このページではリトープスを種まきから育てる時の12ヶ月間の流れについて解説しています。
※今回は採りまき(本年度産の種子を蒔いています)そのため、昨年度産より発芽が遅く、生長過程の写真も幼めに写っています。あらかじめご了承ください。
目次
リトープスの種まき
9月(種まき0ヶ月目)
9月の栽培 | |
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9月27日撮影 | |
生育目安 | 上に載せている写真は、実際に2020年9月に種まきして2021年9月に撮った写真です。なお鉢は7.5cmポット(プレステラ90)に植えています。 |
作業 | 種まきをします リトープスの種は秋と春に蒔くことができますが、初心者のうちは秋まきのほうが成功率があがります。 また種まき可能な時期は9月から10月頃とされていますが、実際には気温などの条件を考えると25℃程度に下がる9~10月中旬が厳密には最適な時期です。8月は暑すぎて苗が溶けてしまい、また10月中旬以降は気温が下がりすぎて発芽が遅くなり、冬越しが難しくなります。9/15~9/30頃がベストなタイミングです。 そこでこのページでは9月末にまくことを想定して解説します。また時期は寒冷地や暖地で若干ことなりますがそれでも半月から1ヶ月程度の差なので、適宜読み替えてください。 種まきの仕方はこちらをご覧ください。 |
日当たり(遮光率) 置き場所 |
置き場所は半日陰です。半日陰は50%遮光ネットを張った状態で明るい日陰ともいいます。半日陰がどのくらいの明るさか分からない場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。 明るい日陰・半日陰とは? また外に置いていると乾燥が激しい場合があります。その場合はラップで覆って上からプチプチと穴を空けます。ラップで覆う場合はラップ内が暑くなりすぎないよう、充分に遮光してください。だいたい発芽が揃ったらラップを外して大丈夫です。 |
水やり | 水やりは少し特殊な方法です。土の上から水をかけると種ごと流れてしまうため、水を張った容器に鉢ごと浸けます。これを腰水(こしみず)といいます。種をまいた鉢が底1cm~1.5cmほど水に浸かるようにしてください。 腰水の方法はこちらを参照ください。 腰水(こしみず)とは? |
10月(種まき1ヶ月目)
11月(種まき2ヶ月目)
12月(種まき3ヶ月目)
1月(種まき4ヶ月目)
2月(種まき5ヶ月目)
3月(種まき6ヶ月目)
4月(種まき7ヶ月目)
5月(種まき8ヶ月目)
6月(種まき9ヶ月目)
7月(種まき10ヶ月目)
8月(種まき11ヶ月目)
9月(種まき12ヶ月目)
9月の栽培 | |
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生育目安 | お疲れさまでした。9月になり、種まきから1年を無事育てることができました。これから秋冬春の成長期に向けてぐんと大きくなっていきます。 |
作業 | 12ヶ月目に行う大切な作業は初めての植え替えを行うことです。ばらまきした場合は苗の密度に偏りがあり、一粒ずつ蒔いた場合でも多少の偏りが出ています。それを直して等間隔に植え替えることで、今後の成長が良くなります。また種まきを行うと、どうしても1個ずつの苗の生育にばらつきが出て、生命力の強いものは根をよく張り、弱いものは小さいままです。このような苗は間引いていきます。植え替えについては種まき(実生)1年後のリトープスの植え替え方法は?で解説しています。 |
日当たり(遮光率) | 戸外で栽培している場合は、引き続き60%程度の遮光ネットを張ったままにします。9月からは遮光を緩めて良いと書いてある場合もありますが、この時期直射日光に当てると溶けてしまうリスクが高いです。室内で栽培している場合は、そろそろ戸外に出して60%遮光下でゆるい日光に当てるようにします。 |
水やり | 水やりは9月中旬までは控えめに、鉢の表面から3分の1程度が濡れるくらいを月3回程度与えます。10月に近づいて気温が30℃程度を切るようになってきたら、1回の水の量を増やします。 |