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フェルニアの育て方!水やりや冬の管理、増やし方も解説

多肉植物の「フェルニア属」について種類や育て方(水やり、置き場所、夏越し、冬越し、増やし方など)を解説しています。

フェルニア属の写真

フェルニア 縞馬錦(ゼブリナ錦)縞馬錦(ゼブリナ錦) フェルニアゼブリナ錦の開花
フェルニア 縞馬錦 ゼブリナ縞馬錦(ゼブリナ) フェルニア 阿修羅 (アシュラ)阿修羅 (アシュラ) フェルニア 阿修羅 (アシュラ)アシュラの茎
フェルニア バルバータバルバータ フェルニア 竜王角竜王角 フェルニア 竜王角竜王角

※2段目以降の写真はWikipediaより引用しています。

基本情報

キョウチクトウ科(旧ガガイモ科)
フェルニア属(Huernia)
生育型 夏型
育てやすさ 育てやすい
成長速度 普通
増やし方 株分け〇、挿し木〇
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐寒温度 5℃
実測温度 5℃~40℃
原産地 東部アフリカ、南部アフリカ、アラビア半島

※4段階評価
育てやすい–普通–やや難しい–難しい
成長が早い–普通–遅い–とても遅い
耐寒性-強い・普通・やや弱い・弱い
耐暑性-強い・普通・やや弱い・弱い

※耐寒温度は水やりを控えた場合の目安値(書籍などによる推奨値)で、状況によりこれより狭くなることがあります。
※実測値は半日陰の場合で直射日光下ではこれより低くなります。

特徴

花や茎が見どころ
棒や柱のような形をしているフェルニアは、スタペリアに近い属で葉が退化し太い茎だけになってしまっています。茎はとげのような突起に覆われていてサボテンにも見えますが、サボテンではなくキョウチクトウ科(旧ガガイモ科)の多肉植物の一つです。フェルニアは花にも特徴があり、多くは星形で点や縞が入り花の中まで突起があります。写真のようなとても変わった花を付けることがコレクションのポイントです。南部~東部アフリカ、アラビア半島に約50種類が自生しています。

寒さに弱い種類
夏の高温の時期に生育する「夏型」の多肉植物です。生育期によく日に当て、毎年植え替えをすると花が付きやすくなります。いっぽう寒さには弱く、5℃以下では断水し暖かい室内などに取り込む必要があります。扱いが難しそうにみえますが性質はとても丈夫で繁殖力も強く初心者でも簡単に栽培できます。

育て方のコツ

  • 毎年の植え替えで花付きをよくする
  • 生育期は戸外でしっかり日光にあてて育てる
  • 冬の寒さに弱いので5℃を切ったら室内の窓辺などに
  • 春は土が乾いたら水をたっぷり、真夏はそれより少なめに与える

育て方
栽培難易度はやさしいグループです。春からだんだんに生育旺盛になり夏に盛んに、冬に近づくにつれ休眠するという日本の草花に近い感覚で育てられます。育て方のポイントは、冬の「冬越し対策」と「毎年の植え替え」です。花をよく咲かせるには植え替えと充分な日照が必要です。また暖かい地域生まれなので最低越冬温度が5℃程度、沖縄を除く日本全国で室内への取り込みなど寒さ対策が必須になります。

年間栽培カレンダー

生育型 夏型
生育期 4~10月頃
休眠期 12~3月
緩慢な時期 11月
水やり
  • 5~9月の生育期は週に1回程度、鉢底から流れ出るまで(6~8月はやや少なめ)
  • 10~12月は月2回から月1回程度に徐々に減らし、鉢全体が湿る程度の量
  • 1~2月は休眠期のため全く水をやらない断水をする
  • 3~4月は月1~2回から徐々に回数を増やし1回の量も少量から多くしていく
置き場所
  • 年間を通して雨があたらない風通しのよいところが望ましい
  • 5月は戸外の日なた~30%遮光程度に
  • 6~9月は屋外で30%~50%遮光程度に
  • 10~12月は戸外の日なたに
  • 1~2月は5℃以下になる前に室内の窓辺に移動
  • 3~4月は戸外の日なたに
植え替え
  • 4~6月に毎年1回行う
増やす
  • 4~6月に挿し木、株分けができる
肥料
  • 5~7月に液肥を与えるか、植え替え時に緩効性肥料を土に混ぜ込む
開花
  • 種類により色は異なり、茶褐色・うす黄色などの直径2.5cm~程度の星形の花を咲かせる。時期も種類により秋咲きのもの、夏咲きのものがある。

