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ユーフォルビアの種類と生育型ごとの育て方!冬越しや増やし方も解説

このページではユーフォルビア(ユーホルビア)属の種類や育て方(遮光、置き場所、水やり、夏越し、冬越し、増やし方など)について解説しています。

ユーフォルビア属の写真

花キリン花キリン ユーフォルビア 紅彩閣黄棘紅彩閣(コウサイカク) ユーフォルビア 峨眉山峨眉山(ガビサン)
オベサの実生(種まき)
ユーフォルビア オベサ(玉形)オベサ ユーフォルビア ホリダ(玉形)ホリダ ユーフォルビア 瑠璃晃の花瑠璃晃の花
ユーフォルビア 奇怪々島(根塊)奇怪々島 ユーフォルビア 飛竜(塊根)飛竜
ユーフォルビア 大正キリン(柱)大正キリン ユーフォルビア 白樺キリン(柱)白樺キリン
ユーフォルビア ミルクブッシュミルクブッシュ ユーフォルビア 花キリン花キリン ユーフォルビア 花キリン花キリン

※3段目以降の写真はWikipediaより引用しています。

基本情報

トウダイグサ科
ユーフォルビア属
Euphorbia
生育型 夏型・冬型・春秋型
育てやすさ 種類による
成長速度 種類による
増やし方 挿し木〇、種まき〇、根ざし〇、葉挿し×
耐寒性 種類によりやや弱い~弱い
耐暑性 種類により普通~強い
耐寒温度 種類により3~5℃
実測温度 5℃~40℃
原産地 マダガスカル、アフリカ

※4段階評価
育てやすい–普通–やや難しい–難しい
成長が早い–普通–遅い–とても遅い
耐寒性-強い・普通・やや弱い・弱い
耐暑性-強い・普通・やや弱い・弱い

※耐寒温度は水やりを控えた場合の目安値(書籍などによる推奨値)で、状況によりこれより狭くなることがあります。
※実測値は半日陰の場合で直射日光下ではこれより低くなります。

特徴

ユーフォルビアとは
ユーフォルビアは熱帯から温帯に2,000種類ほど自生している大きなグループで、多肉化したものも500種類ほどあります。草姿もサボテンに似ているもの、塊根ができるもの、タコものと呼ばれる種類、木のような形になるタイプなど5つのグループに分けられています。多くは葉が退化してトゲが有りサボテンのように見えますが、刺座(しざ)がないためサボテン科と区別されます。夏に生育する夏型のものと冷涼な気候を好む冬型、穏やかな気候を好む春秋型の3つがあります。

寒さと取り扱いに注意
ユーフォルビアは熱帯~温帯の植物なので日本の寒さは苦手です。冬は5℃以下になったら室内に取り込む必要があります。花キリンなど育てやすいグループもあれば、難易度が高い品種もあります。ユーフォルビアは樹液に毒があり、手につくとかぶれてしまうことがあります。挿し木の時に切り口から出てくる白い樹液は触らないようにし、ビニール手袋などを使ったほうがよいでしょう。植え替え作業の時は鋭い棘に気をつけましょう。根の極度の乾きには弱いので、鉢をカラカラにさせないようにします。

育て方のコツ

  • 寒さが苦手なので5℃以下になったら室内に取り込む
  • 多くは夏型だが、春秋型・冬型もありそれぞれ育て方が若干異なる
  • 水やりを好むものは普通の植物なみに水を与える
  • 一年を通して雨ざらしにしない
  • 休眠期も根をカラカラにさせない程度の水やりが必要

育て方
ユーフォルビアの生育型は夏型と冬型、春秋型に分類され、水やりや種のまき時などが異なります。しかしいずれも春と秋には生育が盛んになります。育てたい種類がどの生育型か調べ、それに応じた栽培をすることがポイントになります。

また夏型種の中にも高温にやや弱い種類がありますし、冬型だから寒さに強いというわけでもありません。どの種類も最低5℃を保ったほうがよいようです。生育型にとらわれずに、実際に栽培(水やりなど)をしてみてうまく育てる方法を探っていくことになりそうです。

年間栽培カレンダー

夏型の場合

夏型種の場合
生育期 4~10月
休眠期 12~2月
緩慢な時期 11月、3月頃
水やり
  • 3月に新芽が動き出したら少量の水やりを開始
  • 4~6月は土が乾いたらたっぷり与える(週に1回程度)
  • 7~8月は少し控える(月2~3回程度)
  • 9~10月は土が乾いたらたっぷり与える(週1回程度)
  • 11~2月は少なめで月1~2回程度、少量を与える
置き場所
  • 年間を通して雨の当たらない風通しのよい所に
  • 4~6月は直射日光の当たる屋外
  • 7~8月は種類によりやや遮光する(30%遮光)
  • 9~11月は直射日光のあたる屋外
  • 12~3月は雨の当たらない屋外か、5℃以下ならは日当たりの良い窓辺など
植え替え
  • 3~5月頃がベスト
増やす
  • さし芽、株分けは4~5月頃がベスト、種まきは4~6月がベスト
肥料
  • 植え付け時に緩効性肥料か、4~9月頃に液肥を与える
開花
  • 9~10月頃

