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センペルビブム属(Semervivum)の特徴と種類・育て方

センペルビブム属の写真

センペルビブム巻絹 シルバーカノールシルバーカノール センペルビウムセンペルビウム
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センペルビブム属(Semervivum)の特徴

ベンケイソウ科
育てやすさ:
生育型:春秋型
成長速度:
殖やし方:葉挿し× 挿し穂〇
原産地:モロッコ、イラン、イベリア、アルプス、カルパチア山脈、バルカン山脈、トルコ、アルメニア山脈、サハラ砂漠の北東部、コーカサス


※育てやすさ(4段階評価)
◎育てやすい–〇普通–△やや難しい–×難しい

※成長速度(4段階評価)
◎早い–〇普通–△遅い–×とても遅い

センペルビブムはこんな植物
一言でいうと:アフリカやメキシコなど標高が低い地域の乾燥地帯に多い多肉植物だが、珍しくセンペルビブムはヨーロッパからロシア、コーカサス地方、高い山脈地帯に自生している多肉植物。山岳地帯に自生する耐寒性の抜群な多肉植物で、-5℃を下回っても枯れない。「巻絹」など日本でも古くから栽培されている品種もあり、日本の環境でも育てやすい。なんと原種40、園芸品種は1000も開発されているという。

特徴:葉がバラの花のような形(ロゼットという)に固く巻いて育つ、株元から次々とランナーを出して子株がどんどんできていく。そして2~7月頃、ロゼットの中心付近から花茎を伸ばして花を咲かせる。そして花を咲かせるとその株は枯れてしまうという特徴をもつ。秋から冬にかけては紅葉して美しい。草丈は2~8cm程度、1つ1つは小さい。

育て方:日本では春と秋に生育する「春秋型」として育てる。乾燥した寒い地域が原産地なので日本で栽培する場合、冬は外で全く問題ない。気をつけるのは日本の高温多湿の夏の時期。株が群生すると通気が悪くなり、蒸れて腐りやすい。夏は水やりを少なくして風通しに注意してそだてる。

年間栽培カレンダー

水やり 生育期の3~6月、10~12月は土が乾いたら10日に1回ほどたっぷりと水を与える
7~9月は休眠するので月1回ほどの水やり
1~2月も休眠するので月1回ほどの水やり
置き場所 7~9月は日差しが強すぎるので50%遮光(明るい日陰)に
それ以外の季節は直射日光のあたる屋外に置く
冬でも外に置いて良いができれば霜や雪の当たらない軒下などに置く
植え替え 3~4月、10~11月の生育期が適期
殖やす 植え替え時期と同じ時、挿し芽(挿し木)、株分け、種まき
肥料 ほとんど要らないが、生育期に月1回ほどの2000倍のハイポネックスをやると生育がよくなる
開花 9月~11月頃(白・ピンク・緑など)花が咲くと株が枯れる

センペルビウムの主な種類名

詳細ページと育てレポ掲載予定 2019.8
巻絹 (マキギヌ) : Semervivum arachnoideum
玉光 (ギョクコウ) : Semervivum arenarium
ガゼル : Semervivum ‘Gazelle’
スプリット : Semervivum ‘Sprite’

ミズリーローズ
ロブスツム

詳細ページなど掲載予定なし 2019.8時点
オディティ : ‘Oddity’
ガゼル : ‘Gazelle’
グラナダ : ‘Granada’
ジャンヌダルク : ‘Jeanne d’Arc’
ジュビリー : ‘Jyupilii’
シルバータウ : ‘Silver Thaw’
ストレイカ : sp. f.variegate
スプリット : ‘Sprite’
テクトルム・アルブム : tectorum var. alubum
ラズベリーアイス : ‘Raspberry Ice’
レインハード : ‘Reinhard’
レッドチーフ : ‘Redchief’
綾桜 (アヤザクラ) : tectorum var. calcaareum
綾椿 (アヤツバキ) : ‘Ayatsubaki’
栄 (サカエ) : calcareum ‘Monstrosum’
紅夕月 (ベニユウヅキ) : ‘Commancler’
紅蓮華 (ベニレンゲ) : ‘Benirenge’
大紅巻絹 (オオベニマキギヌ) : ‘Ohbenimakiginu’
百恵 (モモエ) : ossetiennse ‘Odeity’
麗人盃 (レイジンハイ) : ‘Reijinhai’

ロスラリア属(Rosularia)の品種

クリサンタ : Rosularia chrysantha

育て方のポイント

水やり

基本は乾燥に強い植物なので控えめを心がける。しかし全くやらないと枯れてしまう。生育期の3~6月、10~12月は土が乾いたら10日に1回ほど水を与える。鉢内をしっかり湿らせる量を与える。7~9月は休眠するので月1回ほど表土から5cmくらいが濡れる水やりをする。冬の1~2月も休眠するので月1回ほどの水やりをする。6月は夏に向けて少しずつ水やり回数を減らしていく。夏と真冬は水やりに注意が必要で、夏は涼しくなった夕方に、冬はこれから暖かくなる朝に水やりする。そうすると、蒸れや凍結を防げる。