※栽培カレンダーはあくまでも目安です。実際は土や鉢の種類、地域によって大きく異なります。この表は福岡県平野部で多肉植物用の棚を使って育てている場合の情報です。お住まいの地域や使っている土、置き場所によって適宜読み替えて下さい。

主な種類名

縞馬錦(シマウマニシキ)・ゼブリナ Huernia zebrina
阿修羅 (アシュラ) Huernia pillansii
蛾角 (ガカク) Huernia brevirostris
バルバータ Huernia barbata
アンゴレンシス Huernia angolensis
バイエリ Huernia bayeri
竜王角(リュウオウカク) Huernia thuretii var.promulina
クラビゲラ Huernia clavigera
ディスティンクタ Huernia distincta
フミリス Huernia humilis
ブロウィシー Huernia plowesii
ヒスロピー Huernia hislopii
プロカンベンゼ Huernia procumbense
ホワイトスロアネアナ Huernia whitesloaneana

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育て方のポイント

寒さに弱いグループなので秋の早いうちから休眠に備えて水やりを控えます。冬は室内に入れるなど寒さ対策をきっちりして凍結させたり霜にあてないようにします。基本的には丈夫な植物なので、春から秋はたっぷり日に当てるとどんどん子株を出して繁殖します。(ただし日差しが非常に強い7~8月は多少の日よけ=遮光が必要です。)

水やり

水やりフェルニア属は多肉植物ですので頻繁な水やりは不要です。生育期に最大でも1週間に1回程度で、冬は寒い日に与えると株を傷めてしまうことがあります。

水やりの基本
地域や環境、株のサイズや状態によっても必要な水の量は異なります。大切なのは土が乾いたかどうかを確かめ、株の状態に合わせて必要な分だけ与えることです。土が乾いたかどうかは、鉢を持ち上げて軽くなっているか確かめる、竹串を土に挿しておき先の濡れ具合をみる、鉢底穴から土の状態を見てみるなどで判断できます。また水を与えてシャーと音がしながら吸い込んでいくときは、しっかり土が乾いる証拠です。

春秋の生育期に一番水やりを多く、基本的に土がすっかり乾いて鉢が軽くなってから水やりをします。冬の休眠中はほとんど水を与えません。乾燥が気になる場合は霧吹きで葉水(株を霧で濡らす)をして保湿をしてもOKです。

季節ごとの水やりの目安

生育期の管理(3~9月)
3~4月は休眠から目覚め生育期の準備に入ります。月1~2回から徐々に回数を増やしていきます。1回の量も少量から多くしていきます。5~9月の生育期は週に1回程度、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えます。ただ湿度が高く土の乾きが悪い梅雨時や、7~8月で35℃を超える猛暑の時などには10日に1回などやや間隔を空けて調節しましょう。

休眠期の管理(10月~2月)
寒くなってくる10月頃から休眠期への準備に入ります。10月のまだ暑い時期は水を必要とするので月2~3回の水やりをしますが、11月と12月で月1回程度に徐々に減らしていきます。1回の量も鉢全体を湿らせる程度に減らします。

寒さに弱いため1~2月は室内に取り込みます。休眠期のため全く水をやらない(断水)か、月1回程度、表土が湿る程度与えます。休眠期に水を与えると根が水を吸わず、いつまでも土が乾かないばかりかカビや根腐れの原因になってしまいます。

室内が暖かく緩く生育している場合は、2週間に1回程度水やりが必要ですが、植物育成ライトがないと日照不足で徒長気味になるので、かなり少なめの水やりにします。

その他の注意点

タイミング
夏と冬は水やりタイミングに注意が必要です。夏はかんかん照りの時間帯は避け涼しくなる夕方に、冬は冷害防止のため暖かい昼頃に与えます。植物は体内の水分が少なくなるほうが耐寒性・耐暑性が強くなるため、寒さ暑さの厳しいときは少なめの水やりにすると、安全に夏越し・冬越しができます。

冬に室内で育てる時
耐寒温度が5℃という点から、フェルニアは寒冷地だけでなく西日本など暖かい地域でも室内への取り込みが必要になります。室内で育てる時期が長いため、その間は水やりはどうするのかですが、十分な日照が確保できていれば2週間に1回程度水やりをします。一方日の当たる窓辺に置けない、植物育成ライトがないなどの時は徒長の心配があるので、水やりは1ヶ月に1回程度で我慢させます。