春秋型・冬型の場合

春秋型・冬型種の場合
生育期 9~11月と3~4月
休眠期 6~8月
緩慢な時期 5月、12~2月
水やり
  • 3月から少量の水やりを開始
  • 4~5月は土が乾いたらたっぷり与える(週に1回程度)
  • 6~8月はほとんど与えない
  • 9月に水やりを開始しする
  • 10~11月は土が乾いたらたっぷり与える(週1回程度)
  • 12~2月は少なめで月1~2回程度、少量を与える
置き場所
  • 年間を通して雨の当たらない風通しのよい所に
  • 4~5月は直射日光の当たる屋外
  • 6月は30%遮光ネットをかける
  • 7~8月は明るい日陰(50%遮光)
  • 9月は30%遮光ネットをかける
  • 10~11月は直射日光のあたる屋外
  • 12~3月は雨の当たらない屋外、5℃以下ならは日当たりの良い窓辺など
植え替え
  • 9~10月頃が適期
増やす
  • 9~10月頃に挿し木、株分け、種まき
肥料
  • 植え付け時に緩効性肥料、または9~10月頃に液肥を与える
開花
  • 不明

※栽培カレンダーはあくまでも目安です。実際は土や鉢の種類、地域によって大きく異なります。この表は福岡県平野部で多肉植物用の棚を使って育てている場合の情報です。お住まいの地域や使っている土、置き場所によって適宜読み替えて下さい。

主な種類名

ユーフォルビアは姿形によりおおまかに5つに分類されています。

球形種
(玉サボテンに似ている)
オベサ、ギムノカリキオイデス、シンメトリカ、スザンナエ、バリダ、ホリダ、峨眉山、群星冠、鉄甲丸など
塊根性種
(塊根ができる)
アエルギノーサ、奇怪ヶ島、トリカデニア、キリンドリフォリア、トルチマラ、飛竜など
タコもの類
(茎がタコの足のように伸びる)
フスカ、九頭竜、金輪際、孔雀丸
樹木型
(柱サボテンに似ている)
キリン冠、五彩閣、姫キリン、勇猛閣、彩雲閣、墨キリン、大正キリンなど
花キリン類 花キリン、大花キリン、アンカレンシス、ベハレンシス、ホロンベンセ
花麒麟 (ハナキリン) Euphorbia milii
オベサ Euphorbia obesa
峨眉山 (ガビザン) Euphorbia ‘Gabizan’
奇怪々島 (キカイガシマ) Euphorbia squarrosa
キリンドリフオリア Euphorbia cylindrifolia
金輪際 (コンリンザイ) Euphorbia gorgonis
ゴルゴニス Euphorbia gorgonis
白樺麒麟 (シラカバキリン) Euphorbia mammillaris
蘇鉄麒麟 (ソテツキリン) Euphorbia ‘Sotetsukirin’
大正麒麟 (タイショウキリン) Euphorbia officinarum
多宝塔 (タホウトウ) Euphorbia melanohydrata
稚児キリン (チゴキリン) Euphorbia pseudoglobosa
鉄甲丸 (テッコウマル) Euphorbia bupleurifolia
白衣ホリダ (ハクイホリダ) Euphorbia horrida
プレシステンス Euphorbia persistens
紅彩閣 (コウサイカク) Euphorbia enopla
ホリダ Euphorbia horrida
ホワイトゴースト Euphorbia lactea ‘White Ghost’
ミルクブッシュ Euphorbia tirucalli
瑠璃晃 (ルリコウ) Euphorbia susannae
孔雀丸(クジャクマル) Euphorbia flanaganii
怒竜頭(イカリリュウズ) Euphorbia micracantha
アエルギノーサ Euphorbia aeruginosa
クラビゲラ Euphorbia clavigera
キリンドリフォリア Euphorbia cylindrifolia
デカリー Euphorbia decaryi
蓬莱島(ホウライジマ) Euphorbia decidua
グリーンウェイ Euphorbia greemwayii
グロエネワルディー Euphorbia groenewaldii
ギムノカリキオイデス Euphorbia gymnocalycioides
レウコデンドロン Euphorbia leucodendron
パキポディオイデス Euphorbia pachypodioides
ペルシステンス Euphorbia persistens
ポイソニー Euphorbia poisonii
笹蟹(ササガニ) Euphorbia pulvinata
ルゴシフローラ Euphorbia rugosiflora
クアルチコラ Euphorbia quartzicola
闘牛角(トウギュウカク) Euphorbia shoenlandii
飛竜(ヒリュウ) Euphorbia stellata
ステノクラダ Euphorbia stenoclada
弁財天(ベンザイテン) Euphorbia venenata
青珊瑚(アオサンゴ) Euphorbia tirucalli

