、用土に緩効性肥料を混入したり追肥として液肥を与える場合があります。以下のような使い方があります。
(例)
・緩効性肥料のマグアンプKを土にひとつまみいれて植え付ける。
・液肥のハイポネックス1000~2000倍液を生育時に月1~2回、1回分の水やり代わりに与える。
※肥料はチッソ、リン酸、カリが主成分で、マグアンプK、ハイポネックスともに入っていますが、ハイポネックスでは加えて15種類の植物に必要な微量要素を補うことができます。
注意点
施肥をする時の注意点として、根詰まりしている株は肥料焼けすることがあるため施肥しない、植え替え直後は与えない、与えすぎない点があげられます。サボテンは元々成長が遅いのでたくさん与えたら早く大きくなるわけではなく、軟弱な株に育ちます。また植え替えしていない株は必ず植え替え後に与えるようにします。
病害虫
害虫
フェロカクタスには刺座(アレオーレ)に蜜腺があり、蜜に引き寄せられて蟻(アリ)がたかることがあります。アリはタネをとったりスス病を媒介したりする害虫で、早急に殺虫剤で駆除する必要があります。球形のサボテンである強刺類もカイガラムシやワタムシが良く付きます。これらは樹液を吸汁するので株が弱ります。見つけ次第ブラシなどで落とし、殺虫剤をまきます。また根にはネマトーダ(線虫)や根ジラミが湧くことがあるので、植え替え時は必ず根の健康をチェックしましょう。
病気
水はけの悪い通気性のよくない土を使っていると、根腐れを起こして球体自体まで腐敗して枯れてしまうことがあります。病気ではありませんが、室内で育てていた株を急に戸外に出したり、根の張っていないサボテンを戸外の日なたなどに出すと日焼けという生理障害を起こします。強い日差しを好むサボテンでさえ、だんだんと慣らしていく必要があります。日焼けは軽ければ痕を残すだけで済みますが、最悪の場合枯れてしまいます。カビ病が原因の病気は3~10月特に6月から夏に多く発生します。糸状菌がいる不潔な土を使い回したり、庭の植物から移されることかあるので、梅雨前~夏は定期的に殺菌剤を散布して予防します。
強刺類によくあるトラブル
- きれいな棘が出ない・・・きれいな棘が出ない原因には、日照不足・昼夜の寒暖差不足・植え替えをしていないなどが考えられます。生育期は日に良く当て、温室で昼夜の温度差を付けるほか、適期に植え替えをすることが大切です。
- 棘にカビが生えてきた・・・極度に乾燥した地域の植物なので、日本の湿度ではどうしてもカビが生えてしまいます。通気をよくし、休眠期は水をほとんど与えないなど管理方法を工夫しましょう。
- 花が咲かない・・・エキノカクタスの金鯱など30年以上経たないと花が咲かないものもあります。気長に育てて待ちましょう。
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