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ハダニの多肉植物への殺虫剤と駆除方法や予防方法

※このページでは、多肉植物に使える農薬について記述していますが、適用外の作物への殺菌剤の使用を推奨する意図はありません。あらかじめご了承ください。(多肉植物に使う場合、観葉植物への適用がない農薬を使うと農薬取締法に抵触してしまうため、自己責任での利用となります)

ハダニが多肉植物についた場合の駆除方法や効果的な殺虫剤、殺虫剤を使う時の注意点、農薬以外の方法などについて解説しています。

ハダニとは

ハダニ

出典:アース製薬

ハダニは、植物の葉の裏に寄生して樹液を吸って植物を弱らせる吸汁害虫の一つです。およそ70種類が知られており、体が緑色や黄色、赤色、などさまざまです。緑色のものは目立ちにくく、赤色をしているものが目立ちやすいので、赤ダニ(アカダニ)といわれることもあります。サイズは0.5mm程度と小さく、ようやく肉眼で確認できるかできないかというサイズです。

ハダニに寄生された植物の葉は葉緑素が抜けるため、針先でつついたような白い小さな斑点ができます。多肉植物やサボテンでは表面(肌)が白っぽくなります。少ないと気付かず、進行速度は早く、かなり進行して葉がかすり状になってくきて、ようやく気付くこともしばしばです。

そのため早期発見ががとても大切です。

ダニ類は高温乾燥を好み、湿度や水気を苦手とします。そのため葉水(葉に霧吹きをかけること)で被害を軽減することができます。

参考:住友化学園芸

付きやすい種類と時期

サボテンやコーデックス、エケベリア、ユーフォルビア、ハオルチア(ハオルシア)など広い範囲の多肉植物に発生します。多肉植物は乾燥気味に育てることが多いので、全体的にハダニが付きやすいです。

主な発生時期は高温乾燥期の5~10月頃です。

ハダニ・赤ダニの駆除方法

ハダニ・赤ダニの駆除方法は2通りあります。

葉水をする

葉水

一つ目は葉水をすることです。

葉水は多肉植物の体や葉にスプレーで水をかけることです。ハダニは湿気や水に弱いので、こまめに霧吹きしていると発生を軽減することができます。

しかし全てを駆除することはできないため、被害の酷い葉は切り捨てたり、殺ダニ剤を散布する必要が出てきます。

殺虫剤(殺ダニ剤)を散布

農薬

二つ目は殺虫剤(殺ダニ剤)を使う方法です。

ダニ類はクモの仲間なので一般的な殺虫剤が効きません。そのため殺ダニ剤と呼ばれる特殊や薬品を使って駆除します。ハダニ・アカダニなどを退治するためには、ダニに効果があると書かれているものを購入するようにしましょう。

また殺ダニ剤は耐性がつきやすく、予防散布はしません。そのため被害が出たときに散布する形になります。また耐性防止に複数の殺ダニ剤を用意し、ローテーションして散布するのが一般的です。

殺虫剤・殺ダニ剤を使う場合

殺虫剤・殺ダニ剤を使う場合について、よくある疑問点や殺虫剤の種類の選び方、使う時の注意点などについて解説します。

多肉植物に使っても良いの?

疑問 質問 答え

まず、多肉植物に殺ダニ剤を使って良いのでしょうか?

実は農薬はどの植物にどの薬品を使ってもよいのではなく、この作物には何倍で何回使用するなどの適用病害虫と散布方法が定められています。キュウリが載っていればウリ科のもの全般にかけてよいのではなく、記載されている以外の植物には使わないのが決まりとなっています。

それでは多肉植物は適用病害虫の記載があるでしょうか?

残念ながら、多肉植物が適用病害虫に載っている薬はありません。しかし多肉植物は観葉植物の一つでもあります。そのため観葉植物の項目に準じて使えば大丈夫です。

ヒトへの安全性は?

農薬(園芸薬品)は農薬取締法という法律で厳しく規制されており、市販されている農薬は全て国の厳しい基準をクリアしています。

  • 病気・害虫への効果
  • 使用者(人間)
  • 自然環境(土壌や魚類への影響)
  • 作物に対する影響

など様々な試験を行い安全性が確認されたものだけを市販しています。

そのため一般の植物でも多肉植物に使うにしても、市販された農薬を決められた方法で使うのであれば、安全に使うことができます。

しかし農薬は正しく使わないと、人体に深刻な被害をもたらすことがあります。原液を薄めて使うタイプは濃厚な薬剤なので、スプレー剤やペレット剤より濃く眼や皮膚への刺激性が高いです。そのためラベルや中に入っている説明書をよく読むことが大切になります。

説明書には調合時や散布時「保護めがねを付ける、不浸透性手袋をつける、ゴム長靴を履く」などの使い方の注意点や、万一眼に入ってしまった場合の対処方法が書いてあるので読み飛ばさないようにしましょう。

多肉植物への害は?

