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多肉植物の土の作り方(ブレンド方法や割合)

土作りの超基本

土の種類多肉植物によく使われる基本用土と改良用土」を実際に混ぜて土を作ってみましょう。

土作りの超基本は以下の3つ

  1. 数種類混ぜる
  2. 粒を揃える
  3. みじんを取り除く

①数種類混ぜる

土をブレンドするときは、赤玉土100%などではなく、なるべく3~5種類の土を使いましょう。土にはそれぞれ特徴がありますが、複数の土を混ぜ合わせることで酸性度が中和したり、微量要素を含みやすくなったり、それぞれが持つ弱点を補う効果が期待できます。土には基本用土と改良用土の2種類がありますが、基本用土を1~2種類、改良用土を2~3種類ほど選んでブレンドするのが基本です。

②粒を揃える

ブレンドするときは土の粒のサイズをなるべく揃えましょう。大きすぎ小さすぎだと良く混ざらず分離してしまいます。小粒なら小粒どうしで、細粒なら同じくらい細かいものに揃えます。また鉢底の石には大粒を用いて構いません。一般的には細かい粒ほど保水性がよく通気性が悪く、大きい粒ほど逆の性質を持つようになります。

③みじんを取り除く

みじんは土がごく細かくなってしまうことで、通気性を悪くするためブレンドする前に取り除きましょう。粉のような粒は土の隙間に入って目詰まりさせてしまうので空気も通りにくくなり、多肉植物にとっても普通の植物にとってもよくありません。みじんを取り除くには、ふるいでふるうか袋の中で混ぜ合わせた後、下の方に溜まった部分を取り除くなどの方法があります。

多肉植物によく使われる土

土 つち多肉植物の場合、基本用土では赤玉土、鹿沼土、川砂などが用いられます。改良用土には腐葉土・ピートモス・くん炭・ボラ土(日向土)・軽石・バーミキュライト・パーライト・ゼオライト・珪藻土塩白土・水苔などがよく使われています。

詳細は多肉植物によく使われる基本用土と改良用土ページで紹介しています。

多肉植物用の基本用土
基本用土 特徴
赤玉土 赤土をふるい分けてサイズ別に販売されている土。基本用土によく使われ、弱酸性、ほとんど無菌の清潔な土
鹿沼土 同じく関東ローム層から採取される基本用土で、通気性や保肥性が高い。弱酸性で有機物をほとんど含まず、水に濡れると色が変わる
ボラ土 宮崎県で採取される基本用土の一つで、通気性、保水力がある。赤玉土や鹿沼土より粒が崩れにくい。
川砂 細かくてかなり重い性質の土。排水性が非常に高い。みじんが多めなので使う前に洗って細かい粒を取り除く
多肉植物用の改良用土
改良用土 用途
腐葉土 広葉樹の落ち葉を腐熟させたもの。通気性、保水性、保肥性がよい。微量要素が入っているので土壌改良の効果もある
ピートモス 水ゴケやヨシなどが堆積してできた土で保水性、保肥性がある。弱酸性。細かくて性質が腐葉土に似ているので代わりに使える
くん炭 真っ黒の炭化したもみ殻でできている土。非常に軽く重い土を軽くしたり水はけをよくしたりするのに使う
軽石 ボラ土と似ている性質で水はけが良く、基本用土より軽め。通気性、排水性がよいので水はけの悪い土の改善に使う
バーミキュライト 無菌なので清潔さが必要とされる種まき用や挿し芽用の土によく使われる。非常に軽くて保水性、保肥性もある
パーライト 人工的な土で排水性と通気性がよい。息をかけるとふわっと飛ぶほど軽いので、土を軽くしたい時や排水性をよくしたい時に使える。

目的別に土を使い分ける

土にこれが正解という割合はなく、その植物にできるだけ合う土を作るようにします。時には試行錯誤も必要になりますし、こだわって作っている方も多いです。しかし初心者時代は目安も必要です。そこでどんな配合があるか実際に見ていきましょう。

多肉全般用に取り敢えず簡単に作りたい場合
シンプルな配合
赤玉土1:鹿沼土:1:腐葉土1

重さが適度でバランス重視
赤玉土3:ピートモス3:ボラ土2:川砂1:鹿沼土1:くん炭1

大きく育てたい場合
水持ちがよい土を入れたり肥料を多めに入れる
赤玉土4:鹿沼土2:軽石2:ピートモス1+油かす5%+緩効性肥料

コンパクトにしたい場合
排水性が良い土を入れる
赤玉土3:鹿沼土3:川砂1:くん炭1:バーミキュライト1 +肥料
鹿沼土2:軽石2:川砂2:バーミキュライト1:腐葉土2

リトープスなどメセン類用
細かめ、軽めの土を入れる
赤玉土2:鹿沼土2:ピートモス2:パーライト2:川砂1

種まき用(実生)用
無菌で細かい土の配合
赤玉土1:バーミキュライト1:ピートモス1を熱湯消毒する

挿し芽(挿し木)用
無菌でやや重みがある土の配合
鹿沼土2:バーミキュライト1:ピートモス1

作り方・手順

土作りいよいよ土を実際に混ぜていきましょう。

土の作り方には、バッドで混ぜる方法やバケツを使う方法など色々ありますが、ここでは「ビニール袋」を使った方法を紹介します。ビニール袋で作ると、粉が飛びにくく均一に混ざりやすいです。薄い袋だと途中で破けてしまうので、不燃物用のゴミ袋などある程度しっかりした袋を使うことをおすすめします。
 
厚手のビニール袋とスコップを用意しましょう。

材料を袋に入れる

土 つち透明で大きめ(15~30L程度)の袋に軽い土から順に入れていきます。バーミキュライトやもみ殻くん炭、腐葉土、ピートモスは軽いので下層に、赤玉土や鹿沼土は中くらいなので中間に、川砂は重いので最後に入れるようにするとうまくいきます。

空気を入れて振る

土 つち
混ざりやすいように空気をパンパンに入れて、口をひねって閉じ、上下左右に振ります。

みじんを取り除く

みじんよく混ざったのを確認したらみじんを抜きましょう。ビニール袋を何度か地面に軽く落として底の方に細かい土を溜めて、上をすくって使うようにします。手頃な大きさのふるいがある場合は、ふるいにかけたほうがきれいに取り除けます。

作る時の注意点

作る時の注意点として、室内ではなく必ず外で作業しましょう。粉塵が飛び散りむせてしまいます。またパーライトや石灰など眼に有害な成分の土を取り扱うときはマスクやゴーグルをして粉に触れないようにしましょう。厚いビニール袋がない場合は破れることがあるので、2枚重ね合わせて使うなど工夫すると良いですね。

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