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育て方のポイント

ユーフォルビアは2つのタイプがあり、夏型は20~35℃で最もよく生育し、日本では春・夏・秋にあたります。このタイプは10℃を下回る冬には休眠します。一方、春秋型・冬型は10~25℃で最も生育し、日本では春秋にあたります。気温が高い夏は休眠します。どちらも耐寒性は弱く5℃を切ったら室内に取り込む必要があります。

広い地域に生息しているので同じ夏型でも好む環境は異なります。花キリン類と樹木型は高温と強い光を好み、夏でもよく日に当てて育てます。球形型とタコもの類、塊根性種は穏やかな季節を好み、夏は直射日光に当てないようにします。

ユーフォルビアは種類により性質・育て方が異なるため、夏型だから〇〇というように一概にはいえないのが実情です。以下の情報は概ねの参考程度にお考えください。

水やり

水やり多肉植物化したユーフォルビアは葉や茎に水分を溜め込むことができるため、普通の植物と異なり高頻度・大量の水やりは必要としません。むしろ与えすぎて根腐れしてしまわないように注意が必要です。

水やりの基本
大切なのは土が乾いてから数日経ってから次の水やりをすることで、最大でも1週間に1回程度になります。(一部雨ざらしにしてもよい種類を除く)土が乾いていなければ、無理に与えないようにします。

土が乾いたかどうかは土に割り箸を挿しておき、時々抜いて湿っているか確かめる他、プラ鉢であれば鉢を持ち上げて充分に軽くなっているかなどでも判断できます。

ユーフォルビアは夏型以外に冬型と春秋型もありますが、どの生育型も春秋の穏やかな時期によく生育し、その分水も必要とします。そして緩慢な時期には少し水やりを減らし、休眠期にはほとんど水をやらないようにします。

夏型の水やりの目安

4~6月は土が乾いたら鉢底から流れるまで、1週間に1回程度を与えます。暑さに弱い一部の種類は7、8月は月に2回程度を控えめの量与えます。9~10月は土が乾いたら鉢底から流れるまで(1週間に1回程度)、11月頃から水やりを減らし、12~2月は断水か表面を濡らす程度を月に1回程度にします。根の乾きに弱いので冬は暖かい所に置いて月1回くらい水やりするのが理想です。3月からは徐々に水やりを始めて次第に増やしていきます。

春秋型・冬型の水やりの目安

2~5月は生育期で土が乾いたら鉢底から流れるまで(1週間に1回程度)与えます。6~9月は土が乾いたら少なめを月に1~2回程度、10~11月は土が乾いたら鉢底から流れるまで(1週間に1回程度)、12~1月は表面を濡らす程度を月に1回程度にします。

その他の注意点

与えるタイミング
寒い時期(10℃以下)は暖かい朝~昼に水をやり、夕方から夜間にかけての冷害の心配がある時間帯は避けましょう。また暑い時期(30℃以上)は昼間水やりをすると土が過熱し根が煮えてしまう心配があるので、涼しくなる夕方~夜間に水を与えます。

35℃を超える日や5℃を切る日は無理に水をやらない方が安全です。また植物は水やりを控えめにすると体内の液体が濃くなり、耐暑性と耐寒性共に強くなり冬越し、夏越しが多少楽にできます。

種まきしたての苗
種まきした年~1~2年の小さな苗は親株より水切れに弱いので、先ほどの目安にかかわらず、乾いたらこまめに水やりをしましょう。この時期の苗は不思議と成株のように溶けにくいです。

寒冷地での冬の水やり
ユーフォルビアは耐寒温度が5℃の寒さに弱い多肉植物です。そのため東北地方、北海道などの寒冷地では冬は11月頃から3月頃までの長い期間室内にいれなければなりません。その場合迷うのが水やりです。

室内の暖かいところに置いていると、生育が止まらず緩慢な程度で水を吸い上げて鉢が軽くなります。その場合、しっかり日照や植物育成ライトの光が確保できているのであれば、2週間に1回程度軽く水やりを続けます。暗い部屋敷かない場合は、ほとんど水をやらずに徒長をできるだけ防ぐようにします。

その他
またユーフォルビアは根の極端な乾燥を嫌うので、休眠期でも土をカラカラに乾かさないようにします。花キリン類や樹木型のグループなど、強い品種は雨ざらしでも大丈夫で、他の種類より多めに水を与えます。

置き場

置き場
ユーフォルビアは夏型と春秋・冬型の置き場所が異なります。

夏型種は全体的に強い直射日光に強く中には真夏日ざらしにできるものもありますが、春秋型と冬型は真夏の直射日光に弱く、エケベリアなど他の多肉植物のように遮光環境を作ってあげる必要があります。

花キリン類など一部雨ざらしにできる種類もありますが、多くは雨ざらしは避け屋外の雨よけのある風通しのよい所に置きます。

また、夏型の一部の種類は6~9月頃、春秋型と冬型は概ね4~10月頃まで適度な遮光が必要です。それ以外の季節(主に冬)は日差しが弱いためできるだけ日光の当たるところに置きます。