置き場

置き場
日本は降水量が多いため、周年雨の当たらない所に置く必要があります。また風通しがよいことも大切で、例えば室内に置くのであれば扇風機などで送風してあげる必要があります。

夏型で暑さに強いグループですが、真夏(7~8月頃)は若干日よけしたほうがよいです。特に斑入り種は葉緑素が少なく通常の種類より性質が弱いため、真夏以外に6月、9月も遮光が必要です。

遮光ネットは様々ありますが、黒は熱をもち白は遮光率が弱いため、シルバー(銀色)のタイプがおすすめです。

季節ごとの置き場や遮光率の目安

※以下は暖地(西日本)の場合の情報です。

春(3~5月)
3月頃から5℃を上回るようになったら外に出し始めます。3~4月は日よけなしで大丈夫ですが、5月からは錦(斑入り種)は30%~50%の遮光ネットを張ります。

夏(6~9月)
年々猛暑が厳しくなっており、どの種類も30%~50%程度の遮光をするか明るい日陰に移動させます。梅雨に入り雨が続く場合は遮光率を弱めますが、晴れ間は一番日照が強いため、遮光が必要になります。細かくみれない場合は遮光ネットを張ったままにしておきます。

秋(10~11月)
10月からは徐々に遮光率を弱めていきます。11月は遮光は不要で、むしろできるだけ日差しに当てるようにします。

冬(12~2月)
できれば暖かい時間は屋外に出し、夜は室内に取り込みます。最低温度が5℃を切らないように注意します。(夜間一番温度が下がるため、夜起きて確認できない場合は、気象庁の過去の気象データをみると参考になります。)

耐暑性と最高気温・夏越しの方法

夏越し耐暑性は4段階評価(基本情報を参照)の中で一番強い「強い」のグループになります。

フェルニアは20~35℃でよく生育する夏型の多肉植物ですが、夏型だから直射日光に強いというわけではなく、直射日光にさらすと葉が焼けてしまったり茎が腐ってしまったりすることがあります。というのは気温は日陰での温度で、直射日光下では55℃を超えてしまうこともあるためです。

夏の管理

直射日光の当たる所は55℃にものぼります。「気温」は日陰の温度を測った値で近年の7~8月では38℃を超すこともあり、35℃程度ならほとんど連日になることもあります。

そこで遮光ネットを使って「直射日光」と「熱」を遮る必要があります。遮光ネットがない場合は、明るい日陰(いわゆる半日陰)に移動させます。こうすることでなんとか40℃以下の涼しい温度で育てることができるようになります。

簡易ビニール温室は日中保温効果があり、ビニール窓を開いていても45℃近くになることがありますが、この程度ならぎりぎり耐えられます。

ただ水やりしたての苗は蒸れないように注意が必要で、水やりの時間帯にも気をつけましょう。

越冬最低温度と冬越し方法

冬越し
フェルニア属は寒さに弱く耐寒温度は5~7℃程度で、4段階評価で一番弱い「弱い」です。(基本情報を参照)

このくらいの耐寒性だと関東以南~西日本でも12月から2月下旬まで室内への取り込みが必要になります。寒冷地だと11月から3月いっぱい室内や温室での保管が必要になることがあります。

耐寒温度の考え方
耐寒温度は最低限、この気温で枯死しないというぎりぎりのラインです。そのため、できればもう少し余裕をもってあげるほうが理想です。そこで管理人は5℃を下回る時期から室内に取り込み、植物育成ライトを当てて室内の10℃程度の所に置くようにしています。

ただフェルニアは花が見所で、花を咲かせるためには冬の日照が結構大切です。そのため暗い室内に長期間放置するよりは、日の当たる屋外にぎりぎり温度で置く方がよいと思います。

冬の管理

外に置ける時期(5℃以上)
5℃以上ある場合は外に置くことができます。その場合でも、できるだけ簡易ビニール温室にいれて冷たい雨や雪、寒風を避けるようにしてください。簡易ビニール温室は保温効果はほぼゼロですが、寒風や雨などで傷むのをある程度防いでくれます。

外で育てている間はほとんど水を与えない「断水」で管理します。5℃では生育がとまっており(休眠)水を必要としないため、水不足で枯れることはありません。更に断水すると体内の水分が少なくなり、耐寒性が上がります。

