多肉植物棚(簡易ビニール温室)に野良猫が糞尿を掛ける被害はありませんか?実際に被害に遇って購入した超音波撃退式のガーデンバリア(GDX-M)をレビューします。また実際に飼っているネコで効果を確認しています。
目次
ガーデンバリアのスペック
ユタカメイク ガーデンバリア ミニ(GDX-M) | |
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価格 | 公式価格 6,930円 アマゾン価格5,000円程度 Amazon |
効果のある動物 | ネコ |
タイプ | 赤外線センサー(熱感知式) |
撃退方法 | 超音波式(18,000~23,000Hz) |
サイズ(重さ) | 131×42×217(380g) |
電池 | 単2乾電池4本 |
電池寿命 | およそ120日 |
購入した経緯とずばり効果は?
多肉植物を栽培している多肉植物棚(簡易ビニール温室)に、度々のら猫が尿をしたり、土にフンを埋め込まれたりするため、猫対策を模索していました。
ガーデンバリアを設置するまでは、猫が嫌がる砂を撒いたり、防虫ネットで出入り口を塞いできましたが、効果がイマイチでした。そこで知ったのが超音波撃退式の猫対策です。
2019年10月(多肉植物を栽培し始めてから半年程度)にガーデンバリア ミニを購入して庭に設置しました。
結論ですが、効果があり、猫の糞尿は止まりました。
設置して一度撃退されるとしばらくは猫が来なくなり、ガーデンバリアの設置をやめます。すると数ヶ月経ちまた猫がまた侵入してきます。そこで再度ガーデンバリアを設置して撃退します。
今のところはその繰り返しで、馴れの現象などは起きていません。
ガーデンバリアを選んだ理由
アマゾンではガーデンバリア以外にも多数の超音波式猫よけが販売されています。その中でユタカメイクのガーデンバリアにした理由がいくつかあります。
効果・口コミ
まず、アマゾンには4,000を超えるレビューがあり、効果が確かだという口コミが多数ありました。口コミは内容はともかくですが、件数が多いほど購入した人が多いことを表します。
またアマゾンの取り扱いは2005年から、購入当時2019年で16年間アマゾンで販売されています。公式では20年間売れ続けているという点からも信頼性を感じました。
また公的機関や自治体にも導入されているという点もポイントでした。
耐久性・堅牢性
また、他の超音波式猫よけは、レビューを読むとすぐ壊れた、雨が降ったら中に水が入ったなど、耐久性や堅牢性に問題があるものが多かったです。特に中国製で2,000~3,000円台で買えるものは、すぐ壊れる可能性が高いと感じました。(ユタカメイクのガーデンバリアも中国製ですが、日本語説明書が付かないような完全な外国製ではありません。)
価格
最後は一つは価格です。良い商品でも高すぎると手が出ません。ガーデンバリアミニは定価7,000円程度、アマゾンでは5,000円台で購入でき、手頃価格でした。
確かに安い商品は2,000円台からありますが、すぐに壊れては結局買い直しが必要になります。その点で(2019年当時)5,500円程度でずっと使えるなら、コストパフォーマンスがよいと感じました。
使い方とレビュー
使い方は至って簡単です。電池をいれてフタを閉め、ボタンをONにして簡易ビニール温室の前に置くだけです。猫が侵入してくるのは主に夜間のため、夜間のみ設置しました。(昼間は管理人が庭に出て超音波が聞こえて多肉作業に支障があるため)
電源をオンにすると赤いランプが付き、超音波が発せられるのが確認できますが、管理人の場合超音波が聞こえてしまいました。不快な高い音で、最初は興味本位で聞いていたのですが、10分ほどで気分が悪くなって頭痛がして1時間ほど寝込みました。
その後はヒトには向けないように注意しています。
年齢が高い方には聞こえないかもしれませんが、猫にとって不快な音はちゃんと出ています。
管理人は猫を飼っているのですが、その猫に実際にオンになっている状態でガーデンバリアを向けたところ、猛ダッシュで逃げていきました。5メートルぐらいは効果があるようで、5メートルほど先にいた飼い猫に向けたところ、別の部屋に逃げてしまいました。
実際に庭に設置したところ、のら猫にも効果があるようで、糞尿の被害がなくなりました。当初は多肉植物棚に黄色いおしっこを掛けられてニオイもきつく、そもそも多肉植物に尿をされること自体が不快でしたが、それからは被害に遇っていません。
ただ設置をやめるとしばらく経ってから(数ヶ月)侵入してくるようで、庭にフンをされて再度設置したところ、撃退できました。
仕様(スペック)など
猫に音を馴れさせない
超音波は1.8万Hz~2.3万Hzの間でランダムな音を出すので、猫の馴れ現象を起こしにくいです。
誤作動しにくい
赤外線センサーで猫の体温を感知して作動するので、風で草花が揺れるなどを誤検知するリスクが少ないです。
効果のある範囲
画像出典:公式サイトより
超音波は90°の範囲で最大直進6メートル程度まで検知します。
防水性あり
また防滴仕様なので雨の日に室内に退避させる必要もありません。
電池の持ちがよい
電池の消耗は少なく1,200回動作し、およそ1日10回の動作で120日持ちます。
※(公式サイトの情報により)アルカリ単2乾電池4本で約1,200回作動(1回10秒として1日10回作動した場合約120日の寿命)
デメリットと注意点
デメリットは若い方の場合、超音波が聞こえてしまうという点です。管理人は20代後半ですが、はっきり超音波が聞こえます。長く聞いていると吐き気がしてくるので、向けないようにしています。20代の家族も聞こえるといいますが、50~60代の家族は全く聞こえないといいます。個人差もあると思います。
またもちろん飼い猫にも反応してしまうので、飼い猫のほうには向けないようにして設置する必要があります。また、隣接している住宅にも向けないように注意する必要があります。
耐久性と電池持ち
購入して2年半経ちますが、いまだ故障していません。ずっと庭に置いているわけではないのですが、電池カバー内に水が入ったりすることもありません。電池のフタは気密性が高いようです。
電池持ちに関しては、作動回数が短ければかなり持ちます。管理人の場合は単2電池をわざわざ用意するのは面倒なので、単3電池をスペーサーで単2電池にして入れています。(この場合、単2電池より動作時間は短くなります。)
電池がなくなると、赤いランプが付かなくなるので、音が聞こえない方も電池の消耗を確認できます。