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多肉植物にとって良い鉢とは?

多肉植物にとって良い鉢の5つのポイント

前ページの「多肉植物の栽培では鉢選びがとても重要」で多肉植物を育てる上では鉢選びがとても大切だということが分かったが、次は多肉植物にとってどんな鉢がよいのかについて詳しく見てみよう。

  • 水はけがよい
  • 通気性がよい
  • 根の成長に適している
  • 清潔な鉢
  • ちょうど良い大きさ

①水はけがよい

鉢底土と同じく、多肉植物では水はけがよいことがまず第一。水はけが良い鉢は上から水やりをして、鉢底の穴からざーっと水が抜けていくような鉢をいう。ここで大切なのが鉢底の穴の構造。

ちゃんとした鉢(駄温鉢などの陶器の鉢)は底に排水穴が空いていて、湯飲みなどについている下の部分(園芸では足(あし)という)がついていて、そこから水が流れ出るようになっている。

逆に植物を買ってきたときについてくる簡易の鉢(ポット)には足がついておらず、排水口だけ空いている。そのためそのまま地面に置くと鉢底穴が埋まって水がうまく排水されないようになってしまっている。多肉植物を植えるときは足のない鉢は向いていない。

またプラスチック鉢(プラ鉢)は色々なものがあり、高さを出している、突起があるなど何らかの方法で鉢底が地面にべったりつかず、水が抜けるようにしているものは大丈夫だが、ただ穴が空いているだけのものは水はけが悪い。

スリット鉢は底に高さがあり、側面のスリットからも水が出るので多肉植物に向いている。

②通気性がよい

鉢 はち土と同じように通気の良さは素材による。一番通気が良いのは素焼き鉢、次に駄温鉢、通気が悪いのがプラ鉢となる。通気性は高いほどよいというわけでは無く、多肉植物にとっては素焼き鉢はちょっと通気が良すぎる。側面に細かい穴があいている駄温鉢くらいが理想だが、プラ鉢も水やり回数を減らせば充分使える。

③根の成長に適している

鉢 はち実は肥料ではないのに、鉢の形も根の成長に関係している。地植えする植物は土の制約が無いので正しくまっすぐ伸びてゆくが、鉢では土の量に限りがあるので根が下まで伸びきってしまうと、どこへもいかれず鉢底をぐるぐる回ってしまう(根が回る)。それは多肉植物でも同じで、生育が悪くなる。

この問題点を解消しているのが、スリット鉢という鉢で、根の健全な成長を目的に作られた。スリット鉢は側面に長さの違う穴が空いていて、中には小さな仕切りが付けられていて、実際に植物を育てると根がまっすぐ伸びる。

全ての多肉植物をスリット鉢で育てるのは難しいが、鉢で育てるとどうしても地植えのようにはいかないということを知っておきたい。

④清潔な鉢

鉢 はち鉢の清潔さって何だろう、と思ってしまうがこれは病原菌がいないということをいう。あまり知られていない話だが、素焼き鉢や駄温鉢などいわゆる陶器の鉢や、木製のコンテナなどの表面には小さな穴が無数に空いていて、そこに病原菌が居座ってしまうことがある。

植物の病気は数十種類あるが、そのほとんどはカビ菌が原因の病気(残りは細菌とウイルス)で、病気になった植物を処分し土を新しいものに変えても、表面の穴の中にカビ菌が残ってしまう。それで何を育てても病気がぶり返すという事が起こる。

特に素焼きの鉢などは穴も大きいため、一度植えた植物が病気になってしまったら、鉢も廃棄しないといけないくらい汚染されてしまう。消毒する方法もあるが、熱湯消毒やベンレートなどの農薬が必要になる。

多肉植物は挿し木や葉挿しなど清潔さが必要とされる場面も多い。そのため新品の陶器の鉢かプラスチックでできた鉢が一番清潔だといえる。もちろんプラスチック鉢も前の植物が病気になっていたのであれば、良く洗って病原菌を流すことが必要になる。

⑤ちょうど良い大きさ

多肉植物の栽培では鉢選びがとても重要」ページでも触れたが、多肉植物にとっては大きすぎない、ちょうど良い大きさの鉢に植えることが大切になる。小さすぎると成長できないし、大きすぎると植物が鉢の中の水分を吸いきれず、古い水と空気が残ってしまい根腐れなどの原因になる。

ちょうど良い鉢のサイズは現在の鉢より一回り大きい鉢。目安は前の鉢から抜き取って新しい鉢に入れて隙間に指が1本入るぐらいをイメージすると良い。また横だけでなく縦(高さ)も大きすぎないことが大切で、根の届かないスペースを作らないこと。特に鉢の口径が大きくなってきたら(口径18cm=6号くらい)浅鉢という浅い鉢を選ぶと良い。

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