遮光ネットは白・黒・シルバーのものがありますが、白は遮光率が低めで黒は熱を持ちやすく、シルバーのものは適度に日よけできてかつ熱を持ちにくいです。そのため夏型種は白の遮光ネット、春秋型・冬型はシルバーの遮光ネットを使うとよいと思います。

種類・季節ごとの遮光の目安

※以下は暖地(西日本)の場合の情報です。

夏型の場合
4~6月は直射日光の当たる屋外に、7~8月は明るい日陰(30%遮光程度)します。9~11月は直射日光のあたる屋外に置き、12~3月は雨の当たらない屋外で育てます。寒さに弱くこの間、5℃を切ったら日当たりの良い窓辺に移動させます。また峨眉山など夏型でも強い直射日光に弱い種類は葉焼け、日焼け防止のため4~10月にかけて30%~50%など適度に遮光を行います。

春秋型・冬型の場合
4月は日よけなし、5~6月は30%遮光下に、7~8月は明るい日陰(50%遮光)に置きます。9月は30%遮光程度、10~11月は直射日光のあたる屋外で管理し、12~3月は雨の当たらない屋外ですが、5℃以下なら日当たりの良い窓辺に取り込みます。

耐暑性と最高気温・夏越しの方法

夏越しユーフォルビアの耐暑性は夏型は普通~強いですが、春秋型・冬型は普通です。実際の所、夏型種の紅彩閣、峨眉山、花キリンは実測で40℃の簡易ビニール温室で問題なく夏越ししています。冬型・春秋型については未検証です。

夏の管理

猛暑の続く近年の日本の夏では最高気温が35~40℃にものぼることがあります。ここで測っている気温というのは日陰の温度で、日陰でも39℃に達することを意味しています。直射日光の当たる炎天下だと55~60℃にもなることがあります。

そこで直射日光と熱を遮るためにも遮光ネットがほぼ必須になっています。また簡易ビニール温室は太陽の昇っている間は保温効果があり、気温35℃でも庫内は45℃近くなることもよくあります。

できるだけ風通しをよく、コンクリートの上への直置きは避け、涼しい所に置くようにしましょう。

越冬最低温度と冬越し方法

冬越しユーフォルビアの耐寒温度は5℃とされており、多肉植物の中でも寒さに弱いグループになります。ただ実測値3℃程度なら問題なく耐えています。(ただこれは暖地で夜のみ寒くなる条件での情報で、寒冷地で持続的に5℃以下にした場合の影響は未検証です。)

最低越冬温度(耐寒温度)の考え方
耐寒温度は枯死しないぎりぎりのラインです。そのためこの温度にさらしていると夏型を始め、春秋型や冬型なども生育が鈍くなってしまいます。春以降の生育をよくするためにも、できれば3~5℃で室内へ取り込んだほうがよいと思います。

また水やりを控えると耐寒性が上がり低温により耐えられるようになりますので、真冬は夏型は断水に近く、春秋型・冬型は控えめにしておいたほうがよいと思います。

また冬型は寒さに強いと思われがちですが、耐寒性は3℃程度とほとんど夏型と変わりません。

冬の管理

屋外の場合
外で管理できる日は、外に直置きするのではなくなるべく簡易ビニール温室にいれて冷たい雨や雪、寒風を避けるようにしてください。簡易ビニール温室は実は日没後の保温効果は全くなく、日没後すぐに外気と同じ寒さになってしまいますので防寒対策にはできないのですが、ただ鉢を置いて寒冷ストレスにさらすより傷みを減らすことができます。

そのため本格的に3~5℃を切る時は室内に取り込むようにしてください。凍結させたり霜に当てると助かりません。

水やりタイミングは午前中から昼間の暖かい時期にして、夕方から夜は避けるようにしましょう。

室内の場合
西日本でも3℃や5℃は簡単に下回りますので、室内への取り込みが必須です。まして関東以北の東北地方や北海道などの寒冷地では11~3月など、半年近くの間を室内で過ごさせるほかありません。

そこで問題になるのが冬の日照不足です。室内は日差しが差し込んでもかなり弱いため、最低4時間は窓辺で直射日光を当てたい所です。それ以下だと室内の暖かさで徒長してしまいます。

窓辺が確保できない場合は、植物育成ライトを設置して日照不足を補いましょう。また室内では暖かくしすぎ(15℃以上)や空気の乾燥のさせすぎに注意する必要があります。

室内での寒さ対策

大寒波の時は関西以南でも暖房なしでは室内が5℃近くに下がることもありますし、まして寒冷地では0℃を下回ることもあります。その場合、部屋に暖房がない場合や夜間でつけるのがもったいない場合など、ユーフォルビアの寒さ対策が必要になります。

ひとつの方法として植物用ヒーターマットを使う手があります。植物ヒーターマットは植物用のホットカーペットのようなもので、防水性があり鉢を上に置いておくことで土を温めるアイテムです。加温効果は室温によりますが概ねプラス5~10℃程度です。

