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旧オフタルモフィルム属の種類と特徴・育て方

詳しくはコノフィツムページをご覧ください。

旧オフタルモフィルム属の写真

オフタルモフィルム リンピダムリンピダム

オフタルモフィルム属(Ophthalmophyllum)の特徴

ツルナ科
オフタルモフィルム属
生育型 冬型
育てやすさ 難しい
成長速度 遅い
増やし方 種まき
原産地 南アフリカ

※4段階評価
育てやすい–普通–やや難しい–難しい
成長が早い–普通–遅い–とても遅い

オフタルモフィルム属はこんな多肉植物
特徴
南アフリカのケープ州の周辺に20ほど自生している小型の玉型メセンです。以前はオフタルモフィルム属とされていましたが、現在ではコノフィツム属に吸収されています。全体的にコノフィツムより透明な窓(葉先にある光を取り入れる透明な部分)がはっきりしており、色も緑や赤などはっきりした色が多く透明です。(他のメセン類より特に透明だとされています)また花も美しく葉色と花の両方を楽しめる種類です。

どんな花が咲く?
オフタルモフィルム属はきれいな花を咲かせます。開花は秋に昼に咲くタイプと夜に咲くタイプがあります。そのうち7割が昼咲きで3割が夜咲きです。夜咲きはよい香りを放つのが特徴です。花の色は白・ピンク・紫紅色で開花時期は9~11月です。

種類は?
肌が赤茶色をした風鈴玉(Ophthalmophyllum schlechiteri)、緑色の窓が美しい秀鈴玉(Ophthalmophyllum friedrichiage)などが古くから知られています。風鈴玉は2cm程度の白い花を秋に咲かせ、秀鈴玉は2cm程度の淡い桃色の花を秋に咲かせます。またラツムやリンピダムもかつてはこの属でした。

育て方
現在ではコノフィツムに分類されているとおり、コノフィツムとほとんど同じ育て方ができます。育て方は難しく、リトープスのように分頭もほとんどしないため、種まき(実生)で殖やすのが実情です。夏の蒸し暑さに弱くしばしば溶けます。寒さには中程度ですが、5℃を切ったら室内に取り込んだ方が安全です。

また日光を強く好む種類で生育期にたっぷり日に当てて水やりも充分に行うことが大切です。といってもただ光に当てればよいというわけではなく、締め切りがちなフレーム内は苦手で、風通しがよく日当たりの良いところを好みます。水やりのしすぎは問題で身割れ(本体に割れ目が入る)を起こします。オフタルモフィルム属は休眠時もやや日光を好み、リトープスなどと同じように遮光すると徒長することがあるため、遮光を弱めにします。

育て方のコツ

  • 生育期はしっかり直射日光に当てる
  • 雨ざらしはせず無風のところに置かない
  • 夏も遮光のしすぎに注意する
  • 冬に5℃を切ったら室内に取り込む
  • 夏は断水してまったく水を与えないで過ごす

年間栽培カレンダー

詳しくはコノフィツムページをご覧ください。

生育型 冬型
生育期 10~3月頃
休眠期 6~8月
緩慢な時期 厳冬時
水やり
  • 3~5月は土が乾いたら少なめを与える
  • 6~8月は断水(水を与えない)する
  • 9月は月2回程度の水やりを再開
  • 10~12月は土が乾いたらたっぷり
  • 1~2月は土が乾いたら少なめを与える
置き場所
  • 年間を通して雨の当たらない風通しのよい所に
  • 3~10月は直射日光の当たる屋外に
  • ただし6~8月は半日陰程度(30~50%遮光)
  • 11~12月は直射日光のあたる屋外
  • 12~2月は雨の当たらない屋外、5℃以下の場合は日当たりの良い窓辺に
植え替え
  • 9~11月頃が適期
増やす
  • 9~10月頃に種まき(実生)か株分け
肥料
  • 植え付け時に緩効性肥料、9~11月頃に液肥
開花
  • 9~11月頃

