目次
ヤトロファ属の写真
サンゴ油桐 | サンゴ油桐の花 | 錦サンゴ |
錦サンゴの塊根 | 錦サンゴの花 | スピカータ |
種まき(実生)の様子 |
※写真は全てWikipediaから引用しています。
ヤトロファ属(Jatropha)の特徴
科 | トウダイグサ科 |
---|---|
属 | ヤトロファ(Jatropha) |
生育型 | 夏型 |
育てやすさ | 普通~やや難しい |
成長速度 | 遅い |
増やし方 | 種まき |
原産地 | 中央アフリカなど |
※4段階評価
育てやすい–普通–やや難しい–難しい
成長が早い–普通–遅い–とても遅い
特徴
ヤトロファ属は世界の熱帯に分布していますが、多肉化したものはアフリカやメキシコ、コロンビアなどの150種類が知られています。多くは小低木で5枚の切れ込みがある大きめの葉をつけ、幹を切ると有毒の乳液を出します。挿し木で殖やすこともできますが、やはり他のコーデックスと同じで種から育てないと塊根が太りません。
日本で栽培されている2種
日本では主にヤトロファ属の代表種「サンゴ油桐」と「錦サンゴ」が育てられています。サンゴ油桐はトックリのような塊根を太らせ朱赤色の小さな花を咲かせ育つと1メートルになることがあります。錦サンゴは塊根が10センチから20センチの球形になる種類です。その他マクランサ、Jatropha spicata(スピカータ)、Jatropha curcasなどがあります。
育て方
ヤトロファ属は熱帯の植物であることから寒さに弱いです。地域によりますが11~3月は室内に取り込み6~7℃以上の温度を保つようにします。錦サンゴのほうがさらに寒さに弱いです。夏型の植物で日本では冬に休眠します。休眠中は完全に水をやらない断水を行います。長雨に当てると塊根が腐ることがあるので、戸外では雨よけのあるところで栽培します。肥料や水やりのしすぎに注意して育てましょう。
育て方のコツ
- 生育期の夏は雨よけのある戸外で育てる
- 寒さに弱く冬に休眠しその間は全く水をやらない
- 樹液は有毒なので触らないように注意する
- 室内に取り込むときは日の当たる窓辺などを選ぶ
年間栽培カレンダー
生育型 | 夏型 |
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生育期 | 5~8月 |
休眠期 | 11~3月 |
緩慢な時期 | 4、9~10月 |
水やり |
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置き場所 |
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植え替え |
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増やす |
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肥料 |
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開花 |
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主な種類名
サンゴ油桐(サンゴアブラギリ) | Jatropha podagrica |
錦サンゴ(ニシキサンゴ) | Jatropha cathartica |
マクランサ | macrantha |
シリアータ | Jatropha ciliata |
ディチター | Jatropha dichtar |
エレンベッキー | Jatropha ellenbeckii |
フィッシスピナ | Jatropha fissispina |
ムルチフィダ | Jatropha multifida |
パルビフォリア | Jatropha parvifolia |
ステルマニー | Jatropha stuhlmannii |
ヴァリィフォリア | Jatropha variifolia |
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育て方のポイント
水やり
コーデックスの水やりについての夏型の項目を参照ください。
コーデックスの水やり
置き場
コーデックスの置き場所についての夏型の項目を参照ください。
コーデックスの置き場所
耐暑性と最高気温・夏越しの方法
コーデックスの夏越し方法についてを参照ください。
コーデックスの夏越し方法
越冬最低温度と冬越し方法
コーデックスの冬越し方法についてを参照ください。
コーデックスの冬越し方法
増やし方
コーデックスの殖やし方についてを参照ください。
コーデックスの殖やし方
種まき方法については以下のページを参照ください。
パキポディウム グラキリウスの実生方法
植え替え
コーデックスの植え替え方法についてを参照ください。
コーデックスの植え替え方法
土と鉢と肥料
コーデックスの土と鉢についてを参照ください。
コーデックスの土と鉢
病害虫
コーデックスの病害虫対策についてを参照ください。
コーデックスの病害虫対策