室内にいれる期間(外が5℃以下)
12~2月は暖地も含めて夜間5℃以下に下がり、室内にいれるようになります。その場合、問題になるのが日照不足です。暖かい時間帯は外に出して太陽光に当てるほか、窓辺の日の当たる所に置いたり、それが難しい場合は植物育成ライトを使うことも考えられます。冬の間は最低4時間日に当てることができれば、徒長をなんとか抑えられます。

また室内の15℃以上の暖かい所に置くと、暖かさで休眠せずに緩く生育することがあります。この場合土が乾いて、葉にしわがよることがありますが、日照が確保できない場合は、1ヶ月に1回の水やりに抑え、ある程度日に当てられる場合は2週に1回ほど水やりをします。

暖房で株の乾燥が気になる場合は、茎に直接水をスプレーするとよいです。

寒冷地の室内の寒さ対策

寒冷地では夜間暖房を消している時など、室温が5℃以下に下がってしまうことがあります。その場合は、室内でもなんらかの寒さ対策が必要になります。

室内で寒さ対策できるアイテムとして、植物用ヒーターマットが役立つ場合があります。植物用ヒーターマットは電熱線が入っている防水性のマットのようなもので、鉢の下に敷いて鉢を温めるものです。室温によりますが、室温プラス5~10℃の効果があります。

鉢を植物用ヒーターマットの上に乗せて昼間は植物育成ライトを当てたり窓辺に置いたり、夜間は鉢とマットごと段ボール箱をかぶせるなどすると、より保温効果が高まります。ライト、マット共にアマゾンで多数取り扱いがあります。

参考までに植物ヒーターマットと植物育成ライトの詳細ページを掲載しています。

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増やし方

殖やし方
フェルニアは挿し木か株分けで増やすことができます。

増やすのに適切な時期(適期)は生育期の4~6月頃です。秋から冬にかけては気温が下がり、生育が鈍くなくなかなか発根しないため、避けるようにしてください。

挿し木・株分けの方法

まず挿し木ができます。挿し木は茎を5cm~8cm程度切り取り切り口を数日乾かした後、乾いた用土に植え付けます。フェルニアは茎が外れやすいので、不意に取れてしまった茎を挿し穂にしても問題ありません。どちらにしてもしっかり切り口が乾き、発根が始まったら水やりを開始します。

次に株分けも可能です。株分けは大きく育って子株が吹いてきた時、それを別々に切り離して植え付けることです。土に接した部分から根が出るので、それを外して殖やしても構いません。

挿し木の場合も株分けの場合も、しっかり根付くまで半日陰で管理しましょう。根を張る前に直射日光に当てると、挿し穂がカラカラに乾いてしわがよって根が出なかったり、体力が尽きてしまうことがあります。

根が出て水もやり、しっかり根付いたら、その時期の元の置き場所に戻します。

植え替え

フェルニアは生育旺盛なので、鉢で育てる場合1年に1回の植え替えが必須です。鉢が根でいっぱいになる根詰まりを起こしたり、これまでの鉢では小さくなった時も植え替えを行います。

植え替えは生育期の4~7月に行います。できればその後の発根をよくさせるために生育期の初期(4~5月頃)に済ませるとベストです。(生育期の終わり頃に行うと、その後の根が充分に伸びずに休眠期を迎えてしまうことがあります。)

植え替えは単に鉢を大きくするだけではなく、毎年花を咲かせるために重要な作業です。また古い枯れた根を取り除いたり、土を新しくすることで空気の出入り(通気性)をよくしたりする効果もあります。

(フェルニアは生育旺盛で毎年鉢を大きくしていると増えすぎてしまうことがあります。もしこれ以上増やしたくないという場合は、剪定や根の整理を行った後、元の鉢に植えればコンパクトに収まります。)

植え替えの手順
植え替え前は3~5日ほど水やりを控えて土を乾燥気味にしておきます。慎重に鉢から株を抜いて周りや底のほうから土を落としていきます。枯れた根や茶色い根は役目を終えているので、手でひっぱると簡単に取れるので除去します。それ以外に細かい根が鉢底で回っている場合は切り詰めます。

その後新しい一回り大きい鉢に植えるか、コンパクトにしたい場合は元の鉢に新しい土を入れ、株を植え付けます。土には緩効性化成肥料を混ぜ込んでおけば、次の植え替えまで肥料が必要ありません。