置き場

日本も自生地のひとつなので基本は年中戸外で育てることが出来る。ただ高温多湿には弱いのでベランダや軒下で雨がしのげるところがよい。庭植えも不可能ではないが、水はけの良い土を作り真夏の直射日光が避けられるところを選ぶ。冬に室内で育てる場合は水を極力控えめにしないと徒長してしまう。真夏の7~8月は日差しが強すぎるので午前中だけ日に当たるところか、なければ50%遮光するか明るい日陰に置く。梅雨時から8~9月にかけては蒸れて腐ってしまうのを防ぐために風通しを良くするようにつとめる。

耐暑性と最高気温・夏越しの方法

越冬最低温度と冬越し方法

平均して-5℃にたえることができ、-15℃に耐えられる品種もある。日本産のものは耐寒性が強い。北海道などの寒冷地でも外で越冬できる。雪が積もってもその下で休眠したまま越冬できる。

殖やし方

センペルビウムは挿し木か株分けで殖やせる。(&種まき)適切な時期は3~4月、10~11月の生育期。葉挿しはできない。真夏や冬は休眠するので繁殖には向かない。春か秋の3~5月または10~11月にランナーを切り取り用土に挿しておくと簡単に殖やせる。センペルビブムは花が咲くとその株は枯れてしまうので、あらかじめ子供を殖やしておくと良い。方法は切り取った子株を乾いた用土に挿して10~3週間ほど待つ。発根は遅い方のなので気長に待つ。根が出る前に水をやると腐るので水やりは控える。群生している株は株分けもできる。株分けは鉢から株を抜き取って傷んだ根を整理し小さい房に分けて埋め戻す。株分け前は10日ほど水やりを控えておく。また原種は種まきでも殖やせる。

植え替え:

植え替えも繁殖と同様に3~4月、10~11月の生育期に行う。植え替えする際は前10日から水やりを控え土をカラカラにしてから行うと根へのダメージを減らせる。

土は他の多肉植物と同じように排水性が良い土を選ぶ。もともと山の岩盤や岸壁を覆うように自生するので、保肥性の少ないさらさらした土が適する。多肉植物用の土を使ったり、自分で作る場合は赤玉土やボラ土、くん炭やピートモス、パーライトなどを同割合で混ぜ合わせると良い。 (例)赤玉土2:鹿沼土2:ピートモスか腐葉土2:川砂2:くん炭2

肥料

肥料はほとんど要らないが、生育期の3~4月、10~11月に月1回ほど、液肥(2000倍のハイポネックス)を与えると生育が良くなる。ただしやりすぎは禁物で紅葉しなくなったり葉が開きすぎたりするので、初心者のうちはやらなくてもよいくらい。肥料をやるときは1回の水やり代わりにたっぷり与える。固形肥料は繰り返し水やりすることで溶けて土に染み込み吸収される。そのため水やりの少ないセンペルビブムにはやりづらい。

病害虫

センペルビブムはあまり病害虫は心配ない。しかし乾燥気味に育てるため、カイガラムシがつきやすい。ロゼットの中心部や葉の裏に白い虫がついていたら殺虫剤をかけるか爪楊枝などで丁寧にこすり取る。根にはネジラミ(サボテン根コナカイガラムシ)がつきやすいので生育が悪いと思ったらまた、高温多湿の時期は病気ではないが、根腐れすることがあるので必ず外で風が当たるように育てる。

育て方のコツ

  • センペルビブムを殖やすときは土に指したあとすぐ水をやっていいのか?→腐ってしまうのですぐは水をやらない。2~3週間水をやらなくても枯れないので大丈夫
  • たくさんの子株を育てたいけれどどうしたらよい?→センペルビブムは葉挿しができない。ランナーが出るまで気長に育てるしかない
  • 葉が開いてだんだん反ってきてしまった→カット苗を育てていると最初はどうしても葉が次第にそってきてしまう。また水のやりすぎで葉が開くので水を控える

失敗してしまう人へ

管理人コメント

ワンポイント

  • 乾燥にも強く耐寒性も、割と耐暑性もあり半分ほったらかしでも育ち、初心者にも育てやすい
  • コロッとかわいく育てるには水やり回数を控えめに
  • 数年育てていると9月~11月頃花が咲くが、花が咲くとその株は枯れてしまうので花芽を摘み取るか子株を殖やしておく
  • センペルビブムはラテン語で永遠にsemper+生きるvivusという語からなるように常緑でとても強健な性質をもつ

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