昼は植物ヒーターマットの上に鉢を置き植物育成ライトを当て、夜間は鉢・マットごと段ボール箱をかぶせてしまうと保温効果が強くなります。

参考までに植物ヒーターマットと植物育成ライトの詳細ページを掲載しています。

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増やし方

殖やし方ユーフォルビアは挿し木と種まき(実生)、根ざしで増やせます。葉挿しは(不可)

増やすのに最適な時期(適期)は生育型と増やし方により異なります。夏型の場合、さし芽、株分けは4~5月頃がベスト、種まきは4~6月がベストです。春秋型・冬型の場合、挿し木と株分け、種まきともには9~10月頃がベストです。

またどの生育型も寒さに弱く、12~2月に増やすのは(温室や加温設備がない限り)難しいです。

挿し木の方法

ユーフォルビアは種類により挿し木(挿し芽)で増やすことができます。

手順
挿し木は剪定で出た余分な枝や、親株から切り取った茎を活用できます。剪定や切断を行うと切り口から白い乳液が出てくるのですが、これは発根を阻害する作用があるのですぐに拭き取るか又は、すぐ水に挿して5分程度経ってから切り口を拭き取ります。

※この白い樹液は有毒なのでかぶれることがあるので、手に付かないように作業してください。

ユーフォルビアは切り口は乾かさず、やや湿った清潔な土にすぐに挿して半日陰で管理すると、2~3週間で根付きます。土はカラカラにさせず、またびしょびしょに濡らしすぎないように注意しましょう。

根付くと茎を少し上に引っ張ってみて手応えを感じるので、そうなったら徐々に水やりの量を通常に増やしていきます。完全に根が付いたら、徐々に日なた(元の置き場所)に出していきましょう。

株分け・カキコの方法

一部のユーフォルビアは地下茎を伸ばして広がるため株分けができます。また子株が出てきて群生したときは、カキコ(子株を外して土に植える)で増やすこともできます。

どちらも作業開始からしっかり根付くまで直射日光に当てず、屋外の半日陰や風通しのよい窓辺などで管理します。

株分けの手順
やや鉢を乾かし気味に管理しておき、土を落とすとき根を落としすぎないようにしましょう。鉢から株を抜きだして、土を丁寧に落としていきます。大方土を落としたら、できるだけ全部の子株に根が付くように分け、別々の容器に植え付けます。

カキコの手順
親株から出た子株をもぎ取るか、もぎ取れない場合は清潔なハサミなどで切り取ります。白い樹液が出てきた場合は、すぐに拭き取り切り口から根が出やすいようにします。これを用土に挿して発根を待ちます。

種まきの方法

子株の出にくい種類や球形種、塊根性種は種まき(実生)で増やしていきます。

挿し木や株分けでは親と全く同じ個体が育ちますが、種まきでは親と異なる特徴をもった株を生み出すことができます。(好みのタイプ同士の交配も可能です。)

暖地・関東までの場合、夏型は4~6月、春秋型・冬型は9~10月がまき時です。

ユーフォルビアの種子は採りまき(その年採れたタネをまく)が一般的で、鮮度が良いほど発芽率がよくなります。タネを購入する際は鮮度(採取日)が分かるものを選びましょう。

手順
ここではざっくりですが、鉢にバーミキュライトや赤玉土小粒など清潔な新品の用土をいれ、それを一回り大きな水を張った容器に浸けます(底面吸水・腰水管理)。

種はパラパラと蒔くか一粒ずつ等間隔で蒔きます。できればばらまくより1つずつ蒔いた方が後の植え替えなどの管理が楽です。蒔いた後土はかぶせません。

発芽日数は2日~1週間、長くて2週間程度のようです。(オベサの場合の実測値です。)種まきから2週間~1ヶ月程度で常時水を張る腰水は終了、その後は底面吸水用の容器に少し水を張って吸水させ、上からの水やりに耐えられるようになったらジョウロで水をやります。

以下のページでオベサの実生を行っていますので、よろしければご参照ください。

ユーフォルビア オベサの実生記録!種まきからの育て方
ユーフォルビア オベサを種まき(実生)から育てている実践ページです。まき時や腰水管理、発芽までの日数なども紹介しています。

植え替え

株が大きくなり今までの鉢では小さくなった場合や、根詰まりした場合、長期間鉢植えしたままにしている場合は「植え替え」を行い生育を促進していきましょう。

植え替え適期
植え替えは一般に生育期の少し前から始まり頃に行います。そうすることでその後の生育をよくすることができます。ユーフォルビアは夏型と春秋型・冬型がありそれぞれ時期が異なります。夏型種は3~5月頃が、冬型・春秋型は9~10月頃がベストです。

植え替えは、本当は生育期の間は可能ではあるものの、生育期の終わり頃(ぎりぎりのタイミング)で行うとその後気温の下がりすぎ(夏型種)、または上がりすぎ(冬型・春秋型種)で充分に根が伸びないことがあります。また休眠期はほとんど根が伸びないので、株にダメージを与えるため、根腐れなど緊急時を除いて行わないようにしましょう。