そのあと少なめに水をやります。2週間程度で元の水やり量に増やしていきます。置き場所は植え替えから2週間程度は半日陰(または50%以上の遮光)に置いて養生させますが、それ以降は徐々に元の環境に戻していきます。

土と鉢

土
フェルニアは茎に水を溜めることができるため、通常の植物の土より水はけや通気性がよいものを好みます。

また細かすぎる土は水はけや通気性が悪いため、小粒程度の適度に粗いものが適しています。通常の花や野菜の土などは水持ちがよすぎるため根腐れしやすいため、多肉植物・サボテンの土などを使うようにしましょう。

市販の多肉植物用土を使う
手軽に栽培したい場合や必要な量が少ない場合は、市販のあらかじめ多肉植物やサボテン用に改良されている土がおすすめです。自分で作るよりリットル当たりの価格はやや割高にはなりますが、色々な素材を用意しなくて良いので手軽です。

市販の多肉植物用土はホームセンターや園芸店、ネット通販のアマゾンの他に、ダイソーやキャンドウのような百円ショップにも売っています。

購入する時の注意点として、小粒で粒が揃っている、カビや藻などが生えていない、土の品質表示ラベルが貼られているものを選ぶようにしましょう。またできれば単用(1種類のみの素材でできている土)ではなく赤玉土や鹿沼土、ピートモス、パーライト、軽石など3種類以上の素材を混ぜ合わせた土が理想です。

参考までに、以下で市販の多肉植物・サボテン用土を比較・紹介しています。

市販の多肉植物用の土の性質を比較!おすすめも紹介
市販されている7つの多肉植物・サボテン培養土を実際に購入して内容を調査してみました。使用したところ、水もちや水はけ、その土の特徴などさまざまなことが分かりましたので表にしてみました。またその中でおすすめできると思った土も紹介しています。

配合する場合
作る場合は赤玉土、鹿沼土、軽石(いずれも小粒)を基本に、くん炭やピートモスなどを混ぜ合わせて、水はけや通気性、重さを調節します。

土は種類によって性質(酸性度、水はけ、通気性、水持ちなど)が異なり、バランスよく配合するために、3種類以上混ぜて作りましょう。

(例)赤玉土1:軽石1:ピートモス1
(例)赤玉土5:パーライト3:腐葉土2 +川砂 など

※赤玉土や鹿沼土、ボラ土などは重さが中くらいです。川砂は一番重く、くん炭やパーライトは一番軽い部類に入ります。

フェルニアは特に土にこだわりはなく、エケベリアやクラッスラ、アエオニウムのような他の多肉植物と同じ配合のものを使い回して問題ありません。

むしろ種類ごとに配合を変えていると水やり頻度と量がバラバラになり手間がかかるので、共通の用土を使った方が管理が簡単になります。

みじんを抜く
土には「みじん」と呼ばれる極細かくなってしまった土が含まれます。これは排水性や通気性を悪くしたり、根の呼吸を阻害してしまうので取り除くことが望ましいです。

土の袋の下の方にたまっていることが多いので、その部分を使わないようにするか、みじんがかなり多い時は細かめのふるいでふるい落としてから使うかしましょう。

鉢底石は必要?
本来鉢底石は鉢底の水はけを良くする目的でいれられます。深い鉢や大きい鉢では鉢底石は必須ですが、9cm鉢程度であればいれなくても問題ありません。また赤玉土や鹿沼土を鉢底石として代用すると、徐々に崩れてかえって水はけが悪くなるので、使う場合は軽石でできたくずれにくい素材でできているものを使うようにしてください。

鉢の選び方

適する鉢とその性質
フェルニアは特に鉢を選ばず、エケベリアやクラッスラ、セダムなどと同じような鉢を流用できます。

鉢にはプラスチック鉢や陶器製の鉢などさまざまあり性質が異なりますが、正直どれにでも植えられます。ただ、プラスチック鉢に植えるのと陶器の鉢に植えるのでは、水やり頻度など扱いが少々異なります。(陶器製の鉢は多孔質で水分が乾きやすいので、水やり頻度はプラスチック鉢より多いです。)