火祭りの薬害

クラッスラ属「火祭り」の薬害

農薬の種類によっては特定の作物に使用すると奇形など薬害が生じることがあります。その場合、農薬のラベルや説明書に使わないようにする旨が書かれているので必ず確認します。

多肉植物の中には薬害がでやすく、数回かけただけでも葉に奇形を起こしたり薬害が出る場合があります。

管理人の環境ですが、たとえばクラッスラ属の火祭りはベンレートをかけると葉の出方がおかしくなり、新芽に奇形が出てしまう薬害があります。

また金のなる木(花月、黄金花月)などでは、葉が小さくくびれるといった現象を確認しています。そのため初めて農薬を使う場合は、多肉植物の目立たない所に散布して、薬害が出ないか確かめてから使うようにしたほうがよいでしょう

天然成分のものもある

殺虫剤の中には化学薬品でできたものばかりではなく、天然成分(デンプン由来の成分や除虫菊の成分、シイタケ菌由来のもの、油など)でできているものもあります。そのような殺虫剤はより安全性が高く安心して使うことができます。

殺ダニ剤の種類

ベニカXファインスプレー <ベニカXファインスプレー>
ベニカXファインスプレーは害虫と病気に対応する殺虫殺菌剤のひとつで、クロチアニジン、フェンプロパトリン、メパニピリムを含んでいます。フェンプロパトリンという成分に殺ダニ効果があります。害虫に対して予防と殺虫効果、病気に対しては予防効果があり、観葉植物(多肉植物)や花卉類、などに広く使うことができます。害虫ではハダニ類だけでなく、カイガラムシ、アオムシ、アブラムシ、ケムシ、コナジラミ、アザミウマなどに効果があります。
詳細情報
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ダニ太郎 <ダニ太郎>
ダニ太郎はビフェナゼートという成分を含み、殺ダニ効果を発揮します。ハダニの卵、幼虫、成虫のどれにも効果があり、速効性・持続性があるため、効果的に駆除することができます。浸透移行性はなく掛けた部分にしか効果がないので、かけ残しがないように注意しましょう。また繰り返し使うと耐性がつくので、他の殺ダニ剤と交互に使うことが大切です。また一般的な害虫(カイガラムシなど)には効果がない点にも留意しましょう。またダニ太郎は水で薄めてスプレーするタイプです。※ただし観葉植物への適用がないため自己責任での使用になります。
詳細
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バロックフロアブル <バロックフロアブル>
バロックフロアブルはエトキサゾールという成分を含み、殺ダニ効果を発揮します。新しいタイプの殺ダニ剤でハダニの卵と若令幼虫に効果発揮します。効果が長時間続き、ハダニの繁殖を抑制します。発生初期に既定の倍率で薄めて散布します。浸透移行性はなくかけていない部分には効果がないので、葉の裏などかけむらがないように注意します。観葉植物への適用があります。
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アーリーセーフ <アーリーセーフ>
アーリーセーフは脂肪酸グリセリドを主成分とする、天然系の殺ダニ剤です。天然ヤシの油を使っており化学成分が入っていないため有機栽培にも適しています。ハダニ以外にもアブラムシ、コナジラミなどに効果があります。アーリーセーフは1回かけるのではなく、連日かける必要がある点に注意しましょう。観葉植物への適用があります。
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粘着くん液剤 <粘着くん液剤>
粘着くん液剤はでんぷんを主成分とする天然系の殺ダニ剤です。物理的(粘着性)に作用するため、化学成分由来の殺ダニ剤のような薬剤抵抗性(耐性)が生じにくいメリットがあります。100倍に希釈してスプレーで噴霧します。観葉植物への適用があります。
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殺ダニ剤や殺虫剤を使う時の注意点

注意点

スプレー剤でも、薄めて使うタイプのものでも、本体ラベルに使う上での注意点が書いてあるので、しっかり確認するようにします。

一般的に

  • 体調の優れない時は薬剤散布を行わない
  • 雨が降りそうなときや風が強い時は避ける
  • 夏の高温時は薬害防止のため、夕方など涼しい時間帯に散布する
  • 作業後は手足や顔を石鹸で良く洗いうがいをする
  • 子供やペットに触れないようにしする
  • マンションなど集合住宅では隣、上下に飛ばないように注意する
  • 洗濯物にかかったり室内に吹き込んだりしないようにする

などの注意が必要です。

また殺虫剤の種類によって

  • 希釈するタイプは倍率を守る
  • 液が残ったら排水には流さず土にかける
  • エアゾール剤では多肉植物に近づけすぎないようにする

などの注意点を守りましょう。

※エアゾール剤とは、ボタンを押すとシューと自動で出てくるもの

ハダニ・赤ダニの予防方法

観察 病害虫
既に発生してしまっている場合は、それ以上広げないことが先決ですが、予防することもとても大切です。

普段からよく観察する

まず普段から多肉植物をよく観察しましょう。ハダニの被害は早期発見が大切です。やられてしまうとその部分は元に戻りません。

購入時にチェックする

新しい株を買ってきたら、ハダニがついていないかしっかりチェックしてから、多肉植物の置き場所に置くようにしましょう。また、ハダニに吸汁された部分は元に戻らないため、ハダニがついていると思われる苗は買わないほうが安全です。

葉水を行う

ハダニが付きやすい時期は、時々葉水を行ってハダニの発生を抑えることが大切です。

病害虫対策
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