頻度
頻度についてですが、花キリンなど一部の種類は生育が旺盛なため1年に1回の植え替えが必要になります。他の種類はそれほど成長スピードが速いわけではないため、2~3年に1回程度で問題ありません。また小さな鉢ほど頻繁に植え替えが必要になり、大きな鉢になるほど植え替えの間隔は空けてよくなります。

植え替えの効果
植え替えは単に鉢を大きくして株を大きくするためだけではなく、根詰まり(鉢内が根で一杯になり生育が止まってしまう)を解消したり、枯れた根を除去したり、土を新しくしたり、ネジラミを駆除するなどの効果があります。もし鉢をこれ以上大きくしたくない場合、根を整理した後もとの鉢に植え戻せば、以降健康にコンパクトに育てることができます。

鉢増し
単に鉢を大きくしたいだけなのであれば、ポットから苗を抜き出し、そのまま土を落とさず一回り大きな鉢に植え替えます。これを鉢増しといいます。

種まきして苗が成長して鉢がぎゅうぎゅうになってしまって一回り大きくしたいなどの場合、もともと2号鉢(口径6cmの鉢)に植えていたのであれば、一回り大きい2.5号ポット(口径7.5cmの鉢)に鉢増しするなどのケースです。

植え替えの手順
植え替えを行う前は事前に水やりを3~5日間ほど控えて土を乾燥させておきます。

株を鉢から抜きだして土を落としていきます。この過程で茶色く枯れた根は落とします。

引き続き大きく育てたい、群生させたいという場合は生きている根は切らないようにし、今まで植わっていた鉢より一回り大きな鉢に植え付けます。今までの鉢サイズを維持するかあまり大きくしたくない場合は、鉢に入りきらない長すぎる根のみ切り落とし、これまで植わっていた鉢に植え戻します。

この時土には緩効性化成肥料を2つまみほど混ぜておくとよいです。

植え付け後は少なめの水をすぐに与えます。1~2週間で元の水やり量に増やしていきます。また植え替えから最低2週間は直射日光下に出さずに、半日陰か50%遮光環境に置いて養生させてください。

土と鉢

土ユーフォルビアは他の多肉植物と同様、水はけ・通気性がよく、通常の植物用より保水性が弱い土を好みます。また苗の大きさに応じて、適度に粗い粒サイズの土に植え替えていくようにします。

通常の植物用の培養土はユーフォルビアにとっては水はけ・通気性が悪く、保水性や保肥性が強いためあまり適していません。できる限り多肉植物・サボテン用の土を使うようにしてください。

市販の多肉植物用土
といっても難しくなく市販の多肉植物・サボテン用の土を購入すれば大丈夫です。鉢数が少ない場合や手軽に栽培を始めたい方にはやや割高ではあるものの、市販品がよいと思います。

市販の多肉植物用土を購入する際は、重すぎないもの、粒が小粒で揃っているもの、カビや藻などが生えていないもの、土の品質表示ラベルが表示されているちゃんとした土を選ぶようにしましょう。赤玉土、軽石、鹿沼土、ピートモス、パーライトなどが適度に混ざっていれば最良です。

参考までに、以下で市販の多肉植物・サボテン用土を比較・紹介しています。

市販の多肉植物用の土の性質を比較!おすすめも紹介
市販されている7つの多肉植物・サボテン培養土を実際に購入して内容を調査してみました。使用したところ、水もちや水はけ、その土の特徴などさまざまなことが分かりましたので表にしてみました。またその中でおすすめできると思った土も紹介しています。

オリジナルに配合する場合
土を作る場合は赤玉土、鹿沼土、軽石(いずれも小粒)を基本に、くん炭やピートモスなどを混ぜ合わせて、水はけや通気性、重さを調節します。

土は種類によって性質(酸性度、水はけ、通気性、水持ちなど)が異なり、バランスよく配合するために、3種類以上混ぜて作りましょう。

(例)赤玉土1:軽石1:ピートモス1
(例)赤玉土5:パーライト3:腐葉土2 +川砂 など

※赤玉土や鹿沼土、ボラ土などは重さが中くらいです。川砂は一番重く、くん炭やパーライトは一番軽い部類に入ります。

ユーフォルビアは多肉植物用の土であれば特別にこだわりはなく、エケベリアやクラッスラ、アエオニウムなどと同じ配合のものを使い回して問題ありません。

むしろ種類ごとに配合を変えていると水やり頻度と量がバラバラになり手間がかかるので、共通の用土を使った方が管理が簡単になります。

※4号鉢以上(口径12cm)の大株になった場合は、少しずつ多肉植物用土の中でも粒の粗いものに変えていきましょう。(細粒~小粒を使っていたものを小粒メインにするなど)

みじんを抜く
土には「みじん」と呼ばれる極細かくなってしまった土が含まれます。これは排水性や通気性を悪くしたり、根の呼吸を阻害してしまうので取り除くことが望ましいです。