ただフェルニアは他の多肉植物と比べてやや水もちのよい土・鉢を好むため、すぐ乾いてしまう素焼き鉢より駄温鉢やプラスチック鉢のほうがよいかと思います。

また最初は穴のある容器(鉢)で栽培することをおすすめします。

苗サイズに合った鉢を選ぶ
また大切な点があり、それはその苗サイズにあった鉢サイズを選ぶことです。挿し木したてでとても小さな苗には小さい鉢が適していますし、大きな苗にはそれなりの鉢サイズがないと根詰まりしてしまい大きく育ちません。

生育段階に応じて、鉢サイズを変えていく(大きくしていく)ことが大切です。

増えすぎて困るときは?
ただフェルニアは鉢を大きくすれば、どんどん旺盛に繁殖するので増えすぎると困る場合が出てくるかと思います。その場合は毎年一回り大きな鉢に植え替えていくのではなく、今まで植わっていた元の鉢に植え付ければ大丈夫です。

肥料

肥料
フェルニアは肥沃な土地の植物ではないため、肥料分は少なくて大丈夫です。

ただ多肉植物は全般的にあまり肥料を必要としませんが、フェルニアは生育旺盛なので他の多肉植物よりは、やや多めを好みます。また鉢植えにしていると自然環境から肥料分やミネラル分、有機質などが補われないので、全く肥料なしで育てることはできません。

必要な肥料の量
それではどれぐらい必要かですが、毎年の植え替えの時に緩効性化成肥料を土に少し混ぜる(普通の植物の施肥量の3分の1から半分程度)か、植え替えない年は生育期に薄い液体肥料(通常の植物で1,000倍ならフェルニアは2,000倍程度)を与えます。

また肥料の特性として、緩効性化成肥料は水やりを繰り返すと少しずつ溶けて効果を発揮するのに対し、液肥はすぐに根から吸収され、水やりでどんどん鉢底穴から流れ出るため効果は速効性がありますが短期間しか効果がありません。

肥料の実例
植え替えをする年は使用する土にマグァンプK小粒などの緩効性化成肥料を混ぜ込みます。口径9cm程度の鉢なら1つまみ~3つまみ程度で構いません。

植え替えをしない年や緩効性化成肥料を施していない場合は、生育期にハイポネックス原液や花工場原液などの希釈液を、水やり代わりに数回与えます。表示ラベルに書いてある通りに薄めますが、書いていない場合は山野草やサボテンへの倍率を参考にしてください。

また緩効性化成肥料も液肥も与えてしまうと肥料分が過剰になってしまい、今度は徒長(間延び)や肥料焼けなどトラブルを起こすことがあります。そのためどちらか一方で充分です。また肥料入りの市販用土を使う場合は、植え付けてから1年間は施肥は不要です。

微量要素と活力剤
植物にはチッソ・リン酸・カリのいわゆる肥料以外に10種類以上の微量要素(鉄、亜鉛など)も必要とします。肥料だけでなく、植物活力剤(リキダスなど)や微量要素入りの肥料(ハイポネックス原液、花工場原液など)を与えてあげると元気に育ちます。

開花

フェルニア

縞馬錦(ゼブリナ錦)の花

フェルニアの変わった花は魅力の一つです。種類により色・形が異なり、茶褐色・うす黄色などの直径2.5cm~程度の星形の花を咲かせます。時期も種類により秋咲きのもの、夏咲きのものがあります。

最初茎の節目から小さなつぼみを出し、徐々に大きくなって開花、その後は1週間ほど花を楽しませてくれてやがて枯れて落ちます。

花を咲かせたいのになかなか咲いてくれない場合は、根詰まりしている(鉢植えで植え替えを行っていない)、一年を通してしっかり日に当てていないなどが考えられます。

特に冬は室内で日照不足になりがちなので、できるだけ春~秋の外に出せる時期は遮光しすぎないようにして適度な日光を当てるようにしましょう。

環境が整っていると、昨年挿し木した苗に、翌年もう花芽をつけてくれます。

病害虫

病害虫
フェルニアはあまり病害虫の心配がない丈夫な種類です。

害虫対策

害虫が付いた場合は、種類に応じて農薬を使用します。アブラムシやカイガラムシなど通常の害虫は殺虫剤で退治できます。ハダニは通常の殺虫剤が効かないため、殺ダニ剤か殺ダニ成分も入っている市販殺虫スプレーなどを使用します。

ネジラミ(サボテン根コナカイガラムシ)が発生した場合は、根をよく洗い速効性のある殺虫剤を根に吹きかけて、さらに持続性がある農薬を散布すると再発をある程度予防できます。

殺虫剤は速効性のあるもの、持続性があるもの、浸透移行性のあるもの(根や葉、茎から吸収され、植物全体に成分が行き渡るもの)など様々な種類があります。

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※注意 このページでは不快な害虫の写真が載っていますので、苦手な方はご注意ください。アオムシなど ※このページでは...