主な旧種類名

※以下は古い分類で、現在ではコノフィツムとされています。

秀鈴玉(シュウレイギョク) Ophthalmophyllum schlechiteri
風鈴玉(フウリンギョク) Ophthalmophyllum friedrichiage
ベルコーサム Ophthalmophyllum verrucosam
リディアエ Ophthalmophyllum lydiae
リトルウッディー Ophthalmophyllum littlewoodi
リンピダム Ophthalmophyllum limpidum
ロングム Ophthalmophyllum longum

以下コノフィツム属の育て方の抜粋です。詳しくはコノフィツムページをご覧ください。

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育て方のポイント

水やり

水やりオフタルモフィルム属は葉にたくさんの水をため込む仕組みを持っています。そのため基本的に普通の植物と比べて水やりは少なめです。しかし年中水を与えないのではなく、生育期には1週間に1回程度の水やりが必要で、逆に休眠期には一滴も水を与えない場合があります。

また生育期は必ず週1回水を与えるという決まりではなく、土が乾いていなければ水やりしません。生育期であっても土がカラカラに乾いてから与えるようにしましょう。

生育期に入る10月頃から徐々に水やりを増やします。頻度は2週に1回程度です。11月からは週に1度鉢底から流れ出るまで水を与えます。12月~3月も基本的には同じです。

4月頃から暖かくなり生育が鈍ってきます。そのため2週に1回の水やりに減らします。さらに5月には休眠期に備えて月1回程度に減らします。6月~9月はいよいよ休眠するのでほぼ1回も水をやりません。しかし実生1年以内の1cm以下の小さい苗や小型品種は、3ヶ月間もカラカラにすると枯れてしまうことがあるので、様子を見ながら月に2~3回程度水やりをします。

置き場

置き場
基本的には屋外の雨の当たらない所に置き、年間を通して通気をよくすることが大切です。

4月頃から日差しが強くなり5月に入ると直射日光は強すぎるので遮光を開始します。7~9月の間は1回でも直射日光が当たると溶ける可能性があるので、遮光ネットなどが外れないように注意します。

10月下旬頃遮光を外し直射日光を当てます。冬の間で2℃を下回る場合は、室内か温室に取り込み凍結を防ぎます。オフタルモフィルムは冬型の多肉植物ですが、最低気温(枯死しない温度)は2℃以上で、それ以下になると凍結でダメージを起こしてしまう可能性が高くなります。

増やし方(種まき)

殖やし方
オフタルモフィルムは通常種まきで殖やします。種まきの場合は9月末から10月にかけての秋まきをします。

オフタルモフィルムの実生方法と栽培記録を載せています。

オフタルモフィルムの種まきからの育て方(実生)と栽培記録
現在はコノフィツムに吸収された旧オフタルモフィルムですが、2022年秋から初めて種から育てています。このページでは、オフタルモフィルムの実生方法を詳しく解説し、実際に育てている栽培記録を公開しています。

植え替え

オフタルモフィルムも数年育てていると植え替えが必要になります。最適な時期は、生育期の秋(10~12月頃)に掘り上げて根を整理し、株分けを行い、新しい土に植え付けます。

土と鉢

土

土を選ぶときのポイントは水はけ(排水性)がよいこと、肥料分があまり含まれていないもの、粒が細かすぎないものを選びます。

肥料

肥料

肥料は生育期の10~11月頃に月2回程度、1回の水やり代わりに液肥を与えます。または植え付け時か植え替え時に微粒の緩効性肥料を土に混ぜ込んでおいてもよいです。

病害虫

病害虫
6~9月の高温多湿の時期はとくにカビが原因の病気に注意します。この時期は根腐れも起こしやすく、夏は俗に言われている「溶ける」現象(ある日突然枯れてなくなってしまう)が起こりやすいので、水やりのタイミングと通気不足に気をつけます。また夏に直射日光にあてるとやけどの1つである「葉焼け」を起こすことがあるので遮光することが大切です。

害虫は根に白い虫がつくネジラミ、花にはナメクジの被害、ベランダだと鳥に食べられる被害が起こりやすいです。この中でもネジラミは根に付いているので気づきにくいです。残念ながら園芸店で買った苗にはネジラミがついていることが結構あります。ネジラミがつくと生育が悪くなるので、生育が悪いと感じたら掘り起こして根をチェックしましょう。

ここまでコノフィツム属の育て方の抜粋です。詳しくはコノフィツムページをご覧ください。