土の袋の下の方にたまっていることが多いので、その部分を使わないようにするか、みじんがかなり多い時は細かめのふるいでふるい落としてから使うかしましょう。

鉢底石は必要?
本来鉢底石は鉢底の水はけを良くする目的でいれられます。深い鉢や大きい鉢では鉢底石は必須ですが、9cm鉢程度であればいれなくても問題ありません。また赤玉土や鹿沼土を鉢底石として代用すると、徐々に崩れてかえって水はけが悪くなるので、使う場合は軽石でできたくずれにくい素材でできているものを使うようにしてください。

鉢の選び方

苗サイズに応じて鉢サイズを変える
ユーフォルビアは特に鉢を選ばず、エケベリアやクラッスラ、セダムなどと同じような鉢を流用できます。

鉢にはプラスチック鉢や陶器製の鉢などさまざまあり性質が異なりますが、結論どれにでも植えられます。ただ、プラスチック鉢に植えるのと陶器の鉢に植えるのでは、水やり頻度など扱いが少々異なります。(陶器製の鉢は多孔質で水分が乾きやすいので、水やり頻度はプラスチック鉢より多いです。)

また最初は鉢底穴のある容器(鉢)で栽培することをおすすめします。

また大切な点があり、それはその苗サイズにあった鉢サイズを選ぶことです。挿し木したてでとても小さな苗には小さい鉢が適していますし、大きな苗にはそれなりの鉢サイズがないと根詰まりしてしまい大きく育ちません。

生育段階に応じて、鉢サイズを変えていく(大きくしていく)ことが大切です。

おすすめの鉢
家にある普通の植物用の鉢は5号鉢など(直径が15cm)大きなものが多いと思います。これは小苗のうちは大きすぎます。大きすぎると鉢の底の方に水分が溜まり、水はけが悪くなってしまいます。

そのため多肉植物用にプラ鉢を買うことになると思います。ご家庭に2~3号鉢(口径6~9cm)など多肉植物に適したサイズがない場合、日本ポリ鉢製造の「プレステラ」という鉢を準備しておくと良いと思います。これはスリット構造で多肉植物に適した7.5cm(プレステラ90型)、9cm(プレステラ105型)程度のサイズの鉢で、ユーフォルビア以外に色々な多肉植物に使い回すことができます。

管理人はユーフォルビアを含む多くの多肉植物の種類(小・中苗)でプレステラ90または105を使っています。

肥料

肥料ユーフォルビアは肥料分の少ない地域に棲息する植物のため、野菜、果物、花木などのような大量の肥料は不要です。

しかし長く鉢植えしていると肥料切れしたり微量要素が不足したりしてきます。そのため生育期に液肥を与えるか、植え替え時に土の中に緩効性化成肥料を入れておきます

肥料の特性として、液肥は与えてすぐ効果がある反面、鉢底から流れ出てすぐ効果がなくなってしまう点に注意が必要です。また固形肥料はそのままでは効果がなく、水やりの繰り返しで水に溶け出さないと効果が出ない点に気をつけましょう。

肥料の与え方

植え替えをする年には、植え替えの際に土にマグアンプK小粒などの緩効性化成肥料を2つまみほど混ぜ込んで元肥とします。

植え替えない年は、生育期にハイポネックス原液や花工場原液などの希釈水を、水やり代わりに与えて追肥とします。

どちらか一方でよく、両方与えると肥料の多すぎになってしまうことがあります。

また、ビタミンやミネラル、植物が育つのに必須の元素が不足する場合は、植物活力剤や微量要素入りの肥料を与えてあげましょう。

※元々肥料が入っている(元肥済み)多肉植物用の土に植える場合は、植え付けてから1年間は追肥する必要はありません。

肥料が多すぎる茎ばかり生長し葉と葉の間が広がってしまったりするので、与えすぎには注意します。

開花

ユーフォルビアも株が充実し開花株(開花サイズ)になることで花芽を付けて花を咲かせます。花期は生育型により異なり、夏型は5~7月頃、冬型と春秋型は9~10月頃です。

ユーフォルビアの中には雌雄同株の種類(一つの株に雄花と雌花が咲く)と雌雄異株の種類があり、雌雄異株の種類には株にオスとメスがあります。

そのため結実させて種子を採るためには、オス株の雄花の花粉をメス株の雌花にこすりつけて交配する必要があります。またオス株かメス株かは、開花するまで判別ができず、花が咲くことで初めて判明します。

雄株は花粉がたくさん出てきて、雌株はめしべがむき出しになった状態になります。

病害虫

病害虫

害虫対策

害虫ではカイガラムシ、ハダニ、アブラムシ、ネジラミなどに注意が必要です。カイガラムシやアブラムシがついた場合は、速効性のある殺虫剤(接触型殺虫剤、例えばオルトランCスプレーなど)をまくか、予防と速効性のある浸透移行性の殺虫剤(例えばベニカXファインスプレー)などを散布する方法が考えられます。