病気対策

病気に罹った場合は、農薬を散布するか、酷い場合は抜き取り処分が必要になります。

病気に対応する農薬を殺菌剤といいますが、殺菌剤には大きく分けて3つの種類があります。一つ目が予防効果のみのもの、2つ目が予防・治療効果があるもの、3つ目が治療効果のみのものです。

水で薄めて使うタイプやそのままスプレーできる手軽な製品もあります。

病気は一度なってしまうとなかなか治らないため、なるべく早期発見して病変部を切除するか、殺菌剤を予防散布するか、他の苗に移らないように抜き取り処分することが大切です。

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生理障害

生理障害は病害虫ではないものの、様々な原因や環境から植物の正常な生育を阻害してしまう状態をさします。

例えば、冬の寒さによる凍結などの冷害、通風不足による蒸れや根腐れ、強い直射日光による葉焼けや日焼け、肥料不足による生育不良などです。

いずれも冬は室内にいれて寒さに当てない、風通しをよくする、直射日光や熱を適度に遮るなどによって防ぐことができます。

販売店や値段など

店舗での購入とポイント
フェルニアは比較的マイナーな種類のため、園芸店やホームセンターなどでもたまに出回る程度です。

お店で購入するポイントはこまめに足を運び、入荷したてをすぐに購入することです。

希少種はすぐに売り切れてしまいますし、そうでない種類も良い苗から売れてしまいます。また、園芸店や特にホームセンターでは多肉植物の取り扱いに慣れておらず、毎日水をやっていたり暗い所に置かれていたりなど、不適切な管理で弱ってしまっていることも多いです。

ずっしりと重い鉢は水の与えすぎの可能性があり、色が薄く間延びしているものは日照不足で弱っている可能性が高いです。図鑑などでみる本来の姿をしていて色も姿もよいものがベストな苗です。

通販での購入
フェルニアはなかなか店頭に出回らないため、ネット通販で入手するのが一般的かと思います。

ネット通販大手の楽天市場、アマゾン、ヤフーショッピングで販売が確認され、その他多肉植物通販専門店での取り扱いもありました。

またヤフオクやメルカリなどフリマアプリでも多数の出品があります。フリマではネット通販店にないような大苗やカット苗、希少種なども手に入ります。

ネット通販はいつでも購入でき種類も豊富などとても便利ですが、店頭購入にはない注意点もあります。

それは購入する時期です。通販で購入した苗は長い時間かけて自宅まで運ばれるため、真冬・真夏は低温・高温にさらされます。蒸れて腐っていた、凍結してシナシナだった、葉がボロボロ落ちて傷んでいたなどのトラブルも起こりがちです。

フェルニアは特に寒さに弱いのでできるだけ真冬を避け、暖かい~涼しい春・秋に注文することをおすすめします。

オンラインショップでも購入できます
メルカリでの購入
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よくあるトラブルとQ&A

疑問 質問 答え

トラブル事例

花付きが悪い・花が咲かない

花付きが悪い場合、鉢植えしている場合は1年に1回程度の植え替えを行っていない、一年を通してよく日に当てなかった(日照不足だった)などの原因が考えられます。根詰まりする(鉢が根でいっぱいになる)と花付きが悪くなります。また斑入り種を中心に夏は直射日光に当てないようにしますが、過度に遮光せず、春秋冬は直射日光に当てて育てましょう。

茎が間延びしている

これは徒長という現象が起きているためで、日照不足と通風不足が考えられます。斑入り種の白い部分が赤くなるほど日に当てるのは当てすぎですが、かといって白色のままでは日照不足なので、その中間程度の明るさに適度に日に当てることが大切です。

Q&A

冬の管理の方法は?

フェルニアは耐寒性が弱く最低5℃以上を保つ必要があるため冬の管理が少し大変です。鉢を室内の窓辺に移動してなるべく日を当てるようにします。ただ夜間は窓辺の温度が下がるため、窓から離した所に移動させます。日中5℃を超す暖かい日には屋外に出すなどして、なるべく日照不足にならないようにしましょう。