ハダニの場合は通常の殺虫剤が効かないため、殺ダニ剤(ダニ太郎など)か、殺ダニ作用もある殺虫剤(ベニカXファインスプレーなど)をまくようにします。

ハダニは症状が進んでからでないと気付きにくいため、こまめに観察して球体の色が薄くなったり、葉がかすれてきたりしていないか普段から観察することが大切です。

病気対策

うどんこ病などカビ(糸状菌)が原因の病気に注意が必要です。

病気を予防治療できる農薬には大きくわけて3つの種類があります。予防できるものと予防の他に治療ができるもの、予防効果はないものの治療効果があるもので、いずれも殺菌剤と呼ばれる農薬です。水で薄めて使うタイプと手軽なスプレータイプがあります。

鉢数が少ない場合はそのままスプレーするだけで使えるスプレー式が便利ですが、鉢数が多くなってくると希釈するタイプがコストパフォーマンスがよくなります。

生理障害

生理障害は病気ではないものの、さまざまな原因・環境などから植物の正常な生育を阻害してしまう状態をいいます。

夏の高温による高温障害、葉落ち、風通し不足による根腐れ、蒸れ、強い日光に当たって起こる葉焼け、日焼け、冬の寒さによる凍結や低温障害、肥料・微量要素の不足による発達不良などがあります。

いずれも遮光、送風などにより環境を整えたり、適切に肥料や植物活力剤などを与えることで防ぐことができます。

販売店や値段など

多肉植物のユーフォルビアは種類により出回っているものとレアでなかなか店頭に並ばない種類があります。花キリンはユーフォルビアの中では普及種で、園芸店やホームセンターなどでも販売されていることがあります。一方、球形種や塊根性種はなかなか目にする機会がないようです。

店頭で購入する場合はできるだけ入荷したてを購入できるよう、マメにチェックしましょう。時折ホームセンターなどで小型のユーフォルビアが販売されていることがありますが、管理が行き届いておらず、暗い室内で弱っていたり、水やりされすぎて根腐れを起こしていることがあります。

ひょろ長くなったもの、色のあせたもの、カサカサに乾いているもの、小さいのにずっしり重い鉢などは避けた方が安全です。

購入する際は図鑑やネット上の画像などで本来の姿をチェックし、なるべくそれに近いよい苗を選ぶようにしましょう。

価格帯は種類やサイズによりかなりの幅があります。かなり小さい2号鉢などでは300円程度から、高さ10cm程度の苗では500~800円、レア種や希少種、成長速度の遅いものは2,000円を超えることもざらにあります。

通販での購入
ユーフォルビアはホームセンターや園芸店、多肉植物専門店以外に通販でも購入可能です。

ネット通販大手の楽天市場、ヤフーショッピング、アマゾン、を始め多肉植物専門通販店もあります。

また、通販ではないもののヤフオク・メルカリなどフリマアプリでも、かなりの量の苗が入手可能になっています。希少種や大苗、カット苗などを希望されるのであれば、フリマの利用は必須ではないかと考えられます。

ネット通販はいつでも購入でき種類も豊富などとても便利ですが、店頭購入にはない注意点もあります。

それは購入する時期です。通販で購入した苗は長い時間かけて自宅まで運ばれるため、真冬・真夏は低温・高温にさらされます。蒸れて腐っていた、凍結してシナシナだった、葉がボロボロ落ちて傷んでいたなどのトラブルも起こりがちです。

できるだけ真夏・真冬を避け、暖かい~涼しい春・秋に注文することをおすすめします。(ユーフォルビアは特に寒さに弱いため11~3月頃の通販購入は避けた方が無難です。)

オンラインショップでも購入できます
メルカリでの購入
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よくあるトラブルとQ&A

疑問 質問 答え

トラブル事例

葉の色が薄く表面が荒れている

ハダニがついて吸汁している可能性があります。虫眼鏡などで葉の裏面や球体の表面を観察し、1mm程度のごく小さな小さな赤や黒などの虫らしきものがいたら、ハダニの可能性が高いです。殺ダニ剤や殺ダニ剤入りの殺虫剤をまくようにしましょう。あまりにひどい部分は切り取りが必要なこともあります。

葉や茎が茶色っぽく硬くなる

これは直射日光が強すぎて葉焼け・日焼けを起こしていると考えられます。夏型ユーフォルビアでも直射日光に弱い種類がありますので、日焼けしているようなら若干遮光してあげてください。

下の方の葉が落ちる

上のほうの葉は元気なのに下葉が枯れてポロポロ落ちる場合は、根詰まりしている可能性があります。適期に植え替えを行って根詰まりを解消し、再び健康な根が張れるようにしましょう。

Q&A

ユーフォルビアはサボテン?

ユーフォルビアの中には鋭い棘がある種類があり、サボテンと思いがちです。しかしサボテンはサボテン科の植物で、ユーフォルビアはトウダイグサ科の植物のためサボテンではありません。サボテンの定義は刺座(アレオーレ)があるかどうかです。ユーフォルビアは棘はあるものの、アレオーレはないためサボテンではありません。